海は今日も大荒れ(完結)

三森まり

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文化祭前夜!

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夏休みの出来事は女生徒への配慮とかで関係者以外には伏せられる事になったらしい
川内さんは結局妊娠はしてなくて いわゆる想像妊娠っていうやつだったらしいけど 有平と男女の関係だったのは本当だったそうで二学期には他所の学校に飛ばされたけど噂は何処からか漏れるもので 奥さんとは離婚教職も自主退職したと聞く

「まぁ あいつ教師に向いてなかったし」

と美海は肩を竦めていた




そんなこんなの激動の夏休みはおわり 文化祭の季節がやってくる

場所の申請はスムーズに受理され 図書館前の小スペースにパネルを運び設置した

いよいよ明日が文化祭本番

1番目立つ中央に七海ちゃんの 作品を飾る
穏やかな瀬戸内の海が美しい 日本画

「花白緑が すっごく綺麗ですねぇ」

と何故か宮地くんが満足げだ?

「宮地くんどうしたのそのカッコ??」

七海ちゃんの絵を見てエツにいる彼はクマのキグルミっぽいものを着ている

「クラスの出し物でコーラスやるんですけど オレ凄い音痴なのでコーラスの前後でやる寸劇出演する事になっちゃいまして~その仮装です」

と嬉しそうに笑っている宮地くん  熊の出てくる歌??? 「森のくまさん」でも歌うのかな??
そんな俺達の後方で七海ちゃんと女の子ふたりがクスクス笑っていた

「部長はクラスで何かやるんですか?」

と 自分達お手製のキラキラひかる七宝焼きを光沢のある布に並べながら女子が聞いてきた
一瞬で七海ちゃんの頬に朱が染まる

「あのね 笑わないでね… 僕のクラス「メイド喫茶」をやるんだ…」

「何でそれで赤くなるんですか?部長」

首を傾げる宮地くんに 蚊の泣くような声で七海ちゃんが答えた

「男装女装喫茶ってヤツだからさ 見に来ないでね」

もうホントに俺も可愛い七海ちゃんの事考えると~明日が俺楽しみで楽しみで

「わぁ~~先輩のメイドさん可愛いでしょうねぇ」
「そーいえば錨先輩も同じクラスでしたよね?」

と女の子達も大はしゃぎだ

「あ うんでも俺は 柔道部の助っ人やるからクラスの活動は免除なんだなこれが」

と俺が言うと女子達がつまんない~~と不満を言う
いやいや そ~言われましても それにしても俺みたいなガタイの男の女装みて楽しいの???
彼女達の反応みてると それも楽しみなのか?? 
女の子の感性ってわからいないなぁ~


「美海先輩の男装も見られますか?」

とか 今度は宮地くんがワクワク聞いてくる がっ

「美海はクラス同じじゃないからねぇ」

と答えたら 何故か1年全員が残念そうな声をあげる

「残念がる事じゃないし?」

と俺が言うと宮地くんがちょっと唇を尖らせながら言い放った

「美海先輩の男装なんて絶対にかっこいいじゃないですか!!」

って……そんなもんなのかなぁ??
まぁ 様にはなるかな どんな時にも美海は美人で真っすぐで性格も竹を割ったようにサッパリしている
上級生には時々煙たがる人もいるけど 同級生と下級生にはなんかこう 大人気なのだ

「美海のクラスは謎解き部屋をやるらしいよ 案内人役で男物の着流し着るみたい」

七海ちゃんの情報に下級生の女の子達が「観たい!!」と騒ぐ「え~~もうどうしよう!!」と宮地くんまでも燥ぐ……何故だ???

う~~む そんなこんなで文化祭の準備は滞りなく進められ



とにかく 明日! いよいよ文化祭が幕をあける!
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