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籠と鍵
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練兵場から、鋭い音が聞こえた。
木と木がぶつかる音。何度も、何度も。
休むことなく続くその音に、私は足を止めた。
バルバロスさんに会いに行く途中だった。
いつもの餌付けの時間。干し肉を貰える時間。
でも、今日の練兵場は様子がおかしい。
騎士たちが、遠巻きに見ている。
誰も近づかない。声をかけない。
まるで、手負いの獣を見るような目。
その中心に、義兄様がいた。
木剣を振っている。
ただ振っている。相手もいない。的もない。
ただ空を切って、何度も、何度も。
型が崩れている。
以前バルバロスさんが言っていた「右足の踏み込み」どころじゃない。
軸がぶれている。重心が浮いている。
あれでは剣に振り回されているだけ。
でも、止まらない。
若い騎士が一人、おそるおそる近づいた。
「若様、そろそろ休憩を」
「触るなっ!」
義兄様の声が響いた。
振り返りもしない。木剣を握る手が震えている。
手のひらが赤く染まっているのが、ここからでも見えた。
騎士は一歩下がった。
誰も、もう近づこうとしない。
義兄様の剣が、また空を切った。
何かを斬りたいのだろう。でも、何を斬ればいいかわからない。
敵がいないのに、戦い続けている。
そんな姿が、痛々しかった。
誰も助けてくれない。誰も手を差し伸べられない。
ああ、知っている。この孤独は、知っている。
義兄様がふと、こちらを見た。
目が合った。
血走った目。寝ていないのかもしれない。
以前なら「消えろ」と怒鳴られただろう。
でも、義兄様は何も言わなかった。
ただ一瞬、私を見て。
そのまま視線を逸らした。
敵意じゃない。
「お前に構っている余裕はない」という、拒絶。
私は静かにその場を離れた。
今の義兄様には、近づかないほうがいい。
執事さんの言葉が頭に浮かぶ。
「しばらく荒れるかもしれない」
その通りだった。
乳母を失った傷は、まだ生々しい。
部屋に戻った。
バルバロスさんには、また明日会いに行こう。
今日は、文字の復習をしておきたい。
机に向かい、紙を広げる。
昨日教わった文字。城。剣。王。毒。
その前の日に教わった文字。狼。森。雪。夜。
指で一文字ずつなぞりながら、声に出す。
「しろ、けん、おう、どく」
低い声で。聞こえないくらいの声で。
でも、確実に覚えなきゃ。
一文字ずつ、私は強くなる。
この屋敷で生き残るために。
扉が開いた。
「まあ、お嬢様!」
マルタさんが入ってきた。
例の三日月目。例の笑顔。
両手を広げて、私に近づいてくる。
「そんな難しいものを見て! まあまあ、お可哀想に」
難しいもの?
私は紙から目を上げた。
「目が悪くなりますよ」
マルタさんが言った。
心配そうな顔。本気で心配している顔。
「頭が痛くなりますわ。お嬢様はまだ五歳ですもの」
そう言いながら、マルタさんは私の前に立った。
私の手元にある紙を、じっと見ている。
「お父様から頂いた本まで。こんな小さな文字を読んで」
マルタさんの手が伸びた。
机の上の革張りの本に触れる。
「お嬢様には、まだ早いですわ」
本を持ち上げる。
棚の高いところに手を伸ばす。
「こういうものは、大人になってからで十分」
私の本が、棚の一番上に置かれた。
五歳の私には、届かない高さ。
私は声を上げそうになった。
それは私の本だ。お父様がくれたものだ。
でも、口を開く前にマルタさんが振り返った。
「お嬢様には、もっと相応しいものがありますわ」
マルタさんの手に、何かが握られていた。
刺繍の道具。糸。針。小さな布。
それから、綿でできた人形。
「お母様がいらっしゃらないから、可哀想に」
マルタさんの目が潤んでいる。
本気で同情している。本気で心配している。
だからこそ怖い。
「変なことを覚えようとして。誰も教えてあげなかったのね」
刺繍道具と人形が、私の机に置かれた。
「お嬢様は、可愛らしくしていればいいの」
昨日と同じ言葉。
お人形さんみたいに。
「文字なんて覚えなくても、素敵なお婿様が来てくださいますわ」
マルタさんは笑っている。
優しい笑顔。母親のような笑顔。
でも、彼女にとって「無知」は「幸せ」と同じなのだ。
女の子は賢くならなくていい。
女の子は可愛くしていればいい。
それが彼女の信じる「正しさ」なのだろう。
悪意の黒幕なのか。
それとも、古い考えに囚われているだけなのか。
まだ判断がつかない。
私は笑顔を作った。
「あ、ありがとう、ございます」
五歳の笑顔。無邪気な笑顔。
でも、心の中では警鐘が鳴っている。
この人は、私を籠に閉じ込めようとしている。
柔らかな手で、そっと扉を閉める。
本人は、それが愛情だと信じているのだろう。
マルタさんは満足そうに頷いた。
「では、お昼にまた参りますわね」
扉が閉まる。
足音が遠ざかっていく。
本は取り上げられた。
でも、紙はまだある。お父様との授業がある。
あそこだけは、守り抜かなきゃ。
書斎に逃げ込んだ。
お父様は、もう座っていた。
窓際の椅子。革張りの本。
机の上に、新しい紙が置いてある。
「来い」
短い声。
私は小走りでお父様の隣に立った。
紙の上に、四つの単語が書いてある。
鳥。空。籠。鍵。
私の心臓が、小さく跳ねた。
籠。
まさに今、私が閉じ込められようとしているもの。
お父様の指が、最初の文字を指す。
「鳥」
低い声。短い発音。
「と、とり」
指が動く。
「空」
「そら」
また動く。
「籠」
私の声が、かすかに震えた。
「か、かご」
お父様の指が止まった。
長い沈黙。
私を見ているのか、文字を見ているのか。
そして、最後の文字。
「鍵」
「かぎ」
お父様は何も言わなかった。
ただ、紙を見つめている。
私は無意識に、お父様の顔を見上げていた。
籠と鍵。
この文字を選んだのは、偶然だろうか。
お父様の灰色の瞳が、私を捉えた。
無表情。何を考えているかわからない。
でも、その視線は確かに私を見ていた。
長い沈黙の後、お父様が口を開いた。
「開けろ」
たった一言。
低い声。短い命令。
でも、その言葉の意味が、胸に突き刺さった。
籠に閉じ込められるな。
自分で鍵を開けろ。
お父様は、知っているのだろうか。
マルタさんが私の本を取り上げたこと。
私を「お人形」にしようとしていること。
わからない。
でも、お父様は私に「開けろ」と言った。
閉じ込められるな、と。
「は、はい」
私は小さく頷いた。
声が震えないように、唇を噛みしめながら。
お父様の声は、いつも短い。冷たい。
でも今、その一言が、どんな毛布より温かく感じた。
お父様は紙を裏返した。
新しい単語が現れる。
授業は続く。
部屋に戻ると、マルタさんは帰っていた。
机の上には、刺繍道具と人形が残されていた。
私は棚を見上げた。
高い場所に置かれた、革張りの本。
五歳の私には、届かない。
でも、椅子を使えば届くかもしれない。
夜、誰もいない時に取り戻せばいい。
お父様の言葉が、頭の中で響いている。
「開けろ」
私は籠の中の鳥じゃない。
自分で鍵を開けられる。
刺繍道具を手に取った。
使い方はわからない。前世でも、こういうのは苦手だった。
でも、マルタさんの前では「良い子」でいなきゃいけない。
演技だ。
お人形のふりをして、本当の勉強を続ける。
それが、今の私にできる精一杯。
窓の外で、木剣の音がまだ聞こえていた。
義兄様は、まだ戦っているのだろうか。
見えない敵と。
私も戦っている。
見えない籠と。
ふと、思った。
義兄様を壊しているのは、誰だろう。
乳母を「唆した」のは、誰だろう。
マルタさんの笑顔が、脳裏にちらついた。
あの人は、知っていた。乳母が「唆された」かもしれないと。
なぜ、知っていたのだろう。
考えても、答えは出ない。
今の私には、見えているものが少なすぎる。
窓の外で、また木剣の音が響いた。
義兄様も、私も、まだ籠の中にいる。
でも、鍵は必ずある。
木と木がぶつかる音。何度も、何度も。
休むことなく続くその音に、私は足を止めた。
バルバロスさんに会いに行く途中だった。
いつもの餌付けの時間。干し肉を貰える時間。
でも、今日の練兵場は様子がおかしい。
騎士たちが、遠巻きに見ている。
誰も近づかない。声をかけない。
まるで、手負いの獣を見るような目。
その中心に、義兄様がいた。
木剣を振っている。
ただ振っている。相手もいない。的もない。
ただ空を切って、何度も、何度も。
型が崩れている。
以前バルバロスさんが言っていた「右足の踏み込み」どころじゃない。
軸がぶれている。重心が浮いている。
あれでは剣に振り回されているだけ。
でも、止まらない。
若い騎士が一人、おそるおそる近づいた。
「若様、そろそろ休憩を」
「触るなっ!」
義兄様の声が響いた。
振り返りもしない。木剣を握る手が震えている。
手のひらが赤く染まっているのが、ここからでも見えた。
騎士は一歩下がった。
誰も、もう近づこうとしない。
義兄様の剣が、また空を切った。
何かを斬りたいのだろう。でも、何を斬ればいいかわからない。
敵がいないのに、戦い続けている。
そんな姿が、痛々しかった。
誰も助けてくれない。誰も手を差し伸べられない。
ああ、知っている。この孤独は、知っている。
義兄様がふと、こちらを見た。
目が合った。
血走った目。寝ていないのかもしれない。
以前なら「消えろ」と怒鳴られただろう。
でも、義兄様は何も言わなかった。
ただ一瞬、私を見て。
そのまま視線を逸らした。
敵意じゃない。
「お前に構っている余裕はない」という、拒絶。
私は静かにその場を離れた。
今の義兄様には、近づかないほうがいい。
執事さんの言葉が頭に浮かぶ。
「しばらく荒れるかもしれない」
その通りだった。
乳母を失った傷は、まだ生々しい。
部屋に戻った。
バルバロスさんには、また明日会いに行こう。
今日は、文字の復習をしておきたい。
机に向かい、紙を広げる。
昨日教わった文字。城。剣。王。毒。
その前の日に教わった文字。狼。森。雪。夜。
指で一文字ずつなぞりながら、声に出す。
「しろ、けん、おう、どく」
低い声で。聞こえないくらいの声で。
でも、確実に覚えなきゃ。
一文字ずつ、私は強くなる。
この屋敷で生き残るために。
扉が開いた。
「まあ、お嬢様!」
マルタさんが入ってきた。
例の三日月目。例の笑顔。
両手を広げて、私に近づいてくる。
「そんな難しいものを見て! まあまあ、お可哀想に」
難しいもの?
私は紙から目を上げた。
「目が悪くなりますよ」
マルタさんが言った。
心配そうな顔。本気で心配している顔。
「頭が痛くなりますわ。お嬢様はまだ五歳ですもの」
そう言いながら、マルタさんは私の前に立った。
私の手元にある紙を、じっと見ている。
「お父様から頂いた本まで。こんな小さな文字を読んで」
マルタさんの手が伸びた。
机の上の革張りの本に触れる。
「お嬢様には、まだ早いですわ」
本を持ち上げる。
棚の高いところに手を伸ばす。
「こういうものは、大人になってからで十分」
私の本が、棚の一番上に置かれた。
五歳の私には、届かない高さ。
私は声を上げそうになった。
それは私の本だ。お父様がくれたものだ。
でも、口を開く前にマルタさんが振り返った。
「お嬢様には、もっと相応しいものがありますわ」
マルタさんの手に、何かが握られていた。
刺繍の道具。糸。針。小さな布。
それから、綿でできた人形。
「お母様がいらっしゃらないから、可哀想に」
マルタさんの目が潤んでいる。
本気で同情している。本気で心配している。
だからこそ怖い。
「変なことを覚えようとして。誰も教えてあげなかったのね」
刺繍道具と人形が、私の机に置かれた。
「お嬢様は、可愛らしくしていればいいの」
昨日と同じ言葉。
お人形さんみたいに。
「文字なんて覚えなくても、素敵なお婿様が来てくださいますわ」
マルタさんは笑っている。
優しい笑顔。母親のような笑顔。
でも、彼女にとって「無知」は「幸せ」と同じなのだ。
女の子は賢くならなくていい。
女の子は可愛くしていればいい。
それが彼女の信じる「正しさ」なのだろう。
悪意の黒幕なのか。
それとも、古い考えに囚われているだけなのか。
まだ判断がつかない。
私は笑顔を作った。
「あ、ありがとう、ございます」
五歳の笑顔。無邪気な笑顔。
でも、心の中では警鐘が鳴っている。
この人は、私を籠に閉じ込めようとしている。
柔らかな手で、そっと扉を閉める。
本人は、それが愛情だと信じているのだろう。
マルタさんは満足そうに頷いた。
「では、お昼にまた参りますわね」
扉が閉まる。
足音が遠ざかっていく。
本は取り上げられた。
でも、紙はまだある。お父様との授業がある。
あそこだけは、守り抜かなきゃ。
書斎に逃げ込んだ。
お父様は、もう座っていた。
窓際の椅子。革張りの本。
机の上に、新しい紙が置いてある。
「来い」
短い声。
私は小走りでお父様の隣に立った。
紙の上に、四つの単語が書いてある。
鳥。空。籠。鍵。
私の心臓が、小さく跳ねた。
籠。
まさに今、私が閉じ込められようとしているもの。
お父様の指が、最初の文字を指す。
「鳥」
低い声。短い発音。
「と、とり」
指が動く。
「空」
「そら」
また動く。
「籠」
私の声が、かすかに震えた。
「か、かご」
お父様の指が止まった。
長い沈黙。
私を見ているのか、文字を見ているのか。
そして、最後の文字。
「鍵」
「かぎ」
お父様は何も言わなかった。
ただ、紙を見つめている。
私は無意識に、お父様の顔を見上げていた。
籠と鍵。
この文字を選んだのは、偶然だろうか。
お父様の灰色の瞳が、私を捉えた。
無表情。何を考えているかわからない。
でも、その視線は確かに私を見ていた。
長い沈黙の後、お父様が口を開いた。
「開けろ」
たった一言。
低い声。短い命令。
でも、その言葉の意味が、胸に突き刺さった。
籠に閉じ込められるな。
自分で鍵を開けろ。
お父様は、知っているのだろうか。
マルタさんが私の本を取り上げたこと。
私を「お人形」にしようとしていること。
わからない。
でも、お父様は私に「開けろ」と言った。
閉じ込められるな、と。
「は、はい」
私は小さく頷いた。
声が震えないように、唇を噛みしめながら。
お父様の声は、いつも短い。冷たい。
でも今、その一言が、どんな毛布より温かく感じた。
お父様は紙を裏返した。
新しい単語が現れる。
授業は続く。
部屋に戻ると、マルタさんは帰っていた。
机の上には、刺繍道具と人形が残されていた。
私は棚を見上げた。
高い場所に置かれた、革張りの本。
五歳の私には、届かない。
でも、椅子を使えば届くかもしれない。
夜、誰もいない時に取り戻せばいい。
お父様の言葉が、頭の中で響いている。
「開けろ」
私は籠の中の鳥じゃない。
自分で鍵を開けられる。
刺繍道具を手に取った。
使い方はわからない。前世でも、こういうのは苦手だった。
でも、マルタさんの前では「良い子」でいなきゃいけない。
演技だ。
お人形のふりをして、本当の勉強を続ける。
それが、今の私にできる精一杯。
窓の外で、木剣の音がまだ聞こえていた。
義兄様は、まだ戦っているのだろうか。
見えない敵と。
私も戦っている。
見えない籠と。
ふと、思った。
義兄様を壊しているのは、誰だろう。
乳母を「唆した」のは、誰だろう。
マルタさんの笑顔が、脳裏にちらついた。
あの人は、知っていた。乳母が「唆された」かもしれないと。
なぜ、知っていたのだろう。
考えても、答えは出ない。
今の私には、見えているものが少なすぎる。
窓の外で、また木剣の音が響いた。
義兄様も、私も、まだ籠の中にいる。
でも、鍵は必ずある。
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