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第三話 「China's キャンプファイヤー」
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第三話「china'sキャンプファイヤー」
俺の名前は天城譲介。
俺は突如、アコンシャスに襲われ、少年を助けるために変身する。そしてSRの剣士遊馬慧悟に保護された。しかし非難するために乗った船で待っていたのは2人のアコンシャス。遊馬さんと俺はそれを撃破し、中国へ辿り着つく。
中国には大量の避難民がいた。
俺達は一旦キャンプ場で体を休めることにした。
遊馬さんが大量の枝を持ってくる。
カチッ!
ライターで薪に火をつけ、焚き火ができる。
オレンジの温かい炎が俺達の目の前に現れた。
遊馬「待ってろ。今ラーメンを作る。」
譲介「はい。」
グツグツグツ…
鍋が沸騰する音が聞こえる。
遊馬さんはまな板を用意し、白菜や人参など、食材を切った。
細かく刻まれた食材を鍋の中に入れ、麺と粉末スープも入れた。
しばらくして、麺が茹で上がり、ラーメンが完成した。
遊馬「できたぞ。召し上がれ。」
譲介「はい。」
ジャー
俺のどんぶりにラーメンが注がれた。
豚骨のおいしそうな香りがする。色とりどりの野菜やしなやかな麺…見た目も完璧で、おいしそうな香りと見た目が食欲をそそる。
俺達は席に座り、ラーメンを机の上に置いた。
譲介「いただきます。」
遊馬「いただきます。」
焚き火を囲みながら、ラーメンをすする。
ズルーッ!
譲介「…!?」
味噌の濃厚なコク、野菜の甘み、そして少し焦げた風味が、口の中いっぱいに広がる。
旨味が喉を滑った瞬間、モノクロだった世界に、ふっと色が差した気がした。
譲介(……なんだ、この感じ……懐かしい)
——ふと、幼い記憶が蘇る。
***
譲介「お母さん、ただいまー!」
真由美「おかえり、譲介。ごはんできてるわよ。」
譲介「わーい!ラーメンだ!」
母が作る、いつものラーメン。
温かくて、優しくて、大好きだった味。
***
現実に戻る。
譲介(……そうだ。この味、母さんのラーメンに似てる)
なぜだろう。
母さんのような優しさを、遊馬さんのラーメンから感じた。
そして——それだけじゃなかった。
俺には父親がいなかった。物心ついた時には、もういなかった。
だから、母のラーメンしか知らない。
施設で食べたどんな料理も、味がしなかった。
世界がモノクロだったからだ。
でも——
このラーメンは違う。
「……なんで、味がするんだろうな……」
心が、何かに触れた気がした。
——まるで、この一杯が俺の白黒の世界に、色を塗ってくれたようだった。
遊馬「そんなに美味かったか?」
不意に遊馬さんの声。
譲介「あ、はい!めちゃくちゃ美味しいです!」
遊馬「それはよかった。おかわりもあるからな。」
譲介「はい!」
——なぜか俺は、初対面の遊馬さんに“父性”を感じていた。
譲介「いえ……いいんです。ちょっと変な話かもしれませんが……」
俺は語り始めた。
——父は、物心つく前からいなかったこと。
——母は10歳の時に、黒ずくめの男たちに連れ去られたこと。
——施設で出されたどんな食事も、味がしなかったこと。
——でも、このラーメンには、母の味がしたこと。
そして——
譲介「だから初対面なのに、遊馬さんのラーメンに……“父親”の味を感じてしまったんです。あの世界に一つだけの味を……ありがとうございました。」
俺がそう言うと、遊馬さんは——少しだけ、微笑んだ。
遊馬「そういえば、船に家族がいるかもしれない。確認しなくていいのか?」
譲介「…俺には親はいないんです。」
遊馬「あっ…それはすまん。余計なことを聞いてしまった。すまない。」
…………………………
しばらく無言の間が空いた。だが、それは気まずい沈黙ではなく、火のはぜる音すら心地よく思える静けさだった。
そのとき、遊馬がふと火を見つめながら、呟いた。
遊馬「……十歳の時だった。アコンシャスが家に現れて、両親が……殺された」
譲介「えっ!?」
その言葉につい俺は驚いて、俺の声が裏返った。この人も俺と同じ境遇という事実が俺の頭へ衝撃として走ったからだ。
___________________________________________
・遊馬side
ある日、俺達はアコンシャスに襲われた。
バリン!
奴は窓を突き破り突然現れたのだ。
アコンシャス「人間…コロス!」
遊馬の母「キャーッ!」
遊馬の父「な、なぜ!?どこからここに!」
どこか特殊な経路を使い。俺の家に侵入してきた。
遊馬の父「うわぁ~!!」
遊馬の母「ぎゃー!」
遊馬「ママーッッツ!パパーッッツ!」
そして俺は目の前で10歳にして、目の前で父と母が食われた。
次は俺の番だ――そう思った、その瞬間。
アコンシャス「うぎゃぁ~!」
シャキン!
アコンシャス「なっ、」
ドサッ!
アコンシャスの首が切断され、助かった。
遊馬「えっ、」
そうそこで助けてくれた人こそ今のDAトップ田蔵さん。
田蔵「大丈夫か。まずは逃げるぞい。」
遊馬「は、はい…」
田蔵「すまん…ワシがもう少し早く来てれば…」
田蔵さんは悲しい顔をしながらそう言って、俺を保護してくれた。
田蔵「少年よ。名はなんという。」
遊馬「…"遊馬慧悟"…」
田蔵「そうか…慧悟か…その…親は…」
遊馬「…そんな…」
田蔵さんは選択肢を提示してくれた。
田蔵「どうする?ワシに育てられるか?それとも施設で育つか?」
俺はそのとき田蔵さんに対し、安心感を感じていた。
遊馬「僕…おじさんと一緒がいい!」
そして市役所などで手続きをし、正式に田蔵さんの養子となったのだ。
それから俺はアコンシャスを全滅させ、親の敵をとるため、10代でDAに入隊した。
そして13歳の頃、人生が変わる、ある出会いがあった。
きっかけは田蔵さんと共にSRの保護施設へ訪れたことだった。
田蔵「ここが保護施設じゃ。」
遊馬「勉強になります。」
何度も俺はSR保護施設に何度かいっていた。
「百合香」という少女と知り合う。
百合香「慧悟さん…はじめまして…」
百合香はおしとやかな雰囲気で花の髪飾りをしていた女だった。
田蔵「彼女は『早乙女百合香』じゃ。ワシが最近保護した少女じゃ。」
遊馬「よ、よろしく…頼む…。『遊馬慧悟』だ。」
百合香「慧悟さん。よろしくお願いします。」
俺達は同い年ということもあり、話が合い、自然と仲良くなった。
百合香は病弱で田蔵さんが看病をしていたが、俺も田蔵さんへの恩返しとして、手伝うようになった。
遊馬(えっと…朝と夜にこの薬…か…)
俺は懸命に百合香の看病をしていた。
百合香は病弱ながら優しい人だった。
看病をしていたとき百合香から聞いたことがある。
百合香「慧悟さん。私には親がいない。親も病弱で、若くして亡くなってしまった。だから初めてなんです。こんなに丁寧に面倒をみてもらえるのは。」
遊馬「…俺も。俺も親がいない。10歳の時アコンシャスに殺された。それで田蔵さんに保護されたんだ。同じだな。」
百合香「…はい!」
百合香「慧悟さん、花火って…本物を見たことがないんです。」
百合香はよくそう言っていた。
遊馬「なら、一緒に見よう。絶対に叶えてやる。」
百合香「は、はい!」
俺は何故かそれに対し、使命感を感じていた。そしてそれのサポートをするため、俺は余暇をも惜しまず、医療や栄養について学んだ。それから俺は19歳の時、医学部に入ったのだ。
そして医学部に合格した…次の日
百合香「あ、歩ける!外に出れる!」
遊馬「よくやったな…嬉しいぞ…」
百合香は俺の懸命な措置により、歩けるようになったのだ。
そしてその夜、すぐに花火を見に行った。
ヒューン!バコーン!
遊馬「綺麗だな。」
百合香「綺麗ですね…」
バコーン!
最後の花火が上がり、儚く散った…
そのとき百合香がこういった。
百合香「あっ、あの…」
遊馬「どうした?」
百合香「その…慧悟さん伝えなきゃいけないことが…」
遊馬「うむ」
百合香「慧悟さんのおかげで私は少しだし、松葉杖が必要だけど歩けるようになったし、こうして花火を見れた。懸命に措置してくれて、真っ直ぐ向き合ってくれるところが好きでした。その…私とお付き合いしてください!」
遊馬「ああ…是非」
こうして俺は生涯大事にすると決意した恋人ができた。
そしてこれらを守るためは俺は変身する手術をうけた。凄まじい痛みだが今の力を手にすることができた。
俺が変身できるのはこの胸にあるコアと刀が反応するからだ。
・現在(譲介side)
譲介「そうだったんですね…」
遊馬「昔はどちらかというとアコンシャスへの復讐心のほうが強かったな。だが今はな、本気であいつを守りたいと思ってる。育ててくれた田蔵さんへの恩返しもしたい。だからこそ俺はこの刀を振るい続けなきゃいけないんだ。」
譲介「なんか…ありがとうございます。詳しく話してくれて。」
遊馬は照れくさそうに笑う。
遊馬「……なんか、恥ずかしいな。こんな話、誰かにするの初めてかも」
譲介は黙って笑った。
焚き火は、なおも静かに燃えていた。
そんな話をしている内に俺達はラーメンを食い終わった。
譲介「上手かったですね。」
遊馬「ああ」
だがそのとき!
一般人「キャーッ!」
一般人の悲鳴が聞こえる!
遊馬「何…いくぞ譲介!」
譲介「はい!」
俺達はすぐに駆け出した!
そこにいたのは怪人…
アコンシャス「うおーっ!」
遊馬、早すぎる!まさか!船にしがみついてのか!
譲介「まじかよ!」
俺達はたたかおうとした。その時!
ヒュルルルル!ズドーン!
???「これはやるしかないで!」
???2「だぁ~ぜぇ~!」
2人の男がまるで嵐のように現れた!
譲介「!?」
遊馬「!?」
刀を持つ男と金属バットを持つ男!
シャキン!ハギン!
アコンシャス「何!?がはっ!」
???2「やったぜぇ~!」
2人はアコンシャスを切り裂いたのだ。
遊馬「何者だ…?」
・次回予告
譲介「なんですかあなた達は!?」
???2「俺達は俺達だぁ~ぜ!」
遊馬「それは知っている。」
アコンシャスを切り裂いた謎の男達!
そして!
ドラゴナイト「ぐおー!」
ドラゴンのアコンシャスが中国を襲う!
譲介「変身!」
遊馬「義鋼!」
次回 第四話「謎の男達とドラゴン討伐!」
俺の名前は天城譲介。
俺は突如、アコンシャスに襲われ、少年を助けるために変身する。そしてSRの剣士遊馬慧悟に保護された。しかし非難するために乗った船で待っていたのは2人のアコンシャス。遊馬さんと俺はそれを撃破し、中国へ辿り着つく。
中国には大量の避難民がいた。
俺達は一旦キャンプ場で体を休めることにした。
遊馬さんが大量の枝を持ってくる。
カチッ!
ライターで薪に火をつけ、焚き火ができる。
オレンジの温かい炎が俺達の目の前に現れた。
遊馬「待ってろ。今ラーメンを作る。」
譲介「はい。」
グツグツグツ…
鍋が沸騰する音が聞こえる。
遊馬さんはまな板を用意し、白菜や人参など、食材を切った。
細かく刻まれた食材を鍋の中に入れ、麺と粉末スープも入れた。
しばらくして、麺が茹で上がり、ラーメンが完成した。
遊馬「できたぞ。召し上がれ。」
譲介「はい。」
ジャー
俺のどんぶりにラーメンが注がれた。
豚骨のおいしそうな香りがする。色とりどりの野菜やしなやかな麺…見た目も完璧で、おいしそうな香りと見た目が食欲をそそる。
俺達は席に座り、ラーメンを机の上に置いた。
譲介「いただきます。」
遊馬「いただきます。」
焚き火を囲みながら、ラーメンをすする。
ズルーッ!
譲介「…!?」
味噌の濃厚なコク、野菜の甘み、そして少し焦げた風味が、口の中いっぱいに広がる。
旨味が喉を滑った瞬間、モノクロだった世界に、ふっと色が差した気がした。
譲介(……なんだ、この感じ……懐かしい)
——ふと、幼い記憶が蘇る。
***
譲介「お母さん、ただいまー!」
真由美「おかえり、譲介。ごはんできてるわよ。」
譲介「わーい!ラーメンだ!」
母が作る、いつものラーメン。
温かくて、優しくて、大好きだった味。
***
現実に戻る。
譲介(……そうだ。この味、母さんのラーメンに似てる)
なぜだろう。
母さんのような優しさを、遊馬さんのラーメンから感じた。
そして——それだけじゃなかった。
俺には父親がいなかった。物心ついた時には、もういなかった。
だから、母のラーメンしか知らない。
施設で食べたどんな料理も、味がしなかった。
世界がモノクロだったからだ。
でも——
このラーメンは違う。
「……なんで、味がするんだろうな……」
心が、何かに触れた気がした。
——まるで、この一杯が俺の白黒の世界に、色を塗ってくれたようだった。
遊馬「そんなに美味かったか?」
不意に遊馬さんの声。
譲介「あ、はい!めちゃくちゃ美味しいです!」
遊馬「それはよかった。おかわりもあるからな。」
譲介「はい!」
——なぜか俺は、初対面の遊馬さんに“父性”を感じていた。
譲介「いえ……いいんです。ちょっと変な話かもしれませんが……」
俺は語り始めた。
——父は、物心つく前からいなかったこと。
——母は10歳の時に、黒ずくめの男たちに連れ去られたこと。
——施設で出されたどんな食事も、味がしなかったこと。
——でも、このラーメンには、母の味がしたこと。
そして——
譲介「だから初対面なのに、遊馬さんのラーメンに……“父親”の味を感じてしまったんです。あの世界に一つだけの味を……ありがとうございました。」
俺がそう言うと、遊馬さんは——少しだけ、微笑んだ。
遊馬「そういえば、船に家族がいるかもしれない。確認しなくていいのか?」
譲介「…俺には親はいないんです。」
遊馬「あっ…それはすまん。余計なことを聞いてしまった。すまない。」
…………………………
しばらく無言の間が空いた。だが、それは気まずい沈黙ではなく、火のはぜる音すら心地よく思える静けさだった。
そのとき、遊馬がふと火を見つめながら、呟いた。
遊馬「……十歳の時だった。アコンシャスが家に現れて、両親が……殺された」
譲介「えっ!?」
その言葉につい俺は驚いて、俺の声が裏返った。この人も俺と同じ境遇という事実が俺の頭へ衝撃として走ったからだ。
___________________________________________
・遊馬side
ある日、俺達はアコンシャスに襲われた。
バリン!
奴は窓を突き破り突然現れたのだ。
アコンシャス「人間…コロス!」
遊馬の母「キャーッ!」
遊馬の父「な、なぜ!?どこからここに!」
どこか特殊な経路を使い。俺の家に侵入してきた。
遊馬の父「うわぁ~!!」
遊馬の母「ぎゃー!」
遊馬「ママーッッツ!パパーッッツ!」
そして俺は目の前で10歳にして、目の前で父と母が食われた。
次は俺の番だ――そう思った、その瞬間。
アコンシャス「うぎゃぁ~!」
シャキン!
アコンシャス「なっ、」
ドサッ!
アコンシャスの首が切断され、助かった。
遊馬「えっ、」
そうそこで助けてくれた人こそ今のDAトップ田蔵さん。
田蔵「大丈夫か。まずは逃げるぞい。」
遊馬「は、はい…」
田蔵「すまん…ワシがもう少し早く来てれば…」
田蔵さんは悲しい顔をしながらそう言って、俺を保護してくれた。
田蔵「少年よ。名はなんという。」
遊馬「…"遊馬慧悟"…」
田蔵「そうか…慧悟か…その…親は…」
遊馬「…そんな…」
田蔵さんは選択肢を提示してくれた。
田蔵「どうする?ワシに育てられるか?それとも施設で育つか?」
俺はそのとき田蔵さんに対し、安心感を感じていた。
遊馬「僕…おじさんと一緒がいい!」
そして市役所などで手続きをし、正式に田蔵さんの養子となったのだ。
それから俺はアコンシャスを全滅させ、親の敵をとるため、10代でDAに入隊した。
そして13歳の頃、人生が変わる、ある出会いがあった。
きっかけは田蔵さんと共にSRの保護施設へ訪れたことだった。
田蔵「ここが保護施設じゃ。」
遊馬「勉強になります。」
何度も俺はSR保護施設に何度かいっていた。
「百合香」という少女と知り合う。
百合香「慧悟さん…はじめまして…」
百合香はおしとやかな雰囲気で花の髪飾りをしていた女だった。
田蔵「彼女は『早乙女百合香』じゃ。ワシが最近保護した少女じゃ。」
遊馬「よ、よろしく…頼む…。『遊馬慧悟』だ。」
百合香「慧悟さん。よろしくお願いします。」
俺達は同い年ということもあり、話が合い、自然と仲良くなった。
百合香は病弱で田蔵さんが看病をしていたが、俺も田蔵さんへの恩返しとして、手伝うようになった。
遊馬(えっと…朝と夜にこの薬…か…)
俺は懸命に百合香の看病をしていた。
百合香は病弱ながら優しい人だった。
看病をしていたとき百合香から聞いたことがある。
百合香「慧悟さん。私には親がいない。親も病弱で、若くして亡くなってしまった。だから初めてなんです。こんなに丁寧に面倒をみてもらえるのは。」
遊馬「…俺も。俺も親がいない。10歳の時アコンシャスに殺された。それで田蔵さんに保護されたんだ。同じだな。」
百合香「…はい!」
百合香「慧悟さん、花火って…本物を見たことがないんです。」
百合香はよくそう言っていた。
遊馬「なら、一緒に見よう。絶対に叶えてやる。」
百合香「は、はい!」
俺は何故かそれに対し、使命感を感じていた。そしてそれのサポートをするため、俺は余暇をも惜しまず、医療や栄養について学んだ。それから俺は19歳の時、医学部に入ったのだ。
そして医学部に合格した…次の日
百合香「あ、歩ける!外に出れる!」
遊馬「よくやったな…嬉しいぞ…」
百合香は俺の懸命な措置により、歩けるようになったのだ。
そしてその夜、すぐに花火を見に行った。
ヒューン!バコーン!
遊馬「綺麗だな。」
百合香「綺麗ですね…」
バコーン!
最後の花火が上がり、儚く散った…
そのとき百合香がこういった。
百合香「あっ、あの…」
遊馬「どうした?」
百合香「その…慧悟さん伝えなきゃいけないことが…」
遊馬「うむ」
百合香「慧悟さんのおかげで私は少しだし、松葉杖が必要だけど歩けるようになったし、こうして花火を見れた。懸命に措置してくれて、真っ直ぐ向き合ってくれるところが好きでした。その…私とお付き合いしてください!」
遊馬「ああ…是非」
こうして俺は生涯大事にすると決意した恋人ができた。
そしてこれらを守るためは俺は変身する手術をうけた。凄まじい痛みだが今の力を手にすることができた。
俺が変身できるのはこの胸にあるコアと刀が反応するからだ。
・現在(譲介side)
譲介「そうだったんですね…」
遊馬「昔はどちらかというとアコンシャスへの復讐心のほうが強かったな。だが今はな、本気であいつを守りたいと思ってる。育ててくれた田蔵さんへの恩返しもしたい。だからこそ俺はこの刀を振るい続けなきゃいけないんだ。」
譲介「なんか…ありがとうございます。詳しく話してくれて。」
遊馬は照れくさそうに笑う。
遊馬「……なんか、恥ずかしいな。こんな話、誰かにするの初めてかも」
譲介は黙って笑った。
焚き火は、なおも静かに燃えていた。
そんな話をしている内に俺達はラーメンを食い終わった。
譲介「上手かったですね。」
遊馬「ああ」
だがそのとき!
一般人「キャーッ!」
一般人の悲鳴が聞こえる!
遊馬「何…いくぞ譲介!」
譲介「はい!」
俺達はすぐに駆け出した!
そこにいたのは怪人…
アコンシャス「うおーっ!」
遊馬、早すぎる!まさか!船にしがみついてのか!
譲介「まじかよ!」
俺達はたたかおうとした。その時!
ヒュルルルル!ズドーン!
???「これはやるしかないで!」
???2「だぁ~ぜぇ~!」
2人の男がまるで嵐のように現れた!
譲介「!?」
遊馬「!?」
刀を持つ男と金属バットを持つ男!
シャキン!ハギン!
アコンシャス「何!?がはっ!」
???2「やったぜぇ~!」
2人はアコンシャスを切り裂いたのだ。
遊馬「何者だ…?」
・次回予告
譲介「なんですかあなた達は!?」
???2「俺達は俺達だぁ~ぜ!」
遊馬「それは知っている。」
アコンシャスを切り裂いた謎の男達!
そして!
ドラゴナイト「ぐおー!」
ドラゴンのアコンシャスが中国を襲う!
譲介「変身!」
遊馬「義鋼!」
次回 第四話「謎の男達とドラゴン討伐!」
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