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思い込みのその先
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床に転がる俺のスマホを踏みつけようと片足を上げた針谷の反対側の足を ちょいと軽く蹴る
2本足で立つのでさえ絶妙なバランスをとってるわけで片足だけで立ってる人を転がすために力なんぞいらない
「うぉ!」
と転がりかける針谷の肘を持ち 頭が地面に叩きつけられないように支えてやる
まぁ脳震盪とか起こされちゃ面倒なのでそこの部分を助けてやっただけなので腰から下は知らない
「ってぇ…」
と呻く針谷
ちょっと変な角度で腰から床に転がる彼に にっこり笑いながら俺はスマホを手にとり傷がないか確かめる
うんうん 大昔のi-phoneはちょっとした事でモニターのガラスが大惨事になったけど 最近の保護シートは優秀だなぁと関心してしまったけど プールに行った時七海ちゃんと色違のお揃いで購入したガラスのメンダコストラップが壊れているのに気付く…
俺の赤いメンダコちゃんの足が足が…かけてる…
思わず低い声で呟く俺
「何してくれてんだ…お前…」
俺は針谷の襟首を掴むとグイっと引き起こした そしてそのまま壁に押し付ける
「な!」
と驚く針谷に顔を近づけた俺は言った
「妄想も大概にしろよ 珊瑚はお前の事なんか好きじゃない! わかれよ好きじゃない!!むしろ嫌いだ!!!
それに柔道の段持ちだって? 嘘つけ所作が隙だらけで初段かさえ妖しい
思い込むのは自由だが 公言したりましてや人に迷惑かけるなよ いい大人が」
「ちが…俺は段持ちだ 道場で1番強くて…」
まるで自身に言い聞かせるように呟く針谷に驚く
まだ言うんだ!!こいつ 本当にそう思い込んでるのか?マジで??
「道場で1番強いなら 俺なんか簡単に倒せるだろ?かかってこいよ」
俺は襟首を掴んだままの腕で針谷を引き寄せた
「ほら」
俺の挑発にあっさり乗ったのか針谷が拳を振りかぶる……
「はい、残念でした」
と彼の拳をかわした俺はそのまま腕をひねり上げた
怪我をさせないよう手加減しながら 相手の力を利用し振り回す
たちまち息を上げる針谷の肩が上下し 苦しそうに顔を歪める
「自分にかけてる都合の良い暗示をとけよ その方がたぶん生きやすくなるって 針谷さん」
こんな当たり前の事を大人に説明するのなんかやなんだけどなぁと思いつつ説得する俺の前で
「お前なんかに何がわかる?」
と泣き出しそうな針谷が崩れ落ちたのだった…
2本足で立つのでさえ絶妙なバランスをとってるわけで片足だけで立ってる人を転がすために力なんぞいらない
「うぉ!」
と転がりかける針谷の肘を持ち 頭が地面に叩きつけられないように支えてやる
まぁ脳震盪とか起こされちゃ面倒なのでそこの部分を助けてやっただけなので腰から下は知らない
「ってぇ…」
と呻く針谷
ちょっと変な角度で腰から床に転がる彼に にっこり笑いながら俺はスマホを手にとり傷がないか確かめる
うんうん 大昔のi-phoneはちょっとした事でモニターのガラスが大惨事になったけど 最近の保護シートは優秀だなぁと関心してしまったけど プールに行った時七海ちゃんと色違のお揃いで購入したガラスのメンダコストラップが壊れているのに気付く…
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思わず低い声で呟く俺
「何してくれてんだ…お前…」
俺は針谷の襟首を掴むとグイっと引き起こした そしてそのまま壁に押し付ける
「な!」
と驚く針谷に顔を近づけた俺は言った
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それに柔道の段持ちだって? 嘘つけ所作が隙だらけで初段かさえ妖しい
思い込むのは自由だが 公言したりましてや人に迷惑かけるなよ いい大人が」
「ちが…俺は段持ちだ 道場で1番強くて…」
まるで自身に言い聞かせるように呟く針谷に驚く
まだ言うんだ!!こいつ 本当にそう思い込んでるのか?マジで??
「道場で1番強いなら 俺なんか簡単に倒せるだろ?かかってこいよ」
俺は襟首を掴んだままの腕で針谷を引き寄せた
「ほら」
俺の挑発にあっさり乗ったのか針谷が拳を振りかぶる……
「はい、残念でした」
と彼の拳をかわした俺はそのまま腕をひねり上げた
怪我をさせないよう手加減しながら 相手の力を利用し振り回す
たちまち息を上げる針谷の肩が上下し 苦しそうに顔を歪める
「自分にかけてる都合の良い暗示をとけよ その方がたぶん生きやすくなるって 針谷さん」
こんな当たり前の事を大人に説明するのなんかやなんだけどなぁと思いつつ説得する俺の前で
「お前なんかに何がわかる?」
と泣き出しそうな針谷が崩れ落ちたのだった…
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