15 / 15
第2章 第15話「朝食の取引」
しおりを挟む
庭の蔦を伝い降りた私たちは、夜明けまで客間で息を潜めていた。
窓の外が白み始めた頃。
慧が静かに立ち上がった。
「朝食の席で、あの男と決着をつける」
その声には、もう震えがなかった。
昨夜、母の手紙を読んだ時とは別人のようだ。
「どうするつもり?」
「取引だ」
慧は懐から、一枚の紙を取り出した。
遺言書のコピー。
時康の不正を証明する、たった一つの切り札。
「これ以上、僕たちに干渉しないことを約束させる」
私は頷いた。
彼の目には、迷いがない。
「法廷の悪魔」が、完全に目を覚ましていた。
-----
ダイニングルームには、すでに時康がいた。
白髪を後ろに撫でつけた老人は、何事もなかったかのように朝食をとっている。
銀のカトラリーが、皿に触れる音だけが響いていた。
「おはよう」
時康は顔も上げなかった。
「昨夜は、よく眠れたかね」
その言葉に、私の背筋が凍った。
知っている。
少なくとも、何かが起きたことは察している。
でも、隣の慧は動じなかった。
「ええ、おかげさまで」
慧は私の椅子を引き、自分も腰を下ろした。
そして、懐から一枚の紙を取り出した。
テーブルの上に、静かに置く。
「これをご存知ですか」
時康の手が、止まった。
ナイフとフォークを持ったまま、老人の目が紙に向けられる。
その瞬間、空気が変わった。
「……どこで、それを」
初めて聞いた。
時康の声が、わずかに揺れるのを。
「母が遺したものです」
慧は淡々と言った。
「先代の遺言書のコピーです。本物は、安全な場所に」
沈黙が落ちた。
時康の顔から、血の気が引いていく。
怒りでも、恐怖でもない。
ただ、計算が狂った人間の顔だった。
「これを公表すれば」
慧が続けた。
「あなたの当主としての正当性は失われる」
私は息を呑んだ。
これが、「法廷の悪魔」の本領だ。
感情ではなく、証拠で相手を追い詰める。
時康は、しばらく動かなかった。
やがて、カトラリーを置いた。
「……で、お前は何を望む」
声は低く、押し殺されていた。
-----
「破滅は望んでいません」
慧の声は、驚くほど穏やかだった。
「取引です」
時康の目が、わずかに細まる。
「条件は二つ」
慧は指を立てた。
「一つ。ミレイとの婚姻を認め、今後一切の干渉をやめること」
私の心臓が跳ねた。
今、この男は私を「守る」と宣言している。
契約の妻である私を。
「二つ。顧問弁護士の話は、保留としてください」
これには、私も驚いた。
顧問弁護士になることが、契約結婚の目的だったはずだ。
「僕は鳳凰の名ではなく」
慧が続けた。
「高塔慧としての実力で、あなたに認めさせてみせる」
その言葉に、時康の表情が変わった。
怒りでも、屈辱でもない。
何か別のもの。
「……あの女の息子にしては」
時康が、低く呟いた。
「悪知恵が働くようになったな」
皮肉だった。
でも、その目には、かすかな光があった。
興味。
あるいは、評価。
「面白い」
時康がゆっくりと立ち上がった。
「いいだろう。その取引、乗ってやる」
私は信じられなかった。
あの時康が、折れた。
「だが覚えておけ」
老人の目が、鷹のように光った。
「この家は、甘くはないぞ」
それは脅しだった。
でも同時に、宣戦布告でもあった。
一方的な支配ではない。
対等な敵として、認めた証。
-----
荷物をまとめ、玄関に向かう。
筆頭執事が、無言で見送っていた。
昨夜のことは、何も言わない。
ただ、その目がわずかに細められた気がした。
車に乗り込んだ瞬間、慧が長い息を吐いた。
「……終わった」
初めて聞く、安堵の声だった。
「完全に潰さなかったのね」
私は窓の外を見ながら言った。
巨大な洋館が、ゆっくりと遠ざかっていく。
「まだ利用価値がある」
慧は目を閉じたまま答えた。
「それに、母も復讐までは望んでいなかったはずだ」
私は彼の横顔を見た。
穏やかだった。
昨夜、涙を流した人とは思えないほど。
「性格悪いわね」
私は思わず笑った。
「君に言われたくない」
「……好きよ、そういうところ」
軽口のつもりだった。
でも、言った瞬間、心臓が跳ねた。
