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覚める夢
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「空也? どうしたの?」
と七海ちゃんの声がする
「あぁゴメン!なんか 針谷さんが気分悪いって言ってるから介抱してた」
と答える俺の声の方向に小走りで美海と七海ちゃんがやってきた
「大丈夫ですか?」
針谷にそう問う七海ちゃんは演技なのか本気なのか測りかねるけど
「帰っても良いのよ」
と ツンケンしてる美海は まぁ本気なんだろう
「最近暑いもんねぇ なにか冷たいもの頼みますね 帰るにしても一休みしてからが良いですよ」
とかいいつつ針谷の肘のあたりを掴むと 夏の生地の薄いジャケット越しにビクリと彼が震えてるのが伝わってきた
え! そんな怯えなくても
「そうそう 親父呼んだの空也なの?」
と美海に問われ 俺は頷く
「夏本番で忙しくて ゆっくり家族で遊んでないってイジケてたからさ 珊瑚ねぇとお仲間の許可とって呼んであげたんだよ」
おっと 思わず何時もの癖で「珊瑚」呼びが「珊瑚ねぇ」になってしまったけど 何やらブツブツと呟いて自分の世界に入り込んでいる針谷は気がついてないようだった
ほぼほぼ引きずるように針谷と渚家の双子と カラオケルームに戻る
その時ちょうど 渚叔父さんが十八番のカラオケを歌いだしていた
「亡き妻との思い出の歌 歌います!『ラブストリーは突然に!!』」
叔父さんが歌い出すのと同時に美海が凄い嫌な笑顔で刈谷を振り返り 七海ちゃんは笑いを抑えるてるんだろう肩を震わせ 哀れみを込めた目で珊瑚ねぇが刈谷を見つめる
それに追い詰められたんだろう… ジリジリとあとずさる彼はカラオケルームから逃げ出してしまったのだった……
うむ… なんかこう 一挙に現実が押し寄せてきたんだろう… まぁ歌詞改変ラブレター(いやLINEだから手紙じゃないけど) 恥ずかしいよなぁ まぁそのぉ 恥ずかしがるぶんくらいの理性が残ってるみたいで良かった良かった
ビョウキレベルの勘助だったら 次の手をうたないといけなかったけど とりあえずこれでどうにかなるだろう
青いスポットライトの中とうとうと歌う叔父さんは実に気持ち良さそうだ
時折珊瑚ねぇを見ながら目を細める叔父さん うんうん写真でしか知らないけど珊瑚ねぇお亡くなりになった叔母さんに瓜二つだもんねぇ
「針谷の事親父に知られたら 彼病院送りになったかもよ バカねぇ空也ったら」
とヒソヒソと声を潜めながら美海に怒られた
それに七海ちゃんがさらに小さな声で反論してくれる
「空也がそんなヘマするわけないじゃないか」
あぁ!七海ちゃんわかってるなぁ
そうそう 綿密とは言わないけど だいたいのとこで計画どうり夢見がち彼の目を覚まさせる事はできたと思うんだよね うん
と七海ちゃんの声がする
「あぁゴメン!なんか 針谷さんが気分悪いって言ってるから介抱してた」
と答える俺の声の方向に小走りで美海と七海ちゃんがやってきた
「大丈夫ですか?」
針谷にそう問う七海ちゃんは演技なのか本気なのか測りかねるけど
「帰っても良いのよ」
と ツンケンしてる美海は まぁ本気なんだろう
「最近暑いもんねぇ なにか冷たいもの頼みますね 帰るにしても一休みしてからが良いですよ」
とかいいつつ針谷の肘のあたりを掴むと 夏の生地の薄いジャケット越しにビクリと彼が震えてるのが伝わってきた
え! そんな怯えなくても
「そうそう 親父呼んだの空也なの?」
と美海に問われ 俺は頷く
「夏本番で忙しくて ゆっくり家族で遊んでないってイジケてたからさ 珊瑚ねぇとお仲間の許可とって呼んであげたんだよ」
おっと 思わず何時もの癖で「珊瑚」呼びが「珊瑚ねぇ」になってしまったけど 何やらブツブツと呟いて自分の世界に入り込んでいる針谷は気がついてないようだった
ほぼほぼ引きずるように針谷と渚家の双子と カラオケルームに戻る
その時ちょうど 渚叔父さんが十八番のカラオケを歌いだしていた
「亡き妻との思い出の歌 歌います!『ラブストリーは突然に!!』」
叔父さんが歌い出すのと同時に美海が凄い嫌な笑顔で刈谷を振り返り 七海ちゃんは笑いを抑えるてるんだろう肩を震わせ 哀れみを込めた目で珊瑚ねぇが刈谷を見つめる
それに追い詰められたんだろう… ジリジリとあとずさる彼はカラオケルームから逃げ出してしまったのだった……
うむ… なんかこう 一挙に現実が押し寄せてきたんだろう… まぁ歌詞改変ラブレター(いやLINEだから手紙じゃないけど) 恥ずかしいよなぁ まぁそのぉ 恥ずかしがるぶんくらいの理性が残ってるみたいで良かった良かった
ビョウキレベルの勘助だったら 次の手をうたないといけなかったけど とりあえずこれでどうにかなるだろう
青いスポットライトの中とうとうと歌う叔父さんは実に気持ち良さそうだ
時折珊瑚ねぇを見ながら目を細める叔父さん うんうん写真でしか知らないけど珊瑚ねぇお亡くなりになった叔母さんに瓜二つだもんねぇ
「針谷の事親父に知られたら 彼病院送りになったかもよ バカねぇ空也ったら」
とヒソヒソと声を潜めながら美海に怒られた
それに七海ちゃんがさらに小さな声で反論してくれる
「空也がそんなヘマするわけないじゃないか」
あぁ!七海ちゃんわかってるなぁ
そうそう 綿密とは言わないけど だいたいのとこで計画どうり夢見がち彼の目を覚まさせる事はできたと思うんだよね うん
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