35 / 96
【第8章】初めての「勝利」
エピソード.35
しおりを挟む
魔王軍本部から戻った翌日。
拓海と美咲は、リリアのダンジョンで報告会を開いていた。
執務室には、リリアとゴルグも同席している。
「幹部候補……ですって?」
リリアが目を丸くした。
「はい」
拓海が頷いた。
「ゼノス様から、直々に」
「すごい」
リリアが感嘆の声を上げた。
「転移されて、たった三ヶ月でしょう?」
「それなのに、もう幹部候補なんて」
「拓海、すごい」
ゴルグも嬉しそうに言った。
「俺たちの、誇り」
「ありがとう、ゴルグ」
拓海が笑った。
「でも、これはみんなのおかげだ」
「リリアさんが、俺たちを拾ってくれた」
「ゴルグたちが、協力してくれた」
「だから、ここまで来れた」
リリアが微笑んだ。
「謙虚ね」
「でも、それがあなたの良いところよ」
彼女は書類を取り出した。
「さて、こちらも良い知らせがあるわ」
「何ですか?」
「今月の魔力生産量」
リリアが数字を示した。
-----
魔力生産量(今月)
月間目標:1000単位
実績:1620単位
達成率:162%
評価:S
-----
「S評価……」
美咲が驚いた。
「そんなの、初めて見た」
「ええ」
リリアが誇らしげに言った。
「私のダンジョン史上、初めてよ」
「あなたたちのおかげで、ここまで来れた」
彼女は立ち上がり、二人の前に立った。
「本当に、ありがとう」
深々と頭を下げる。
「リリアさん……」
美咲が慌てた。
「頭を上げてください」
「私たちこそ、感謝してます」
「居場所をくれて、認めてくれて」
「ここがなければ、私たちは……」
リリアが顔を上げた。
その目には、涙が浮かんでいた。
「私も同じよ」
彼女が微笑んだ。
「あなたたちがいなければ、私はダンジョン主を解任されてた」
「孤独で、絶望してた」
「でも今は、仲間がいる」
三人は抱き合った。
ゴルグも、嬉しそうに見守っている。
「みんな、家族」
彼が呟いた。
「ずっと、一緒」
-----
午後、拓海は第二層の点検をしていた。
美咲の定期清掃が行き届き、通路は常に清潔に保たれている。
モンスターの配置も最適化され、効率的に機能している。
「完璧だな」
拓海が呟いた。
このダンジョンは、もう自分たちがいなくても運営できる。
マニュアルがあり、ゴブリンたちが自主的に動いている。
それが、少し寂しくもあった。
「拓海くん」
美咲の声がした。
振り返ると、彼女が小走りで近づいてくる。
「どうした?」
「リリアさんが呼んでる」
「お客さんが来たって」
「お客さん?」
二人は執務室に向かった。
-----
執務室には、見知らぬ女性が座っていた。
豪華なドレスを着た、美しい女性。
黒髪を優雅に束ね、深紅の瞳が印象的だ。
「こちらが、蒼井拓海と白石美咲」
リリアが紹介した。
「私の協力者よ」
「初めまして」
女性が立ち上がった。
「私は、ダンジョン主のセリナ」
その名前に、拓海と美咲は顔を見合わせた。
セリナ。
ダンジョン主の集会で、自分たちを笑った女性だ。
「あの……」
美咲が戸惑った。
「セリナさんが、どうして……」
「頼みがあって来たの」
セリナが真剣な顔で言った。
「私のダンジョンを、見てほしい」
「え……?」
「報酬は払うわ」
セリナが続けた。
「あなたたちの成果、聞いてる」
「リリアのダンジョン、アルガスのダンジョン」
「全部、劇的に改善されたって」
「私のダンジョンも、同じようにしてほしい」
拓海は少し考えた。
集会の時、セリナは自分たちを馬鹿にした。
掃除係を笑った。
それを、今さら……。
「どうして、俺たちに?」
拓海が尋ねた。
「プライドはないんですか?」
セリナは一瞬、言葉に詰まった。
そして、深く息を吐いた。
「……ないわ」
彼女が正直に答えた。
「あの時は、馬鹿にした」
「ごめんなさい」
「でも、結果を見て分かった」
「あなたたちは、本物だって」
セリナが頭を下げた。
「お願い。助けて」
リリアが拓海を見た。
拓海は美咲を見た。
美咲が小さく頷く。
「……分かりました」
拓海が答えた。
「見ます」
「でも、条件があります」
「何?」
「二度と、職業で人を馬鹿にしないこと」
拓海が真剣に言った。
「どんな職業にも、価値がある」
「それを、認めてください」
セリナは数秒、黙っていた。
そして、深く頷いた。
「約束する」
彼女が答えた。
「二度と、馬鹿にしない」
-----
翌日、拓海と美咲はセリナのダンジョンを訪れた。
「魅惑の迷宮」と呼ばれる、華やかなダンジョンだ。
内装は豪華で、装飾が施されている。
しかし、拓海のスキルが即座に問題点を検出した。
「装飾が多すぎます」
拓海が指摘した。
「魔力の流れを阻害してる」
「でも……」
セリナが困った顔をした。
「この装飾が、私のダンジョンの特徴なの」
「見た目も大事でしょう?」
「見た目と効率、両立できます」
拓海が答えた。
「装飾の配置を変えるだけで、魔力の流れは改善できる」
「本当に?」
「はい」
拓海は図を描き始めた。
装飾を残しながら、魔力の流れを最適化する配置。
セリナは感心したように図を見つめた。
「すごい……」
彼女が呟いた。
「こんな発想、思いつかなかった」
「美咲、掃除を」
「うん」
美咲がスキルを発動する。
緑色の光が、通路を包む。
装飾が輝き、魔力の流れが改善されていく。
「綺麗……」
セリナが感動した。
「装飾が、さらに輝いてる」
「汚れが取れたからです」
美咲が説明した。
「本来の輝きを、取り戻しただけです」
セリナは美咲を見た。
その目には、尊敬の念があった。
「あなたの能力……素晴らしいわ」
彼女が言った。
「掃除係なんて、馬鹿にしてごめんなさい」
「こんなに価値がある職業だったなんて」
「いいんです」
美咲が微笑んだ。
「私も、最初は自分の価値が分からなかった」
「でも、拓海くんやリリアさんが教えてくれた」
「どんな職業にも、使い道があるって」
セリナは深く頷いた。
「本当に、そうね」
-----
一週間後。
セリナのダンジョンは、劇的に改善されていた。
装飾はそのままに、魔力生産効率が30%向上した。
「信じられない……」
セリナが資料を見つめた。
「こんなに効率が上がるなんて」
「まだ改善の余地はあります」
拓海が答えた。
「でも、基礎は整いました」
「後は、定期的な清掃と点検を続けるだけです」
「ありがとう」
セリナが深々と頭を下げた。
「本当に、ありがとう」
彼女は報酬の袋を差し出した。
中には、魔石が200個入っている。
「これが、約束の報酬」
「それと……」
セリナがもう一つ、小さな箱を取り出した。
「これは、私からの個人的なお礼」
箱を開けると、美しいペンダントが入っていた。
「魔力を高めるペンダントよ」
セリナが説明した。
「美咲に」
「え……でも……」
「受け取って」
セリナが微笑んだ。
「あなたは、私に大切なことを教えてくれた」
「職業の価値は、名前じゃなく使い方だって」
美咲は涙ぐみながら、ペンダントを受け取った。
「ありがとうございます……」
-----
帰り道、二人は並んで歩いていた。
「また一人、認めてもらえたね」
美咲が嬉しそうに言った。
「ああ」
拓海も笑った。
「最初は馬鹿にしてた人が、今は感謝してる」
「それが、一番嬉しい」
「うん」
美咲がペンダントを見つめた。
「私たち、ちゃんと価値を証明できてるんだね」
「ああ」
拓海が頷いた。
「これからも、証明し続ける」
「俺たちの能力を」
「そして、どんな職業にも価値があることを」
二人は夕日に向かって歩いた。
長い影が、地面に伸びていく。
かつて無能と呼ばれた二人。
しかし今は、多くの人に認められている。
それが、何よりの勝利だった。
拓海と美咲は、リリアのダンジョンで報告会を開いていた。
執務室には、リリアとゴルグも同席している。
「幹部候補……ですって?」
リリアが目を丸くした。
「はい」
拓海が頷いた。
「ゼノス様から、直々に」
「すごい」
リリアが感嘆の声を上げた。
「転移されて、たった三ヶ月でしょう?」
「それなのに、もう幹部候補なんて」
「拓海、すごい」
ゴルグも嬉しそうに言った。
「俺たちの、誇り」
「ありがとう、ゴルグ」
拓海が笑った。
「でも、これはみんなのおかげだ」
「リリアさんが、俺たちを拾ってくれた」
「ゴルグたちが、協力してくれた」
「だから、ここまで来れた」
リリアが微笑んだ。
「謙虚ね」
「でも、それがあなたの良いところよ」
彼女は書類を取り出した。
「さて、こちらも良い知らせがあるわ」
「何ですか?」
「今月の魔力生産量」
リリアが数字を示した。
-----
魔力生産量(今月)
月間目標:1000単位
実績:1620単位
達成率:162%
評価:S
-----
「S評価……」
美咲が驚いた。
「そんなの、初めて見た」
「ええ」
リリアが誇らしげに言った。
「私のダンジョン史上、初めてよ」
「あなたたちのおかげで、ここまで来れた」
彼女は立ち上がり、二人の前に立った。
「本当に、ありがとう」
深々と頭を下げる。
「リリアさん……」
美咲が慌てた。
「頭を上げてください」
「私たちこそ、感謝してます」
「居場所をくれて、認めてくれて」
「ここがなければ、私たちは……」
リリアが顔を上げた。
その目には、涙が浮かんでいた。
「私も同じよ」
彼女が微笑んだ。
「あなたたちがいなければ、私はダンジョン主を解任されてた」
「孤独で、絶望してた」
「でも今は、仲間がいる」
三人は抱き合った。
ゴルグも、嬉しそうに見守っている。
「みんな、家族」
彼が呟いた。
「ずっと、一緒」
-----
午後、拓海は第二層の点検をしていた。
美咲の定期清掃が行き届き、通路は常に清潔に保たれている。
モンスターの配置も最適化され、効率的に機能している。
「完璧だな」
拓海が呟いた。
このダンジョンは、もう自分たちがいなくても運営できる。
マニュアルがあり、ゴブリンたちが自主的に動いている。
それが、少し寂しくもあった。
「拓海くん」
美咲の声がした。
振り返ると、彼女が小走りで近づいてくる。
「どうした?」
「リリアさんが呼んでる」
「お客さんが来たって」
「お客さん?」
二人は執務室に向かった。
-----
執務室には、見知らぬ女性が座っていた。
豪華なドレスを着た、美しい女性。
黒髪を優雅に束ね、深紅の瞳が印象的だ。
「こちらが、蒼井拓海と白石美咲」
リリアが紹介した。
「私の協力者よ」
「初めまして」
女性が立ち上がった。
「私は、ダンジョン主のセリナ」
その名前に、拓海と美咲は顔を見合わせた。
セリナ。
ダンジョン主の集会で、自分たちを笑った女性だ。
「あの……」
美咲が戸惑った。
「セリナさんが、どうして……」
「頼みがあって来たの」
セリナが真剣な顔で言った。
「私のダンジョンを、見てほしい」
「え……?」
「報酬は払うわ」
セリナが続けた。
「あなたたちの成果、聞いてる」
「リリアのダンジョン、アルガスのダンジョン」
「全部、劇的に改善されたって」
「私のダンジョンも、同じようにしてほしい」
拓海は少し考えた。
集会の時、セリナは自分たちを馬鹿にした。
掃除係を笑った。
それを、今さら……。
「どうして、俺たちに?」
拓海が尋ねた。
「プライドはないんですか?」
セリナは一瞬、言葉に詰まった。
そして、深く息を吐いた。
「……ないわ」
彼女が正直に答えた。
「あの時は、馬鹿にした」
「ごめんなさい」
「でも、結果を見て分かった」
「あなたたちは、本物だって」
セリナが頭を下げた。
「お願い。助けて」
リリアが拓海を見た。
拓海は美咲を見た。
美咲が小さく頷く。
「……分かりました」
拓海が答えた。
「見ます」
「でも、条件があります」
「何?」
「二度と、職業で人を馬鹿にしないこと」
拓海が真剣に言った。
「どんな職業にも、価値がある」
「それを、認めてください」
セリナは数秒、黙っていた。
そして、深く頷いた。
「約束する」
彼女が答えた。
「二度と、馬鹿にしない」
-----
翌日、拓海と美咲はセリナのダンジョンを訪れた。
「魅惑の迷宮」と呼ばれる、華やかなダンジョンだ。
内装は豪華で、装飾が施されている。
しかし、拓海のスキルが即座に問題点を検出した。
「装飾が多すぎます」
拓海が指摘した。
「魔力の流れを阻害してる」
「でも……」
セリナが困った顔をした。
「この装飾が、私のダンジョンの特徴なの」
「見た目も大事でしょう?」
「見た目と効率、両立できます」
拓海が答えた。
「装飾の配置を変えるだけで、魔力の流れは改善できる」
「本当に?」
「はい」
拓海は図を描き始めた。
装飾を残しながら、魔力の流れを最適化する配置。
セリナは感心したように図を見つめた。
「すごい……」
彼女が呟いた。
「こんな発想、思いつかなかった」
「美咲、掃除を」
「うん」
美咲がスキルを発動する。
緑色の光が、通路を包む。
装飾が輝き、魔力の流れが改善されていく。
「綺麗……」
セリナが感動した。
「装飾が、さらに輝いてる」
「汚れが取れたからです」
美咲が説明した。
「本来の輝きを、取り戻しただけです」
セリナは美咲を見た。
その目には、尊敬の念があった。
「あなたの能力……素晴らしいわ」
彼女が言った。
「掃除係なんて、馬鹿にしてごめんなさい」
「こんなに価値がある職業だったなんて」
「いいんです」
美咲が微笑んだ。
「私も、最初は自分の価値が分からなかった」
「でも、拓海くんやリリアさんが教えてくれた」
「どんな職業にも、使い道があるって」
セリナは深く頷いた。
「本当に、そうね」
-----
一週間後。
セリナのダンジョンは、劇的に改善されていた。
装飾はそのままに、魔力生産効率が30%向上した。
「信じられない……」
セリナが資料を見つめた。
「こんなに効率が上がるなんて」
「まだ改善の余地はあります」
拓海が答えた。
「でも、基礎は整いました」
「後は、定期的な清掃と点検を続けるだけです」
「ありがとう」
セリナが深々と頭を下げた。
「本当に、ありがとう」
彼女は報酬の袋を差し出した。
中には、魔石が200個入っている。
「これが、約束の報酬」
「それと……」
セリナがもう一つ、小さな箱を取り出した。
「これは、私からの個人的なお礼」
箱を開けると、美しいペンダントが入っていた。
「魔力を高めるペンダントよ」
セリナが説明した。
「美咲に」
「え……でも……」
「受け取って」
セリナが微笑んだ。
「あなたは、私に大切なことを教えてくれた」
「職業の価値は、名前じゃなく使い方だって」
美咲は涙ぐみながら、ペンダントを受け取った。
「ありがとうございます……」
-----
帰り道、二人は並んで歩いていた。
「また一人、認めてもらえたね」
美咲が嬉しそうに言った。
「ああ」
拓海も笑った。
「最初は馬鹿にしてた人が、今は感謝してる」
「それが、一番嬉しい」
「うん」
美咲がペンダントを見つめた。
「私たち、ちゃんと価値を証明できてるんだね」
「ああ」
拓海が頷いた。
「これからも、証明し続ける」
「俺たちの能力を」
「そして、どんな職業にも価値があることを」
二人は夕日に向かって歩いた。
長い影が、地面に伸びていく。
かつて無能と呼ばれた二人。
しかし今は、多くの人に認められている。
それが、何よりの勝利だった。
24
あなたにおすすめの小説
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
防御力ゼロと追放された盾使い、実は受けたダメージを100倍で反射する最強スキルを持ってました
黒崎隼人
ファンタジー
どんな攻撃も防げない【盾使い】のアッシュは、仲間から「歩く的」と罵られ、理不尽の限りを尽くされてパーティーを追放される。長年想いを寄せた少女にも裏切られ、全てを失った彼が死の淵で目覚めたのは、受けたダメージを百倍にして反射する攻防一体の最強スキルだった!
これは、無能と蔑まれた心優しき盾使いが、真の力に目覚め、最高の仲間と出会い、自分を虐げた者たちに鮮やかな鉄槌を下す、痛快な成り上がり英雄譚! 「もうお前たちの壁にはならない」――絶望の底から這い上がった男の、爽快な逆転劇が今、始まる。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる