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第三二話
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庭先で星を眺めるアガリエの足元には、ひとりの男が平伏していた。
かれこれ半刻ほどそうしているだろうか。
男は以前から面識のある高官だった。元々は西の出で、その能力を買われて先王の代から王家に仕えている。
曰く、王母の行いが目に余るそうだ。
「カーヤカーナ様、正統なる月神女はあなた様にございます。どうかお頼み申し上げます。王母様をお諫めください。このままでは王家の威信は地に落ち、国は滅びてしまいます」
「言いたいことはそれだけか。……ではセイシュ、この者を牢へ」
縁側に腰を下ろしていた老人が目配せすると、庭の隅に控えていた隊士たちが男を後ろ手に縛りあげた。引きずられるようにして連行されてもなお男は何事かを訴えていたが、やがてそれも聞こえなくなった。
残されたのはアガリエと老人のみ。
老人はセイシュという。長く西の城を任されていた男だ。
イリと入れ替わるようにして王城に嘆願に訪れたものの、疫病や反乱により西の城に戻ることも叶わなくなり、紆余曲折を経て、今はアガリエの傍に仕えている。
とはいえその真意は定かではない。
王と月神女のように、地方の城にはその地の統治を王から任された城主と神女がいる。西で言えばセイシュとイリだ。このふたりが同時期に城を空けることなどあってはならないはずなのだが、イリが王城を出ると、まるでどこかでそれを見ていたかのようにこの老人は現れた。
王母にイリの無作法を詫び、あるいは嘆き、あれよあれよと言う間に取り入ったところからして、なかなか食えない老人であるとアガリエは判断している。
「そなた、どう思う? わたくしが王母を諫めるべきだと思うか?」
「民が苦しんでおるので、今すぐ宴を取りやめ、月神女の権力を振りかざしすのはおやめなさい、とでも直言なさいますか。大層お怒りになられましょうなあ。今や己が月神女であると信じて疑わぬようでございますし。さて、麗しの我が君は聞き及んでおられますでしょうか。今宵もまた、焚き火に枝をくべるようにして、刑が執行されておりますことを」
知っている。
ゼンの正体が神を騙った偽物であると公になり、彼が城を追われてからこちら、まるで日々こなすべき責務であるかのように行われる処刑。火炙りにされた者の断末魔は途絶えることなく、今や城下の広場という広場は煤に汚れ、骸が積み上げられている。
だからこそ夜空は炎に照らしだされ、星が薄れてしまっているのだ。
今夜だけではない。
もうずっと、星を読むことに慣れたアガリエでさえ、目を凝らしても見えない星がある。そこにはたしかに満天の星が広がっているはずなのに、見えないのだ。
「王母がわたくしを火炙りにするとでも言うつもりか」
「御意」
「そなたは……」
視界が揺らぐ。
突如として眩暈に襲われたアガリエは、口元を抑えようとしていた手が震えていることに気づいた。何事かと立ち上がろうとするセイシュを制し、その場に踏みとどまる。
月神女の肩書きを奪い、斎場の奥に幽閉してなお、王母はアガリエのことを放っておいてはくれない。
日々運ばれる食事に盛られている毒の量が、少しずつ、少しずつ増えてきている。体の不調は毒によるものだ。
セイシュの読みは甘い。我が子が王位に就くという天命を信じ、長年耐えてきた王母のこと、神に通じる力を持つアガリエを殺すほどの度胸はないだろう。
ゼンのことを邪魔だと感じながら、アガリエが彼は神ではないと公言するまで手を出さずにいたことからも、彼女が神への畏怖を忘れていないことは明らかだ。
ゆえに、こうしてアガリエを軟禁し、与える食事に毒を盛る。自然死ならば神も怒るまいと考えているのか。
王母自身は神女としての素養がない。己には見えず、感じることもできない偉大な力。だからこそ彼女は神を畏れている。それはいっそ健気なほどに。
眩暈が納まるのを待って、アガリエは部屋に下がった。
外から持ち込んだ手燭を文机に置く。ささやかな光源はあまりにも頼りなく、部屋の隅にさえ行き届かない。
けれどそれを補う火を持ち込む女官は、ここにはいない。外にいるのは監視の隊士だけだ。王母の命によりそのように決められている。
蝋燭が燃える音さえここでは大きく響く。
薄暗い闇の中、ひとりで書き物を進めていると、筆を置く頃、外から声がかかった。
火急の報せだという。このような夜更けに珍しい。