慧が目を開けた。
その視線が、私を捉える。
「……今の、契約外だぞ」
「冗談よ、冗談」
私は慌てて視線を逸らした。
顔が熱い。
何を言っているんだ、私は。
車内に、沈黙が落ちた。
でも、不快じゃなかった。
窓の外を流れる景色を見ながら、私は思った。
この男との契約は、まだ続く。
顧問弁護士の話が「保留」になった以上、偽装結婚を解消する理由はない。
そう思った瞬間、胸の奥がほんのり温かくなった。
-----
都心に入った頃、慧のスマホが鳴った。
画面を見た慧の眉が、わずかに寄る。
「誰?」
「……宮園梨花」
その名前に、私の背中が強張った。
最初に立ちはだかった「敵」。
あの時、「愛され妻」の演技で追い払った女。
慧が通話ボタンを押した。
「……久しぶりですね、宮園さん」
スピーカーにはなっていない。
でも、隣に座る私には、彼女の声がかすかに聞こえた。
「お久しぶりね、高塔先生」
甘い声だった。
でも、その奥に毒がある。
「面白い噂を聞いたの」
慧の表情が、一瞬固まった。
「奥様、昔『別れさせ屋』だったんですって?」
私の血の気が引いた。
心臓が、凍りついたように止まる。
どこから漏れた。
誰が話した。
慧が、ゆっくりと私を見た。
その目には、動揺はなかった。
ただ、冷たい怒りだけがあった。
「……どこでそれを」
「さあ? 噂って怖いわよね」
梨花の声が、耳に残った。
「また連絡するわ。楽しみにしていてね」
通話が切れた。
車内に、重い沈黙が落ちた。
「慧」
「黙って」
慧の声は、静かだった。
でも、その静けさが怖かった。
「……君の過去が漏れた」
「私、そんなつもりじゃ」
「分かっている」
慧が私の手を取った。
強く、でも優しく。
「君を守る。それが契約だ」
その言葉に、私の目が熱くなった。
鳳凰家との戦いは、終わった。
でも、新しい嵐が始まろうとしていた。
私の過去が、最悪の形で。
まだまだ契約結婚のドタバタは続く。
それはまたべつのお話。
窓の外が白み始めた頃。
慧が静かに立ち上がった。
「朝食の席で、あの男と決着をつける」
その声には、もう震えがなかった。
昨夜、母の手紙を読んだ時とは別人のようだ。
「どうするつもり?」
「取引だ」
慧は懐から、一枚の紙を取り出した。
遺言書のコピー。
時康の不正を証明する、たった一つの切り札。
「これ以上、僕たちに干渉しないことを約束させる」
私は頷いた。
彼の目には、迷いがない。
「法廷の悪魔」が、完全に目を覚ましていた。
-----
ダイニングルームには、すでに時康がいた。
白髪を後ろに撫でつけた老人は、何事もなかったかのように朝食をとっている。
銀のカトラリーが、皿に触れる音だけが響いていた。
「おはよう」
時康は顔も上げなかった。
「昨夜は、よく眠れたかね」
その言葉に、私の背筋が凍った。
知っている。
少なくとも、何かが起きたことは察している。
でも、隣の慧は動じなかった。
「ええ、おかげさまで」
慧は私の椅子を引き、自分も腰を下ろした。
そして、懐から一枚の紙を取り出した。
テーブルの上に、静かに置く。
「これをご存知ですか」
時康の手が、止まった。
ナイフとフォークを持ったまま、老人の目が紙に向けられる。
その瞬間、空気が変わった。
「……どこで、それを」
初めて聞いた。
時康の声が、わずかに揺れるのを。
「母が遺したものです」
慧は淡々と言った。
「先代の遺言書のコピーです。本物は、安全な場所に」
沈黙が落ちた。
時康の顔から、血の気が引いていく。
怒りでも、恐怖でもない。
ただ、計算が狂った人間の顔だった。
「これを公表すれば」
慧が続けた。
「あなたの当主としての正当性は失われる」
私は息を呑んだ。
これが、「法廷の悪魔」の本領だ。
感情ではなく、証拠で相手を追い詰める。
時康は、しばらく動かなかった。
やがて、カトラリーを置いた。
「……で、お前は何を望む」
声は低く、押し殺されていた。
-----
「破滅は望んでいません」
慧の声は、驚くほど穏やかだった。
「取引です」
時康の目が、わずかに細まる。
「条件は二つ」
慧は指を立てた。
「一つ。ミレイとの婚姻を認め、今後一切の干渉をやめること」
私の心臓が跳ねた。
今、この男は私を「守る」と宣言している。
契約の妻である私を。
「二つ。顧問弁護士の話は、保留としてください」
これには、私も驚いた。
顧問弁護士になることが、契約結婚の目的だったはずだ。
「僕は鳳凰の名ではなく」
慧が続けた。
「高塔慧としての実力で、あなたに認めさせてみせる」
その言葉に、時康の表情が変わった。
怒りでも、屈辱でもない。
何か別のもの。
「……あの女の息子にしては」
時康が、低く呟いた。
「悪知恵が働くようになったな」
皮肉だった。
でも、その目には、かすかな光があった。
興味。
あるいは、評価。
「面白い」
時康がゆっくりと立ち上がった。
「いいだろう。その取引、乗ってやる」
私は信じられなかった。
あの時康が、折れた。
「だが覚えておけ」
老人の目が、鷹のように光った。
「この家は、甘くはないぞ」
それは脅しだった。
でも同時に、宣戦布告でもあった。
一方的な支配ではない。
対等な敵として、認めた証。
-----
荷物をまとめ、玄関に向かう。
筆頭執事が、無言で見送っていた。
昨夜のことは、何も言わない。
ただ、その目がわずかに細められた気がした。
車に乗り込んだ瞬間、慧が長い息を吐いた。
「……終わった」
初めて聞く、安堵の声だった。
「完全に潰さなかったのね」
私は窓の外を見ながら言った。
巨大な洋館が、ゆっくりと遠ざかっていく。
「まだ利用価値がある」
慧は目を閉じたまま答えた。
「それに、母も復讐までは望んでいなかったはずだ」
私は彼の横顔を見た。
穏やかだった。
昨夜、涙を流した人とは思えないほど。
「性格悪いわね」
私は思わず笑った。
「君に言われたくない」
「……好きよ、そういうところ」
軽口のつもりだった。
でも、言った瞬間、心臓が跳ねた。
慧が目を開けた。
その視線が、私を捉える。
「……今の、契約外だぞ」
「冗談よ、冗談」
私は慌てて視線を逸らした。
顔が熱い。
何を言っているんだ、私は。
車内に、沈黙が落ちた。
でも、不快じゃなかった。
窓の外を流れる景色を見ながら、私は思った。
この男との契約は、まだ続く。
顧問弁護士の話が「保留」になった以上、偽装結婚を解消する理由はない。
そう思った瞬間、胸の奥がほんのり温かくなった。
-----
都心に入った頃、慧のスマホが鳴った。
画面を見た慧の眉が、わずかに寄る。
「誰?」
「……宮園梨花」
その名前に、私の背中が強張った。
最初に立ちはだかった「敵」。
あの時、「愛され妻」の演技で追い払った女。
慧が通話ボタンを押した。
「……久しぶりですね、宮園さん」
スピーカーにはなっていない。
でも、隣に座る私には、彼女の声がかすかに聞こえた。
「お久しぶりね、高塔先生」
甘い声だった。
でも、その奥に毒がある。
「面白い噂を聞いたの」
慧の表情が、一瞬固まった。
「奥様、昔『別れさせ屋』だったんですって?」
私の血の気が引いた。
心臓が、凍りついたように止まる。
どこから漏れた。
誰が話した。
慧が、ゆっくりと私を見た。
その目には、動揺はなかった。
ただ、冷たい怒りだけがあった。
「……どこでそれを」
「さあ? 噂って怖いわよね」
梨花の声が、耳に残った。
「また連絡するわ。楽しみにしていてね」
通話が切れた。
車内に、重い沈黙が落ちた。
「慧」
「黙って」
慧の声は、静かだった。
でも、その静けさが怖かった。
「……君の過去が漏れた」
「私、そんなつもりじゃ」
「分かっている」
慧が私の手を取った。
強く、でも優しく。
「君を守る。それが契約だ」
その言葉に、私の目が熱くなった。
鳳凰家との戦いは、終わった。
でも、新しい嵐が始まろうとしていた。
私の過去が、最悪の形で。
まだまだ契約結婚のドタバタは続く。
それはまたべつのお話。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
【完結】魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――
ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。
魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。
ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。
誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。
エリート医務官は女騎士を徹底的に甘やかしたい
鳥花風星
恋愛
女騎士であるニーナには、ガイアという専属魔術医務官がいる。エリートであり甘いルックスで令嬢たちからモテモテのガイアだが、なぜか浮いた話はなく、結婚もしていない。ニーナも結婚に興味がなく、ガイアは一緒いにいて気楽な存在だった。
とある日、ニーナはガイアから女避けのために契約結婚を持ちかけられる。ちょっと口うるさいただの専属魔術医務官だと思っていたのに、契約結婚を受け入れた途端にガイアの態度は日に日に甘くなっていく。
契約妻に「愛さない」と言い放った冷酷騎士、一分後に彼女の健気さが性癖に刺さって理性が崩壊した件
水月
恋愛
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件の旦那様視点短編となります。
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
【完結】ハメられて追放された悪役令嬢ですが、爬虫類好きな私はドラゴンだってサイコーです。
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
やってもいない罪を被せられ、公爵令嬢だったルナティアは断罪される。
王太子であった婚約者も親友であったサーシャに盗られ、家族からも見捨てられてしまった。
教会に生涯幽閉となる手前で、幼馴染である宰相の手腕により獣人の王であるドラゴンの元へ嫁がされることに。
惨めだとあざ笑うサーシャたちを無視し、悲嘆にくれるように見えたルナティアだが、実は大の爬虫類好きだった。
簡単に裏切る人になんてもう未練はない。
むしろ自分の好きなモノたちに囲まれている方が幸せデス。
十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。
er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
「貧相な小娘」と罵った第一王子へ。番(つがい)は貴方ではなく、国王陛下(お父様)でした
しえろ あい
恋愛
「お父様、わたくし、あの方と目が合った瞬間、分かってしまったのです」
十六歳のデビュタントの夜、ルーセント侯爵令嬢フェリシアを待っていたのは、残酷な罵倒だった。第一王子カシウスは、可憐な白いドレスを纏った彼女を「貧相な小娘」と呼び、己の番(つがい)であることを真っ向から否定する。
会場に響く冷笑と、愛用の刺繍に込めた自信さえ打ち砕くような屈辱。しかし、絶望の淵に立たされた彼女を見つめていたのは、王子ではなく、圧倒的な威厳を放つ「ある男」だった。
魂を焦がすような熱い視線が重なり、静まり返る謁見の間。この出会いが、王室を揺るがす大事件の幕開けになるとは、まだ誰も知らない。自身の価値を否定された少女が、真実の愛によって世界で最も幸福な王妃へと駆け上がる、逆転溺愛ストーリー。
※小説家になろう様にも投稿しています※
老伯爵へ嫁ぐことが決まりました。白い結婚ですが。
ルーシャオ
恋愛
グリフィン伯爵家令嬢アルビナは実家の困窮のせいで援助金目当ての結婚に同意させられ、ラポール伯爵へ嫁ぐこととなる。しかし祖父の戦友だったというラポール伯爵とは五十歳も歳が離れ、名目だけの『白い結婚』とはいえ初婚で後妻という微妙な立場に置かれることに。
ぎこちなく暮らす中、アルビナはフィーという女騎士と出会い、友人になったつもりだったが——。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる