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赤髭の熊は小さきものを震えながら愛でる
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朝食を見つめたまま、私は動けなかった。
皿の端に、あの赤い包み紙がある。
昨夜と同じキャンディ。二個目。
誰かが、わざと私に渡している。
背筋に冷たいものが走った。
一ヶ月後、私は義兄様にキャンディを渡して、犯人にされる。
でも、まだ何も渡していない。なのに、キャンディが「私の元」に集まっている。
これは、罠だ。
誰かが私を嵌めようとしている。
では、このキャンディには毒が入っているのか?
確かめる方法は?
私には、毒の知識がない。
執事に頼む? でも、執事が犯人かもしれない。
メイドに聞く? メイドが黒幕かもしれない。
信用できる人間が、いない。
私は部屋の天井を見上げた。
誰に頼めばいい? 誰なら裏切らない?
ふと、昨日の中庭の光景が蘇った。
お父様が私を抱き上げて、義兄様を置き去りにした場面。
あの時、遠くに人影があった気がする。
練兵場の方から、こちらを見ていた巨大な影。
騎士。
そうだ、騎士なら毒に詳しいかもしれない。
戦場では暗殺も日常茶飯事だと、前世の知識が囁く。
騎士団長なら、お父様の部下だから味方のはず。
少なくとも、私を殺す理由がない。
決めた。
騎士団長を探そう。
◇ ◇ ◇
練兵場は、城の東側にあった。
執事のスケジュール表を睨みながら、私は慎重に廊下を進む。
午前十時。お父様は書斎。執事は西棟。義兄様は剣の稽古。
つまり、練兵場には義兄様がいる。
矛盾している。
騎士団長に会いたいのに、義兄様は避けたい。
でも、騎士団長は練兵場にいる可能性が高い。
仕方ない。遠くから様子を窺おう。
練兵場の入り口に着いた。
木の陰から、そっと中を覗く。
剣戟の音が響いている。
義兄様が、誰かと稽古をしていた。
相手は見えない。木の影に隠れている。
よし、義兄様は忙しい。今のうちに別の騎士を探そう。
そう思って、振り返った瞬間だった。
目の前に、壁があった。
いや、違う。
壁じゃない。人だ。人間だ。たぶん。
見上げる。
首が痛くなるほど、見上げる。
赤い。髭が赤い。顔の半分を覆うほどの、燃えるような赤髭。
傷だらけの顔。血走った目。息が荒い。
熊だ。
人間の形をした、熊だ。
息が止まった。
逃げなきゃ。でも、足が根を張ったみたいに動かない。
声を出そうとしても、喉の奥で詰まって消えた。
熊が、私を見下ろしている。
目が、ギラギラしている。
全身が、小刻みに震えている。
殺気だ。
間違いない。これは、獲物を見つけた猛獣の目だ。
私、食べられる。
熊の口が、ゆっくりと開いた。
「……小さい」
低い唸り声だった。
地響きのような重低音が、腹の底に響く。
「……白い」
熊の目が、さらに血走った。
「……妖精か」
は?
妖精?
私が?
頭が真っ白になった。
熊は私を睨んだまま、顔を真っ赤にしている。
震えが、さらに激しくなっていく。
あ、これ。
怒りで震えてるんだ。
私は無意識に、一歩後ずさった。
熊が、一歩近づいた。
「触ったら壊れそうだ」
脅しだ。
握りつぶすって意味だ。
「す、すみませ」
謝ろうとした。何が悪かったか分からないけど、とにかく謝ろうとした。
でも、言葉が途中で止まった。
熊が、息を止めていたからだ。
文字通り、息をしていない。
顔が赤いのは、酸欠だ。
なぜ? 私の前で、なぜ息を止める?
「あ、あの」
私が声を出した瞬間、熊の体がびくりと跳ねた。
まるで、小動物が驚いたみたいな反応。
怖い人なのに、反応が怖くない。
ちぐはぐだ。何かがおかしい。
熊が、ようやく息を吐いた。
そして、私から距離を取るように、一歩下がった。
「俺の汚い息を、吸わせるわけにはいかん」
え?
「お前は綺麗だ。穢してはならん」
え? え?
理解が完全に追いつかなくなった。
この熊、何を言っている?
私は混乱したまま、懐に手を入れた。
目的を思い出したのだ。キャンディ。毒の鑑定。
「あ、あの。これ」
赤い包み紙を、震える手で差し出す。
「見て、ほしい、です」
熊の目が、キャンディに向いた。
巨大な手が、ゆっくりと伸びてくる。
指が太い。私の腕より太い。
その指が、極小のキャンディを摘まんだ。
熊の手が、震えている。
緊張? 興奮? 分からない。
熊がキャンディを鼻に近づけた。
くんくんと匂いを嗅ぐ。犬みたいだ。
それから、ぺろりと舐めた。
私は固唾を呑んで見守った。
毒なら、反応があるはず。
舌が痺れるとか、顔色が変わるとか。
数秒が過ぎた。
熊が、ゆっくりと口を開いた。
「毒ではない」
心臓が跳ねた。
「ただの砂糖菓子だ」
毒じゃない。
このキャンディには、毒が入っていない。
じゃあ、なぜ義兄様は倒れるの?
私が渡したキャンディを食べて、血を吐いたはずなのに。
頭の中が、ぐるぐると回り始めた。
毒じゃないなら、何が原因?
体質? 呪い? それとも、食べる「直前」に誰かが毒を盛る?
考え込んでいると、熊が動いた。
懐に手を入れて、何かを取り出す。
菓子だ。
高級そうな、金色の包み紙に包まれた菓子。
しかも、大量に。
「食え」
熊が、菓子の山を私に向けて差し出した。
「太れ。もっと肉をつけろ。今のままでは風で飛ぶ」
餌付けだ。
この熊、私を餌付けしようとしている。
食べてから食べる気?
私が固まっていると、熊の顔が曇った。
眉間に皺が寄る。困っている顔だ。
「嫌か」
「い、いや」
「菓子は嫌いか」
「ちが」
「甘いものが駄目なら、干し肉もある」
熊が、別のポケットを漁り始めた。
なぜそんなに食べ物を持ち歩いている?
「あ、あの」
「塩漬けの魚もある。栄養がある」
「いらな」
「駄目だ。食え。成長期だ」
押し問答になりそうだった。
その時、後ろから足音が聞こえた。
ドカドカドカドカ。
この足音、知ってる。
振り返ると、案の定、銀髪の少年が走ってきた。
「バルバロス! 稽古の続きを」
義兄様が、私を見て固まった。
「なんでお前がここに」
熊が、義兄様と私の間に立った。
巨体で、私を隠すように。
「若様。この者は俺の客だ」
「客? こいつが?」
「邪魔をするな」
義兄様の顔が、複雑に歪んだ。
昨日と同じ。寂しさと、困惑と、怒り。
「父上の次は、お前もか」
義兄様の声が、震えていた。
怒りじゃない。泣くのを堪えているような、震え。
「みんな、こいつばっかり」
そのまま、踵を返して走り去っていく。
ドカドカドカドカ。嵐のような足音が遠ざかっていった。
熊が、小さく息を吐いた。
「若様は、寂しいのだ」
私は何も言えなかった。
分かってる。寂しいのは、分かってる。
でも、私は生き残らなきゃいけない。
熊が、再び私に向き直った。
そして、強引に菓子の袋を私の手に押しつけた。
「食え。絶対に食え。約束だ」
「は、はい」
「明日も来い。飯を食わせてやる」
熊の目が、真剣だった。
血走っているけど、敵意じゃない。
これは、心配の目だ。
なぜ、初対面の私を心配する?
理解できない。でも、敵ではなさそうだ。
「お前の名は」
「ヴィオ、レッタ、です」
「そうか。俺はバルバロスだ」
熊が、不器用に笑った。
笑うと、意外と怖くなかった。
「大公様から、聞いている」
熊の声が、少しだけ柔らかくなった。
「姫君を守れ、と」
守る?
私を?
お父様が、そんな指示を?
理解が追いつかないまま、私は菓子の袋を抱えて立ち尽くした。
◇ ◇ ◇
部屋に戻って、私は考え込んだ。
キャンディに毒はない。
では、なぜ義兄様は倒れるのか。
可能性は三つ。
一つ、義兄様の体が、この菓子に合わない。
二つ、食べる直前に誰かが毒を盛る。
三つ、私の記憶が間違っている。
三つ目は考えたくない。
記憶が間違っているなら、対策の立てようがない。
一番可能性が高いのは、二つ目だ。
誰かが、私に罪を着せるために、タイミングを計って毒を盛る。
つまり、真犯人は「私が義兄様にキャンディを渡す瞬間」を待っている。
ということは。
私が義兄様に近づかなければ、事件は起きない?
いや、それは甘い考えだ。
犯人が私を嵌めたいなら、別の方法を使うかもしれない。
枕元に、バルバロスからもらった菓子の袋がある。
金色の包み紙が、暖炉の光を反射してキラキラと光っている。
あの熊は、味方だと思っていいのだろうか。
お父様の部下で、私を「守る」と言った。
でも、本当に信用していいのか分からない。
信用できる人間が、増えていく。
執事。熊。
でも、本当に信用していいのか、まだ分からない。
私はキャンディを見つめた。
赤い包み紙。毒は入っていない。
でも、これが全ての始まりになる。
一ヶ月後の悪夢を、どうやって止めればいいのか。
答えは、まだ見つからなかった。
皿の端に、あの赤い包み紙がある。
昨夜と同じキャンディ。二個目。
誰かが、わざと私に渡している。
背筋に冷たいものが走った。
一ヶ月後、私は義兄様にキャンディを渡して、犯人にされる。
でも、まだ何も渡していない。なのに、キャンディが「私の元」に集まっている。
これは、罠だ。
誰かが私を嵌めようとしている。
では、このキャンディには毒が入っているのか?
確かめる方法は?
私には、毒の知識がない。
執事に頼む? でも、執事が犯人かもしれない。
メイドに聞く? メイドが黒幕かもしれない。
信用できる人間が、いない。
私は部屋の天井を見上げた。
誰に頼めばいい? 誰なら裏切らない?
ふと、昨日の中庭の光景が蘇った。
お父様が私を抱き上げて、義兄様を置き去りにした場面。
あの時、遠くに人影があった気がする。
練兵場の方から、こちらを見ていた巨大な影。
騎士。
そうだ、騎士なら毒に詳しいかもしれない。
戦場では暗殺も日常茶飯事だと、前世の知識が囁く。
騎士団長なら、お父様の部下だから味方のはず。
少なくとも、私を殺す理由がない。
決めた。
騎士団長を探そう。
◇ ◇ ◇
練兵場は、城の東側にあった。
執事のスケジュール表を睨みながら、私は慎重に廊下を進む。
午前十時。お父様は書斎。執事は西棟。義兄様は剣の稽古。
つまり、練兵場には義兄様がいる。
矛盾している。
騎士団長に会いたいのに、義兄様は避けたい。
でも、騎士団長は練兵場にいる可能性が高い。
仕方ない。遠くから様子を窺おう。
練兵場の入り口に着いた。
木の陰から、そっと中を覗く。
剣戟の音が響いている。
義兄様が、誰かと稽古をしていた。
相手は見えない。木の影に隠れている。
よし、義兄様は忙しい。今のうちに別の騎士を探そう。
そう思って、振り返った瞬間だった。
目の前に、壁があった。
いや、違う。
壁じゃない。人だ。人間だ。たぶん。
見上げる。
首が痛くなるほど、見上げる。
赤い。髭が赤い。顔の半分を覆うほどの、燃えるような赤髭。
傷だらけの顔。血走った目。息が荒い。
熊だ。
人間の形をした、熊だ。
息が止まった。
逃げなきゃ。でも、足が根を張ったみたいに動かない。
声を出そうとしても、喉の奥で詰まって消えた。
熊が、私を見下ろしている。
目が、ギラギラしている。
全身が、小刻みに震えている。
殺気だ。
間違いない。これは、獲物を見つけた猛獣の目だ。
私、食べられる。
熊の口が、ゆっくりと開いた。
「……小さい」
低い唸り声だった。
地響きのような重低音が、腹の底に響く。
「……白い」
熊の目が、さらに血走った。
「……妖精か」
は?
妖精?
私が?
頭が真っ白になった。
熊は私を睨んだまま、顔を真っ赤にしている。
震えが、さらに激しくなっていく。
あ、これ。
怒りで震えてるんだ。
私は無意識に、一歩後ずさった。
熊が、一歩近づいた。
「触ったら壊れそうだ」
脅しだ。
握りつぶすって意味だ。
「す、すみませ」
謝ろうとした。何が悪かったか分からないけど、とにかく謝ろうとした。
でも、言葉が途中で止まった。
熊が、息を止めていたからだ。
文字通り、息をしていない。
顔が赤いのは、酸欠だ。
なぜ? 私の前で、なぜ息を止める?
「あ、あの」
私が声を出した瞬間、熊の体がびくりと跳ねた。
まるで、小動物が驚いたみたいな反応。
怖い人なのに、反応が怖くない。
ちぐはぐだ。何かがおかしい。
熊が、ようやく息を吐いた。
そして、私から距離を取るように、一歩下がった。
「俺の汚い息を、吸わせるわけにはいかん」
え?
「お前は綺麗だ。穢してはならん」
え? え?
理解が完全に追いつかなくなった。
この熊、何を言っている?
私は混乱したまま、懐に手を入れた。
目的を思い出したのだ。キャンディ。毒の鑑定。
「あ、あの。これ」
赤い包み紙を、震える手で差し出す。
「見て、ほしい、です」
熊の目が、キャンディに向いた。
巨大な手が、ゆっくりと伸びてくる。
指が太い。私の腕より太い。
その指が、極小のキャンディを摘まんだ。
熊の手が、震えている。
緊張? 興奮? 分からない。
熊がキャンディを鼻に近づけた。
くんくんと匂いを嗅ぐ。犬みたいだ。
それから、ぺろりと舐めた。
私は固唾を呑んで見守った。
毒なら、反応があるはず。
舌が痺れるとか、顔色が変わるとか。
数秒が過ぎた。
熊が、ゆっくりと口を開いた。
「毒ではない」
心臓が跳ねた。
「ただの砂糖菓子だ」
毒じゃない。
このキャンディには、毒が入っていない。
じゃあ、なぜ義兄様は倒れるの?
私が渡したキャンディを食べて、血を吐いたはずなのに。
頭の中が、ぐるぐると回り始めた。
毒じゃないなら、何が原因?
体質? 呪い? それとも、食べる「直前」に誰かが毒を盛る?
考え込んでいると、熊が動いた。
懐に手を入れて、何かを取り出す。
菓子だ。
高級そうな、金色の包み紙に包まれた菓子。
しかも、大量に。
「食え」
熊が、菓子の山を私に向けて差し出した。
「太れ。もっと肉をつけろ。今のままでは風で飛ぶ」
餌付けだ。
この熊、私を餌付けしようとしている。
食べてから食べる気?
私が固まっていると、熊の顔が曇った。
眉間に皺が寄る。困っている顔だ。
「嫌か」
「い、いや」
「菓子は嫌いか」
「ちが」
「甘いものが駄目なら、干し肉もある」
熊が、別のポケットを漁り始めた。
なぜそんなに食べ物を持ち歩いている?
「あ、あの」
「塩漬けの魚もある。栄養がある」
「いらな」
「駄目だ。食え。成長期だ」
押し問答になりそうだった。
その時、後ろから足音が聞こえた。
ドカドカドカドカ。
この足音、知ってる。
振り返ると、案の定、銀髪の少年が走ってきた。
「バルバロス! 稽古の続きを」
義兄様が、私を見て固まった。
「なんでお前がここに」
熊が、義兄様と私の間に立った。
巨体で、私を隠すように。
「若様。この者は俺の客だ」
「客? こいつが?」
「邪魔をするな」
義兄様の顔が、複雑に歪んだ。
昨日と同じ。寂しさと、困惑と、怒り。
「父上の次は、お前もか」
義兄様の声が、震えていた。
怒りじゃない。泣くのを堪えているような、震え。
「みんな、こいつばっかり」
そのまま、踵を返して走り去っていく。
ドカドカドカドカ。嵐のような足音が遠ざかっていった。
熊が、小さく息を吐いた。
「若様は、寂しいのだ」
私は何も言えなかった。
分かってる。寂しいのは、分かってる。
でも、私は生き残らなきゃいけない。
熊が、再び私に向き直った。
そして、強引に菓子の袋を私の手に押しつけた。
「食え。絶対に食え。約束だ」
「は、はい」
「明日も来い。飯を食わせてやる」
熊の目が、真剣だった。
血走っているけど、敵意じゃない。
これは、心配の目だ。
なぜ、初対面の私を心配する?
理解できない。でも、敵ではなさそうだ。
「お前の名は」
「ヴィオ、レッタ、です」
「そうか。俺はバルバロスだ」
熊が、不器用に笑った。
笑うと、意外と怖くなかった。
「大公様から、聞いている」
熊の声が、少しだけ柔らかくなった。
「姫君を守れ、と」
守る?
私を?
お父様が、そんな指示を?
理解が追いつかないまま、私は菓子の袋を抱えて立ち尽くした。
◇ ◇ ◇
部屋に戻って、私は考え込んだ。
キャンディに毒はない。
では、なぜ義兄様は倒れるのか。
可能性は三つ。
一つ、義兄様の体が、この菓子に合わない。
二つ、食べる直前に誰かが毒を盛る。
三つ、私の記憶が間違っている。
三つ目は考えたくない。
記憶が間違っているなら、対策の立てようがない。
一番可能性が高いのは、二つ目だ。
誰かが、私に罪を着せるために、タイミングを計って毒を盛る。
つまり、真犯人は「私が義兄様にキャンディを渡す瞬間」を待っている。
ということは。
私が義兄様に近づかなければ、事件は起きない?
いや、それは甘い考えだ。
犯人が私を嵌めたいなら、別の方法を使うかもしれない。
枕元に、バルバロスからもらった菓子の袋がある。
金色の包み紙が、暖炉の光を反射してキラキラと光っている。
あの熊は、味方だと思っていいのだろうか。
お父様の部下で、私を「守る」と言った。
でも、本当に信用していいのか分からない。
信用できる人間が、増えていく。
執事。熊。
でも、本当に信用していいのか、まだ分からない。
私はキャンディを見つめた。
赤い包み紙。毒は入っていない。
でも、これが全ての始まりになる。
一ヶ月後の悪夢を、どうやって止めればいいのか。
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