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咎禍 第7話「温泉殺人事件」
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第7話「温泉殺人事件」
俺の名前は天城譲介
俺の名前は天城譲介。
SRのアジトが襲撃された。現れたのは女アコンシャス・キャリー。そして、四騎士を名乗るアトラ、さらには恐竜型の怪人スーパーレックスも。
キャリーは取り逃がしたが、アトラとスーパーレックスの討伐には成功した。田蔵さんにも、ようやく認めてもらえた…!
ひとまず傷が凄いので、田蔵さんと百合香さんにみんなが治療を受けてた。
田蔵さんが俺の傷をしばってくれていた。
譲介「あの田蔵さん」
田蔵「なんじゃ?」
譲介「アトラが言っていた、『エパナスタシー』ってなんですか?」
田蔵「“エパナスタシー”…やつらについては噂しか知らん。かつて人間に討たれた怪人どもが、復讐のために立ち上げた秘密組織らしい。ワシも都市伝説だと思っとったがな…。」
剣「四騎士ってなんや?」
田蔵「四騎士とはエパナスタシーにつかえる最強の戦士たち。四騎士と準四騎士がいる。四騎士と準四騎士には圧倒的実力差があると聞く。あのキャリーというアコンシャス。目に「QⅣ」の刻印があった。恐らく『準四騎士』じゃな。」
問馬「なんだ一番したかぁ~!」
遊馬「しかしあのアトラとかいうやつ。本当に四騎士なんでしょうか?」
田蔵「わからん…だが四騎士にしては確かに弱すぎるかもしれんのう。」
譲介「自称ってことですか?」
田蔵「あくまで可能性の話じゃがな。」
エパナスタシーまだまだ謎が多い。
遊馬「だがわかってるな譲介。キャリーに逃げられたということはまだ終わりではない。」
譲介「はい。やつがまた新しいアコンシャスを送ってくるに違いない。」
問馬「さっきから話がムズいぜ~!」
剣「それな」
田蔵「説明したほうがいいか?」
遊馬「いえ。こいつらには絶対理解できないので大丈夫です(特に問馬)。」
田蔵「そうかじゃぞい」
問馬「?」
剣「遠回しにワイらのことバカって言ってるやんけ!」
そんな中事件は起きていた。
・銭湯にて
一般人「いい湯だったなぁ~。サウナでも行くか~。」
グシャァッ!
一般人「な、なんの音だ!?」
一般人2「ひ、人が死んでる!?」
一般人「何!?いつの間に!湯気で気が付かなかった!」
オーナー「何!?殺人事件だと!?」
従業員「最近犯人不明の事件が多発してます!」
オーナー「SRに連絡だ!」
数時間後…
・SRアジトにて
トントン!
ドアをたたく音が鳴り響く
田蔵「どうぞ」
ガチャ
オーナー「こんにちは田蔵さん。極楽の湯のオーナーです。実は…」
極楽の湯のオーナーは事情を全て話した。
田蔵「なるほど。殺人事件が多発ですか。」
オーナー「アコンシャスの仕業だと思ったので依頼しにきました。」
田蔵「こういう案件は大人数で行くと危険じゃ。そしたら遊馬行って来いじゃぞい。」
遊馬「わかりました。」
問馬「俺もついてくぜ~。馬コンビでサクッと解決だぁぜぇ~。」
田蔵「わかったぞい。」
剣「おいおい殺人事件を問馬に解決できるんか?」
百合香「大丈夫ですよ。慧悟さんは面倒見がいいので。」
遊馬「アコンシャスは必ず切り捨てるいくぞ。」
問馬「いくぜぇ~!」
こうして2人が調査に入った。
・温泉にて
オーナー「ここです!」
問馬「ちなみに『銭湯』ってなんだぁ~?」
オーナー「えっ、」
オーナー(銭湯を知らないとかあるの?)
