10 / 34
狼は羊の皮を被って笑う
しおりを挟む
キャンディは、もう来ない。
朝、目を覚まして、最初に思ったのはそれだった。
枕元には何もない。当然だ。
私はベッドの上で深呼吸をした。
乳母は消えた。脅威は去った。
それなのに、胸の奥がざわついている。
あまりにも、あっさりしすぎていた。
昨日まで屋敷にいた人間が、一夜で消える。
裁判もない。騒ぎもない。音もない。
まるで最初から、存在しなかったみたいに。
権力者のやり方だ。わかっている。
でも、だからこそ気になる。
乳母は、本当に「一人で」動いていたのだろうか。
考えても仕方ない。
今日は、お父様との文字の授業がある。
生き延びるために、学び続けなきゃ。
書斎に入ると、お父様はもう座っていた。
窓際の椅子。革張りの本。昨日と同じ光景。
違うのは、机の上に新しい紙が置いてあること。
「来い」
短い声。振り向かない。
私は小さく頷いて、お父様の隣に立った。
紙の上に、四つの単語が書いてある。
城。剣。王。毒。
私の背筋が、かすかに強張った。
どくどくと心臓が鳴る。最後の一文字が、目に刺さる。
毒。
乳母が、私に盛ろうとしたもの。
お父様は知っている。だから、これを教える。
「敵の武器を知れ」という意味なのだろうか。
お父様の指が、最初の文字を指す。
「城」
低い声。短い発音。
私は口を開いた。
「し、しろ」
指が動く。次の文字。
「剣」
「け、けん」
また動く。
「王」
「おう」
そして、最後。
お父様の指が、その文字の上で止まった。
「毒」
私は唾を飲み込んだ。
声が震えないように気をつけて、口を開く。
「どく」
沈黙が落ちた。
お父様は何も言わない。ただ、紙を見つめている。
私も黙って立っていた。何を言えばいいかわからない。
長い静寂の後、お父様が口を開いた。
「昨日の復習をしろ」
私は頷いた。
紙の隅に、昨日教わった単語が書いてある。
狼。森。雪。夜。
一つずつ、指でなぞりながら読み上げた。
「おおかみ」
「もり」
「ゆき」
「よる」
お父様の指が、ぴくりと止まった。
私は息を詰めた。間違えたのだろうか。
でも、お父様は何も言わなかった。
ただ、ほんの少しだけ、肩の力が抜けたように見えた。
「……覚えたか」
低い声。抑揚がない。
でも、責めている響きではなかった。
「は、はい」
私は小さく頷いた。
お父様は紙を裏返した。新しい単語が現れる。
授業は続く。
一文字ずつ、覚えていく。
これが私の武器になる。生き延びるための、たった一つの力。
授業が終わって、部屋に戻ると、知らない顔が待っていた。
恰幅のいいおばさんだ。
柔らかそうな頬。丸い体。白い前掛け。
笑顔が顔全体に広がっている。三日月みたいな目。
「まあまあ、お嬢様!」
甲高い声が響いた。
両手を広げて、私に近づいてくる。
「お可哀想に、お可哀想に! こんな小さいのに、お父様のお勉強についていくなんて」
私は一歩下がった。
誰だ、この人。
「あ、あの」
「私はマルタと申します。侍女長をしておりますの」
深々とお辞儀。でも、すぐに顔を上げる。
笑顔は崩れない。ずっと笑っている。
「お嬢様のお世話を、これからさせていただきますわ」
乳母の代わり、ということだろうか。
私は警戒心を隠しながら、小さく頷いた。
「よ、よろしく、おねがいします」
「まあ、なんて良い子!」
マルタさんが、私の頭を撫でた。
ふわふわした手のひら。温かい。
でも、その温かさが、どこか作り物みたいに感じた。
「お嬢様、これをどうぞ」
マルタさんが、包みを差し出した。
中を開けると、焼き菓子が詰まっている。
バターの香りが鼻をくすぐる。
「お勉強ばかりじゃ疲れるでしょう? 甘いものを食べて、元気をお出しになって」
私は包みを受け取った。
ありがとうございます、と言おうとした。
でも、次の言葉で、口が止まった。
「お勉強なんて、しなくていいのよ」
マルタさんは笑っている。
優しそうな笑顔。母親のような声。
でも、言っていることがおかしい。
「お嬢様はまだ五歳でしょう? 難しいことは、大人に任せておけばいいの」
私の背筋に、冷たいものが走った。
「あの、でも」
「大丈夫、大丈夫」
マルタさんが、私の言葉を遮った。
両手で私の肩を包む。柔らかい手。温かい手。
でも、その優しさに、なぜか息が詰まる。
「お嬢様は、可愛らしくしていればいいの。お人形さんみたいにね」
お人形。
その言葉が、胸に突き刺さった。
私は知っている。この手の人を。
前の人生で、何度も見た。
下の者が育つのを望まない主人。
「あなたのため」と言いながら、翼を折る人。
優しさを装って、相手を籠の中に閉じ込めようとする人。
マルタさんは笑っている。目は三日月みたいに細い。
優しそうだ。親切そうだ。
でも、その笑顔のまま「勉強しなくていい」と言う。
ぞっとした。
この人は、私の翼を折ろうとしている。
優しさという綿で、首を絞める気だ。
「あ、ありがとう、ございます」
私は笑顔を作った。五歳児の笑顔。無邪気な笑顔。
でも、心の中では鐘が打ち鳴らされている。
この人は、味方じゃない。
マルタさんが扉に手をかけた。
振り返らずに、独り言のように呟く。
「乳母様も気の毒に。あんなに若様を想っていたのに」
私は耳を疑った。
「誰かに唆されたのかもしれないわねえ」
扉が閉まる。
足音が遠ざかっていく。
私は動けなかった。
唆された?
なぜ、そんな発想が出る?
私は椅子に座り込んだ。
焼き菓子の包みを、膝の上に置いたまま。
マルタさんの最後の言葉が、頭から離れない。
まるで、犯人の手口を知っているみたいな口ぶりだった。
窓の外では、昨日の雨の名残が屋根を濡らしている。
義兄様は、どうしているだろう。
執事さんが言っていた。「しばらく荒れるかもしれない」と。
私は今日のことを整理した。
お父様は、私に「毒」という文字を教えた。
これは警告だ。「敵を知れ」という意味。
お父様は厳しい。無言で、無愛想で、怖い。
でも、私に知識という武器をくれる。
マルタさんは、私に焼き菓子をくれた。
甘くて、美味しそうで、温かい。
でも、「勉強しなくていい」と言った。
私から考える力を奪おうとしている。
どっちが本当の味方か。
前の人生で、そういう人をたくさん見てきた私には、痛いほどわかる。
優しさは、形だけでは測れない。
本当に相手のためを思うなら、時には厳しくなる。
甘やかすだけの優しさは、相手を弱くする毒だ。
私は焼き菓子を眺めた。
食べる気にはなれなかった。
乳母は、本当に一人で動いていたのだろうか。
「若様のため」と言いながら、若様を孤立させる行動をとった。
妹を殺せば、義兄様の立場は悪くなる。それは明らかだ。
乳母は馬鹿じゃない。そんなことはわかっていたはず。
なのに、実行した。
誰かに命令されていた?
それとも、誰かに「そうするしかない」と思い込まされた?
考えれば考えるほど、霧が深くなる。
一つだけ、確かなことがある。
脅威は去っていない。
むしろ、より深く潜った。
乳母は、切り捨てられた駒だ。
本当の敵は、まだこの屋敷のどこかにいる。
窓の外で、風が木の枝を揺らした。
北部の冬は、まだ始まったばかりだ。
その夜、私は夢を見た。
暗い森の中を歩いている。
狼の声が聞こえる。遠くから、近くから。
私は走った。でも、足がもつれる。
振り返ると、そこにいたのは狼じゃなかった。
笑顔のおばさんが、両手を広げて立っていた。
「お嬢様、こっちへいらっしゃい」
甘い声。優しい声。
でも、その手には、キャンディが握られていた。
赤い、赤い、血のような色のキャンディ。
私は叫んだ。声にならなかった。
目が覚めた。
天井が見える。自分の部屋だ。
心臓がばくばくと鳴っている。
枕が汗で濡れていた。
窓から月明かりが差し込んでいる。
私はゆっくりと呼吸を整えた。
大丈夫。まだ生きている。
首はつながっている。毒は盛られていない。
でも、油断はできない。
狼は、羊の皮を被って近づいてくる。
優しい笑顔で、甘い言葉で、私を殺そうとする。
私は毛布を頭まで引き上げた。
明日も、生き延びなきゃ。
お父様の授業で、もっと文字を覚えなきゃ。
知識は武器だ。誰にも奪えない、私だけの武器。
マルタさんの笑顔が、まぶたの裏にちらついた。
でも、負けない。騙されない。
私は、生存者になる。
どんな手を使ってでも、二度目の処刑台には立たない。
月が雲に隠れた。
部屋が暗くなる。
北部の夜は、長い。
朝、目を覚まして、最初に思ったのはそれだった。
枕元には何もない。当然だ。
私はベッドの上で深呼吸をした。
乳母は消えた。脅威は去った。
それなのに、胸の奥がざわついている。
あまりにも、あっさりしすぎていた。
昨日まで屋敷にいた人間が、一夜で消える。
裁判もない。騒ぎもない。音もない。
まるで最初から、存在しなかったみたいに。
権力者のやり方だ。わかっている。
でも、だからこそ気になる。
乳母は、本当に「一人で」動いていたのだろうか。
考えても仕方ない。
今日は、お父様との文字の授業がある。
生き延びるために、学び続けなきゃ。
書斎に入ると、お父様はもう座っていた。
窓際の椅子。革張りの本。昨日と同じ光景。
違うのは、机の上に新しい紙が置いてあること。
「来い」
短い声。振り向かない。
私は小さく頷いて、お父様の隣に立った。
紙の上に、四つの単語が書いてある。
城。剣。王。毒。
私の背筋が、かすかに強張った。
どくどくと心臓が鳴る。最後の一文字が、目に刺さる。
毒。
乳母が、私に盛ろうとしたもの。
お父様は知っている。だから、これを教える。
