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運命の人 八
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その後、2人はカフェで、他愛もない話をしながら、お祝いをした。それは1月にしては暖かく、外でコートを着ていたら、汗が少し滲んでくるような日和であった。これが晩秋から初冬にかけての時期なら、「小春日和」と呼ぶのだろう。でも今は1月で、その呼び名は正確ではない。小説を書くため、ある程度の言葉の勉強をしていた奏は、そんなことを少し考えながら、奈美との時間を過ごした。
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