遊馬「『銭湯』はみんなでいける風呂だ。」
問馬「よくわからないけどわかったぜぇ~!」
遊馬「どっちだ」
二人をオーナーが案内する。
オーナー「ここの浴槽で人が殺されたんです。」
案内されたのは露天風呂の浴槽
そこにはこの温泉の見どころとされる。大きな岩があった。
遊馬「監視カメラの映像はありますか?」
オーナー「はい!」
遊馬「なるほど」
映像では湯気でほぼ何も見えなかった。
遊馬「この感じ上から頭を潰されて殺されてる…ですが不思議ですね。室内で殺した方が都合が良さそうですが。なぜ露天風呂で殺したのでしょうか?」
オーナー「確かに。室内で殺した方が湯気で隠れるのに何故でしょう?」
遊馬「妙ですね。アコンシャスの殺しにしては、痕跡があまりにも少なすぎる。監視カメラの死角、そしてあの“音”。…これは、人間の手による犯行の可能性が高いです。」
問馬「なんかむずかしいけど面白いぜぇ~!」
オーナー「ひとまず温泉にいた人達を集めますか。」
遊馬「お願いします。」
そしてオーナーは殺人事件が起きた時間帯にいた人間達を集めた。
オーナー「みなさん。落ち着いて聞いてください。みなさんが来てた時間帯にここで殺人事件が起きました。」
客1「なんだと!?」
客2「それは大変だ!」
客3「一体誰が!」
オーナー「犯人はこの中にいる!今回殺されたのは20代男性の春木さん。」
遊馬「調査したところ春木さんは生前金銭トラブルがあったらしいです。それが関係してるかと。」
客1「凶器はなんですか?」
遊馬「凶器はわかりませんが、頭が割られたような死体。アコンシャスが上からつぶした可能性もありますが、人間が頭を鈍器で割った可能性もある。」
客3「なるほど。ですが私は春木さんと面識はありませんでした。」
客2「私はありました。金銭トラブルについも少し聞いていました。」
遊馬「それは貴重な話ですね。具体的にどうでしたか?」
客2「確かお金を貸したんだけど、返してくれなかったとか。」
遊馬「なるほど。何故貸したとかは?」
客2「それは…言えないです」
遊馬「何故ですか…?」
客2「いや春木さんの家族に関することですから…」
オーナー「ちょっと怪しくないですかね?」
遊馬「確かに理由が言えないのは怪しい。だけど家族間という言えない理由には一定の納得はいきます。」
すると遊馬さんは数秒おいてこういった。
遊馬「わかりました。言える部分だけでいいので貸した理由お話できませんか?」
するとその客は少し考え込んで言った。
客2「実は春木さん、妹さんの医療費を払うために俺から金を借りてて…それを他人に言うのはどうかと…」
遊馬「なるほど。春木さんもお金に困ってたところだったので余計返してほしくてトラブルが激化してしまったんですね。」
客2「はい…」
遊馬「あなたもわかることはありますか?」
客3「いやさっきも言いましたが、私は春木さんと全く面識なくて…」
オーナー「でも何回か2人で来てましたよ。」
客3「来てないですよ」
オーナー「遊馬さん。アレは嘘です。確かに私はみました。」
客3「いやまじで面識ないですよ!名前すら今回初めて聞きました!顔すら知らなかったんです!」
遊馬(あまりに必死…面識がないことを強調…怪しいな)
遊馬「あなたも何かわかることはありますか?」
遊馬さんが次に刺したのは常連のスーツ姿の男性
客1「私子供がいて。子供がよく遊んでたから気がついたんですが、見どころって言われてるあの岩。最近昔に比べて岩が少し固定が緩まったかなぁって」
オーナー「やっぱりアコンシャスじゃないですか?岩を動かすなんて人間にはできないですよ。」
問馬「話がムズすぎるぜぇ~!こいつが顔が怪しいから犯人でよくねぇか~?」
客2「えっ!?私!?」
遊馬「おい!そんな適当に!違ったらどうする!」
オーナー「いやでも確かにこの人さっき理由すぐに言わなかったから可能性はありますよ!」
遊馬「…………」
ここで遊馬さんの頭が回転する。
遊馬「わかりました!」
オーナー「ほんとですか!」
> 遊馬「――犯人は、あなたです。オーナー」
客たち「!!」
遊馬「アコンシャスの仕業に見せかけ、証拠を湯気で隠し、岩を凶器として使った…それを可能にできるのは、この施設の構造を熟知した人間だけ。冷静すぎた対応、そして“最初からSRを呼んだ”行動…全てが怪しい。」
問馬「す、すげぇぜえ!よくわかんねぇけど!」
オーナー「……チッ、バレたか!変身!」
その言葉を聞いたオーナーの体が禍々しいアコンシャスの姿に変化する!
UFOアコンシャス「腐った観光客どもがこの土地を汚すからだ!俺が浄化する!」
遊馬「やはり犯人はオーナーだったか!みんな逃げろ!」
客1「は、はい!」
問馬「いくぜ!『タイマン』!」
遊馬「『遊馬』だ!」
スーチン!
義鋼刀「抜刀!」
遊馬「義鋼!」
義鋼刀「Flash like the storm-Azure Blade, unsheathe!」
2人が戦闘態勢に入った!
ドギャン!
UFOアコンシャスが浮遊しながら、桶や椅子を飛ばしてくる!
シャキン!シャキン!
同時に遊馬さんの風がそれを切り裂く!
問馬「でもこの量…全ては防げないぜ!」
遊馬「狭い上に物も多い。最悪の環境だ。」
更にやつがあの巨大な岩を持ち上げる。
ブオン!
問馬「届かねぇなら!岩ごとぶったたく!」
バギン!
だが規格外の問馬さんのパワーが岩をはね返す!
UFOアコンシャス「何!?」
吹き飛ばされた岩がアコンシャスに激突した!
バシャン!
UFOアコンシャスが浴槽に落ちる。
UFOアコンシャス「おのれ!ならばこうだ!」
ギュィーン!
UFOアコンシャスが水を集める!
次の瞬間!
バシャァァァン!
大量の水が遊馬達を襲った!
遊馬「がはっ!」
2人が水に流され、激しく床や壁にぶつかる!
UFOアコンシャス「この圧倒的力には叶わない!ここで貴様等を倒し、この腐った観光客をかえてやる!」
問馬「そんなことさせねぇぜ!」
バシュン!
問馬さんが踏み込む!
UFOアコンシャス「バカが!近づくことすらかなわん!」
またもやあの忌々しいものの攻撃が飛ぶ!
問馬「ぐぅ!」
バギン!
それが問馬さんの肋に当たった。
折れた肋が内臓にささる!
問馬「関係ねぇぜ!近づけねぇなら!こうだ!」
そういうと問馬さんが岩によじ登る!
そしてそのまま踏み込んだ!
UFOアコンシャス「ならば迎えてやる!」
ギュィィーン!
やつがビームを出そうとする!
しかし!
遊馬「用意できた!炎の斬撃!」
シャキン!
遊馬さんが炎の斬撃を飛ばす!
問馬「これで加速だぜ!」
それが追い風となる!
そして鉄バットのストライクショット!
問馬「ストライク!バッターアウトだぜ!」
バギン!
UFOアコンシャス「何!?」
UFOアコンシャスが体勢を崩す!
UFOアコンシャス「が、がは…」
遊馬「決めるぞ問馬!」
問馬「応!」
問馬さんが岩の上から跳躍!
問馬「うおー!!!」
遊馬さんの斬撃と同時に一閃!
鳳閃・岩烈破!
UFOアコンシャス「ば、ばかな…私は腐った観光客を…!」
バゴン!
それがアコンシャスを倒した!
遊馬「今回も無事終わったな。『UFOアコンシャス』よろしくな。」
問馬「よらしくだぜ!」
UFOアコンシャスがカード化された。
客2「終わりましたか…」
遊馬「はい。無事。」
客2「春木は妹の治療費で金を借りていた」
客3「私は昔春木の親族と揉めていたの……もう終わったことだけど」
遊馬「誰かの正義の裏に、誰かの事情がある。それでも、殺しは許されない」
問馬「またアコンシャスの仲間か? 面倒くせぇな」
問馬「てかまさかのオーナー!?俺、岩が犯人だと思ってたぜぇ~!」
遊馬「お前、岩に謝れ。」
だが岩の隙間からこの女が覗いていた。
キャリー「なるほど。UFOアコンシャスもやられたか。ならば次はサイXを送る。」
・次回予告
キャリー「この野球場を滅茶苦茶にしてやる!」
現れたサイのアコンシャス!
サイX「ギャオーン!」
野球選手「そんな!試合ができないよ!」
譲介「この野球観戦は俺が守る!」
剣「いっくでぇ~!」
剣が恐竜フォームに変身!
次回 「野球観戦を守れ!」
俺の名前は天城譲介
俺の名前は天城譲介。
SRのアジトが襲撃された。現れたのは女アコンシャス・キャリー。そして、四騎士を名乗るアトラ、さらには恐竜型の怪人スーパーレックスも。
キャリーは取り逃がしたが、アトラとスーパーレックスの討伐には成功した。田蔵さんにも、ようやく認めてもらえた…!
ひとまず傷が凄いので、田蔵さんと百合香さんにみんなが治療を受けてた。
田蔵さんが俺の傷をしばってくれていた。
譲介「あの田蔵さん」
田蔵「なんじゃ?」
譲介「アトラが言っていた、『エパナスタシー』ってなんですか?」
田蔵「“エパナスタシー”…やつらについては噂しか知らん。かつて人間に討たれた怪人どもが、復讐のために立ち上げた秘密組織らしい。ワシも都市伝説だと思っとったがな…。」
剣「四騎士ってなんや?」
田蔵「四騎士とはエパナスタシーにつかえる最強の戦士たち。四騎士と準四騎士がいる。四騎士と準四騎士には圧倒的実力差があると聞く。あのキャリーというアコンシャス。目に「QⅣ」の刻印があった。恐らく『準四騎士』じゃな。」
問馬「なんだ一番したかぁ~!」
遊馬「しかしあのアトラとかいうやつ。本当に四騎士なんでしょうか?」
田蔵「わからん…だが四騎士にしては確かに弱すぎるかもしれんのう。」
譲介「自称ってことですか?」
田蔵「あくまで可能性の話じゃがな。」
エパナスタシーまだまだ謎が多い。
遊馬「だがわかってるな譲介。キャリーに逃げられたということはまだ終わりではない。」
譲介「はい。やつがまた新しいアコンシャスを送ってくるに違いない。」
問馬「さっきから話がムズいぜ~!」
剣「それな」
田蔵「説明したほうがいいか?」
遊馬「いえ。こいつらには絶対理解できないので大丈夫です(特に問馬)。」
田蔵「そうかじゃぞい」
問馬「?」
剣「遠回しにワイらのことバカって言ってるやんけ!」
そんな中事件は起きていた。
・銭湯にて
一般人「いい湯だったなぁ~。サウナでも行くか~。」
グシャァッ!
一般人「な、なんの音だ!?」
一般人2「ひ、人が死んでる!?」
一般人「何!?いつの間に!湯気で気が付かなかった!」
オーナー「何!?殺人事件だと!?」
従業員「最近犯人不明の事件が多発してます!」
オーナー「SRに連絡だ!」
数時間後…
・SRアジトにて
トントン!
ドアをたたく音が鳴り響く
田蔵「どうぞ」
ガチャ
オーナー「こんにちは田蔵さん。極楽の湯のオーナーです。実は…」
極楽の湯のオーナーは事情を全て話した。
田蔵「なるほど。殺人事件が多発ですか。」
オーナー「アコンシャスの仕業だと思ったので依頼しにきました。」
田蔵「こういう案件は大人数で行くと危険じゃ。そしたら遊馬行って来いじゃぞい。」
遊馬「わかりました。」
問馬「俺もついてくぜ~。馬コンビでサクッと解決だぁぜぇ~。」
田蔵「わかったぞい。」
剣「おいおい殺人事件を問馬に解決できるんか?」
百合香「大丈夫ですよ。慧悟さんは面倒見がいいので。」
遊馬「アコンシャスは必ず切り捨てるいくぞ。」
問馬「いくぜぇ~!」
こうして2人が調査に入った。
・温泉にて
オーナー「ここです!」
問馬「ちなみに『銭湯』ってなんだぁ~?」
オーナー「えっ、」
オーナー(銭湯を知らないとかあるの?)
遊馬「『銭湯』はみんなでいける風呂だ。」
問馬「よくわからないけどわかったぜぇ~!」
遊馬「どっちだ」
二人をオーナーが案内する。
オーナー「ここの浴槽で人が殺されたんです。」
案内されたのは露天風呂の浴槽
そこにはこの温泉の見どころとされる。大きな岩があった。
遊馬「監視カメラの映像はありますか?」
オーナー「はい!」
遊馬「なるほど」
映像では湯気でほぼ何も見えなかった。
遊馬「この感じ上から頭を潰されて殺されてる…ですが不思議ですね。室内で殺した方が都合が良さそうですが。なぜ露天風呂で殺したのでしょうか?」
オーナー「確かに。室内で殺した方が湯気で隠れるのに何故でしょう?」
遊馬「妙ですね。アコンシャスの殺しにしては、痕跡があまりにも少なすぎる。監視カメラの死角、そしてあの“音”。…これは、人間の手による犯行の可能性が高いです。」
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オーナー「ひとまず温泉にいた人達を集めますか。」
遊馬「お願いします。」
そしてオーナーは殺人事件が起きた時間帯にいた人間達を集めた。
オーナー「みなさん。落ち着いて聞いてください。みなさんが来てた時間帯にここで殺人事件が起きました。」
客1「なんだと!?」
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客3「一体誰が!」
オーナー「犯人はこの中にいる!今回殺されたのは20代男性の春木さん。」
遊馬「調査したところ春木さんは生前金銭トラブルがあったらしいです。それが関係してるかと。」
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客3「なるほど。ですが私は春木さんと面識はありませんでした。」
客2「私はありました。金銭トラブルについも少し聞いていました。」
遊馬「それは貴重な話ですね。具体的にどうでしたか?」
客2「確かお金を貸したんだけど、返してくれなかったとか。」
遊馬「なるほど。何故貸したとかは?」
客2「それは…言えないです」
遊馬「何故ですか…?」
客2「いや春木さんの家族に関することですから…」
オーナー「ちょっと怪しくないですかね?」
遊馬「確かに理由が言えないのは怪しい。だけど家族間という言えない理由には一定の納得はいきます。」
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遊馬「わかりました。言える部分だけでいいので貸した理由お話できませんか?」
するとその客は少し考え込んで言った。
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遊馬「なるほど。春木さんもお金に困ってたところだったので余計返してほしくてトラブルが激化してしまったんですね。」
客2「はい…」
遊馬「あなたもわかることはありますか?」
客3「いやさっきも言いましたが、私は春木さんと全く面識なくて…」
オーナー「でも何回か2人で来てましたよ。」
客3「来てないですよ」
オーナー「遊馬さん。アレは嘘です。確かに私はみました。」
客3「いやまじで面識ないですよ!名前すら今回初めて聞きました!顔すら知らなかったんです!」
遊馬(あまりに必死…面識がないことを強調…怪しいな)
遊馬「あなたも何かわかることはありますか?」
遊馬さんが次に刺したのは常連のスーツ姿の男性
客1「私子供がいて。子供がよく遊んでたから気がついたんですが、見どころって言われてるあの岩。最近昔に比べて岩が少し固定が緩まったかなぁって」
オーナー「やっぱりアコンシャスじゃないですか?岩を動かすなんて人間にはできないですよ。」
問馬「話がムズすぎるぜぇ~!こいつが顔が怪しいから犯人でよくねぇか~?」
客2「えっ!?私!?」
遊馬「おい!そんな適当に!違ったらどうする!」
オーナー「いやでも確かにこの人さっき理由すぐに言わなかったから可能性はありますよ!」
遊馬「…………」
ここで遊馬さんの頭が回転する。
遊馬「わかりました!」
オーナー「ほんとですか!」
> 遊馬「――犯人は、あなたです。オーナー」
客たち「!!」
遊馬「アコンシャスの仕業に見せかけ、証拠を湯気で隠し、岩を凶器として使った…それを可能にできるのは、この施設の構造を熟知した人間だけ。冷静すぎた対応、そして“最初からSRを呼んだ”行動…全てが怪しい。」
問馬「す、すげぇぜえ!よくわかんねぇけど!」
オーナー「……チッ、バレたか!変身!」
その言葉を聞いたオーナーの体が禍々しいアコンシャスの姿に変化する!
UFOアコンシャス「腐った観光客どもがこの土地を汚すからだ!俺が浄化する!」
遊馬「やはり犯人はオーナーだったか!みんな逃げろ!」
客1「は、はい!」
問馬「いくぜ!『タイマン』!」
遊馬「『遊馬』だ!」
スーチン!
義鋼刀「抜刀!」
遊馬「義鋼!」
義鋼刀「Flash like the storm-Azure Blade, unsheathe!」
2人が戦闘態勢に入った!
ドギャン!
UFOアコンシャスが浮遊しながら、桶や椅子を飛ばしてくる!
シャキン!シャキン!
同時に遊馬さんの風がそれを切り裂く!
問馬「でもこの量…全ては防げないぜ!」
遊馬「狭い上に物も多い。最悪の環境だ。」
更にやつがあの巨大な岩を持ち上げる。
ブオン!
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バギン!
だが規格外の問馬さんのパワーが岩をはね返す!
UFOアコンシャス「何!?」
吹き飛ばされた岩がアコンシャスに激突した!
バシャン!
UFOアコンシャスが浴槽に落ちる。
UFOアコンシャス「おのれ!ならばこうだ!」
ギュィーン!
UFOアコンシャスが水を集める!
次の瞬間!
バシャァァァン!
大量の水が遊馬達を襲った!
遊馬「がはっ!」
2人が水に流され、激しく床や壁にぶつかる!
UFOアコンシャス「この圧倒的力には叶わない!ここで貴様等を倒し、この腐った観光客をかえてやる!」
問馬「そんなことさせねぇぜ!」
バシュン!
問馬さんが踏み込む!
UFOアコンシャス「バカが!近づくことすらかなわん!」
またもやあの忌々しいものの攻撃が飛ぶ!
問馬「ぐぅ!」
バギン!
それが問馬さんの肋に当たった。
折れた肋が内臓にささる!
問馬「関係ねぇぜ!近づけねぇなら!こうだ!」
そういうと問馬さんが岩によじ登る!
そしてそのまま踏み込んだ!
UFOアコンシャス「ならば迎えてやる!」
ギュィィーン!
やつがビームを出そうとする!
しかし!
遊馬「用意できた!炎の斬撃!」
シャキン!
遊馬さんが炎の斬撃を飛ばす!
問馬「これで加速だぜ!」
それが追い風となる!
そして鉄バットのストライクショット!
問馬「ストライク!バッターアウトだぜ!」
バギン!
UFOアコンシャス「何!?」
UFOアコンシャスが体勢を崩す!
UFOアコンシャス「が、がは…」
遊馬「決めるぞ問馬!」
問馬「応!」
問馬さんが岩の上から跳躍!
問馬「うおー!!!」
遊馬さんの斬撃と同時に一閃!
鳳閃・岩烈破!
UFOアコンシャス「ば、ばかな…私は腐った観光客を…!」
バゴン!
それがアコンシャスを倒した!
遊馬「今回も無事終わったな。『UFOアコンシャス』よろしくな。」
問馬「よらしくだぜ!」
UFOアコンシャスがカード化された。
客2「終わりましたか…」
遊馬「はい。無事。」
客2「春木は妹の治療費で金を借りていた」
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遊馬「誰かの正義の裏に、誰かの事情がある。それでも、殺しは許されない」
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キャリー「なるほど。UFOアコンシャスもやられたか。ならば次はサイXを送る。」
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サイX「ギャオーン!」
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