103 / 103
五章
12、片づけ
しおりを挟む
颱風の後は、庭に葉っぱや枝が散乱しとう。
ぼくと欧之丞は、朝ごはんを食べてから、掃除を手伝った。父さんは組の人らと一緒に、瓦がずれてへんか梯子にのぼって屋根を確認しとう。
「ほら、こたにい。こんな大きいのがおちてる」
欧之丞が、折れた枝を地面から持ちあげた。ぼくの腕くらいの太さがあって、緑の葉がいっぱいついとう。
どうやら柿の枝みたいで、緑色の小さな実がこぼれ落ちた。
「こんなのが折れるほど、風が強かったんやな」
ぼくは、おおきい紙袋に葉っぱを詰めていった。欧之丞と一緒に、袋を家の外に出すんや。そうしたら組の人が、塵芥箱っていうゴミ捨て場まで運んでくれる。
葉っぱはどれも濡れてて、手に張りついてくる。
「うわー、取れへん。きもちわるっ」
「大変だなぁ」
「欧之丞。見とらんと、葉っぱ取って」
「えーっ、やだ」
「さっき、枝を拾てたやん」
「こたにいは、しょうがないなぁ」と渋りながらも、欧之丞はぼくの腕にくっついた柿の葉を取ってくれる。もっとも、爪でつまむような格好やけど。
「坊ちゃんらには、ゴミの袋は重いでしょ。無理せんでもええですよ」
普段から、ぼくらの世話をしてくれる波多野が声をかけてくれるけど。欧之丞が「だいじょうぶ」と力強く返事をした。
昨日の晩、眠ったまま窓から吹きこむ雨に濡れたぼくを助けてから(自分では何も覚えてへんけど)欧之丞は、以前にもましてしっかりした気がする。
「あかん。このままやったら、欧之丞に追い抜かれてしまう」
「なにが追い抜かれてしまうんだ?」
「そら、背の高さとか、力の強さとか……」
そう言いかけた時、真正面から欧之丞にじーっと顔を覗きこまれとった。
「うっわ」
思わず情けない声が出てしもた。
欧之丞の黒い瞳に、びっくりした顔のぼくが映ってる。
「もしかして俺のほうが、こたにいよりも背がたかくなって、つよくなるのか?」
欧之丞は、明らかにわくわくとした表情を浮かべた。目まで輝いてるやんか。
「ならへんって。ほら、ぼくの方が背ぇ高いやろ」
「せのびしたら、おんなじくらいだ」
急に背伸びをしたせいか、欧之丞の右足から草履が脱げてしもた。颱風のあとで、まだ庭はしっとりと湿っとう。そのまま足をついたら濡れてしまうから、欧之丞は片足で立ったままや。
「……どうしよう。動けない」
「けんけんして、草履のとこまで行ったらええやん」
「できない」
「なんで? 簡単やん」
ぼくの言葉に、欧之丞はきゅっと唇を引き結ぶ。
「だって、できないんだもん」
よっぽど足袋を汚すんがいやなんやろ。ほんまにもー、けっぺきってヤツやな。
ぼくもけっぺきやって、父さんに言われることがあるから。なんとなく分かる。
「ほら、おんぶしたるから」
ぼくは地面にしゃがみこんだ。欧之丞は目に涙まで浮かべとった。
そないにけっぺきやったら、生きにくいやろに。
軽口を叩こうとしたぼくは、ハッとした。
せや、欧之丞とぼくでは育ってきた環境が違う。父さんや母さんは、ぼくが何をしてもあんまり怒らへんし。(もちろん、ぼくがええ子やから怒られる理由がないのんもあるんやけど)
でも、欧之丞の親は怒ってばっかりやった。
足袋や着物を汚したりしたら、叩かれたりしたんやろな。
「べつに……母親が洗濯してたわけでもないやろにな。お手伝いさんに全部やらせとったやろに」
思わず言葉がこぼれてしもた。
ぼくは慌てて欧之丞の顔を見た。もしかして当時のことを思いだして、もっと涙を溢れさせてるんやないやろか。それとも、すとんと表情が抜けてしもてるんやないやろか。
けど、どれも違た。
「うわっ」
しゃがんだまま、ぼくは前につんのめった。湿った土のにおいが近くなる。
欧之丞が、ぼくの背中にのしかかってきてたんや。間近で見る顔は、笑っていた。
「やったー、こたにいのおんぶだ」
無理をしてる声やない。軽やかで、まるで花が一斉にぱあって開いたような明るさがあった。
ぼくは、ほっとした。
「俺な、庭を一周したいんだ」
「えー、あかんて。重いもん」
「こたにいの方が、背が高いから平気だって」
両肩にまわされた欧之丞の腕から、ぬくもりが伝わってくる。欧之丞は、ぼくよりも体温がちょっと高い気がする。
「しゃあないな。でもな、みんなが掃除してんねんから、ぼくらだけ遊ぶわけにもいかへんねんで。ちょっとだけ遠回りして、草履のとこまで行ったるわ」
よいしょっと立ちあがると、欧之丞の体重がぼくの体に伝わってくる。見た目は細いねんけど、やっぱりそないに身長が変わらへんから、ちょっと重い。
まぁ、口が裂けても言わへんけど。
けど、欧之丞にはずっと笑顔でいてほしい。
しょーもないことで笑ったり、可愛らしいわがままを言うてほしい。
この願いは、きっとぼくの心の中でひっそりと生き続けていくんやろ。ぼくらが大きなっても、ずっと。
これも、たぶん口にはせぇへん。
ぼくと欧之丞は、朝ごはんを食べてから、掃除を手伝った。父さんは組の人らと一緒に、瓦がずれてへんか梯子にのぼって屋根を確認しとう。
「ほら、こたにい。こんな大きいのがおちてる」
欧之丞が、折れた枝を地面から持ちあげた。ぼくの腕くらいの太さがあって、緑の葉がいっぱいついとう。
どうやら柿の枝みたいで、緑色の小さな実がこぼれ落ちた。
「こんなのが折れるほど、風が強かったんやな」
ぼくは、おおきい紙袋に葉っぱを詰めていった。欧之丞と一緒に、袋を家の外に出すんや。そうしたら組の人が、塵芥箱っていうゴミ捨て場まで運んでくれる。
葉っぱはどれも濡れてて、手に張りついてくる。
「うわー、取れへん。きもちわるっ」
「大変だなぁ」
「欧之丞。見とらんと、葉っぱ取って」
「えーっ、やだ」
「さっき、枝を拾てたやん」
「こたにいは、しょうがないなぁ」と渋りながらも、欧之丞はぼくの腕にくっついた柿の葉を取ってくれる。もっとも、爪でつまむような格好やけど。
「坊ちゃんらには、ゴミの袋は重いでしょ。無理せんでもええですよ」
普段から、ぼくらの世話をしてくれる波多野が声をかけてくれるけど。欧之丞が「だいじょうぶ」と力強く返事をした。
昨日の晩、眠ったまま窓から吹きこむ雨に濡れたぼくを助けてから(自分では何も覚えてへんけど)欧之丞は、以前にもましてしっかりした気がする。
「あかん。このままやったら、欧之丞に追い抜かれてしまう」
「なにが追い抜かれてしまうんだ?」
「そら、背の高さとか、力の強さとか……」
そう言いかけた時、真正面から欧之丞にじーっと顔を覗きこまれとった。
「うっわ」
思わず情けない声が出てしもた。
欧之丞の黒い瞳に、びっくりした顔のぼくが映ってる。
「もしかして俺のほうが、こたにいよりも背がたかくなって、つよくなるのか?」
欧之丞は、明らかにわくわくとした表情を浮かべた。目まで輝いてるやんか。
「ならへんって。ほら、ぼくの方が背ぇ高いやろ」
「せのびしたら、おんなじくらいだ」
急に背伸びをしたせいか、欧之丞の右足から草履が脱げてしもた。颱風のあとで、まだ庭はしっとりと湿っとう。そのまま足をついたら濡れてしまうから、欧之丞は片足で立ったままや。
「……どうしよう。動けない」
「けんけんして、草履のとこまで行ったらええやん」
「できない」
「なんで? 簡単やん」
ぼくの言葉に、欧之丞はきゅっと唇を引き結ぶ。
「だって、できないんだもん」
よっぽど足袋を汚すんがいやなんやろ。ほんまにもー、けっぺきってヤツやな。
ぼくもけっぺきやって、父さんに言われることがあるから。なんとなく分かる。
「ほら、おんぶしたるから」
ぼくは地面にしゃがみこんだ。欧之丞は目に涙まで浮かべとった。
そないにけっぺきやったら、生きにくいやろに。
軽口を叩こうとしたぼくは、ハッとした。
せや、欧之丞とぼくでは育ってきた環境が違う。父さんや母さんは、ぼくが何をしてもあんまり怒らへんし。(もちろん、ぼくがええ子やから怒られる理由がないのんもあるんやけど)
でも、欧之丞の親は怒ってばっかりやった。
足袋や着物を汚したりしたら、叩かれたりしたんやろな。
「べつに……母親が洗濯してたわけでもないやろにな。お手伝いさんに全部やらせとったやろに」
思わず言葉がこぼれてしもた。
ぼくは慌てて欧之丞の顔を見た。もしかして当時のことを思いだして、もっと涙を溢れさせてるんやないやろか。それとも、すとんと表情が抜けてしもてるんやないやろか。
けど、どれも違た。
「うわっ」
しゃがんだまま、ぼくは前につんのめった。湿った土のにおいが近くなる。
欧之丞が、ぼくの背中にのしかかってきてたんや。間近で見る顔は、笑っていた。
「やったー、こたにいのおんぶだ」
無理をしてる声やない。軽やかで、まるで花が一斉にぱあって開いたような明るさがあった。
ぼくは、ほっとした。
「俺な、庭を一周したいんだ」
「えー、あかんて。重いもん」
「こたにいの方が、背が高いから平気だって」
両肩にまわされた欧之丞の腕から、ぬくもりが伝わってくる。欧之丞は、ぼくよりも体温がちょっと高い気がする。
「しゃあないな。でもな、みんなが掃除してんねんから、ぼくらだけ遊ぶわけにもいかへんねんで。ちょっとだけ遠回りして、草履のとこまで行ったるわ」
よいしょっと立ちあがると、欧之丞の体重がぼくの体に伝わってくる。見た目は細いねんけど、やっぱりそないに身長が変わらへんから、ちょっと重い。
まぁ、口が裂けても言わへんけど。
けど、欧之丞にはずっと笑顔でいてほしい。
しょーもないことで笑ったり、可愛らしいわがままを言うてほしい。
この願いは、きっとぼくの心の中でひっそりと生き続けていくんやろ。ぼくらが大きなっても、ずっと。
これも、たぶん口にはせぇへん。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(6件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結
叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する
花里 美佐
恋愛
冷淡財閥御曹司VS失業中の華道家
結婚に興味のない財閥御曹司は見合いを断り続けてきた。ある日、祖母の師匠である華道家の孫娘を紹介された。面と向かって彼の失礼な態度を指摘した彼女に興味を抱いた彼は、自分の財閥で花を活ける仕事を紹介する。
愛を知った財閥御曹司は彼女のために冷淡さをかなぐり捨て、甘く変貌していく。
虚弱なヤクザの駆け込み寺
菅井群青
恋愛
突然ドアが開いたとおもったらヤクザが抱えられてやってきた。
「今すぐ立てるようにしろ、さもなければ──」
「脅してる場合ですか?」
ギックリ腰ばかりを繰り返すヤクザの組長と、治療の相性が良かったために気に入られ、ヤクザ御用達の鍼灸院と化してしまった院に軟禁されてしまった女の話。
※なろう、カクヨムでも投稿
お茶をしましょう、若菜さん。〜強面自衛官、スイーツと君の笑顔を守ります〜
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
陸上自衛隊衛生科所属の安達四季陸曹長は、見た目がどうもヤのつく人ににていて怖い。
「だって顔に大きな傷があるんだもん!」
体力徽章もレンジャー徽章も持った看護官は、鬼神のように荒野を走る。
実は怖いのは顔だけで、本当はとても優しくて怒鳴ったりイライラしたりしない自衛官。
寺の住職になった方が良いのでは?そう思うくらいに懐が大きく、上官からも部下からも慕われ頼りにされている。
スイーツ大好き、奥さん大好きな安達陸曹長の若かりし日々を振り返るお話です。
※フィクションです。
※カクヨム、小説家になろうにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
こんにちは。残暑お見舞い申し上げます! 更新をありがとうございました!
やっぱりイイですね✨琥太郎くんが(ノ≧▽≦)ノ可愛い過ぎ。。。
優しくてホントにイイ子ですね✨二人のやり取りが大好きです。話し方が好き❤️
読みながら、ほっこり笑顔にしてくれる素敵なお話をありがとうございます💕
また次回、続きを楽しみにお待ちしています💖m(_ _)m
Kaztenshiさま、感想ありがとうございます。琥太郎は関西弁ですが、大阪の言葉ではないので、おっとりとした口調ですね。まだまだ暑さが続きます、お体に気をつけてくださいね。
幼い琥太郎と欧之丞のやり取りに思わず笑顔になります❗
可愛い(*≧з≦)ですね✨
読んでいて、優しい気持ちになれる素敵なお話をありがとうございます!
家族皆のお互いを想う気持ちにほっこり🤗
大好きです🎵更新ありがとうございます💕
Kaztenshiさま、感想ありがとうございます。何気ない日常の話なので、そう言ってくださるととても嬉しいです。
真風様、更新ありがとうございます❗
本当に嬉しいです。他の作品と共に楽しみに拝読させて頂きます✨😌✨
次々に楽しくて素敵なお話を生み出すそのセンス、才能に感謝です✨
まだまだ夏の暑い日が続きますので、体調など崩されませんように!
次回楽しみにお待ちしています🎵
Kaztenshiさま、感想ありがとうございます。放置したままの作品でしたのに、Kaztenshiさまの感想で、書くきっかけができました。ありがとうございます。お褒めいただいて、本当にうれしいです。猛暑が続いているので、Kaztenshiさまもご自愛ください。