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第二十九話 伝言
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教室に戻ると、片づけはほぼ全て終わっていた。なんだかんだ疲れてしまった僕は、閉会式や後夜祭はパスして、今日もさっさと寮に帰ってひと眠りすることにした。
生徒が皆校庭に集まっていくせいか、めんだこ寮に近い裏門あたりは人通りが全くなく、風に揺れる木々の葉の音がよく聞こえた。空のほとんどは既にかなり藍色に染まり、西の空の下の方が、細く直線状にオレンジ色の輝きを放っていた。
すごく綺麗な宵の空だ。ここからさらに暗くなるのだから、キャンプファイヤーや花火の光はかなり映えるはずだ。
見たいな、と少し考えるけど、相良と川崎さんが一緒にいるところに遭遇する可能性を考えると、やはりもう帰って寝てしまいたいと思う。さすがにまだ、そこまでメンタル強くはなれない。
自室の扉を開け、入口に荷物を放り出して、敷きっぱなしの布団に倒れ込む。新妻の引き起こした騒動から始まって、本当に長い一日だった。
ビーズ喫茶は、本当は今日は午後だけ当番だったのだが、自分の提案の成り行きが気になって結局一日残ってしまった。制作の手伝いができない代わりに、飲み物を出したり待機列の整理をしたり、それなりに役に立てたと思う。
新妻は最後まで顔を出さなかった。川崎さんは、自分の当番の時間と片づけにはちゃんと来ていたけど、そういえば終始申し訳なさそうな顔をしていた。まあこの後、彼氏の相良が上手くフォローするだろう。
高校生活初めての文化祭は、残念ながら楽しいよりも苦しいとか疲れたとかの方が多かった。
来年はもっといい文化祭になりますようにと祈りながら、僕は背を丸めて本格的に寝入る準備を整える。
そういえば、特設ステージのゲストは誰だったのかな。知ってるお笑い芸人とかだったら、ちょっと見たかった気もするんだよな。
そう思った瞬間、窓の外から『こんにちはー!』と明るいマイク越しの声が聞こえてきた。
えっ? と驚いて、僕は勢いよくまぶたを開く。どきんと心臓が跳ねるのがわかった。まさか、まさか、と息をのみ、とりあえず起き上がって、南側の窓を半分ほど開ける。
今の声、まさか……いやでも、彼女が来るはずがない。ドームツアーが決定するような超人気アイドルグループのメンバーが、私立とはいえ、いち高校の文化祭ステージに現れるわけが――。
『MEN-DAKOの荒川ナミですっ。免田高校の皆、今日は文化祭楽しかったー?』
マ、ジか。
マジかマジかマジかマジか……!!
僕は弾かれたように立ち上がり、動揺でよろめきながらも、全速力で自室を飛び出した。
こんなところで不貞寝している場合じゃない。推しが、最推しが、追いかけ続けた僕の女神が、すぐそこに実在している……!
『実は私、皆と同じ免田高校生なんだよ。忙しくって全然通えないんだけどね、勉強頑張ってなんとか単位取ってて、今年度で卒業なのー』
『だからさ、せっかくの最後の文化祭、どうせならこの特設ステージに立ちたくって、偉い人にたっくさんお願いしちゃったんだー!』
ありがとーっ! と野太い声で誰かが叫ぶ。恐らく、荒川ナミの登場に興奮した在校生のうちの一人だろう。荒川ナミのトークだけでなく、校庭に集まった生徒たちの興奮と歓声が、風に乗って僕の耳まで届いてくる。
めんだこ寮の敷地を出て道を渡り、裏門を抜け、必死の形相で校庭を目指した。これ以上、彼女の一挙一投足を見逃すわけにはいかない。
僕が校庭にたどり着いた時、荒川ナミはちょうどトークを終え、ソロ曲の歌い出しに向けてポーズをとっているところだった。僕は慌ててポケットを探り、無意識のうちにきちんと持ち出していたスマートフォンを取り出して、ビデオ撮影機能を稼働させる。
録画開始ボタンを押して画角を調整してから、僕はできる限りステージに近づいた。最終的な映りを確認した後は、録画画面から目を離して、ステージ上の荒川ナミをひたすら見つめる。
髪サラサラ! 顔小さい! 手足が長い!
既に集まっている在校生の最後尾でも、驚くべき近さだ。生きててよかった……。
半ば夢見心地で動悸に耐えていると、曲が始まった。甘酸っぱく爽やかなイントロに続けて、透明感のある歌声が伸びやかに響く。
なんて美しい声なんだ。感謝感謝。ありがたやありがたや。
そうつぶやきそうになるのを、必死にこらえた。動画に自分の声が入ったら、観返す時にゲンナリするからね。
代わりに目からは、ぼろぼろと大粒の涙が止めどなくあふれた。失恋したし喧嘩したし、最近ツイてないことだらけだったから、神様が帳尻を合わせてくれたのかもしれない。
荒川ナミ、万歳。荒川ナミしか勝たん。
一生ついていきます……!
むせび泣いている間に、いつの間にか曲が終わっていた。
僕は拍手するのも忘れて、ただただ放心状態でその場に立ち尽くす。感動の涙でぼやけた視界の中、にこにこと楽しそうな荒川ナミが『花火のカウントダウンも私がやるんだけどー』とトークに戻る。
『その前に一個、皆に聞いてほしい話があるんだ!』
なあになあにーっ? と再び、野太いレスポンス。前の方にいる男子生徒だ。
三年生だろうか。僕にあんな度胸はないから、非常にありがたいし尊敬する。感謝感謝。
『私ね、今日ここに来る前に、久しぶりだなーってあっちの川沿いを散歩してたの。そしたらね、超可愛いめんちゃんのキーホルダーが落ちてたのー』
……。
…………。
…………、ん?
『めんちゃんってのはね、私の活動してるMEN-DAKOってグループのマスコットキャラクターなんだけどお。公式から出てるやつじゃなくて、ビーズ? でできた、いかにも手作りーって感じのやつでー』
え?
『可哀想だったからさ、私拾ったの。でね、ショルダーバッグにつけたわけ。全然綺麗だったし、もうほんと、超可愛かったからさあ』
よっ、お茶目さん!
野太い声に、周囲からどっと笑いが起こる。
荒川ナミもあははーと楽しそうに笑っている――可愛すぎる、じゃなくて!
それってどう考えても、僕が相良からもらっためんちゃんのキーホルダーじゃないか。思い切り放り投げすぎて、向こう岸の歩道に着地したってこと……?
『それでね、そのままここに来て、普通に事務室で来客の受付したのよ。そしたら片づけ途中っぽい男の子に声かけられて、それ俺が作ったやつですって』
『えーすごーいってなってさー、よくよく聞いたら、お友だちにプレゼントしたやつだって言うから、ちょっと残念だったけど返したの』
それで、それでね。
そのお友だちさんに向けて、私その子から伝言頼まれたの。だから今ここで発表します!
瞬間、どきんっと心臓が跳ねた――相良から、僕に伝言?
なんだろうか。
全身をめぐる血液の速度が一気に速くなる。荒川ナミが再び口を開くまでの間が、異様に長く感じられて焦れったい。
『【なに勘違いしてるか知らねーけど、俺が好きなのはお前だよ】……だって! ちょー胸キュンじゃない?!』
在校生から「きゃあああ」と悲鳴が上がり、ヒューヒュー! と野次が飛び交う。荒川ナミもステージ上でしきりに足踏みをしながら、『ね、ね、すごくない? 青春じゃなーい?』と一緒になって盛り上がっている。
僕が今の状況を理解するまでにかかった時間、およそ三秒。
四秒目には、僕は校庭に背を向けて、一目散にめんだこ寮へと駆け出していた。
生徒が皆校庭に集まっていくせいか、めんだこ寮に近い裏門あたりは人通りが全くなく、風に揺れる木々の葉の音がよく聞こえた。空のほとんどは既にかなり藍色に染まり、西の空の下の方が、細く直線状にオレンジ色の輝きを放っていた。
すごく綺麗な宵の空だ。ここからさらに暗くなるのだから、キャンプファイヤーや花火の光はかなり映えるはずだ。
見たいな、と少し考えるけど、相良と川崎さんが一緒にいるところに遭遇する可能性を考えると、やはりもう帰って寝てしまいたいと思う。さすがにまだ、そこまでメンタル強くはなれない。
自室の扉を開け、入口に荷物を放り出して、敷きっぱなしの布団に倒れ込む。新妻の引き起こした騒動から始まって、本当に長い一日だった。
ビーズ喫茶は、本当は今日は午後だけ当番だったのだが、自分の提案の成り行きが気になって結局一日残ってしまった。制作の手伝いができない代わりに、飲み物を出したり待機列の整理をしたり、それなりに役に立てたと思う。
新妻は最後まで顔を出さなかった。川崎さんは、自分の当番の時間と片づけにはちゃんと来ていたけど、そういえば終始申し訳なさそうな顔をしていた。まあこの後、彼氏の相良が上手くフォローするだろう。
高校生活初めての文化祭は、残念ながら楽しいよりも苦しいとか疲れたとかの方が多かった。
来年はもっといい文化祭になりますようにと祈りながら、僕は背を丸めて本格的に寝入る準備を整える。
そういえば、特設ステージのゲストは誰だったのかな。知ってるお笑い芸人とかだったら、ちょっと見たかった気もするんだよな。
そう思った瞬間、窓の外から『こんにちはー!』と明るいマイク越しの声が聞こえてきた。
えっ? と驚いて、僕は勢いよくまぶたを開く。どきんと心臓が跳ねるのがわかった。まさか、まさか、と息をのみ、とりあえず起き上がって、南側の窓を半分ほど開ける。
今の声、まさか……いやでも、彼女が来るはずがない。ドームツアーが決定するような超人気アイドルグループのメンバーが、私立とはいえ、いち高校の文化祭ステージに現れるわけが――。
『MEN-DAKOの荒川ナミですっ。免田高校の皆、今日は文化祭楽しかったー?』
マ、ジか。
マジかマジかマジかマジか……!!
僕は弾かれたように立ち上がり、動揺でよろめきながらも、全速力で自室を飛び出した。
こんなところで不貞寝している場合じゃない。推しが、最推しが、追いかけ続けた僕の女神が、すぐそこに実在している……!
『実は私、皆と同じ免田高校生なんだよ。忙しくって全然通えないんだけどね、勉強頑張ってなんとか単位取ってて、今年度で卒業なのー』
『だからさ、せっかくの最後の文化祭、どうせならこの特設ステージに立ちたくって、偉い人にたっくさんお願いしちゃったんだー!』
ありがとーっ! と野太い声で誰かが叫ぶ。恐らく、荒川ナミの登場に興奮した在校生のうちの一人だろう。荒川ナミのトークだけでなく、校庭に集まった生徒たちの興奮と歓声が、風に乗って僕の耳まで届いてくる。
めんだこ寮の敷地を出て道を渡り、裏門を抜け、必死の形相で校庭を目指した。これ以上、彼女の一挙一投足を見逃すわけにはいかない。
僕が校庭にたどり着いた時、荒川ナミはちょうどトークを終え、ソロ曲の歌い出しに向けてポーズをとっているところだった。僕は慌ててポケットを探り、無意識のうちにきちんと持ち出していたスマートフォンを取り出して、ビデオ撮影機能を稼働させる。
録画開始ボタンを押して画角を調整してから、僕はできる限りステージに近づいた。最終的な映りを確認した後は、録画画面から目を離して、ステージ上の荒川ナミをひたすら見つめる。
髪サラサラ! 顔小さい! 手足が長い!
既に集まっている在校生の最後尾でも、驚くべき近さだ。生きててよかった……。
半ば夢見心地で動悸に耐えていると、曲が始まった。甘酸っぱく爽やかなイントロに続けて、透明感のある歌声が伸びやかに響く。
なんて美しい声なんだ。感謝感謝。ありがたやありがたや。
そうつぶやきそうになるのを、必死にこらえた。動画に自分の声が入ったら、観返す時にゲンナリするからね。
代わりに目からは、ぼろぼろと大粒の涙が止めどなくあふれた。失恋したし喧嘩したし、最近ツイてないことだらけだったから、神様が帳尻を合わせてくれたのかもしれない。
荒川ナミ、万歳。荒川ナミしか勝たん。
一生ついていきます……!
むせび泣いている間に、いつの間にか曲が終わっていた。
僕は拍手するのも忘れて、ただただ放心状態でその場に立ち尽くす。感動の涙でぼやけた視界の中、にこにこと楽しそうな荒川ナミが『花火のカウントダウンも私がやるんだけどー』とトークに戻る。
『その前に一個、皆に聞いてほしい話があるんだ!』
なあになあにーっ? と再び、野太いレスポンス。前の方にいる男子生徒だ。
三年生だろうか。僕にあんな度胸はないから、非常にありがたいし尊敬する。感謝感謝。
『私ね、今日ここに来る前に、久しぶりだなーってあっちの川沿いを散歩してたの。そしたらね、超可愛いめんちゃんのキーホルダーが落ちてたのー』
……。
…………。
…………、ん?
『めんちゃんってのはね、私の活動してるMEN-DAKOってグループのマスコットキャラクターなんだけどお。公式から出てるやつじゃなくて、ビーズ? でできた、いかにも手作りーって感じのやつでー』
え?
『可哀想だったからさ、私拾ったの。でね、ショルダーバッグにつけたわけ。全然綺麗だったし、もうほんと、超可愛かったからさあ』
よっ、お茶目さん!
野太い声に、周囲からどっと笑いが起こる。
荒川ナミもあははーと楽しそうに笑っている――可愛すぎる、じゃなくて!
それってどう考えても、僕が相良からもらっためんちゃんのキーホルダーじゃないか。思い切り放り投げすぎて、向こう岸の歩道に着地したってこと……?
『それでね、そのままここに来て、普通に事務室で来客の受付したのよ。そしたら片づけ途中っぽい男の子に声かけられて、それ俺が作ったやつですって』
『えーすごーいってなってさー、よくよく聞いたら、お友だちにプレゼントしたやつだって言うから、ちょっと残念だったけど返したの』
それで、それでね。
そのお友だちさんに向けて、私その子から伝言頼まれたの。だから今ここで発表します!
瞬間、どきんっと心臓が跳ねた――相良から、僕に伝言?
なんだろうか。
全身をめぐる血液の速度が一気に速くなる。荒川ナミが再び口を開くまでの間が、異様に長く感じられて焦れったい。
『【なに勘違いしてるか知らねーけど、俺が好きなのはお前だよ】……だって! ちょー胸キュンじゃない?!』
在校生から「きゃあああ」と悲鳴が上がり、ヒューヒュー! と野次が飛び交う。荒川ナミもステージ上でしきりに足踏みをしながら、『ね、ね、すごくない? 青春じゃなーい?』と一緒になって盛り上がっている。
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