「敵の武器を知れ」という意味なのだろうか。
お父様の指が、最初の文字を指す。
「城」
低い声。短い発音。
私は口を開いた。
「し、しろ」
指が動く。次の文字。
「剣」
「け、けん」
また動く。
「王」
「おう」
そして、最後。
お父様の指が、その文字の上で止まった。
「毒」
私は唾を飲み込んだ。
声が震えないように気をつけて、口を開く。
「どく」
沈黙が落ちた。
お父様は何も言わない。ただ、紙を見つめている。
私も黙って立っていた。何を言えばいいかわからない。
長い静寂の後、お父様が口を開いた。
「昨日の復習をしろ」
私は頷いた。
紙の隅に、昨日教わった単語が書いてある。
狼。森。雪。夜。
一つずつ、指でなぞりながら読み上げた。
「おおかみ」
「もり」
「ゆき」
「よる」
お父様の指が、ぴくりと止まった。
私は息を詰めた。間違えたのだろうか。
でも、お父様は何も言わなかった。
ただ、ほんの少しだけ、肩の力が抜けたように見えた。
「……覚えたか」
低い声。抑揚がない。
でも、責めている響きではなかった。
「は、はい」
私は小さく頷いた。
お父様は紙を裏返した。新しい単語が現れる。
授業は続く。
一文字ずつ、覚えていく。
これが私の武器になる。生き延びるための、たった一つの力。
授業が終わって、部屋に戻ると、知らない顔が待っていた。
恰幅のいいおばさんだ。
柔らかそうな頬。丸い体。白い前掛け。
笑顔が顔全体に広がっている。三日月みたいな目。
「まあまあ、お嬢様!」
甲高い声が響いた。
両手を広げて、私に近づいてくる。
「お可哀想に、お可哀想に! こんな小さいのに、お父様のお勉強についていくなんて」
私は一歩下がった。
誰だ、この人。
「あ、あの」
「私はマルタと申します。侍女長をしておりますの」
深々とお辞儀。でも、すぐに顔を上げる。
笑顔は崩れない。ずっと笑っている。
「お嬢様のお世話を、これからさせていただきますわ」
乳母の代わり、ということだろうか。
私は警戒心を隠しながら、小さく頷いた。
「よ、よろしく、おねがいします」
「まあ、なんて良い子!」
マルタさんが、私の頭を撫でた。
ふわふわした手のひら。温かい。
でも、その温かさが、どこか作り物みたいに感じた。
「お嬢様、これをどうぞ」
マルタさんが、包みを差し出した。
中を開けると、焼き菓子が詰まっている。
バターの香りが鼻をくすぐる。
「お勉強ばかりじゃ疲れるでしょう? 甘いものを食べて、元気をお出しになって」
私は包みを受け取った。
ありがとうございます、と言おうとした。
でも、次の言葉で、口が止まった。
「お勉強なんて、しなくていいのよ」
マルタさんは笑っている。
優しそうな笑顔。母親のような声。
でも、言っていることがおかしい。
「お嬢様はまだ五歳でしょう? 難しいことは、大人に任せておけばいいの」
私の背筋に、冷たいものが走った。
「あの、でも」
「大丈夫、大丈夫」
マルタさんが、私の言葉を遮った。
両手で私の肩を包む。柔らかい手。温かい手。
でも、その優しさに、なぜか息が詰まる。
「お嬢様は、可愛らしくしていればいいの。お人形さんみたいにね」
お人形。
その言葉が、胸に突き刺さった。
私は知っている。この手の人を。
前の人生で、何度も見た。
下の者が育つのを望まない主人。
「あなたのため」と言いながら、翼を折る人。
優しさを装って、相手を籠の中に閉じ込めようとする人。
マルタさんは笑っている。目は三日月みたいに細い。
優しそうだ。親切そうだ。
でも、その笑顔のまま「勉強しなくていい」と言う。
ぞっとした。
この人は、私の翼を折ろうとしている。
優しさという綿で、首を絞める気だ。
「あ、ありがとう、ございます」
私は笑顔を作った。五歳児の笑顔。無邪気な笑顔。
でも、心の中では鐘が打ち鳴らされている。
この人は、味方じゃない。
マルタさんが扉に手をかけた。
振り返らずに、独り言のように呟く。
「乳母様も気の毒に。あんなに若様を想っていたのに」
私は耳を疑った。
「誰かに唆されたのかもしれないわねえ」
扉が閉まる。
足音が遠ざかっていく。
私は動けなかった。
唆された?
なぜ、そんな発想が出る?
私は椅子に座り込んだ。
焼き菓子の包みを、膝の上に置いたまま。
マルタさんの最後の言葉が、頭から離れない。
まるで、犯人の手口を知っているみたいな口ぶりだった。
窓の外では、昨日の雨の名残が屋根を濡らしている。
義兄様は、どうしているだろう。
執事さんが言っていた。「しばらく荒れるかもしれない」と。
私は今日のことを整理した。
お父様は、私に「毒」という文字を教えた。
これは警告だ。「敵を知れ」という意味。
お父様は厳しい。無言で、無愛想で、怖い。
でも、私に知識という武器をくれる。
マルタさんは、私に焼き菓子をくれた。
甘くて、美味しそうで、温かい。
でも、「勉強しなくていい」と言った。
私から考える力を奪おうとしている。
どっちが本当の味方か。
前の人生で、そういう人をたくさん見てきた私には、痛いほどわかる。
優しさは、形だけでは測れない。
本当に相手のためを思うなら、時には厳しくなる。
甘やかすだけの優しさは、相手を弱くする毒だ。
私は焼き菓子を眺めた。
食べる気にはなれなかった。
乳母は、本当に一人で動いていたのだろうか。
「若様のため」と言いながら、若様を孤立させる行動をとった。
妹を殺せば、義兄様の立場は悪くなる。それは明らかだ。
乳母は馬鹿じゃない。そんなことはわかっていたはず。
なのに、実行した。
誰かに命令されていた?
それとも、誰かに「そうするしかない」と思い込まされた?
考えれば考えるほど、霧が深くなる。
一つだけ、確かなことがある。
脅威は去っていない。
むしろ、より深く潜った。
乳母は、切り捨てられた駒だ。
本当の敵は、まだこの屋敷のどこかにいる。
窓の外で、風が木の枝を揺らした。
北部の冬は、まだ始まったばかりだ。
その夜、私は夢を見た。
暗い森の中を歩いている。
狼の声が聞こえる。遠くから、近くから。
私は走った。でも、足がもつれる。
振り返ると、そこにいたのは狼じゃなかった。
笑顔のおばさんが、両手を広げて立っていた。
「お嬢様、こっちへいらっしゃい」
甘い声。優しい声。
でも、その手には、キャンディが握られていた。
赤い、赤い、血のような色のキャンディ。
私は叫んだ。声にならなかった。
目が覚めた。
天井が見える。自分の部屋だ。
心臓がばくばくと鳴っている。
枕が汗で濡れていた。
窓から月明かりが差し込んでいる。
私はゆっくりと呼吸を整えた。
大丈夫。まだ生きている。
首はつながっている。毒は盛られていない。
でも、油断はできない。
狼は、羊の皮を被って近づいてくる。
優しい笑顔で、甘い言葉で、私を殺そうとする。
私は毛布を頭まで引き上げた。
明日も、生き延びなきゃ。
お父様の授業で、もっと文字を覚えなきゃ。
知識は武器だ。誰にも奪えない、私だけの武器。
マルタさんの笑顔が、まぶたの裏にちらついた。
でも、負けない。騙されない。
私は、生存者になる。
どんな手を使ってでも、二度目の処刑台には立たない。
月が雲に隠れた。
部屋が暗くなる。
北部の夜は、長い。
291
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます
下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
『婚約なんて予定にないんですが!? 転生モブの私に公爵様が迫ってくる』
ヤオサカ
恋愛
この物語は完結しました。
現代で過労死した原田あかりは、愛読していた恋愛小説の世界に転生し、主人公の美しい姉を引き立てる“妹モブ”ティナ・ミルフォードとして生まれ変わる。今度こそ静かに暮らそうと決めた彼女だったが、絵の才能が公爵家嫡男ジークハルトの目に留まり、婚約を申し込まれてしまう。のんびり人生を望むティナと、穏やかに心を寄せるジーク――絵と愛が織りなす、やがて幸せな結婚へとつながる転生ラブストーリー。
ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。
言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。
喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。
12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。
====
●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。
前作では、二人との出会い~同居を描いています。
順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。
※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
【コミカライズ決定】愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
【コミカライズ決定の情報が解禁されました】
※レーベル名、漫画家様はのちほどお知らせいたします。
※配信後は引き下げとなりますので、ご注意くださいませ。
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる