咎禍

Yuta

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第8話 「野球観戦を守れ」

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第八話「野球観戦を守れ」

俺の名前は天城譲介。野球観戦をしている武闘派の高校生だ。

何故こうなったのか、どうしてこうなったのか、ちょっと前に戻ってみよう。

UFOアコンシャスを倒してから2ヶ月が経った。

キャリーを含め、アコンシャスが動きを止めていた。

急に見知らぬ土地で過ごすことになったのは大変だったけど、アジトでの生活も慣れてきた。

相変わらずアジトでの生活は問馬さんと剣さんのカオスがある。

田蔵「できたぞい。炒飯じゃ。」

問馬「ハイチュウがよかったぜ!」

剣「こういうとき男って炒飯しかつくらんよなw」

遊馬「おい!」

百合香「いや大丈夫です。問馬さんハイチュウです。」

問馬「ハイチュウうめぇぜぇ~!」

剣「炒飯も悪くないのう」

遊馬「トイレ流せ!」

問馬「トイレってどうやって流すんだぁ?」

剣「すまん。こいつすぐ忘れてまうから、トイレの流し方定期的に教えなアカンねん。」

遊馬「お前やばいな!なんで忘れるんだよ!」

でも田蔵さんと遊馬さんと百合香さんの面倒見が良くて、なんだかんだ楽しかった。

そして今はいつも通り料理を作っている。

百合香「譲介君。洗い物ありがとう。」

譲介「いえ、このくらいは」

俺も手伝えることいつも手伝ってる。

剣「見ろよ問馬!今週のジャンプやばいぜ!」

問馬「なんだ?ジャンプするのか?スポーツか?」

剣「なんでジャンプしらんねん!漫画や!漫画!」

田蔵「できたぞい。カレーじゃ。」

譲介「いただきます」

問馬「カレーにねるねるねるねをかけると美味しいぜぇ~!」

剣「いやオロナミンCやろ」

遊馬「どっちも聞いたことねぇよ」

そんな平和な食卓の中、田蔵さんから提案があった。

田蔵「みんな。今アコンシャスの動きが一時的に止まっている。折角じゃから野球観戦なんてどうじゃ?」

譲介「野球観戦いいですね!野球好きなんですよ!」

遊馬「そうなのか」

剣「盛り上がってきたでぇ!」

問馬「みんなで行くぜぇ!」

こうして野球観戦へ行くことになった。

・球場にて

観客「そろそろ始まるぞぉ…」

田蔵「早めにこれたのう」

譲介「ですね!」

球場には早めにこれた。

選手達から緊迫が伝わる。

すると遊馬さんがある選手を指さす

遊馬「あの選手知ってるか?」

譲介「ああ李選手ですね」

遊馬「李選手2カ月前に病気の子と会って、もしこの試合で原川がホームランしたらその子供が手術を受けるって約束したんだ。」

譲介「そんな漫画みたいなことあるんですね。頑張ってほしいです!」

休憩室には李選手がいた

李(緊張するなぁ…。いやでも頑張らないと!少年とも約束したんだ!)

監督「試合が始まるまであと1時間…。みんな頑張ってくれ!」

だが黒い影がこの球場を見下ろしていた。

キャリー「SR、逃すわけにはいかんのよ」

それこそ因縁の深いあの女キャリーだった。

キャリー「今度はやつを送る。いけ『サイX』!」

そして突如選手が入場する場所から、サイのアコンシャスが現れる!

サイX「ギャオーン!」

バゴンッ!

遊馬「何!?」

サイのアコンシャスが球場を暴れ回った!

選手達「何だ!?」

観客達「キャアーッ!」

遊馬「まずい!問馬!みんなを逃がせ!」

問馬「応!」

ベルト「Set!DragonNight!」

譲介「変身!」

ベルト「Burn it with dragon fire and tear it apart with sharp claws!」

遊馬「義鋼!」

義鋼刀「Flash like the storm-Azure Blade, unsheathe!」

剣「変身!」

ポイズンソード「Poisonsowrd!Turn The Scorpion!」

サイX「ギャーッ!」

剣「3vs1なら余裕やろ!」

ドンッ!

キャリー「そうは上手くいかないぞ」

譲介「キャリー!?」

そこにキャリーも現れる!

遊馬「千載一遇のチャンスだ。ここで仕留める!」

俺達がやつへ構える

キャリー「動くな!」

観客「た、助けて!」

遊馬「貴様!」

キャリーはなんと観客を人質にする。それにより俺達が一瞬怯む!

その隙を見逃すほどキャリーは甘くなかった!

サイX「ギャオーン!」

サイXの足音が地面を揺らす。

バゴン!

譲介「ぐぁぁっ!」

遊馬「譲介!」

俺がサイXの突進をまともに受け、壁につきささった!

譲介「がはっ…!」

俺の口から血が出る。

剣「こんなんどないしたらええねん!」

キャリー「貴様等は動けん。これで終わりだ!」

その時、まさかあの男が現れる

???「戦闘する主義ではないが、不意を突くにはワシしかおらんか!」

田蔵「チャリャァッ!」

バギン!

キャリー「何!?」

そう田蔵さんだ!

田蔵さんの三節棍がキャリーの頭をたたいた!

それにより!

遊馬「こっちだ!」

シュン!

遊馬さんが観客を回収する!

キャリー「ちっ、ロートルが!」

バギン!

譲介「田蔵さん!」

シャキン!

田蔵さんは年寄り、その相手にキャリー!まずい!

だが…

キン!

キャリー「何!?」

田蔵「ロートルだからと舐めたな」

キャリー(このジジイ!戦える!まずい!)

バギンッ!

次の刹那、地面に強烈な震脚がめり込み、大砲のような発剄がキャリーの腹に打ち込まれる!

キャリー「ちぃぃいっ!」

キャリーがそれを受けて吹き飛ぶも、直前に手を入れていた。

田蔵「あそこから直前に手をいれるとは中々の戦闘者じゃ。気をつけろ譲介、剣。」

剣「てかたたかえるんやな!何歳や!?」

田蔵「今年で85じゃ」

剣「エグいのぅ!」

その時キャリーが懐から何かを取り出す!

譲介「あれは!?」

それはベルト!

剣「譲介のやつと同じかいな!?」

譲介「いや形が違う!なんだ!?」

そのベルトは禍々しく、エパナスタシーの恨みを感じるドライバーだった。

キャリー「これは貰い物だ…」

・回想

???「君にこれを渡そう。」

キャリー「これは…?」

???「私の研究物だ。人間壊滅に役立つと思ってね。」

キャリー「ありがたくいただこう。」

???「これは正規ルートではないが…君にはこれが必要だ。」

・今

キャリーが腰にベルトを当てるとそのベルトが自動的に巻かれる

クロノスリボルトドライバー「クロノスリボルトドライバー!」

キャリー「変身!」

クロノスリボルトドライバー「Revol Spider! CRONOS REVOLT SURGE MAX!」

田蔵「勝手にベルトが巻かれるとはすごい技術じゃ。あれを作ったのは一体何者じゃ…?」

相手はキャリーだけではない!

サイX「ギャオーン!」

サイXがまたしても地面を震わせる突進をする!

だがここにいるのは歴戦の男・平野田蔵!

田蔵「フン。その程度…」

突進を躱すと同時

グニャン!

田蔵さんの三節棍が土に変わり、変形し、刀になる。

そして凄まじい一閃!

シャキン!

サイX「ギャオーン!」

キャリー(あのジジイ強いな。能力は土から武器を作るという地味なものだが…ロートルだと思って甘く見積もっていたが、まだあんなに動けるとは。サイXがどれだけ持つか。)

剣「田蔵さんがやつの相手をしてるうちにこの女を仕留めるで!」

譲介「はい!」

となれば俺達はキャリーの相手だ!

キャリー「本命は貴様らだ。本来なら指令の田蔵、ベテランの遊馬を狙いたかったが、お前等も厄介ここでついでにしんでもらう。」

剣「『エーキポーンシー』か『アホバンラシー』か知らんが、ぶっ潰すで!」

先陣を切ったのはキャリーの攻撃、手から糸がでてくる。

譲介「!?」

譲介(前はなかった!あれが変身したことにより得た能力か!)

糸が観客席を絡め取り、俺を襲う!

バゴン!

だが俺はそれを躱してみせた!

キャリー「新たな力…まだこんなものではないぞ。」 

譲介「うおー!」

シャキン!

俺は槍の突きを放つが

バシュン!

譲介「!?」

俺の槍が何かにひっかかる!

キャリー「糸を張り巡らせた。」

譲介(しまった!体勢が悪い!)

そしてキャリーの連撃が飛ぶ!

キャリー「1!2!3!4!5!6!7!8!9!10!」

このタイミングで俺の槍が突き上がる!

シャキン!

キャリー「読める!」

だがキャリーはあっさり躱した!

譲介(糸が張り巡らせてる…視認しにくい細い糸…厄介だ) 

更に剣さんの刀がやつを襲う!

シャキン!

キャリー「フン!」

キャリーがそれを上段受けで受けると同時、拳から糸が出る!

剣「なんやて!?」

剣(刀が!)

刀が絡まる!

キャリー「隙ありだ!1!2!3!4!5!」

剣「ぐはっ!」

剣(刀でこれはキツイ!)

譲介「剣さん!」

剣「なら使うまでや!『スーパーレックス』力をかせ!」

キャリー「ほう…」

キャリー(問馬からもらったか)

剣「Poison Sword! Turn Change!Supper Rex!」

剣さんがティラノサウルスのようなゴツゴツとした鎧に覆われ、刀が恐竜の竜骨へ変化する!

剣「うらぁっ!」

バギン!

キャリー「フン!」

それはキャリーの頬を浅く切った

キャリー(重い打突に斬撃がくわわった形か。毒もある。厄介だ。)

譲介と剣が並ぶ!

譲介「キャリー…強敵です。」

剣「また連携するしかないのう!」

まずは俺が炎を吐く!

ブオーッ!

やつが糸で応戦するも糸は燃える

キャリー(糸を燃やす攻撃!)

更に剣さんがそこへ入る!

剣「炎で弱ったな!懐がら空きや!」

シャキン!

鋭い爪がキャリーを切り裂く!

キャリー「ぐっ、」

キャリー(連携されればリスクが高くなる!ならば!)

今度はキャリーの糸が得点ボードに絡まる!

バゴンッ!

そのボードは俺たちを分断した!

譲介(どっちにくる!?)

やつが選んだのは…俺の方!

キャリー「死ね譲介!」

やつの糸の攻撃が遠距離から迫る!

俺も槍を大剣に切り替えて斬るが、攻撃が範囲が広く全てはいなせない!

譲介(近づけない!炎の遠距離攻撃もいなされる!)

だがここであの男が戻ってくる!

問馬「待たせたぜぇ!」

一般人を逃がし終えた問馬さん!

そして問馬さんはなんと怪力で観客席を持ち上げ、キャリーへ投げた!

それはキャリーの背中に激突!

キャリー(この状況に問馬は最悪だ!)

更に遊馬さんも戻ってくる!

義鋼刀「Alashi Slash!」

風がキャリーの糸を錯乱させた!

その隙に俺が懐へ入る!

シャキン!

俺の刀が跳ね上がる!

キャリー「ちっ、」

それがキャリーを袈裟に斬った!

更に

サイX「ギャオーン!」

バゴンッ!

田蔵「終わったか」

サイXもやられた

キャリー(まずい不利だ。逃げる!)

キャリーはそれをみて逃げようとする!

譲介「キャリーが逃げた!」

田蔵「ここで逃がせばまた同じことの繰り返し、逃がすな!」

剣「逃がすわけないやろ!」

だが逃がすわけがない!

キャリー「フン!」

問馬「うりぁ!」

問馬さんがまたしても観客席を投げるも、糸で軌道をずらされる。

シュビン!

遊馬「!?」

さらに糸の罠で遊馬さんの刀を絡め取った!

だが一度みてる俺達は対応できる!

シャキン!

糸を切り裂きながら前へ進む!

するとやつが止まった

キャリー「しつこい…お前達は…本当に…しつこい!」

譲介「ここで終わらす!キャリー!」

そして俺達がついにこの女と決着をつける!

・次回予告

譲介「お前を必ず討伐する!」

キャリー「譲介!今日こそ死ね!」

田蔵「中々の相手じゃ!きをつけろ!」

問馬「ならこれをぶん投げるまでだろぉ!」

キャリー「ゲージマックス・アルティメットコンボ!」

次回「怪人武闘派・キャリー 決戦」
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