「西で謀反が起きたとの由。つきましては急ぎ参内するようにとの、カーヤカーナ様の仰せにございます」
月神女カーヤカーナの名を奪い、その権威を欲しいままにしておきながら、このような局面では軟禁中のアガリエに接触してくるあたり、王母の神経もなかなかに図太くなっている。
毒に侵される体では屋敷から出るのも億劫だが、致し方ない。
案内された広間には王母、そして王や宰相などがすでにそろっていた。セイシュの顔もある。
アガリエの入室を告げる声に、皆一斉に顔をあげ、視線を向ける。
口火を切ったのは王母だった。
「イリが謀反を起こしたぞ」
「聞き及んでおり…っ…」
飛んできた酒器が頬にあたり、傍らに落ちた。
確認せずともわかる。
王母が手にしていた酒器だ。中に入っていた酒が髪や衣を濡らし、強い芳香を放つが、不調をきたすアガリエの体には不快なものでしかなかった。
ぽたりと床に落ちる滴を、無感動な目で追う。
「そなた、神よりお告げを受けておったのであろう! かように重大なことを何故に王にお報せしなかった!」
「……これは可笑しなことを仰せになられます。当代でカーヤカーナと広く知れ渡るのは義母上ではございませぬか。神託を受けるとすれば、わたくしではなく義母上でごさいましょう」
王母は目を見張り、何事かを告げようとていたが、その唇が言葉を発するより先にアガリエは告げた。
「そもそも神託とはさほどに明確なものではございません。不意に神のお告げが脳裏を過ぎり、あるいは耳のすぐ傍で囁くように聞こえたりする、とても不確かなもの。イリが謀反を起こす、などという端的な言葉で報せてくれるのは、神ではなく、人であるのが常です。此度の謀反のことだけではありません。そのようなふるまいを続けていると、遠くないいつか、寝首をかかれるやもしれぬと、誰も義母上にお伝えしませんでしたか?」
王母の隣、上座の王を見やる。
まだ幼さが残るアガリエの異母弟は、視線が合うと力なく俯いた。どうやら今宵の王は影武者ではないようだ。
ならば話は早い。
アガリエは双眸を伏せ、再び視線を上げた。
「王のお耳には届いていたご様子。義母上、苦言を呈する者を排除し、周りをお身内で固め、甘言ばかりに耳を傾けているからこのような事態に陥るのです。……神にまで背いて、一体この国をどう導くおつもりだったのでしょうか」
「神に背く、だと? 何を言う。わたくしは神に背いたことなど」
「ゼン様を射殺せとお命じになったのは、義母上でございましょう」
かれこれ半刻ほどそうしているだろうか。
男は以前から面識のある高官だった。元々は西の出で、その能力を買われて先王の代から王家に仕えている。
曰く、王母の行いが目に余るそうだ。
「カーヤカーナ様、正統なる月神女はあなた様にございます。どうかお頼み申し上げます。王母様をお諫めください。このままでは王家の威信は地に落ち、国は滅びてしまいます」
「言いたいことはそれだけか。……ではセイシュ、この者を牢へ」
縁側に腰を下ろしていた老人が目配せすると、庭の隅に控えていた隊士たちが男を後ろ手に縛りあげた。引きずられるようにして連行されてもなお男は何事かを訴えていたが、やがてそれも聞こえなくなった。
残されたのはアガリエと老人のみ。
老人はセイシュという。長く西の城を任されていた男だ。
イリと入れ替わるようにして王城に嘆願に訪れたものの、疫病や反乱により西の城に戻ることも叶わなくなり、紆余曲折を経て、今はアガリエの傍に仕えている。
とはいえその真意は定かではない。
王と月神女のように、地方の城にはその地の統治を王から任された城主と神女がいる。西で言えばセイシュとイリだ。このふたりが同時期に城を空けることなどあってはならないはずなのだが、イリが王城を出ると、まるでどこかでそれを見ていたかのようにこの老人は現れた。
王母にイリの無作法を詫び、あるいは嘆き、あれよあれよと言う間に取り入ったところからして、なかなか食えない老人であるとアガリエは判断している。
「そなた、どう思う? わたくしが王母を諫めるべきだと思うか?」
「民が苦しんでおるので、今すぐ宴を取りやめ、月神女の権力を振りかざしすのはおやめなさい、とでも直言なさいますか。大層お怒りになられましょうなあ。今や己が月神女であると信じて疑わぬようでございますし。さて、麗しの我が君は聞き及んでおられますでしょうか。今宵もまた、焚き火に枝をくべるようにして、刑が執行されておりますことを」
知っている。
ゼンの正体が神を騙った偽物であると公になり、彼が城を追われてからこちら、まるで日々こなすべき責務であるかのように行われる処刑。火炙りにされた者の断末魔は途絶えることなく、今や城下の広場という広場は煤に汚れ、骸が積み上げられている。
だからこそ夜空は炎に照らしだされ、星が薄れてしまっているのだ。
今夜だけではない。
もうずっと、星を読むことに慣れたアガリエでさえ、目を凝らしても見えない星がある。そこにはたしかに満天の星が広がっているはずなのに、見えないのだ。
「王母がわたくしを火炙りにするとでも言うつもりか」
「御意」
「そなたは……」
視界が揺らぐ。
突如として眩暈に襲われたアガリエは、口元を抑えようとしていた手が震えていることに気づいた。何事かと立ち上がろうとするセイシュを制し、その場に踏みとどまる。
月神女の肩書きを奪い、斎場の奥に幽閉してなお、王母はアガリエのことを放っておいてはくれない。
日々運ばれる食事に盛られている毒の量が、少しずつ、少しずつ増えてきている。体の不調は毒によるものだ。
セイシュの読みは甘い。我が子が王位に就くという天命を信じ、長年耐えてきた王母のこと、神に通じる力を持つアガリエを殺すほどの度胸はないだろう。
ゼンのことを邪魔だと感じながら、アガリエが彼は神ではないと公言するまで手を出さずにいたことからも、彼女が神への畏怖を忘れていないことは明らかだ。
ゆえに、こうしてアガリエを軟禁し、与える食事に毒を盛る。自然死ならば神も怒るまいと考えているのか。
王母自身は神女としての素養がない。己には見えず、感じることもできない偉大な力。だからこそ彼女は神を畏れている。それはいっそ健気なほどに。
眩暈が納まるのを待って、アガリエは部屋に下がった。
外から持ち込んだ手燭を文机に置く。ささやかな光源はあまりにも頼りなく、部屋の隅にさえ行き届かない。
けれどそれを補う火を持ち込む女官は、ここにはいない。外にいるのは監視の隊士だけだ。王母の命によりそのように決められている。
蝋燭が燃える音さえここでは大きく響く。
薄暗い闇の中、ひとりで書き物を進めていると、筆を置く頃、外から声がかかった。
火急の報せだという。このような夜更けに珍しい。
「西で謀反が起きたとの由。つきましては急ぎ参内するようにとの、カーヤカーナ様の仰せにございます」
月神女カーヤカーナの名を奪い、その権威を欲しいままにしておきながら、このような局面では軟禁中のアガリエに接触してくるあたり、王母の神経もなかなかに図太くなっている。
毒に侵される体では屋敷から出るのも億劫だが、致し方ない。
案内された広間には王母、そして王や宰相などがすでにそろっていた。セイシュの顔もある。
アガリエの入室を告げる声に、皆一斉に顔をあげ、視線を向ける。
口火を切ったのは王母だった。
「イリが謀反を起こしたぞ」
「聞き及んでおり…っ…」
飛んできた酒器が頬にあたり、傍らに落ちた。
確認せずともわかる。
王母が手にしていた酒器だ。中に入っていた酒が髪や衣を濡らし、強い芳香を放つが、不調をきたすアガリエの体には不快なものでしかなかった。
ぽたりと床に落ちる滴を、無感動な目で追う。
「そなた、神よりお告げを受けておったのであろう! かように重大なことを何故に王にお報せしなかった!」
「……これは可笑しなことを仰せになられます。当代でカーヤカーナと広く知れ渡るのは義母上ではございませぬか。神託を受けるとすれば、わたくしではなく義母上でごさいましょう」
王母は目を見張り、何事かを告げようとていたが、その唇が言葉を発するより先にアガリエは告げた。
「そもそも神託とはさほどに明確なものではございません。不意に神のお告げが脳裏を過ぎり、あるいは耳のすぐ傍で囁くように聞こえたりする、とても不確かなもの。イリが謀反を起こす、などという端的な言葉で報せてくれるのは、神ではなく、人であるのが常です。此度の謀反のことだけではありません。そのようなふるまいを続けていると、遠くないいつか、寝首をかかれるやもしれぬと、誰も義母上にお伝えしませんでしたか?」
王母の隣、上座の王を見やる。
まだ幼さが残るアガリエの異母弟は、視線が合うと力なく俯いた。どうやら今宵の王は影武者ではないようだ。
ならば話は早い。
アガリエは双眸を伏せ、再び視線を上げた。
「王のお耳には届いていたご様子。義母上、苦言を呈する者を排除し、周りをお身内で固め、甘言ばかりに耳を傾けているからこのような事態に陥るのです。……神にまで背いて、一体この国をどう導くおつもりだったのでしょうか」
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