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テイク10「迷いの森、覚醒の時」中編
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【トビーの制作日誌】
補足メモ・その2
ノアの目が光った。
今度は、俺だけじゃなく全員が見た。
祭壇は何らかの装置だった。
「器」の記憶を呼び覚ます装置。
ノアは自分の過去を見た。
消されていた記憶を。
撮影は一時中断。
監督は完全に混乱していた。
「これは……台本にないんですが……」
台本にないのは当然だ。
これは「演出」ではない。
「実験」だ。
誰かが、この展開を仕組んでいる。
俺たちは、まだ何も分かっていない。
-----
【映像ログ:未公開(祭壇調査・午前11時30分)】
(古代の祭壇・周辺。全員が座り込んでいる)
マリア:
「ノア、大丈夫か」
ノア:
「はい……少し、頭が重いですけど」
(マリアが水筒を差し出す)
ノア:
「ありがとうございます」
レオ:
「なあ、さっきの……マジでやばくなかった?」
マリア:
「……ああ」
レオ:
「俺、正直ビビった」
マリア:
「珍しく正直だな」
レオ:
「いや、だって……ノアの目、光ってたぞ。金色に」
マリア:
「……見てたか」
レオ:
「見てたよ。あれ、普通じゃねえだろ」
マリア:
「……」
レオ:
「なあ、マリア」
マリア:
「何だ」
レオ:
「お前ら、何か隠してんだろ」
マリア:
「……」
レオ:
「俺、バカだけど、それくらいは分かる」
マリア:
「……」
(10秒の沈黙)
マリア:
「……分かった。話す」
レオ:
「え?」
マリア:
「ノアは……『被験者』だ」
レオ:
「ひ、けんしゃ?」
マリア:
「15年前から、何かの実験の対象にされてた。首に012って痣があるだろ」
レオ:
「……あったな。生まれつきって言ってた」
マリア:
「違う。番号だ。実験の」
レオ:
「……」
マリア:
「この番組の撮影地は、全部『テスト地点』だった。俺たちは、誰かの計画通りに動かされてる」
レオ:
「……」
マリア:
「信じなくてもいい。でも、これが真実だ」
レオ:
「……」
(レオが立ち上がる)
マリア:
「どこ行くんだ」
レオ:
「ノアんとこ」
マリア:
「……何する気だ」
レオ:
「分かんねえよ。でも、ほっとけねえだろ」
マリア:
「……」
(レオがノアの隣に座る)
レオ:
「よう」
ノア:
「レオさん……」
レオ:
「聞いたぞ。お前、実験されてたんだってな」
ノア:
「……はい」
レオ:
「大変だったな」
ノア:
「え……」
レオ:
「俺、難しいことは分かんねえ。でも、お前が辛い思いしてきたのは分かる」
ノア:
「……」
レオ:
「俺にできることあったら言えよ。剣振るうくらいしか能がねえけど、それでよければ」
ノア:
「……レオさん」
レオ:
「あ、でも顔はNGな。事務所的に」
ノア:
「……ふふ」
(ノアが少し笑う)
レオ:
「お、笑った」
ノア:
「すみません……なんか、レオさんらしくて」
レオ:
「俺らしいって何だよ」
ノア:
「真剣な話の後に、すぐ顔の心配するところです」
レオ:
「……だって、大事だろ。顔」
ノア:
「……はい。大事ですね」
マリア:
(遠くから見ながら)
「……」
トビー(画面外):
「意外と、いいコンビですね」
マリア:
「……うるせえ」
-----
【映像ログ:未公開(カイルとの遭遇・正午)】
(古代の祭壇・裏手。木々の間から人影が現れる)
マリア:
「……誰か来る」
レオ:
(剣に手をかけながら)
「敵か?」
マリア:
「待て。見覚えがある」
(人影が近づく)
(魔王軍の制服を着た青年)
カイル:
「……ノア?」
ノア:
「カイル……くん」
(二人が向かい合う)
(第7話の戦場以来、初めて二人きりで対面する)
カイル:
「ちゃんと話すのは……初めてだな」
ノア:
「うん……。手紙、もらったから」
カイル:
「……」
ノア:
「会いたかった」
カイル:
「……俺も」
(沈黙)
レオ:
「あの……お前、魔王軍の奴だよな?」
カイル:
「ああ。『ダーク・ハート』の魔法使い、カイルだ」
レオ:
「敵じゃん」
カイル:
「番組上はな」
レオ:
「……?」
マリア:
「レオ、黙ってろ」
レオ:
「いや、でも……」
マリア:
「今は敵とか味方とか関係ねえんだよ」
レオ:
「……」
カイル:
(ノアに向き直って)
「首、見せてくれ」
ノア:
「……うん」
(ノアが首筋を見せる)
(「012」の痣)
カイル:
「……やっぱりだ」
(カイルも首筋を見せる)
(「015」の痣)
ノア:
「……本当に、同じだ」
カイル:
「ああ。俺たちは、同じものだ」
ノア:
「……」
カイル:
「さっき、祭壇が光ったの、見えた」
ノア:
「え?」
カイル:
「森の外からでも分かった。お前の魔力が……すごい勢いで膨れ上がってた」
ノア:
「……」
カイル:
「何か、見たか」
ノア:
「……子供たちの映像を。僕も、その中にいた」
カイル:
「……俺も、似たような夢を見る。白い服の大人たち。儀式みたいな何か」
ノア:
「……」
カイル:
「俺たちは……何なんだろうな」
ノア:
「……分からない。でも、一緒に調べよう」
カイル:
「……ああ」
(二人が手を握る)
トビー(カメラ越し):
「……」
マリア:
「……おい、カメラマン」
トビー:
「はい」
マリア:
「これ、放送しねえよな」
トビー:
「……しません。オフレコです」
マリア:
「よし」
-----
【個別インタビュー】
勇者レオ/告白部屋(森の木陰)
(腕を組んで座っている)
レオ:
「なんか……今日、すげえ日だな」
トビー(画面外):
「どういう意味ですか」
レオ:
「ノアが光ったり、敵の魔法使いが来たり、実験がどうとか……」
トビー:
「混乱していますか」
レオ:
「……まあ、な」
トビー:
「……」
レオ:
「でもさ」
トビー:
「はい」
レオ:
「俺、思ったんだよ」
トビー:
「何をですか」
レオ:
「俺、顔しか取り柄ねえって思ってた」
トビー:
「……」
レオ:
「でも、仲間が困ってる時に、そばにいることくらいはできるじゃん」
トビー:
「……」
レオ:
「それって……取り柄って言っていいのかな」
トビー:
「……」
(5秒の沈黙)
トビー:
「主観ですね」
レオ:
「おい」
トビー:
「……いえ。客観的に見ても、それは立派な取り柄だと思います」
レオ:
「……マジで?」
トビー:
「はい」
レオ:
「……」
(少し照れた顔)
レオ:
「……サンキュ」
トビー:
「ゴブリンですので、お世辞は言いません」
レオ:
「なんだよそれ」
トビー:
「事実です」
レオ:
「……」
(レオが笑う)
レオ:
「お前、たまにいいこと言うな」
トビー:
「たまにですか」
レオ:
「たまにだよ」
-----
【映像ログ:未公開(午後の撮影・テイク78)】
(古代の祭壇・前。撮影再開)
監督:
「では、試練のシーン、テイク78! お願いします!」
レオ:
「この祭壇に……古代の力が眠っているのか」
マリア:
「油断するな。何が起きるか分からない」
ノア:
「僕が……調べてみます」
(ノアが祭壇に手を伸ばす)
(何も起きない)
監督:
「カット! すみません、もう少し神秘的な感じで……」
レオ:
「神秘的ってどうすんだよ」
監督:
「えっと……目を閉じて、瞑想するような……」
レオ:
「瞑想? 俺、したことねえけど」
マリア:
「お前は黙って立ってろ。ノアがやる」
レオ:
「俺の見せ場は?」
マリア:
「ねえよ」
レオ:
「ひでえ」
監督:
「では、テイク79!」
(ノアが目を閉じる)
(祭壇に手を触れる)
(何も起きない)
監督:
「カット! うーん……」
レオ:
「なんか、効果ないと地味だな」
マリア:
「さっきは本当に光ったんだけどな」
ノア:
「すみません……コントロールできなくて……」
監督:
「いえ、大丈夫です。後で魔法エフェクトを追加しますので」
トビー(カメラ越し):
「Adobe Magi-Cutの出番ですね」
監督:
「はい……また、残業をお願いすることになりそうです」
トビー:
「……了解しました」
補足メモ・その2
ノアの目が光った。
今度は、俺だけじゃなく全員が見た。
祭壇は何らかの装置だった。
「器」の記憶を呼び覚ます装置。
ノアは自分の過去を見た。
消されていた記憶を。
撮影は一時中断。
監督は完全に混乱していた。
「これは……台本にないんですが……」
台本にないのは当然だ。
これは「演出」ではない。
「実験」だ。
誰かが、この展開を仕組んでいる。
俺たちは、まだ何も分かっていない。
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【映像ログ:未公開(祭壇調査・午前11時30分)】
(古代の祭壇・周辺。全員が座り込んでいる)
マリア:
「ノア、大丈夫か」
ノア:
「はい……少し、頭が重いですけど」
(マリアが水筒を差し出す)
ノア:
「ありがとうございます」
レオ:
「なあ、さっきの……マジでやばくなかった?」
マリア:
「……ああ」
レオ:
「俺、正直ビビった」
マリア:
「珍しく正直だな」
レオ:
「いや、だって……ノアの目、光ってたぞ。金色に」
マリア:
「……見てたか」
レオ:
「見てたよ。あれ、普通じゃねえだろ」
マリア:
「……」
レオ:
「なあ、マリア」
マリア:
「何だ」
レオ:
「お前ら、何か隠してんだろ」
マリア:
「……」
レオ:
「俺、バカだけど、それくらいは分かる」
マリア:
「……」
(10秒の沈黙)
マリア:
「……分かった。話す」
レオ:
「え?」
マリア:
「ノアは……『被験者』だ」
レオ:
「ひ、けんしゃ?」
マリア:
「15年前から、何かの実験の対象にされてた。首に012って痣があるだろ」
レオ:
「……あったな。生まれつきって言ってた」
マリア:
「違う。番号だ。実験の」
レオ:
「……」
マリア:
「この番組の撮影地は、全部『テスト地点』だった。俺たちは、誰かの計画通りに動かされてる」
レオ:
「……」
マリア:
「信じなくてもいい。でも、これが真実だ」
レオ:
「……」
(レオが立ち上がる)
マリア:
「どこ行くんだ」
レオ:
「ノアんとこ」
マリア:
「……何する気だ」
レオ:
「分かんねえよ。でも、ほっとけねえだろ」
マリア:
「……」
(レオがノアの隣に座る)
レオ:
「よう」
ノア:
「レオさん……」
レオ:
「聞いたぞ。お前、実験されてたんだってな」
ノア:
「……はい」
レオ:
「大変だったな」
ノア:
「え……」
レオ:
「俺、難しいことは分かんねえ。でも、お前が辛い思いしてきたのは分かる」
ノア:
「……」
レオ:
「俺にできることあったら言えよ。剣振るうくらいしか能がねえけど、それでよければ」
ノア:
「……レオさん」
レオ:
「あ、でも顔はNGな。事務所的に」
ノア:
「……ふふ」
(ノアが少し笑う)
レオ:
「お、笑った」
ノア:
「すみません……なんか、レオさんらしくて」
レオ:
「俺らしいって何だよ」
ノア:
「真剣な話の後に、すぐ顔の心配するところです」
レオ:
「……だって、大事だろ。顔」
ノア:
「……はい。大事ですね」
マリア:
(遠くから見ながら)
「……」
トビー(画面外):
「意外と、いいコンビですね」
マリア:
「……うるせえ」
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【映像ログ:未公開(カイルとの遭遇・正午)】
(古代の祭壇・裏手。木々の間から人影が現れる)
マリア:
「……誰か来る」
レオ:
(剣に手をかけながら)
「敵か?」
マリア:
「待て。見覚えがある」
(人影が近づく)
(魔王軍の制服を着た青年)
カイル:
「……ノア?」
ノア:
「カイル……くん」
(二人が向かい合う)
(第7話の戦場以来、初めて二人きりで対面する)
カイル:
「ちゃんと話すのは……初めてだな」
ノア:
「うん……。手紙、もらったから」
カイル:
「……」
ノア:
「会いたかった」
カイル:
「……俺も」
(沈黙)
レオ:
「あの……お前、魔王軍の奴だよな?」
カイル:
「ああ。『ダーク・ハート』の魔法使い、カイルだ」
レオ:
「敵じゃん」
カイル:
「番組上はな」
レオ:
「……?」
マリア:
「レオ、黙ってろ」
レオ:
「いや、でも……」
マリア:
「今は敵とか味方とか関係ねえんだよ」
レオ:
「……」
カイル:
(ノアに向き直って)
「首、見せてくれ」
ノア:
「……うん」
(ノアが首筋を見せる)
(「012」の痣)
カイル:
「……やっぱりだ」
(カイルも首筋を見せる)
(「015」の痣)
ノア:
「……本当に、同じだ」
カイル:
「ああ。俺たちは、同じものだ」
ノア:
「……」
カイル:
「さっき、祭壇が光ったの、見えた」
ノア:
「え?」
カイル:
「森の外からでも分かった。お前の魔力が……すごい勢いで膨れ上がってた」
ノア:
「……」
カイル:
「何か、見たか」
ノア:
「……子供たちの映像を。僕も、その中にいた」
カイル:
「……俺も、似たような夢を見る。白い服の大人たち。儀式みたいな何か」
ノア:
「……」
カイル:
「俺たちは……何なんだろうな」
ノア:
「……分からない。でも、一緒に調べよう」
カイル:
「……ああ」
(二人が手を握る)
トビー(カメラ越し):
「……」
マリア:
「……おい、カメラマン」
トビー:
「はい」
マリア:
「これ、放送しねえよな」
トビー:
「……しません。オフレコです」
マリア:
「よし」
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【個別インタビュー】
勇者レオ/告白部屋(森の木陰)
(腕を組んで座っている)
レオ:
「なんか……今日、すげえ日だな」
トビー(画面外):
「どういう意味ですか」
レオ:
「ノアが光ったり、敵の魔法使いが来たり、実験がどうとか……」
トビー:
「混乱していますか」
レオ:
「……まあ、な」
トビー:
「……」
レオ:
「でもさ」
トビー:
「はい」
レオ:
「俺、思ったんだよ」
トビー:
「何をですか」
レオ:
「俺、顔しか取り柄ねえって思ってた」
トビー:
「……」
レオ:
「でも、仲間が困ってる時に、そばにいることくらいはできるじゃん」
トビー:
「……」
レオ:
「それって……取り柄って言っていいのかな」
トビー:
「……」
(5秒の沈黙)
トビー:
「主観ですね」
レオ:
「おい」
トビー:
「……いえ。客観的に見ても、それは立派な取り柄だと思います」
レオ:
「……マジで?」
トビー:
「はい」
レオ:
「……」
(少し照れた顔)
レオ:
「……サンキュ」
トビー:
「ゴブリンですので、お世辞は言いません」
レオ:
「なんだよそれ」
トビー:
「事実です」
レオ:
「……」
(レオが笑う)
レオ:
「お前、たまにいいこと言うな」
トビー:
「たまにですか」
レオ:
「たまにだよ」
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【映像ログ:未公開(午後の撮影・テイク78)】
(古代の祭壇・前。撮影再開)
監督:
「では、試練のシーン、テイク78! お願いします!」
レオ:
「この祭壇に……古代の力が眠っているのか」
マリア:
「油断するな。何が起きるか分からない」
ノア:
「僕が……調べてみます」
(ノアが祭壇に手を伸ばす)
(何も起きない)
監督:
「カット! すみません、もう少し神秘的な感じで……」
レオ:
「神秘的ってどうすんだよ」
監督:
「えっと……目を閉じて、瞑想するような……」
レオ:
「瞑想? 俺、したことねえけど」
マリア:
「お前は黙って立ってろ。ノアがやる」
レオ:
「俺の見せ場は?」
マリア:
「ねえよ」
レオ:
「ひでえ」
監督:
「では、テイク79!」
(ノアが目を閉じる)
(祭壇に手を触れる)
(何も起きない)
監督:
「カット! うーん……」
レオ:
「なんか、効果ないと地味だな」
マリア:
「さっきは本当に光ったんだけどな」
ノア:
「すみません……コントロールできなくて……」
監督:
「いえ、大丈夫です。後で魔法エフェクトを追加しますので」
トビー(カメラ越し):
「Adobe Magi-Cutの出番ですね」
監督:
「はい……また、残業をお願いすることになりそうです」
トビー:
「……了解しました」
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