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第十話 「SR慰安旅行」
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咎禍 第10話 「SR慰安旅行」
俺の名前は天城譲介。
俺達はキャリーとの決戦を終えた。「ドラゴナイト」「アトラ」「スーパーレックス」「UFOアコンシャス」「サイX」…。
長きに渡り大量のアコンシャスを中国にばらまいたやつの首を遂にとった。
俺達はボロボロの状態で、SRアジトへ帰るのであった。
百合香さんと田蔵さん以外の全員がベットに横たわる。
剣「ガチで痛い!痛い!」
問馬「ここまでの痛み…小学生の時以来だぜ…」
遊馬「いや小学生の時何があったんだよ…」
田蔵「みんなかなりの傷じゃのう。」
剣「なんであんたは立ってられるんだ…」
田蔵「ホホホッ!この程度の傷へっちゃらじゃぞい!」
田蔵さんはあの傷でピンピンしてる。流石としかいいようがない。
百合香「剣さんは胸骨と鼻骨が骨折してますね。」
剣「なんやて!ワイのイケメンな鼻を潰されるなんて屈辱的や!」
百合香「ハハ…」
遊馬「やかましいな」
田蔵「とにかくしばらくは安静にな。みんなよく頑張ったな。」
問馬「褒められたぜ!俺がテスト3点を取った時くらいうれしいぜ!」
遊馬「3点で喜ぶとか普段は何点だったんだ?」
問馬「-1億点だぜ!」
遊馬「マイナス!?」
譲介「それ先生もやばくないですか…」
問馬「テスト用紙に落書きしすぎたぜ。これだぜ。」
そこには名画と言えるほど美しい絵と先生の「落書きしたから-1億点です」というコメントがあった。
遊馬「普通にすごいな」
譲介「これ落書きって呼んでいいんですか?」
田蔵「落書きっていうには勿体ないのう」
問馬「?。よくわからないけどそんな上手なのか!」
このような感じで5日は安静に過ごしていた。
いつも通り田蔵さんが料理を作っていた。
田蔵「できたぞい。海鮮丼じゃ。」
譲介「いただきます。」
問馬「うまいぜ!」(手づかみで食べる)
遊馬「箸使え!」
問馬「ハシ?」
遊馬「コイツまじか…」
剣「ごめんな。前も言ったけどこいつそういうのすぐ忘れるんや。問馬箸っちゅうのは~~~」
譲介「剣さん大変だなぁ…」
そんなほのぼのした食卓の中、田蔵さんがこういった。
田蔵「みんなキャリーをボロボロになってまで倒してくれた。その礼として何かをしたくてのう。傷を癒やす温泉があるらしいのう。どうじゃ?慰安旅行にでも行ってみないか?」
遊馬「なるほど慰安旅行ですか。」
問馬「慰安旅行って言葉わかんねぇけど!なんか楽しそうだぜ!」
剣「問馬!慰安旅行は楽しいやつやで!行くっきゃないやろ!」
田蔵「なら決まりじゃな!」
こうして田蔵さんの一声によりSRは慰安旅行に行くことになったのだ。
田蔵「ついたぞい。」
そこには広い銭湯があった。
問馬「楽しそうだぜ!行くぜ!」
遊馬「おい!勝手にどっかいくな!」
剣「問馬えぐいて」
田蔵「『平野田蔵』で予約じゃぞい。」
店員「平野さんですね。リストバンドと館内着です。どうぞごゆっくり。」
店員(てか語尾に「じゃぞい」つける爺さんって現実にもいたのか。)
こうして俺達は温泉へ向かった。
ガチャ
扉を開き待っていたのは広い温泉
バシャン
田蔵「いい湯じゃな。」
譲介「そうですね。」
鮮やかで壮大な山と海の景色も見える。最高の温泉だ。
ふと俺は田蔵さんに目をやる。
田蔵さんの体には85歳とは思えないほど凄まじい筋肉がついていた。更に歴戦を感じさせる大量の傷が刻まれていたのだ。
譲介(凄い体だ…これが歴戦の猛者か…)
問馬「いっくぜぇ~!」
バシャン!
問馬さんが温泉へ飛び込む
遊馬「飛び込むな!」
問馬「温泉で泳ぐの楽しいぜぇ~!」
バシャバシャ!
剣「問馬!今週のジャンプの敵やべー!キャリーよりつえぇぞ!」
問馬「ジャンプ?わかったぜ!」
バシャン!
遊馬「いつになったら泳がずに温泉に行けるんだ!あと温泉でジャンプするな!」
田蔵「元気がいいのう。若いってのはいいのう。」
譲介「そ、そうですね…」
譲介(元気の領域超えてるよ…)
だが泳いでいる問馬さんに突如冷水が浴びせられる
ジャーッ!
問馬「うわっ!冷たいぜ!」
それを当ててきたのは剣さん!
剣「問馬!水の掛け合いや!」
問馬「コノヤロー!!」
ドタドタ!
問馬さんも湯船から上がりシャワーを手に取る!
ジャーッ!
剣「うわっ!冷たてぇ!」
問馬「負けねぇぜ!」
田蔵「おぉ若いのう」
遊馬(呆れ)
彼らのシャワー対決が白熱していた。
田蔵「そうだ。譲介。サウナでもいかんか?」
遊馬「田蔵さんは大のサウナ好きでな。風呂に行くときは毎回行くんだ。譲介どうだ?」
譲介「いきます!」
剣「えっ、ちょっと置いてかんといて!」
問馬「シャワーでどうやって止めるんだ?」
こうしてサウナへ行くことになった。
ガチャ
温度は90℃。ヒノキの香ばしい香りと空気の熱気が全体に伝わっている。
そんなサウナのテレビにはあるものが写っていた。
田蔵「あれはまさか」
テレビにはインタビューを受ける李選手の姿があったのだ。
インタビュアー「5日前の試合でさよならホームランを打って見事勝利に導いた李選手です!お気持ちは!」
李「はい。まずホームランを打つ前、病気の少年と俺がホームランを打ったら、手術を受けるって約束をしてたんです。」
インタビュアー「ドラマみたいですね。」
李「本当にそうです。だから今回ホームランが打ててよかった。無事手術が成功して、今少年は元気にやってます。」
インタビュアー「それはよかったですね。少年が元気になれたのは李選手の努力のおかげです!」
李「はい。ですが私だけではありません。監督や仲間が支えてくれた。それだけじゃないんです。知っての通り、あの試合の日、アコンシャスが急に襲ってきて、試合が中止になりそうになったんです。でもSRの方々が守ってくれて、アコンシャスを倒して、誰一人死なせなかったどころか、怪我さえさせなかったんです。そしてぼろぼろになった球場の代わりのコロシアムまで用意してくれた。本当に感謝しかありません。SRの方々がいなければ少年の手術に間に合わなかった。」
インタビュアー「おぉ!SRの方々ですか!それは素晴らしい話ですね!」
譲介「俺…ヒーローになれたのかな?」
俺はそう呟いた
遊馬「みんなを救ったんだ。十分ヒーローだよ。」
遊馬さんはほほ笑みながらそういった。
田蔵さんと問馬さん、剣さんも頷いていた。
譲介「はい…!」
俺は笑顔でそういった。
こうして俺達は体を洗って、風呂を上がった。
田蔵「いや~いい湯じゃったのう。牛乳でも買うか」
問馬「俺はメロンソーダがいいぜ!」
剣「ワイはオレンジジュースや!」
田蔵「わかったぞい。遊馬と譲介は牛乳でいいな?」
遊馬「はい」
譲介「大丈夫です。」
田蔵「うむ。じゃあワシのおごりじゃ。どうぞ。」
問馬「うめぇ!」
譲介「ありがとうございます!」
ゴクゴク
風呂上がりの牛乳は相変わらず生き返るような美味しさだ。
女湯から百合香さんもでてきて、全員と合流した俺達は銭湯を去った。
田蔵「近くにビーチがある。折角じゃから向かうか。」
俺達はビーチに向かってから帰ることにした。
ザーッ!
朝日は沈みかけていて、オレンジの鮮やかな夕焼けがあった。
遊馬「綺麗だな」
百合香「ええ」
譲介「………」
ビーチでの夕焼けを見た俺の脳裏にはある記憶がよぎる。
・回想
それは7歳の頃にいった旅行の記憶。
真由美「譲介。夕焼けがきれいね」
譲介「わぁ~!綺麗だねぇ~!!」
俺と母さんは海辺で夕焼けを眺めていた。
・現在
譲介「母さん…必ず見つけるからな。」
俺は母さんのことを思い出し、母さんを見つけると決意した。
田蔵「じゃあ。時間も遅いし、帰るか。ホントに今日は何もなくてよかったのう!」
遊馬「はい。襲撃などを懸念していましたが、何もなくてよかったです。」
確かに俺は親を失った。
問馬「見ろ剣!砂の城だぜ!」
剣「普通にすごくね?」
遊馬「マジで芸術家むいてるだろ。」
だが今俺には仲間がいる。俺はこの世界を仲間を必ず守る。
だがこれより5日前、SR本部が動いていた。
レイナ「唐澤福会長。台湾にアコンシャスが侵入しました。」
唐澤「そうか。中々の速さだな。予想を超えている。」
彼らはSR参謀「レイナ」とSR福会長「唐澤」。
唐澤「ならば鏡を向かわせろ。」
レイナ「わかりました。」
唐澤は『鏡』という人物を指名していたのだ。
そして今日台湾にはアコンシャスが潜伏していた。
アコンシャス「人間!コロス!」
一般人「ア、アコンシャスがでたぞ!!」
???「うん。今日も美しい。流石僕!」
だが坂の上からそれを見下ろす者がいた。
手鏡を持ち、自分の顔を見ながら、容姿を自画自賛する男。
そう彼こそ唐澤が指名したSR武闘派「鏡京介」
アコンシャス「誰だおま…」
ビュン!
鏡はアコンシャスの脳天をレーザーで貫く。
鏡「美しくない貴様らはこの美しい私が断罪するッ!」
アコンシャス2「ひぃぃい!」
アコンシャス2(なんてはやさ!)
逃げるアコンシャス達を鏡はひたすら光線で貫く
ビュン!ビュン!
鏡「美顔の僕に殺されること!ありがたく思え!」
アコンシャス達「がはぁ!」
すると鏡は無線を取り出し、唐澤に連絡する。
鏡「唐澤会長。美しくフィナーレしました。流石僕!」
唐澤「よくやった。しばらく韓国での動向を見守れ。有事の際は呼ぶ、その時は戻ってこい。」
鏡「了解です!美しい監視を心がけます!」
唐澤「台湾は大丈夫だ。今後なにかあればまた報告しろ。」
レイナ「わかりました。」
SR本部もアコンシャス討伐のために動いているのだった。
・次回予告
譲介達の前に強敵が現れる!
???「私は四騎士よ。四騎士の方でも強いつもりでいるわよ。」
譲介「なんて強さだ…」
???「あら面白い魂してるじゃない…フフ」
田蔵「このオーラ。中々みない…まずい!」
次回 ⅱ騎士の登場
俺の名前は天城譲介。
俺達はキャリーとの決戦を終えた。「ドラゴナイト」「アトラ」「スーパーレックス」「UFOアコンシャス」「サイX」…。
長きに渡り大量のアコンシャスを中国にばらまいたやつの首を遂にとった。
俺達はボロボロの状態で、SRアジトへ帰るのであった。
百合香さんと田蔵さん以外の全員がベットに横たわる。
剣「ガチで痛い!痛い!」
問馬「ここまでの痛み…小学生の時以来だぜ…」
遊馬「いや小学生の時何があったんだよ…」
田蔵「みんなかなりの傷じゃのう。」
剣「なんであんたは立ってられるんだ…」
田蔵「ホホホッ!この程度の傷へっちゃらじゃぞい!」
田蔵さんはあの傷でピンピンしてる。流石としかいいようがない。
百合香「剣さんは胸骨と鼻骨が骨折してますね。」
剣「なんやて!ワイのイケメンな鼻を潰されるなんて屈辱的や!」
百合香「ハハ…」
遊馬「やかましいな」
田蔵「とにかくしばらくは安静にな。みんなよく頑張ったな。」
問馬「褒められたぜ!俺がテスト3点を取った時くらいうれしいぜ!」
遊馬「3点で喜ぶとか普段は何点だったんだ?」
問馬「-1億点だぜ!」
遊馬「マイナス!?」
譲介「それ先生もやばくないですか…」
問馬「テスト用紙に落書きしすぎたぜ。これだぜ。」
そこには名画と言えるほど美しい絵と先生の「落書きしたから-1億点です」というコメントがあった。
遊馬「普通にすごいな」
譲介「これ落書きって呼んでいいんですか?」
田蔵「落書きっていうには勿体ないのう」
問馬「?。よくわからないけどそんな上手なのか!」
このような感じで5日は安静に過ごしていた。
いつも通り田蔵さんが料理を作っていた。
田蔵「できたぞい。海鮮丼じゃ。」
譲介「いただきます。」
問馬「うまいぜ!」(手づかみで食べる)
遊馬「箸使え!」
問馬「ハシ?」
遊馬「コイツまじか…」
剣「ごめんな。前も言ったけどこいつそういうのすぐ忘れるんや。問馬箸っちゅうのは~~~」
譲介「剣さん大変だなぁ…」
そんなほのぼのした食卓の中、田蔵さんがこういった。
田蔵「みんなキャリーをボロボロになってまで倒してくれた。その礼として何かをしたくてのう。傷を癒やす温泉があるらしいのう。どうじゃ?慰安旅行にでも行ってみないか?」
遊馬「なるほど慰安旅行ですか。」
問馬「慰安旅行って言葉わかんねぇけど!なんか楽しそうだぜ!」
剣「問馬!慰安旅行は楽しいやつやで!行くっきゃないやろ!」
田蔵「なら決まりじゃな!」
こうして田蔵さんの一声によりSRは慰安旅行に行くことになったのだ。
田蔵「ついたぞい。」
そこには広い銭湯があった。
問馬「楽しそうだぜ!行くぜ!」
遊馬「おい!勝手にどっかいくな!」
剣「問馬えぐいて」
田蔵「『平野田蔵』で予約じゃぞい。」
店員「平野さんですね。リストバンドと館内着です。どうぞごゆっくり。」
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こうして俺達は温泉へ向かった。
ガチャ
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バシャン
田蔵「いい湯じゃな。」
譲介「そうですね。」
鮮やかで壮大な山と海の景色も見える。最高の温泉だ。
ふと俺は田蔵さんに目をやる。
田蔵さんの体には85歳とは思えないほど凄まじい筋肉がついていた。更に歴戦を感じさせる大量の傷が刻まれていたのだ。
譲介(凄い体だ…これが歴戦の猛者か…)
問馬「いっくぜぇ~!」
バシャン!
問馬さんが温泉へ飛び込む
遊馬「飛び込むな!」
問馬「温泉で泳ぐの楽しいぜぇ~!」
バシャバシャ!
剣「問馬!今週のジャンプの敵やべー!キャリーよりつえぇぞ!」
問馬「ジャンプ?わかったぜ!」
バシャン!
遊馬「いつになったら泳がずに温泉に行けるんだ!あと温泉でジャンプするな!」
田蔵「元気がいいのう。若いってのはいいのう。」
譲介「そ、そうですね…」
譲介(元気の領域超えてるよ…)
だが泳いでいる問馬さんに突如冷水が浴びせられる
ジャーッ!
問馬「うわっ!冷たいぜ!」
それを当ててきたのは剣さん!
剣「問馬!水の掛け合いや!」
問馬「コノヤロー!!」
ドタドタ!
問馬さんも湯船から上がりシャワーを手に取る!
ジャーッ!
剣「うわっ!冷たてぇ!」
問馬「負けねぇぜ!」
田蔵「おぉ若いのう」
遊馬(呆れ)
彼らのシャワー対決が白熱していた。
田蔵「そうだ。譲介。サウナでもいかんか?」
遊馬「田蔵さんは大のサウナ好きでな。風呂に行くときは毎回行くんだ。譲介どうだ?」
譲介「いきます!」
剣「えっ、ちょっと置いてかんといて!」
問馬「シャワーでどうやって止めるんだ?」
こうしてサウナへ行くことになった。
ガチャ
温度は90℃。ヒノキの香ばしい香りと空気の熱気が全体に伝わっている。
そんなサウナのテレビにはあるものが写っていた。
田蔵「あれはまさか」
テレビにはインタビューを受ける李選手の姿があったのだ。
インタビュアー「5日前の試合でさよならホームランを打って見事勝利に導いた李選手です!お気持ちは!」
李「はい。まずホームランを打つ前、病気の少年と俺がホームランを打ったら、手術を受けるって約束をしてたんです。」
インタビュアー「ドラマみたいですね。」
李「本当にそうです。だから今回ホームランが打ててよかった。無事手術が成功して、今少年は元気にやってます。」
インタビュアー「それはよかったですね。少年が元気になれたのは李選手の努力のおかげです!」
李「はい。ですが私だけではありません。監督や仲間が支えてくれた。それだけじゃないんです。知っての通り、あの試合の日、アコンシャスが急に襲ってきて、試合が中止になりそうになったんです。でもSRの方々が守ってくれて、アコンシャスを倒して、誰一人死なせなかったどころか、怪我さえさせなかったんです。そしてぼろぼろになった球場の代わりのコロシアムまで用意してくれた。本当に感謝しかありません。SRの方々がいなければ少年の手術に間に合わなかった。」
インタビュアー「おぉ!SRの方々ですか!それは素晴らしい話ですね!」
譲介「俺…ヒーローになれたのかな?」
俺はそう呟いた
遊馬「みんなを救ったんだ。十分ヒーローだよ。」
遊馬さんはほほ笑みながらそういった。
田蔵さんと問馬さん、剣さんも頷いていた。
譲介「はい…!」
俺は笑顔でそういった。
こうして俺達は体を洗って、風呂を上がった。
田蔵「いや~いい湯じゃったのう。牛乳でも買うか」
問馬「俺はメロンソーダがいいぜ!」
剣「ワイはオレンジジュースや!」
田蔵「わかったぞい。遊馬と譲介は牛乳でいいな?」
遊馬「はい」
譲介「大丈夫です。」
田蔵「うむ。じゃあワシのおごりじゃ。どうぞ。」
問馬「うめぇ!」
譲介「ありがとうございます!」
ゴクゴク
風呂上がりの牛乳は相変わらず生き返るような美味しさだ。
女湯から百合香さんもでてきて、全員と合流した俺達は銭湯を去った。
田蔵「近くにビーチがある。折角じゃから向かうか。」
俺達はビーチに向かってから帰ることにした。
ザーッ!
朝日は沈みかけていて、オレンジの鮮やかな夕焼けがあった。
遊馬「綺麗だな」
百合香「ええ」
譲介「………」
ビーチでの夕焼けを見た俺の脳裏にはある記憶がよぎる。
・回想
それは7歳の頃にいった旅行の記憶。
真由美「譲介。夕焼けがきれいね」
譲介「わぁ~!綺麗だねぇ~!!」
俺と母さんは海辺で夕焼けを眺めていた。
・現在
譲介「母さん…必ず見つけるからな。」
俺は母さんのことを思い出し、母さんを見つけると決意した。
田蔵「じゃあ。時間も遅いし、帰るか。ホントに今日は何もなくてよかったのう!」
遊馬「はい。襲撃などを懸念していましたが、何もなくてよかったです。」
確かに俺は親を失った。
問馬「見ろ剣!砂の城だぜ!」
剣「普通にすごくね?」
遊馬「マジで芸術家むいてるだろ。」
だが今俺には仲間がいる。俺はこの世界を仲間を必ず守る。
だがこれより5日前、SR本部が動いていた。
レイナ「唐澤福会長。台湾にアコンシャスが侵入しました。」
唐澤「そうか。中々の速さだな。予想を超えている。」
彼らはSR参謀「レイナ」とSR福会長「唐澤」。
唐澤「ならば鏡を向かわせろ。」
レイナ「わかりました。」
唐澤は『鏡』という人物を指名していたのだ。
そして今日台湾にはアコンシャスが潜伏していた。
アコンシャス「人間!コロス!」
一般人「ア、アコンシャスがでたぞ!!」
???「うん。今日も美しい。流石僕!」
だが坂の上からそれを見下ろす者がいた。
手鏡を持ち、自分の顔を見ながら、容姿を自画自賛する男。
そう彼こそ唐澤が指名したSR武闘派「鏡京介」
アコンシャス「誰だおま…」
ビュン!
鏡はアコンシャスの脳天をレーザーで貫く。
鏡「美しくない貴様らはこの美しい私が断罪するッ!」
アコンシャス2「ひぃぃい!」
アコンシャス2(なんてはやさ!)
逃げるアコンシャス達を鏡はひたすら光線で貫く
ビュン!ビュン!
鏡「美顔の僕に殺されること!ありがたく思え!」
アコンシャス達「がはぁ!」
すると鏡は無線を取り出し、唐澤に連絡する。
鏡「唐澤会長。美しくフィナーレしました。流石僕!」
唐澤「よくやった。しばらく韓国での動向を見守れ。有事の際は呼ぶ、その時は戻ってこい。」
鏡「了解です!美しい監視を心がけます!」
唐澤「台湾は大丈夫だ。今後なにかあればまた報告しろ。」
レイナ「わかりました。」
SR本部もアコンシャス討伐のために動いているのだった。
・次回予告
譲介達の前に強敵が現れる!
???「私は四騎士よ。四騎士の方でも強いつもりでいるわよ。」
譲介「なんて強さだ…」
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