6 / 19
第6話 「覚悟」
しおりを挟む
第六話 「覚悟」
俺の名前は天城譲介。高校生の武闘派だ。
中国で田蔵さんと合流した俺達、SR中国支部へ行くと、田蔵さんに俺は戦う覚悟を問われる。「命を背負う」俺はその言葉が胸にささっていた。その夜、キャリーという女のアコンシャスにアジトが襲われてしまった!勝負は白熱するもキャリーに逃げられてしまった。しかしその現場にアトラという男が現れた!
アトラ「私だけだと思うな…」
アトラの隣に巨大な影が現れる!
スーパーレックス「ギャイーン!!」
そのアコンシャスはティラノサウルスのような見た目をしていた。
その鋭い爪と歯と巨体から、迫力が見てるだけで伝わってきた。
譲介「これは!?」
遊馬「恐竜のアコンシャス!」
スーパーレックス「ギャィーン!」
バゴンッ!
遊馬「チッ!」
やつは慧悟さんと問馬さんを襲う!
問馬「やるしかねぇぜ!『競馬』!」
遊馬「『遊馬』だ!行くぞ!」
となればこのアトラという男は…
譲介(俺と剣さんが相手取るしかない…!)
俺はやつを見つめる。
…やつは身長190cmくらいの大柄、全身には筋肉があり、凄まじいエネルギーを感じる。
譲介(こんなやつを相手にするのか…)
俺は一瞬怯んでしまった。
だがやるしかない。俺は誓ったんだ!
・回想
田蔵「命を背負う覚悟はあるのか?」
譲介「証明してみせます!」
あの日憧れた人、母さん、そして田蔵さん!彼らに恥じないようにしなければならないのだ!
・今
譲介「いきましょう!剣さん!」
剣「応!」
覚悟は決めた!行くぞ!
するとアトラは奇妙な構えを見せる。
アトラ「来い…」
まず俺が奴へ槍で斬りかかる!
シャキン!
しかし…!
シュン!
ガシッ!
アトラ「お前達の行動は全て予測されている…」
譲介「!?」
やつはそれを完璧に躱し、槍を掴んでみせたのだ!
そのままやつが俺を槍ごと宙へ浮かせる!
バギン!
譲介「ガハッ!」
譲介(背負い投げ!)
俺は完全にしてやられた!
アトラ「トドメだ」
やつが俺を踏みつけようとする!
だが!
剣「させないで!」
シャキン!
剣さんの斬撃がやつへ飛ぶ!
だがそれさえ!
シュン!
アトラ「読める…」
剣「!?」
剣(アホな!)
未来予知かと錯覚するほど完璧に躱しやがった!
譲介、うぉぉっ!
シャキン!
シュン!
俺も立ち上がりながら槍を放つが、それさえかわされる。
譲介「さっきから完璧に外されますね…」
剣「どないこっちゃ…これは…?」
アトラ「何をしても無駄なのだ。私の前で何をしようが、私は最善の選択をする。」
譲介「剣さん…」
剣「ああ…間違いない。『予知能力』かなんかやな。」
あんなに完璧に外す上にカウンターを入れる。間違いなく予知能力かなんかだろう。
アトラ「フン。よく気づいたな。だが気づいたところで勝てまい。」
そういうとアトラはニヤリと笑った。
勝つ方法…あるとすれば数敵有利を利用することだ。
譲介「剣さん…」
剣「応…」
俺達はわかっていた。連係でこいつを抑え込む!
次の瞬間!俺達は踏み込んだ!
シャキン!
俺は正面から突き、剣さんは左から横薙ぎで攻撃を加える!
しかしやつは!
アトラ(見える!)
シュン!
ガキン!
剣「ちっ!」
俺の突きを避け、剣さんの横薙ぎをナイフで受ける!
アトラ「フン!」
バギン!
剣「がはっ!」
さらに繋がるようにアトラの蹴りが剣さんの腹を撃ち抜く!
アトラ「次は貴様だ!」
譲介(普通に攻撃してもかわされる!)
シャキン!
俺は攻撃をせず、アトラの攻撃をかわす!
しかしそれすらも!
シャキン!
アトラ「そちらに避けるのは読んでいるぞ」
譲介「がはっ!」
完璧なカウンターを入れられる!
剣「うおー!」
シャキン!
アトラ「振りが大きい!」
シャキン!
剣「がはっ!」
連係が上手くいかず、気づけば俺達だけが削られていた。
剣「どうする…譲介」
譲介「毒も炎も当たらなければ意味がないです…」
アトラ「その通りだ。どんなに強力な攻撃とて、当たらなければ無に帰す。私の能力はAIを使い貴様らの骨格、筋肉の動き、今までの攻撃の仕方、能力等…様々な要素から最適な行動を導き出す。何をしようと私に攻撃を加えるのは無駄なのだよ。」
譲介「『無駄』だと…無駄じゃない!」
剣「無駄ちゃうで。ワイらの攻撃…通らせてやるで!」
そういうとアトラは高らかに笑う。
アトラ「ハッハッハッ!ならば攻撃を当ててみせろぉ!」
剣「笑ってられるのも今のうちやで」
剣(口ではこう言ってもうたが…コイツは強い…出し抜かなあかんな…)
剣「召喚魔法!」
剣さんの召喚魔法により大量のサソリが出てくる。
アトラ、こんなもの…
バン!
やつが銃でサソリを殺す!
剣「今や!合体!」
そのときサソリが合体する!
シャキン!
一際大きいサソリがやつを襲うが…
アトラ「これも読める」
それもかわされさらにカウンターを入れらた。
譲介「変身!」
ベルト「チワワン!」
俺もチワワンを使い、陣列フォームへとフォームチェンジ!
スピード特化のチワワンの連撃を飛ばした!
シュン!シュン!シュン!シュン!
アトラ「スピード特化か。だが読める。」
それでもやつは全てかわした!
譲介「変身!」
ベルト「ミラーックス!」
ミラーックスの鏡が光を反射する。
ピカーン!
その隙に剣さんが飛び出した!
剣「今や!」
シャキン!
アトラ「遅い!」
シャキン!
剣「なんやて!?」
これは強すぎる…このままの連携では負けるのは明確…
譲介「剣さん…毒と炎のコンビネーションで連携技を放ちましょう。」
剣「それしか方法は無さそうやな…。行けそうか?」
譲介「やるしかありません。」
アトラ「無駄だ。全てこのAIで読める!」
さっきは連携が上手くいかなかったが、やはり心を一つにするしかない…!
前はできた…
・回想
ドラゴナイト「キャィーン!」
バゴンッ!
譲介「連携技いきましょう!」
シャキン!バコーンッ!
ドラゴナイト「ギャィーン!」
・今
譲介「力をかしてくれ。ドラゴナイト。」
俺はドラゴナイトのカードを手に取った。
そのままカードをベルトに装填!
ベルト「Set!DragonNight!」
譲介「変身!」
ベルト「Burn it with dragon fire and tear it apart with sharp claws!」
俺の体がドラゴンのゴツゴツとした皮膚で覆われる。鋭い爪と牙も生えていた。
この能力を使って、コンビネーションをとる!
譲介「俺は証明する『命を背負う覚悟』を!」
剣「ワイも手伝わせてもらうで譲介!」
アトラ「貴様らに何ができるというのだ!
」
俺は腰にあった大剣を抜く!
スーチン!
譲介「絶対にできる。俺は命を背負ってみせる!」
その頃遊馬さん達もたたかっていた。
スーパーレックスが凄まじい突進を遊馬さん達へする!
だが遊馬さんは冷静だった。
遊馬(スピードを落とす!)
シャキン!
斬撃により風を巻き起こす!
それは僅かにやつの突進スピードを落とした!
そしてやつの爪の攻撃が飛ぶ!
シャキン!
シュン!
遊馬さんはそれを外す。
そしてもう片方の手の攻撃が問馬さんへ飛んだ!
問馬「シャッ!」
バギン!
問馬さんはそれを凄まじいパワーで弾き返した!
だが二人は攻撃により、剥がされた!
遊馬(剥がされたな。)
その隙をスーパーレックスがつく!
遊馬(来た!)
スーパーレックスが遊馬さんへ近づいてきた!
遊馬さんはサイドにやつの頭突きを回避する!
バギン!
遊馬「フン…」
だがやつは凄まじい柔軟性を見せ!
ブンッ!
直前で頭を横に振るう!
遊馬「!?」
遊馬(バカな!あそこから!)
そして遊馬さんは奴の頭突きをもろに食らってしまう!
バギン!
遊馬「がはっ!」
遊馬さんは激しく吹き飛んだ!
問馬「相場ァ!!」
ボギッ!
遊馬(頭がやられたか…)
遊馬さんは激しく電柱にぶつかり、頭蓋骨が割れてしまった!
こうなれば問馬さん一人!
スーパーレックス「キャイ~ン!」
スーパーレックスの前蹴りが飛ぶ!
問馬「やべぇぜぇ!」
これはもはや躱すしかねぇ!
シュン!
だが躱してもやつの攻撃がつながる!
スーパーレックスの前腕が隆起する!
そしてスーパーレックスのパンチが飛ぶ!
バギン!
問馬「ぐはっ!」
それは問馬さんを捉えた!
問馬さんも激しく地面を転がる!
問馬(俺も骨が折れたぜぇ…)
問馬さんの肋が4本いった…
遊馬「問馬…やつの攻撃は一度でも当たれば重傷を負うレベル…厄介だ。」
問馬「一発で骨がボキボキだぜ…」
遊馬「勝つには連携が必要…力を貸せ!」
問馬「応!『胎盤』!」
遊馬「『遊馬』だ!」
遊馬「俺が風でやつの攻撃を緩和する。その隙をついて決定打を出せ。お前のパワーは規格外…お前ならいけるはずだ。まかせるぞ。」
問馬「応!」
そして遊馬さんが前に出る!
遊馬「恐竜…俺が相手だ!」
スーパーレックス「キャィィィーン!」
スーパーレックスもそれに応えるように攻撃を飛ばしてくる!
バギン!バギン!
先程よりも速度が増した!
遊馬(集中しろ…!)
シャキン!シャキン!
遊馬さんの風が繰り出される!
風により僅かにやつの攻撃の速度が緩和される!
そしてついにその時が現れる!
バギン!
スーパーレックスの前腕の攻撃が遊馬さんへ襲いかかる!
遊馬(これしかない!少しリスクを負うが…)
遊馬「問馬!任せるぞ!」
そしてやつの前腕の攻撃を遊馬さんが刀で押さえつけた!
キン!
だがやつのパワーは規格外、そんな簡単にガードはできない!
ギギギギ…
だがそこにいるのは規格外の男・問馬!
問馬「任せろ!」
問馬さんはやつの前腕にしがみつく!
それを振り落とそうとやつの腕が暴れた!
問馬「おぉ!」
だが問馬さんのパワーの前では無意味だ!
問馬「来たぜ!」
それを利用してやつの眼前に迫る!
ドジュン!
問馬さんがやつの腕から飛び出し、顔へ向かった!
そしてバッドのフルスイングがやつの顔面を捉える!
問馬「オラァ!」
バギン!
スーパーレックス「キェーン!」
それは大分きいた!
遊馬「助かったぞ問馬!」
その隙に遊馬さんが飛び出した!
そしてやつの足の健を切り裂く!
遊馬「チャリャァ!」
シャキン!シャキン!シャキン!
スーパーレックス「キャィィィーン!」
スーパーレックスが雄叫びをあげながら、倒れる!
問馬「決めるぜ!」
遊馬「ああ!」
決着の時!
そのときまさか遊馬さんが刀を投げる!
遊馬「問馬!」
そしてここで問馬さんが金属バットで刀をスイング!
バギン!
問馬「行くぜ!」
問馬さんのフルスイングが遊馬さんの刀を捉える!
そしてやつを斬り裂いた!
スーパーレックス「キェーン!」
そして遊馬さんがささった刀を回収する!
遊馬「ハァーッ!」
シャキン!シャキン!
やつを激しく切り裂く!
問馬「決めるぜ!」
バゴン!
そして問馬さんの下からの突き上げが決まった!
スーパーレックス「ギャィーン!」
バゴンッ!
遂にスーパーレックスを討伐した!
そして俺達もアトラと戦闘していた!
アトラ(フォームチェンジしても予測で超えられる!)
俺のドラゴナイトフォームの大剣がやつへ振り下ろされる!
シャキン!
アトラ「読める!」
だが剣さんが間髪入れず入る!
剣「カウンターいれる暇もないで!」
シャキン!
アトラ「おっと!」
俺は手から火炎放射をし、火を噴く!
ブオーっ!
アトラ「それも読める!」
アトラがそれを回避する!
だが…
アトラ「ほう…」
アトラ(マントが燃えたか…)
やつのマントが微かに燃えていた。
アトラ(完璧に予測したはずなのに…何故…?)
剣「シャーッ!」
剣さんの斬撃が飛ぶ!
シャキン!
シュン!
それもまた…
アトラ「!?」
アトラ(おかしい!何故!?)
アトラの胸を微かに捉える。
アトラ「馬鹿な…予測しているのに…まさか…」
そのときやつは気づいたのだ…
アトラ(コイツ等は…)
譲介「ハァーッ!」
剣「行くで!」
アトラ(コイツ等には…感情がある。「人を助けたい」「誰かのために力を振るいたい」そんな…そんな感情…想いが…故に!)
アトラ「『感情』という非論理的なものに対して、私の予測がエラーをおこしているのか!?」
譲介「俺は証明する!この『覚悟』を!誰がみても認めてもらえるように!」
俺は思いっきり左右のレバーを引いた!ベルト「ドラゴナイト!業火、覚醒——ッ!」
ゴオォォォッ!!
俺の身体を紅蓮の炎が包み込む!
形態はドラゴナイト・ブレイズモード——!
譲介「今だ、剣さん!」
剣「応!毒牙、猛襲!」
剣の身体から紫色の瘴気が溢れ出す——毒の術式が最大濃度で展開されていく!
譲介「行きます…!連携技!」
譲介&剣「《災牙・紅蓮刃陣(さいが・ぐれんじんじん)》!!」
——紅と紫が交錯する!
譲介がドラゴナイトの高熱で空間を湾曲させ、旋回しながら高速で突撃!
剣がその軌道に毒の刃を巻きつけ、炎と毒が混ざり合い一つの巨大な螺旋に変わる!
アトラ「その程度——読める!」
アトラが構える!
アトラ「……!?」
だが、その瞬間。
毒と炎が交差した熱気により、センサーの精度が一瞬鈍る!
AIが誤作動を起こしたのだ!
アトラ「っ…この熱量、視界と感覚が…!」
譲介「今しかない…!」
剣「ブチ抜けぇぇぇぇ!!」
——ドォォォン!!!
技が直撃ッ!!
アトラの腹部に螺旋状の炎と毒が炸裂する!
アトラ「ぐ、はぁぁああっ!!」
爆煙が辺りを包む。
譲介(やったか……!?)
……静寂。
——やがて、煙の中から倒れたアトラの姿が見えた。
剣「決まったな。」
譲介「ああ…これが…“俺たちの”連携技!」
——《災牙・紅蓮刃陣》!
毒と炎、剣と槍——
二人の意志が織り成した、渾身の一撃だった。
アトラ「完敗だ…天城譲介…私の『予測』が…お前の『決意』に追いつかなかっ…た…!」
ドサッ!
遊馬「スーパーレックスか…」
譲介「アトラよろしくな。」
俺達はそれぞれアコンシャスをカード化した。
剣さんがボロボロの俺の肩を持ってくれた。
剣「お前の覚悟中々やで。感激してもたわ。」
譲介「ありがとうございます…」
問馬「やったな!『キスマ』!」
遊馬「『遊馬』だ。だが問馬悪くなかったぞ。」
問馬「応!『馬コンビ』としてよろしくな!」
遊馬「馬コンビか…」
そしてそこに田蔵さんが駆け寄る。
田蔵「見とったぞ譲介」
譲介「はい…」
剣「コイツの覚悟なかなかやったで、認めてやってもええんちゃいます?」
それを聞いた田蔵さんは頷いた。
そして田蔵さんは俺に肩を貸しながらこういった。
田蔵(コヤツ……本当に、背負ったんじゃな。「人を、守るということを…」)
田蔵「大丈夫か?」
譲介「……大丈夫です」
田蔵「そうか。でも一つだけ言っとく。お前の覚悟、ちゃんと見えたぞい。立派だったな。」
俺は驚いた顔をした。
………だが気づけば笑いながらうなずいていた。
遊馬(成長したな…❨相棒❩…)
譲介「今度は俺が守る番だ!」
・次回予告
温泉で殺人事件が発生!
オーナー「何!?人が殺されてるだと!?」
遊馬「なるほど。そういうことか。」
遊馬の推理と
問馬「よくわからないけどおもろいぜ!」
問馬のバカが爆発!
遊馬「犯人はお前だ!」
次回 温泉殺人事件
俺の名前は天城譲介。高校生の武闘派だ。
中国で田蔵さんと合流した俺達、SR中国支部へ行くと、田蔵さんに俺は戦う覚悟を問われる。「命を背負う」俺はその言葉が胸にささっていた。その夜、キャリーという女のアコンシャスにアジトが襲われてしまった!勝負は白熱するもキャリーに逃げられてしまった。しかしその現場にアトラという男が現れた!
アトラ「私だけだと思うな…」
アトラの隣に巨大な影が現れる!
スーパーレックス「ギャイーン!!」
そのアコンシャスはティラノサウルスのような見た目をしていた。
その鋭い爪と歯と巨体から、迫力が見てるだけで伝わってきた。
譲介「これは!?」
遊馬「恐竜のアコンシャス!」
スーパーレックス「ギャィーン!」
バゴンッ!
遊馬「チッ!」
やつは慧悟さんと問馬さんを襲う!
問馬「やるしかねぇぜ!『競馬』!」
遊馬「『遊馬』だ!行くぞ!」
となればこのアトラという男は…
譲介(俺と剣さんが相手取るしかない…!)
俺はやつを見つめる。
…やつは身長190cmくらいの大柄、全身には筋肉があり、凄まじいエネルギーを感じる。
譲介(こんなやつを相手にするのか…)
俺は一瞬怯んでしまった。
だがやるしかない。俺は誓ったんだ!
・回想
田蔵「命を背負う覚悟はあるのか?」
譲介「証明してみせます!」
あの日憧れた人、母さん、そして田蔵さん!彼らに恥じないようにしなければならないのだ!
・今
譲介「いきましょう!剣さん!」
剣「応!」
覚悟は決めた!行くぞ!
するとアトラは奇妙な構えを見せる。
アトラ「来い…」
まず俺が奴へ槍で斬りかかる!
シャキン!
しかし…!
シュン!
ガシッ!
アトラ「お前達の行動は全て予測されている…」
譲介「!?」
やつはそれを完璧に躱し、槍を掴んでみせたのだ!
そのままやつが俺を槍ごと宙へ浮かせる!
バギン!
譲介「ガハッ!」
譲介(背負い投げ!)
俺は完全にしてやられた!
アトラ「トドメだ」
やつが俺を踏みつけようとする!
だが!
剣「させないで!」
シャキン!
剣さんの斬撃がやつへ飛ぶ!
だがそれさえ!
シュン!
アトラ「読める…」
剣「!?」
剣(アホな!)
未来予知かと錯覚するほど完璧に躱しやがった!
譲介、うぉぉっ!
シャキン!
シュン!
俺も立ち上がりながら槍を放つが、それさえかわされる。
譲介「さっきから完璧に外されますね…」
剣「どないこっちゃ…これは…?」
アトラ「何をしても無駄なのだ。私の前で何をしようが、私は最善の選択をする。」
譲介「剣さん…」
剣「ああ…間違いない。『予知能力』かなんかやな。」
あんなに完璧に外す上にカウンターを入れる。間違いなく予知能力かなんかだろう。
アトラ「フン。よく気づいたな。だが気づいたところで勝てまい。」
そういうとアトラはニヤリと笑った。
勝つ方法…あるとすれば数敵有利を利用することだ。
譲介「剣さん…」
剣「応…」
俺達はわかっていた。連係でこいつを抑え込む!
次の瞬間!俺達は踏み込んだ!
シャキン!
俺は正面から突き、剣さんは左から横薙ぎで攻撃を加える!
しかしやつは!
アトラ(見える!)
シュン!
ガキン!
剣「ちっ!」
俺の突きを避け、剣さんの横薙ぎをナイフで受ける!
アトラ「フン!」
バギン!
剣「がはっ!」
さらに繋がるようにアトラの蹴りが剣さんの腹を撃ち抜く!
アトラ「次は貴様だ!」
譲介(普通に攻撃してもかわされる!)
シャキン!
俺は攻撃をせず、アトラの攻撃をかわす!
しかしそれすらも!
シャキン!
アトラ「そちらに避けるのは読んでいるぞ」
譲介「がはっ!」
完璧なカウンターを入れられる!
剣「うおー!」
シャキン!
アトラ「振りが大きい!」
シャキン!
剣「がはっ!」
連係が上手くいかず、気づけば俺達だけが削られていた。
剣「どうする…譲介」
譲介「毒も炎も当たらなければ意味がないです…」
アトラ「その通りだ。どんなに強力な攻撃とて、当たらなければ無に帰す。私の能力はAIを使い貴様らの骨格、筋肉の動き、今までの攻撃の仕方、能力等…様々な要素から最適な行動を導き出す。何をしようと私に攻撃を加えるのは無駄なのだよ。」
譲介「『無駄』だと…無駄じゃない!」
剣「無駄ちゃうで。ワイらの攻撃…通らせてやるで!」
そういうとアトラは高らかに笑う。
アトラ「ハッハッハッ!ならば攻撃を当ててみせろぉ!」
剣「笑ってられるのも今のうちやで」
剣(口ではこう言ってもうたが…コイツは強い…出し抜かなあかんな…)
剣「召喚魔法!」
剣さんの召喚魔法により大量のサソリが出てくる。
アトラ、こんなもの…
バン!
やつが銃でサソリを殺す!
剣「今や!合体!」
そのときサソリが合体する!
シャキン!
一際大きいサソリがやつを襲うが…
アトラ「これも読める」
それもかわされさらにカウンターを入れらた。
譲介「変身!」
ベルト「チワワン!」
俺もチワワンを使い、陣列フォームへとフォームチェンジ!
スピード特化のチワワンの連撃を飛ばした!
シュン!シュン!シュン!シュン!
アトラ「スピード特化か。だが読める。」
それでもやつは全てかわした!
譲介「変身!」
ベルト「ミラーックス!」
ミラーックスの鏡が光を反射する。
ピカーン!
その隙に剣さんが飛び出した!
剣「今や!」
シャキン!
アトラ「遅い!」
シャキン!
剣「なんやて!?」
これは強すぎる…このままの連携では負けるのは明確…
譲介「剣さん…毒と炎のコンビネーションで連携技を放ちましょう。」
剣「それしか方法は無さそうやな…。行けそうか?」
譲介「やるしかありません。」
アトラ「無駄だ。全てこのAIで読める!」
さっきは連携が上手くいかなかったが、やはり心を一つにするしかない…!
前はできた…
・回想
ドラゴナイト「キャィーン!」
バゴンッ!
譲介「連携技いきましょう!」
シャキン!バコーンッ!
ドラゴナイト「ギャィーン!」
・今
譲介「力をかしてくれ。ドラゴナイト。」
俺はドラゴナイトのカードを手に取った。
そのままカードをベルトに装填!
ベルト「Set!DragonNight!」
譲介「変身!」
ベルト「Burn it with dragon fire and tear it apart with sharp claws!」
俺の体がドラゴンのゴツゴツとした皮膚で覆われる。鋭い爪と牙も生えていた。
この能力を使って、コンビネーションをとる!
譲介「俺は証明する『命を背負う覚悟』を!」
剣「ワイも手伝わせてもらうで譲介!」
アトラ「貴様らに何ができるというのだ!
」
俺は腰にあった大剣を抜く!
スーチン!
譲介「絶対にできる。俺は命を背負ってみせる!」
その頃遊馬さん達もたたかっていた。
スーパーレックスが凄まじい突進を遊馬さん達へする!
だが遊馬さんは冷静だった。
遊馬(スピードを落とす!)
シャキン!
斬撃により風を巻き起こす!
それは僅かにやつの突進スピードを落とした!
そしてやつの爪の攻撃が飛ぶ!
シャキン!
シュン!
遊馬さんはそれを外す。
そしてもう片方の手の攻撃が問馬さんへ飛んだ!
問馬「シャッ!」
バギン!
問馬さんはそれを凄まじいパワーで弾き返した!
だが二人は攻撃により、剥がされた!
遊馬(剥がされたな。)
その隙をスーパーレックスがつく!
遊馬(来た!)
スーパーレックスが遊馬さんへ近づいてきた!
遊馬さんはサイドにやつの頭突きを回避する!
バギン!
遊馬「フン…」
だがやつは凄まじい柔軟性を見せ!
ブンッ!
直前で頭を横に振るう!
遊馬「!?」
遊馬(バカな!あそこから!)
そして遊馬さんは奴の頭突きをもろに食らってしまう!
バギン!
遊馬「がはっ!」
遊馬さんは激しく吹き飛んだ!
問馬「相場ァ!!」
ボギッ!
遊馬(頭がやられたか…)
遊馬さんは激しく電柱にぶつかり、頭蓋骨が割れてしまった!
こうなれば問馬さん一人!
スーパーレックス「キャイ~ン!」
スーパーレックスの前蹴りが飛ぶ!
問馬「やべぇぜぇ!」
これはもはや躱すしかねぇ!
シュン!
だが躱してもやつの攻撃がつながる!
スーパーレックスの前腕が隆起する!
そしてスーパーレックスのパンチが飛ぶ!
バギン!
問馬「ぐはっ!」
それは問馬さんを捉えた!
問馬さんも激しく地面を転がる!
問馬(俺も骨が折れたぜぇ…)
問馬さんの肋が4本いった…
遊馬「問馬…やつの攻撃は一度でも当たれば重傷を負うレベル…厄介だ。」
問馬「一発で骨がボキボキだぜ…」
遊馬「勝つには連携が必要…力を貸せ!」
問馬「応!『胎盤』!」
遊馬「『遊馬』だ!」
遊馬「俺が風でやつの攻撃を緩和する。その隙をついて決定打を出せ。お前のパワーは規格外…お前ならいけるはずだ。まかせるぞ。」
問馬「応!」
そして遊馬さんが前に出る!
遊馬「恐竜…俺が相手だ!」
スーパーレックス「キャィィィーン!」
スーパーレックスもそれに応えるように攻撃を飛ばしてくる!
バギン!バギン!
先程よりも速度が増した!
遊馬(集中しろ…!)
シャキン!シャキン!
遊馬さんの風が繰り出される!
風により僅かにやつの攻撃の速度が緩和される!
そしてついにその時が現れる!
バギン!
スーパーレックスの前腕の攻撃が遊馬さんへ襲いかかる!
遊馬(これしかない!少しリスクを負うが…)
遊馬「問馬!任せるぞ!」
そしてやつの前腕の攻撃を遊馬さんが刀で押さえつけた!
キン!
だがやつのパワーは規格外、そんな簡単にガードはできない!
ギギギギ…
だがそこにいるのは規格外の男・問馬!
問馬「任せろ!」
問馬さんはやつの前腕にしがみつく!
それを振り落とそうとやつの腕が暴れた!
問馬「おぉ!」
だが問馬さんのパワーの前では無意味だ!
問馬「来たぜ!」
それを利用してやつの眼前に迫る!
ドジュン!
問馬さんがやつの腕から飛び出し、顔へ向かった!
そしてバッドのフルスイングがやつの顔面を捉える!
問馬「オラァ!」
バギン!
スーパーレックス「キェーン!」
それは大分きいた!
遊馬「助かったぞ問馬!」
その隙に遊馬さんが飛び出した!
そしてやつの足の健を切り裂く!
遊馬「チャリャァ!」
シャキン!シャキン!シャキン!
スーパーレックス「キャィィィーン!」
スーパーレックスが雄叫びをあげながら、倒れる!
問馬「決めるぜ!」
遊馬「ああ!」
決着の時!
そのときまさか遊馬さんが刀を投げる!
遊馬「問馬!」
そしてここで問馬さんが金属バットで刀をスイング!
バギン!
問馬「行くぜ!」
問馬さんのフルスイングが遊馬さんの刀を捉える!
そしてやつを斬り裂いた!
スーパーレックス「キェーン!」
そして遊馬さんがささった刀を回収する!
遊馬「ハァーッ!」
シャキン!シャキン!
やつを激しく切り裂く!
問馬「決めるぜ!」
バゴン!
そして問馬さんの下からの突き上げが決まった!
スーパーレックス「ギャィーン!」
バゴンッ!
遂にスーパーレックスを討伐した!
そして俺達もアトラと戦闘していた!
アトラ(フォームチェンジしても予測で超えられる!)
俺のドラゴナイトフォームの大剣がやつへ振り下ろされる!
シャキン!
アトラ「読める!」
だが剣さんが間髪入れず入る!
剣「カウンターいれる暇もないで!」
シャキン!
アトラ「おっと!」
俺は手から火炎放射をし、火を噴く!
ブオーっ!
アトラ「それも読める!」
アトラがそれを回避する!
だが…
アトラ「ほう…」
アトラ(マントが燃えたか…)
やつのマントが微かに燃えていた。
アトラ(完璧に予測したはずなのに…何故…?)
剣「シャーッ!」
剣さんの斬撃が飛ぶ!
シャキン!
シュン!
それもまた…
アトラ「!?」
アトラ(おかしい!何故!?)
アトラの胸を微かに捉える。
アトラ「馬鹿な…予測しているのに…まさか…」
そのときやつは気づいたのだ…
アトラ(コイツ等は…)
譲介「ハァーッ!」
剣「行くで!」
アトラ(コイツ等には…感情がある。「人を助けたい」「誰かのために力を振るいたい」そんな…そんな感情…想いが…故に!)
アトラ「『感情』という非論理的なものに対して、私の予測がエラーをおこしているのか!?」
譲介「俺は証明する!この『覚悟』を!誰がみても認めてもらえるように!」
俺は思いっきり左右のレバーを引いた!ベルト「ドラゴナイト!業火、覚醒——ッ!」
ゴオォォォッ!!
俺の身体を紅蓮の炎が包み込む!
形態はドラゴナイト・ブレイズモード——!
譲介「今だ、剣さん!」
剣「応!毒牙、猛襲!」
剣の身体から紫色の瘴気が溢れ出す——毒の術式が最大濃度で展開されていく!
譲介「行きます…!連携技!」
譲介&剣「《災牙・紅蓮刃陣(さいが・ぐれんじんじん)》!!」
——紅と紫が交錯する!
譲介がドラゴナイトの高熱で空間を湾曲させ、旋回しながら高速で突撃!
剣がその軌道に毒の刃を巻きつけ、炎と毒が混ざり合い一つの巨大な螺旋に変わる!
アトラ「その程度——読める!」
アトラが構える!
アトラ「……!?」
だが、その瞬間。
毒と炎が交差した熱気により、センサーの精度が一瞬鈍る!
AIが誤作動を起こしたのだ!
アトラ「っ…この熱量、視界と感覚が…!」
譲介「今しかない…!」
剣「ブチ抜けぇぇぇぇ!!」
——ドォォォン!!!
技が直撃ッ!!
アトラの腹部に螺旋状の炎と毒が炸裂する!
アトラ「ぐ、はぁぁああっ!!」
爆煙が辺りを包む。
譲介(やったか……!?)
……静寂。
——やがて、煙の中から倒れたアトラの姿が見えた。
剣「決まったな。」
譲介「ああ…これが…“俺たちの”連携技!」
——《災牙・紅蓮刃陣》!
毒と炎、剣と槍——
二人の意志が織り成した、渾身の一撃だった。
アトラ「完敗だ…天城譲介…私の『予測』が…お前の『決意』に追いつかなかっ…た…!」
ドサッ!
遊馬「スーパーレックスか…」
譲介「アトラよろしくな。」
俺達はそれぞれアコンシャスをカード化した。
剣さんがボロボロの俺の肩を持ってくれた。
剣「お前の覚悟中々やで。感激してもたわ。」
譲介「ありがとうございます…」
問馬「やったな!『キスマ』!」
遊馬「『遊馬』だ。だが問馬悪くなかったぞ。」
問馬「応!『馬コンビ』としてよろしくな!」
遊馬「馬コンビか…」
そしてそこに田蔵さんが駆け寄る。
田蔵「見とったぞ譲介」
譲介「はい…」
剣「コイツの覚悟なかなかやったで、認めてやってもええんちゃいます?」
それを聞いた田蔵さんは頷いた。
そして田蔵さんは俺に肩を貸しながらこういった。
田蔵(コヤツ……本当に、背負ったんじゃな。「人を、守るということを…」)
田蔵「大丈夫か?」
譲介「……大丈夫です」
田蔵「そうか。でも一つだけ言っとく。お前の覚悟、ちゃんと見えたぞい。立派だったな。」
俺は驚いた顔をした。
………だが気づけば笑いながらうなずいていた。
遊馬(成長したな…❨相棒❩…)
譲介「今度は俺が守る番だ!」
・次回予告
温泉で殺人事件が発生!
オーナー「何!?人が殺されてるだと!?」
遊馬「なるほど。そういうことか。」
遊馬の推理と
問馬「よくわからないけどおもろいぜ!」
問馬のバカが爆発!
遊馬「犯人はお前だ!」
次回 温泉殺人事件
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる