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テイク11「器の代償」後編
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【映像ログ:未公開(脱出・午後2時)】
(氷の洞窟・出口付近。四人が慎重に移動している)
マリア:
「……静かだな」
レオ:
「回収班は?」
トビー:
「洞窟の反対側を探しているようです。今がチャンスです」
マリア:
「よし、行くぞ」
(四人が洞窟を出る)
(外は吹雪いている)
レオ:
「さむっ……!」
マリア:
「声を出すな」
レオ:
「でも寒いんだって……!」
ノア:
「僕が……」
(ノアが小さな炎を灯す)
ノア:
「これで、少しは……」
レオ:
「……サンキュ」
マリア:
「……」
トビー:
「あちらの方角に、魔王軍の前線基地があるはずです」
マリア:
「どのくらいかかる」
トビー:
「徒歩で3時間ほど」
レオ:
「3時間!? 凍死するわ!」
マリア:
「凍死する前に見つかるぞ。走れ」
レオ:
「マジかよ……」
(四人が吹雪の中を走り出す)
-----
【トビーの制作日誌】
王暦1547年・夏の月・18日・夕方
吹雪の中を3時間。
全員、ぼろぼろだった。
レオは何度も「凍死する」「俺の肌が」と叫んでいたが、なんとか走り続けた。
マリアは無言で先頭を走っていた。
ノアは炎を灯し続けて、体力を消耗していた。
俺は……足が遅くて、何度も置いていかれそうになった。
でも、マリアが振り返って待っていてくれた。
「遅えぞ、カメラマン」と。
魔王軍の前線基地に着いた時、ザックが待っていた。
「生きてたか」と言われた。
「なんとか」と答えた。
俺たちは今、魔王軍の宣伝部に保護されている。
番組上は敵。
でも、今は味方だ。
世界は複雑だ。
-----
【映像ログ:未公開(魔王軍前線基地・夕方)】
(魔王軍前線基地・会議室。全員が毛布にくるまっている)
ザック:
「で、状況を整理するとだ」
(ザックがホワイトボードに書きながら)
ザック:
「エリクシール社の回収班が動き出した。007は捕獲済み。次のターゲットは012……つまりノアだ」
ノア:
「……」
ザック:
「そして、お前ら四人は『逃亡者』として指名手配される。たぶん、もうされてる」
マリア:
「……だろうな」
ザック:
「王国広報局は、お前らを『悪の魔王軍に寝返った裏切り者』として報道するだろう」
レオ:
「は? 俺が裏切り者?」
ザック:
「ああ。勇者が魔王軍に寝返った。センセーショナルな見出しになるぜ」
レオ:
「ふざけんな! 俺の顔面偏差値で裏切り者はねえだろ!」
マリア:
「顔は関係ねえ」
レオ:
「あるだろ! イケメンは正義じゃん!」
ザック:
「……お前の仲間、大変だな」
トビー:
「いつものことです」
ザック:
「……で、どうする」
トビー:
「……」
ザック:
「お前ら、このまま隠れるか? それとも」
トビー:
「戦う」
ザック:
「……」
トビー:
「俺たちは、戦う」
ザック:
「……どうやって」
トビー:
「カメラで」
ザック:
「……壊れてるだろ」
トビー:
「直す」
ザック:
「……」
トビー:
「そして、真実を記録する。エリクシール社の陰謀を。被験者たちの苦しみを。全てを」
ザック:
「……」
トビー:
「俺は記録係だ。傍観者じゃない。当事者として、記録する」
ザック:
「……」
(ザックが笑う)
ザック:
「お前、変わったな」
トビー:
「……」
ザック:
「前は『長生きしたい』って言ってたのに」
トビー:
「今も長生きしたいです。でも、黙って死ぬのは嫌になりました」
ザック:
「……」
トビー:
「どうせ死ぬなら、戦って死にたい」
ザック:
「……」
(ザックがトビーの肩を叩く)
ザック:
「胃薬、用意しとく」
トビー:
「……ありがとう」
-----
【個別インタビュー】
勇者レオ/告白部屋(魔王軍基地の一室)
(毛布にくるまったまま)
レオ:
「まさか、魔王軍に助けられるとはな」
トビー(画面外):
「予想外でしたか」
レオ:
「まあな」
トビー:
「……」
レオ:
「でも、なんか……悪くない」
トビー:
「どういう意味ですか」
レオ:
「番組だと敵だけどさ。実際会ってみると、普通だよな」
トビー:
「……」
レオ:
「ザックって奴も、お前と同じゴブリンだし。カイルも、ノアと同じ被験者だし」
トビー:
「……」
レオ:
「敵も味方も、結局同じなんだな」
トビー:
「……」
レオ:
「俺、バカだから難しいことは分かんねえけど」
トビー:
「……」
レオ:
「仲間を守るために戦う。それだけは分かる」
トビー:
「……」
レオ:
「だから、俺も戦う。ノアのためにも、マリアのためにも、お前のためにも」
トビー:
「……俺のためにも、ですか」
レオ:
「当たり前だろ。お前も仲間じゃん」
トビー:
「……」
レオ:
「カメラで殴るとこ、マジでかっこよかったぜ」
トビー:
「……ありがとうございます」
レオ:
「うん」
トビー:
「……」
レオ:
「……あ、でも俺の顔に傷つけたらマジで許さねえからな」
トビー:
「……分かりました」
-----
【個別インタビュー】
聖女マリア/告白部屋(魔王軍基地の一室)
(薬草巻きをふかしている)
マリア:
「……やっぱ、こうなったか」
トビー(画面外):
「予想していましたか」
マリア:
「なんとなくな」
トビー:
「……」
マリア:
「俺も辺境の村出身だ。もしかしたら、俺も被験者かもしれねえ」
トビー:
「調べますか」
マリア:
「……」
(煙を吐く)
マリア:
「今は、いい」
トビー:
「……」
マリア:
「ノアが大事だ。あいつを守ることが、今の俺の仕事だ」
トビー:
「……」
マリア:
「お前も、よくやった」
トビー:
「……」
マリア:
「カメラで殴るなんて、ゴブリンにしては上出来だ」
トビー:
「ゴブリンですので」
マリア:
「だから意味分かんねえっつってんだろ」
トビー:
「……」
マリア:
「……まあ、いい」
トビー:
「……」
マリア:
「これからもよろしく頼むぜ、カメラマン」
トビー:
「……はい」
-----
【トビーの制作日誌】
王暦1547年・夏の月・18日・深夜
編集室……ではなく、魔王軍基地の仮設テント。
壊れたカメラを修理している。
ザックが部品を調達してくれた。
「借りだからな」と言っていた。
「胃薬で返す」と答えた。
カメラは、なんとか直りそうだ。
レンズにヒビが入っているが、録画はできる。
今日の素材:
・回収班との戦闘(証拠として保管)
・カルロスの発言(「素材として再利用」「エコですよね」)
・ノアへの強制投薬未遂
・俺がカメラでカルロスを殴った瞬間
これを、どう使うか。
王国中に配信するか。
それとも、もっと慎重に動くか。
干し芋を齧る。
塩気は……少し強い。
焦ってはいけない。
でも、動かなければ。
俺は、もう傍観者じゃない。
-----
【映像ログ:ON AIR(王国放送・緊急ニュース)】
ナレーション:
「緊急速報です。王国の英雄、勇者レオと聖女マリアが、魔王軍に寝返りました」
(レオとマリアの写真が表示される)
ナレーション:
「本日未明、氷河地帯での撮影中に、勇者一行は突如として魔王軍に合流。王国に対する重大な裏切り行為です」
(カルロスのインタビュー映像)
カルロス:
「非常に残念です。我が社は彼らを信頼していたのに」
ナレーション:
「エリクシール社のカルロス氏は、深い失望を表明しています」
カルロス:
「きっと、魔王軍に洗脳されたのでしょう。彼らを救出するため、我が社は全面的に協力します」
ナレーション:
「王国広報局は、勇者一行の行方を追っています。目撃情報をお持ちの方は、最寄りの衛兵にご連絡ください」
-----
【映像ログ:未公開(魔王軍基地・深夜)】
(魔王軍基地・会議室。全員が王国放送を見ている)
レオ:
「……洗脳?」
マリア:
「……」
ノア:
「嘘ばっかり……」
トビー:
「予想通りです」
レオ:
「予想通りって……俺、裏切り者扱いされてんだぞ!」
トビー:
「分かっています」
レオ:
「俺の顔面偏差値で裏切り者なんて、誰が信じるんだよ!」
マリア:
「だから顔は関係ねえって」
レオ:
「あるって!」
ザック:
「……で、どうする」
トビー:
「……」
ザック:
「王国は、お前らを敵として報道した。もう戻れねえぞ」
トビー:
「……分かっています」
ザック:
「……」
トビー:
「だから、戦います」
ザック:
「……」
トビー:
「俺たちの真実を、世界に伝えます」
ザック:
「どうやって」
トビー:
「……このカメラで」
(トビーが修理したカメラを掲げる)
トビー:
「エリクシール社の陰謀を。被験者たちの苦しみを。全てを、記録して」
ザック:
「……」
トビー:
「世界に、見せます」
-----
【次回予告】
ナレーション:
「裏切り者の烙印を押された勇者一行。だが、彼らは諦めない」
レオ(予告映像):
「俺の顔が悪役顔に見えるか? 見えねえだろ!」
マリア(予告映像):
「真実を伝える。それが、俺たちの戦いだ」
ノア(予告映像):
「カイルくん……一緒に、戦おう」
ナレーション:
「そして明かされる、PROJECT VESSELの全貌! 次回『反逆者たちの逆襲(テイク120)』」
トビー(日誌):
「俺たちは、もう後戻りできない。だが、前に進むことはできる。カメラを武器に、真実を記録し続ける。これが、俺の戦い方だ」
(氷の洞窟・出口付近。四人が慎重に移動している)
マリア:
「……静かだな」
レオ:
「回収班は?」
トビー:
「洞窟の反対側を探しているようです。今がチャンスです」
マリア:
「よし、行くぞ」
(四人が洞窟を出る)
(外は吹雪いている)
レオ:
「さむっ……!」
マリア:
「声を出すな」
レオ:
「でも寒いんだって……!」
ノア:
「僕が……」
(ノアが小さな炎を灯す)
ノア:
「これで、少しは……」
レオ:
「……サンキュ」
マリア:
「……」
トビー:
「あちらの方角に、魔王軍の前線基地があるはずです」
マリア:
「どのくらいかかる」
トビー:
「徒歩で3時間ほど」
レオ:
「3時間!? 凍死するわ!」
マリア:
「凍死する前に見つかるぞ。走れ」
レオ:
「マジかよ……」
(四人が吹雪の中を走り出す)
-----
【トビーの制作日誌】
王暦1547年・夏の月・18日・夕方
吹雪の中を3時間。
全員、ぼろぼろだった。
レオは何度も「凍死する」「俺の肌が」と叫んでいたが、なんとか走り続けた。
マリアは無言で先頭を走っていた。
ノアは炎を灯し続けて、体力を消耗していた。
俺は……足が遅くて、何度も置いていかれそうになった。
でも、マリアが振り返って待っていてくれた。
「遅えぞ、カメラマン」と。
魔王軍の前線基地に着いた時、ザックが待っていた。
「生きてたか」と言われた。
「なんとか」と答えた。
俺たちは今、魔王軍の宣伝部に保護されている。
番組上は敵。
でも、今は味方だ。
世界は複雑だ。
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【映像ログ:未公開(魔王軍前線基地・夕方)】
(魔王軍前線基地・会議室。全員が毛布にくるまっている)
ザック:
「で、状況を整理するとだ」
(ザックがホワイトボードに書きながら)
ザック:
「エリクシール社の回収班が動き出した。007は捕獲済み。次のターゲットは012……つまりノアだ」
ノア:
「……」
ザック:
「そして、お前ら四人は『逃亡者』として指名手配される。たぶん、もうされてる」
マリア:
「……だろうな」
ザック:
「王国広報局は、お前らを『悪の魔王軍に寝返った裏切り者』として報道するだろう」
レオ:
「は? 俺が裏切り者?」
ザック:
「ああ。勇者が魔王軍に寝返った。センセーショナルな見出しになるぜ」
レオ:
「ふざけんな! 俺の顔面偏差値で裏切り者はねえだろ!」
マリア:
「顔は関係ねえ」
レオ:
「あるだろ! イケメンは正義じゃん!」
ザック:
「……お前の仲間、大変だな」
トビー:
「いつものことです」
ザック:
「……で、どうする」
トビー:
「……」
ザック:
「お前ら、このまま隠れるか? それとも」
トビー:
「戦う」
ザック:
「……」
トビー:
「俺たちは、戦う」
ザック:
「……どうやって」
トビー:
「カメラで」
ザック:
「……壊れてるだろ」
トビー:
「直す」
ザック:
「……」
トビー:
「そして、真実を記録する。エリクシール社の陰謀を。被験者たちの苦しみを。全てを」
ザック:
「……」
トビー:
「俺は記録係だ。傍観者じゃない。当事者として、記録する」
ザック:
「……」
(ザックが笑う)
ザック:
「お前、変わったな」
トビー:
「……」
ザック:
「前は『長生きしたい』って言ってたのに」
トビー:
「今も長生きしたいです。でも、黙って死ぬのは嫌になりました」
ザック:
「……」
トビー:
「どうせ死ぬなら、戦って死にたい」
ザック:
「……」
(ザックがトビーの肩を叩く)
ザック:
「胃薬、用意しとく」
トビー:
「……ありがとう」
-----
【個別インタビュー】
勇者レオ/告白部屋(魔王軍基地の一室)
(毛布にくるまったまま)
レオ:
「まさか、魔王軍に助けられるとはな」
トビー(画面外):
「予想外でしたか」
レオ:
「まあな」
トビー:
「……」
レオ:
「でも、なんか……悪くない」
トビー:
「どういう意味ですか」
レオ:
「番組だと敵だけどさ。実際会ってみると、普通だよな」
トビー:
「……」
レオ:
「ザックって奴も、お前と同じゴブリンだし。カイルも、ノアと同じ被験者だし」
トビー:
「……」
レオ:
「敵も味方も、結局同じなんだな」
トビー:
「……」
レオ:
「俺、バカだから難しいことは分かんねえけど」
トビー:
「……」
レオ:
「仲間を守るために戦う。それだけは分かる」
トビー:
「……」
レオ:
「だから、俺も戦う。ノアのためにも、マリアのためにも、お前のためにも」
トビー:
「……俺のためにも、ですか」
レオ:
「当たり前だろ。お前も仲間じゃん」
トビー:
「……」
レオ:
「カメラで殴るとこ、マジでかっこよかったぜ」
トビー:
「……ありがとうございます」
レオ:
「うん」
トビー:
「……」
レオ:
「……あ、でも俺の顔に傷つけたらマジで許さねえからな」
トビー:
「……分かりました」
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【個別インタビュー】
聖女マリア/告白部屋(魔王軍基地の一室)
(薬草巻きをふかしている)
マリア:
「……やっぱ、こうなったか」
トビー(画面外):
「予想していましたか」
マリア:
「なんとなくな」
トビー:
「……」
マリア:
「俺も辺境の村出身だ。もしかしたら、俺も被験者かもしれねえ」
トビー:
「調べますか」
マリア:
「……」
(煙を吐く)
マリア:
「今は、いい」
トビー:
「……」
マリア:
「ノアが大事だ。あいつを守ることが、今の俺の仕事だ」
トビー:
「……」
マリア:
「お前も、よくやった」
トビー:
「……」
マリア:
「カメラで殴るなんて、ゴブリンにしては上出来だ」
トビー:
「ゴブリンですので」
マリア:
「だから意味分かんねえっつってんだろ」
トビー:
「……」
マリア:
「……まあ、いい」
トビー:
「……」
マリア:
「これからもよろしく頼むぜ、カメラマン」
トビー:
「……はい」
