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諏訪くんのお友達?(モブ女視点)
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巴枝諏訪くんはクラスの人気者で、一人でいる方が好きらしいけど、求められれば皆の所に行って皆を笑わせているような子だった。
「あ、巴枝くん。」
たまたま実家に帰省していた私は、実家の近くのスーパーで昼に食べるお昼の買い出しにいっていた。別に、そこまで思い出があった訳じゃないけど昔に一回だけ、落とし物を一緒に探してもらったことがあってそれから気がつけば目で追うようになっていた。巴枝くんは、何か他の子とは違って垢抜けていたからてっきり、都会に行くものだと思っていた。
「隣の子は誰だろう。」
頭の中に小さな疑問が浮かんだ。友達?でも、何か違う気がする。巴枝くんより大きいけれど、巴枝くんより若い。大学生、なのかな?気になると答えが知りたくなる程凄いせっかちなので、つい、話しかけてしまった。
「巴枝くん!」
私が話しかけると一瞬驚いたけど、すぐに懐かしそうな顔をして
「あ、○○さん。久しぶり。」
覚えててくれたんだ。とても嬉しい。
「ちょうど、帰省したところでね。お昼買いに来てたんだけど、ちょうど見かけたから。」
「そっか、帰省するにはちょうどいい時期だしね。」
「で、隣の人は?お友達?」
私が言うとその子は少し困ったような顔をしたけど、
「勇、あいさつしろよ。俺の昔の知り合いだから。」
と巴枝くんに促され、おずおず
「小池勇です。諏訪さんとは、恋人同士です。」
と言った。少し驚いたけど、でも何か一人で納得してしまったかもしれない。同性に偏見はないし、むしろ応援したいくらいだ。
「うん。そうだね。巴枝くんには君みたいな人が必要だよ。」
知ったような口で言うけど、でも直感で巴枝くんには守ってあげたくなるような女の子は似合わないなぁと、思った。隣で真っ赤にした顔を手で覆い隠す巴枝くんを見て、昔に戻ったような感覚がした。そして、何かこの顔が私のものだったらいいのにと、思ってしまう欲張りものが出てきてしまう。邪魔者は退散しなくちゃね。
「じゃあ、私もう行くから。巴枝くん、勇くん末長く仲良くね」
そんなセリフを行ったにもかかわらず、同じスーパーを利用しているから当たり前だけど、また巴枝くんと会ってしまった。心の奥底でラッキーと思ってしまっている自分もいて...。
「巴枝くん!」
「あ、またあったね。」
「今日は彼氏さんいないんだね。」
私が言うと顔をすぐ赤くして
「あ、あいつは家で待ってるんだ。」
「へえ、ラブラブなんだね~」
と言うと、さらに顔を赤くして「ラ、ラブラブなんて、そんなことないよ。」と言う。謙遜するところも変わってない。
「ねぇ、これから少しお茶しない?彼氏さんとの恋バナも聞きたいしね。」
「まぁ、少しなら」
私たちは近くにある40歳のマスターがやっている喫茶店「lover」に立ち寄った。巴枝くんはコーラフロートを頼み、私はアイスミルクティーを頼んだ。この喫茶店は何回か入った事があって、お決まりのビートルズの曲が流れている。
「それで、彼氏さんといつから?」
「あいつとは、高校生の頃からで。あいつは10歳で、俺が17歳の時。元々面倒見が良かったのも相まって、公園で一人で遊んでたあいつに、俺が遊んでやるよって言って、毎日遊んでてみたいな。決定的に好きになったときはあいつが17の時。キス、してきて抱きつかれて貴方を離したくないとか、貴方の一生を僕にくださいって言われてこいつには俺がいないとダメだなって思ったら、ずるずると。」
「わぁ~!凄い情熱的だね~!」
もっと聞きたい!子供の頃に戻ったようにワクワクしながら話を聞いた。それから、ずっと話をしてもう恋バナはこりごりだとなったときに巴枝くんの携帯が鳴って、
「あ、失礼。」
って言って柱の隅で電話に出た。
「あ、勇。今○○さんと喫茶店に来てて、うん。大丈夫、お前が一番だから。コラ、わかってるよ。うん。好き。」
巴枝くんは電話を切ってこっちに向かって来てお代を差し出してきた。
「ありがとう。今日は楽しい日だったよ。」
「別にいいのに」
言ったときにはもういなくなってて、私は少し背伸びをしたあとお会計をして青空の下を歩き始めた。
「巴枝くん大好きだったよ。彼氏さんと幸せにね」
「あ、巴枝くん。」
たまたま実家に帰省していた私は、実家の近くのスーパーで昼に食べるお昼の買い出しにいっていた。別に、そこまで思い出があった訳じゃないけど昔に一回だけ、落とし物を一緒に探してもらったことがあってそれから気がつけば目で追うようになっていた。巴枝くんは、何か他の子とは違って垢抜けていたからてっきり、都会に行くものだと思っていた。
「隣の子は誰だろう。」
頭の中に小さな疑問が浮かんだ。友達?でも、何か違う気がする。巴枝くんより大きいけれど、巴枝くんより若い。大学生、なのかな?気になると答えが知りたくなる程凄いせっかちなので、つい、話しかけてしまった。
「巴枝くん!」
私が話しかけると一瞬驚いたけど、すぐに懐かしそうな顔をして
「あ、○○さん。久しぶり。」
覚えててくれたんだ。とても嬉しい。
「ちょうど、帰省したところでね。お昼買いに来てたんだけど、ちょうど見かけたから。」
「そっか、帰省するにはちょうどいい時期だしね。」
「で、隣の人は?お友達?」
私が言うとその子は少し困ったような顔をしたけど、
「勇、あいさつしろよ。俺の昔の知り合いだから。」
と巴枝くんに促され、おずおず
「小池勇です。諏訪さんとは、恋人同士です。」
と言った。少し驚いたけど、でも何か一人で納得してしまったかもしれない。同性に偏見はないし、むしろ応援したいくらいだ。
「うん。そうだね。巴枝くんには君みたいな人が必要だよ。」
知ったような口で言うけど、でも直感で巴枝くんには守ってあげたくなるような女の子は似合わないなぁと、思った。隣で真っ赤にした顔を手で覆い隠す巴枝くんを見て、昔に戻ったような感覚がした。そして、何かこの顔が私のものだったらいいのにと、思ってしまう欲張りものが出てきてしまう。邪魔者は退散しなくちゃね。
「じゃあ、私もう行くから。巴枝くん、勇くん末長く仲良くね」
そんなセリフを行ったにもかかわらず、同じスーパーを利用しているから当たり前だけど、また巴枝くんと会ってしまった。心の奥底でラッキーと思ってしまっている自分もいて...。
「巴枝くん!」
「あ、またあったね。」
「今日は彼氏さんいないんだね。」
私が言うと顔をすぐ赤くして
「あ、あいつは家で待ってるんだ。」
「へえ、ラブラブなんだね~」
と言うと、さらに顔を赤くして「ラ、ラブラブなんて、そんなことないよ。」と言う。謙遜するところも変わってない。
「ねぇ、これから少しお茶しない?彼氏さんとの恋バナも聞きたいしね。」
「まぁ、少しなら」
私たちは近くにある40歳のマスターがやっている喫茶店「lover」に立ち寄った。巴枝くんはコーラフロートを頼み、私はアイスミルクティーを頼んだ。この喫茶店は何回か入った事があって、お決まりのビートルズの曲が流れている。
「それで、彼氏さんといつから?」
「あいつとは、高校生の頃からで。あいつは10歳で、俺が17歳の時。元々面倒見が良かったのも相まって、公園で一人で遊んでたあいつに、俺が遊んでやるよって言って、毎日遊んでてみたいな。決定的に好きになったときはあいつが17の時。キス、してきて抱きつかれて貴方を離したくないとか、貴方の一生を僕にくださいって言われてこいつには俺がいないとダメだなって思ったら、ずるずると。」
「わぁ~!凄い情熱的だね~!」
もっと聞きたい!子供の頃に戻ったようにワクワクしながら話を聞いた。それから、ずっと話をしてもう恋バナはこりごりだとなったときに巴枝くんの携帯が鳴って、
「あ、失礼。」
って言って柱の隅で電話に出た。
「あ、勇。今○○さんと喫茶店に来てて、うん。大丈夫、お前が一番だから。コラ、わかってるよ。うん。好き。」
巴枝くんは電話を切ってこっちに向かって来てお代を差し出してきた。
「ありがとう。今日は楽しい日だったよ。」
「別にいいのに」
言ったときにはもういなくなってて、私は少し背伸びをしたあとお会計をして青空の下を歩き始めた。
「巴枝くん大好きだったよ。彼氏さんと幸せにね」
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