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【トビーの制作日誌】
王暦1547年・夏の月・18日・深夜
編集室……ではなく、魔王軍基地の仮設テント。
壊れたカメラを修理している。
ザックが部品を調達してくれた。
「借りだからな」と言っていた。
「胃薬で返す」と答えた。
カメラは、なんとか直りそうだ。
レンズにヒビが入っているが、録画はできる。
今日の素材:
・回収班との戦闘(証拠として保管)
・カルロスの発言(「素材として再利用」「エコですよね」)
・ノアへの強制投薬未遂
・俺がカメラでカルロスを殴った瞬間
これを、どう使うか。
王国中に配信するか。
それとも、もっと慎重に動くか。
干し芋を齧る。
塩気は……少し強い。
焦ってはいけない。
でも、動かなければ。
俺は、もう傍観者じゃない。
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【映像ログ:ON AIR(王国放送・緊急ニュース)】
ナレーション:
「緊急速報です。王国の英雄、勇者レオと聖女マリアが、魔王軍に寝返りました」
(レオとマリアの写真が表示される)
ナレーション:
「本日未明、氷河地帯での撮影中に、勇者一行は突如として魔王軍に合流。王国に対する重大な裏切り行為です」
(カルロスのインタビュー映像)
カルロス:
「非常に残念です。我が社は彼らを信頼していたのに」
ナレーション:
「エリクシール社のカルロス氏は、深い失望を表明しています」
カルロス:
「きっと、魔王軍に洗脳されたのでしょう。彼らを救出するため、我が社は全面的に協力します」
ナレーション:
「王国広報局は、勇者一行の行方を追っています。目撃情報をお持ちの方は、最寄りの衛兵にご連絡ください」
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【映像ログ:未公開(魔王軍基地・深夜)】
(魔王軍基地・会議室。全員が王国放送を見ている)
レオ:
「……洗脳?」
マリア:
「……」
ノア:
「嘘ばっかり……」
トビー:
「予想通りです」
レオ:
「予想通りって……俺、裏切り者扱いされてんだぞ!」
トビー:
「分かっています」
レオ:
「俺の顔面偏差値で裏切り者なんて、誰が信じるんだよ!」
マリア:
「だから顔は関係ねえって」
レオ:
「あるって!」
ザック:
「……で、どうする」
トビー:
「……」
ザック:
「王国は、お前らを敵として報道した。もう戻れねえぞ」
トビー:
「……分かっています」
ザック:
「……」
トビー:
「だから、戦います」
ザック:
「……」
トビー:
「俺たちの真実を、世界に伝えます」
ザック:
「どうやって」
トビー:
「……このカメラで」
(トビーが修理したカメラを掲げる)
トビー:
「エリクシール社の陰謀を。被験者たちの苦しみを。全てを、記録して」
ザック:
「……」
トビー:
「世界に、見せます」
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【次回予告】
ナレーション:
「裏切り者の烙印を押された勇者一行。だが、彼らは諦めない」
レオ(予告映像):
「俺の顔が悪役顔に見えるか? 見えねえだろ!」
マリア(予告映像):
「真実を伝える。それが、俺たちの戦いだ」
ノア(予告映像):
「カイルくん……一緒に、戦おう」
ナレーション:
「そして明かされる、PROJECT VESSELの全貌! 次回『反逆者たちの逆襲(テイク120)』」
トビー(日誌):
「俺たちは、もう後戻りできない。だが、前に進むことはできる。カメラを武器に、真実を記録し続ける。これが、俺の戦い方だ」
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