プロジェクト:メイジャー【パイロット版】

MCたらこ

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ゲルガー星系の戦い②

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4月23日 作戦共通時04:58 パトリオット級 ”USS-ジャクソン・フリー” ブリーフィングルーム前連絡通路

作戦前の最後のブリーフィングが終わると、ジャクソン・フリーの廊下は、その足で”彼女”たちが待つステーションに向かうパイロットでごった返していた。パトリオット級の廊下は最新鋭の主力艦なだけあって、この雑踏を対策したゆとりのある設計がされていた。しかし就役後、大して改善されていないというフィードバックを受けて、製造元であるアルニラの造船部門は頭を抱えたらしい。
作戦のたびに発生するこの”通勤ラッシュ”を疎ましく思う軍人は多い。エマもその一人だ。
「…早く進んでよ」
そんな独り言を空に投げつけてみるが、アルニラからの返信は無い。諦めて、ステーションへのルートではない反対側の突き当りでパイロットたちが過ぎ去るのを待っていると、後ろからポンと肩をたたかれた。振り向くと、パイロットスーツに身を包んだ情報屋が、腕を組んで立っている。
「そういえば、パイロットだったね」
「こっちが本業だ」
そう言うと、情報屋はエマのヘルメットにデータを送信した。
「すぐ行かなきゃならない。話せたらまた伝えるが、詳しいことは今送ったのに全部入ってる」
「わかった」
「本当に一人でいいのか?」
「下士官が突然消えたら、隊長がカンカンでしょ」
「…言ってくれる」
言われてしまったなと笑う情報屋を見て、エマはふと思い出したことがあった。
「そういえばなんだけど」
「なんだ、今じゃなきゃダメか?」
「下士官なんだよね?」
「ん?あぁ。ま、その方が何かと動きやすいからな」
「なんでタメ口なの?」
情報屋の顔が固まる。
「それに、私のこと『お前』って呼んでた?モダニアで」
目が泳ぎ始めて、脂汗が頬を伝っていく。
「そういうの、気にするタイプ……ですか?」
「いや、別にいいけど」
ヘルメットのインカムをいじりながら、ぶっきらぼうにエマは答えた。
それを聞いて安心したのか、情報屋が大きなため息をつく。
「ハァ、だったら言うなよ時間ないって言ってるだろ!とりあえず、渡すモンは渡したからな!」
そう言って、またぶしつけな態度に戻って、0G用ハンディリフトを掴んで来た道を戻る情報屋を見ながらエマは、こういう人のことをなんと言ったか、思い出そうとしていた。人によって、コロコロ態度を変えるようなヤツ…。
ふと、子供のころに見た、西西暦の画集を思い出した。
「風見鶏」
それを聞いた情報屋はぴくっと反応して止まり、振り向かないでエマに敬礼をして見せた。軍的には敬意を示すものだったが、多分、ニュアンス的には、”中指”だった。
「東洋人は礼儀正しいって聞いてたんだけどな」
一人になった廊下で、エマはポツリと呟いた。

4月23日 作戦共通時05:07 ”USS-ジャクソン・フリー” 2番ステーション格納庫

「ステーションの減圧完了。これより、タイタンの最終チェックに入る。メカニックとパイロット以外は、直ちにステーションより退避せよ」
エマがステーションに現れたのは、そのアナウンスの10分後だった。ほとんどのタイタンはコクピットハッチを閉めて発艦準備を整えており、エマのハイレックスだけが口をあんぐりと開けて主人を待っているのは、いささか滑稽であった。
「あ、やっと来た!何してたんです?」
「ごめん、ちょっと用事があって」
「頼みますよ、小隊長」
メカニックの愚痴を聞き流し、コクピットの中を覗き込む。
「一応、言われた通りの調整はしておきましたよ。けどいいんですか?これだけ推進剤を入れても重くなるだけですし、被弾したら、すぐ”マッチ”ですよ」
エマは小隊長というだけあって、多少のカスタムならメカニックに頼んでやっておいてもらえる。だから推進剤を満タンにしておいてもらった。アシモフを探しに行けるように、足は長い方が良かった。
「当たらなければいいんでしょ?」
「寝覚めの悪いようなことは、よしてくださいよ」
「気を付けるから」
メカニックのお節介を心に留めて、コクピットに潜り込む。部隊の通信回線では、小隊の隊員が雑談にふけっていたが、特に気にすることはなかった。どうせ、作戦が終わったらそれまでの関係である。作戦内容に関しても、ブリーフィングであらかた説明があったから、わざわざ説明しなおすこともない、はず。そう高を括って機体のセッティングをしていると、副隊長が映像通信で声を掛けてきた。
「失礼します。あの、エマ小隊長、なにかこう、作戦前の一言みたいなのは……」
ドキッとしてモニターを見てみると、不安気な顔の副隊長が、隊長の顔を覗き込んでいる。まだ入隊して日が浅いのだろう、新兵特有の目の輝きが見て取れた。古参兵が、よく戦場に忘れてくるものだった。
「え、なにか、言ったほうがいい?」
「え、あぁ、そう、ですね。実は自分、というかこの小隊のほとんどが、入隊してひと月もたってないような連中ばかりですから。みんな緊張してて」
そんなヤツらこんな大事な作戦に連れてくるな。エマは心の中で呟いた。
「エマ少尉は、長いんですか」
「…三年くらいかな」
「三年!すごいなぁ、それだけ、生き残ったってことですよね!」
「まぁ」
どうもこのキラキラした青さというのが、エマは苦手だった。別にかといって自分もまだ24だが、どうもむずがゆくって仕方がない。アシモフに似ているからだろうか?
「ところで、隣のパトリオットの部隊って、この前合併された艦隊の部隊だって聞いたけど、ほんとなの?」
追いかけているはずの物から逃げるように、エマは話題を、例の合併された360艦隊に移した。
「え、あぁ、”シャローズ”のことですか?はい、なんでも、シャローズの部隊は、ついこの間までアウターローの惑星で戦ってた部隊らしいです。たしか、一個中隊くらいしかいなかったから、全部、FSの部隊に編入されてたはずですけど」
一個中隊という単語に、エマは鳥肌が立った。一個星系艦隊のタイタンが、一個中隊しか残っていないというのはつまり、向こうでのタイタンの生存率は10%という事になる。30%の戦力喪失が全滅判定だというのに、一体、360艦隊に何があったのか。
そうして考えていると、あの副隊長がまた声を掛けてきた。
「えっと、エマ少尉?」
ハッと我に返る。
「ん、あぁ。やっぱり、作戦前のスピーチは、君に任せるよ。えっと__」
「ジールです、ってえ、オレですか!?」
「なんか、君なら行ける気がしてきた、ジール君」
「いやいやいやムリですって!大体、何喋っていいのかわからないし!」
「そんなの私だって知らないよ。じゃ、タイタンの調整があるから、後でね」
「ちょっと__」そこで通信は途切れてしまった。
彼には申し訳ないが、実際、こういうスピーチは苦手だった。士官学校時代も、発表課題なんかは、得意なアシモフによく手伝ってもらっていた。そういう意味では、あの副隊長は、やはりアシモフに似ていなかった。

ようやく静かになったコクピットの中で、エマはまたタイタンの調整に勤しんだ。まだメインコンピューターすら起動できていない。ヒーターもつかないので、段々冷えてきた。
ヘルメットをかぶり、メインコンピューターを起動する。タイタンとヘルメットの同期が完了すると、ビブルシー重工のダサいロゴがバイザーいっぱいに表示されて、そのあとHUDが網膜投影で表示された。ステーションのアナウンスチャンネルを付けると、コントロールブリッジの忙しない通信が耳に飛び込んできた。
「2番ステーション、ハッチオープン。カタパルト充電完了。稼働テストを行う。オフィサー以外はカタパルトより退避せよ。また爾後、全隊にあっては、シャローズのFS隊全機発艦を確認後から5分後の発艦となる。全機、発艦準備を整え、その場で待機せよ」
エマは、自分が前から数えて8番目の機だと分かると、ざっと計算して、自分の発艦は15分くらい後になるだろうなと予想していた。それくらいあれば、暖機には充分だろう。

20分後、バリュートを背負った目の前のハイラプトルが飛び立って、ようやく自分の番が来た。カタパルトのシャトルが、聞こえないはずの甲高い音を立てながら足元に帰ってくる。
両足をカタパルトの上に乗せてロックし、身をかがめる。あとはカタパルト・オフィサーからの合図を待つだけ。そのときだった。
「コントロールよりオールステーション、SWACTより通達。バンディット敵機の軌道侵入を確認。安全が確保されるまで、発艦前の機はその場で待機、インターセプト完了の報告を待て」
やっと発艦だというところを阻まれてしまい、唸った。
「あぁもう、何⁉」
間の悪いバンディットに愚痴をこぼしながら、ヘルメットのバイザーを上げる。
「おい、聞こえるか」
音声通信だったが、声であの情報屋だとわかる。
「何!」
なぜ彼女が怒っているのかは、彼には分からなかった。
「いや、話せるタイミングだったから、一応データの話をしておこうと思って」
そう言われてエマは我に返り、自分の逆上を戒めた。
「……ごめん」
「いや、いい。それで、今回の段取りについてだが、まず大前提として、アシモフ中尉、今は、アシモフ中隊長だな。中尉の部隊はFS、ファーストストライカーの第三中隊として配属されている。さっきシャローズから最後に出た部隊だ」
さっき、と言われても、その頃エマはステーションの中にいた。
「で、第三FS中隊は第四の北側区画を担当することになってる。マップでいうところの、燃料保管庫の辺りだ。そして、そこが会える最初のチャンスになるわけだが、おま…少尉はどこの担当だ」
少し間を開けて、エマは恐る恐る答える。
「格納庫の辺り、かな?」
「かなって」
「ちゃんと聞いてなかったんだもん、ブリーフィング」
それを聞いた情報屋は、呆れて返す。
「本当に中尉のことしか頭に無いみたいだな」
「私一人いなくたって、作戦に支障はないでしょ」
「お前、ホントに軍人かよ」
士官学校は出た。少なくとも、この情報屋よりかは軍人のつもりでいた。
「まぁいい、とりあえず、HVPを抑えりゃ俺たちの仕事は終わりだ。そのあとならいくらでも会えるだろうさ」
「分かった」
「じゃ、幸運を祈ってるぜ」
「うん」
そこで通信は切れた。ちょうど同時くらいで、状況グリーンを知らせる通信が入る。
もしかしたら、これも彼の仕業だったりするのかもしれない。と、エマは一瞬思った。

「エマ・ノーザルト、NA-12、出ます」
トンネルの中のような轟音がコクピットの中で跳ねまわっている。正確には音ではなく、カタパルトの衝撃だったが、そういうことは学者が言っていればいい。Gはほとんど感じない。疑似慣性制御のおかげだ。ガタン、と大きく揺れたかと思うと、機体が宙に放り出された。発艦成功だ。
SSEスペース・サウンド・エフェクトICC直感的戦闘制御を起動し、聴覚と、タイタンが自分の体と一体になる感覚を手に入れる。エマは、ICCをつけた時の、背中に電流が走るような感覚が好きだった。そのあと、タイタンが嘘のように思い通りに動くのも含めて。しかしSSEは嫌いだった。さっきまで静かだった宇宙が、突然首都のアップタウンくらいのやかましい場所に豹変する。スラスターの音や艦艇の警笛、関節を曲げ伸ばしするときの金属の唸りなど、元来そこにないやかましさが突然現れるのは、得意ではなかった。
アセンブリーランプを点灯させて、部隊のアセンブルが完了するのを待つ。とろとろと、レバー・ペダル制御でやってくる新米パイロット達を見て、エマは、やはり合衆国は人手不足なんだろうか。と邪推した。
アセンブルが完了すると、コントロールブリッジから通信が入った。
「コントロールからNA-12へ。送れ」
「NA-12、どうぞ」
「貴隊にあっては、第1小隊と合流後、ポイントD8から降下せよ。降下後、作戦指揮はマザーへ移行し、これ以降のこちらからの通信は行わない。降下後は速やかにチャンネル切り替えを行うように。返答不要。通信終わり」
HUDに表示されたポイントまで部隊を誘導し、小隊の隊員に軽く説明を行った後、遅れて発艦してくる第1小隊を待つ。
それまでの間、今から降りるこの星を眺めてみる。HVPの辺りには、分厚い雲が張っていていて、下を見ることは叶わなかったが、それ以外の場所は、薄い緑が地平線の奥まで伸びている。作戦資料を見てみると、17年前にテラフォーミングが完了した惑星らしい。ヘルメットを脱げるのなら、再開にはぴったりだ。
「1-1より1-2、送れ」
2分くらい経ったころ、第1小隊からの映像通信が入った。
「1-2、どうぞ」
「いやぁ待たせたな、第2小隊」
「いえ、そんなに」
「そうか?ま、これで揃ったわけだが、こりゃ酷い天気だな。ゲルガーⅢは今夏なんだろう?スコールってやつか」
随分気さくな第一小隊長は、年は40前後だろうか。掻き上げたオールバックに白髪の線がいくつか目立つ。ごつごつとした顔つきと慣れた口調からは、踏んだ場数を感じ取れ、頼りがいのある、正に軍人といった男だった。
「はぁ、どうでしょう。というか、中隊長は?」
エマが前いた部隊では、中隊長も共に作戦行動を共にするのが一般的であった。ナポレオン的だが、指揮官の意向だった。
「中隊長?あの人なら今頃マザーの指令室にいるさ。少尉の部隊がどうだったかは知らんが、ウチでは基本、中隊長以上はみんなマザーに残って指揮をしてる」
それは不味い。情報屋は、アシモフは中隊長だと言っていた。もしそれがすべての兵科に当てはまるのなら、アシモフはゲルガーⅢに降りていない。ここまで来て無駄足は、何としても避けたい。
「でも、FSは、中隊長も降りるって……」
恐る恐る聞いてみる。
「あぁ、FSはスピードが命だからな、あっちは一緒に降りるな。確かに」
エマはほっと胸を撫で下ろす。よかった。無駄足は回避できたようだ。
「よし、では、1-1より全隊、爾後、降下を開始する。また降下にあっては、ポイント内に軌道ミラーのデブリが確認されるため、バリュートを傷つけないよう注意せよ。終わり」
第一小隊長のきびきびとした号令で、全機減速を行っていく。マップの予測軌道が段々と一本の線になって行き、自分の機体が重力に引かれていくのを感じる。高度8.2㎞のところで、大気圏に入った。機体がガタガタと揺れ、真っ暗な宇宙が赤みがかっていく。それが一分くらい続くと、今度は青黒い空が眼前に広がり、すぐに雲の中に突っ込んだ。分厚い雲のようで、高度がいくら下がっても、抜けられる様子がない。空間識失調を起こさないよう、計器とにらめっこをしていると、突然、個人回線で通信が入った。応答すると、また情報屋だった。
「なに?下、マズいの?」
そう聞くエマに、情報屋は焦った様子で喋りだした。
「戦況は問題ない、むしろ楽すぎたくらいだ。んで、そっちが問題だ」
「そっち?」
「HVPの防衛部隊は囮だった。本隊は既に撤退していて、司令部はもぬけの殻だ」
これは後から聞いた話であったが、第四HVPの公国軍はゲルガーⅢの制宙権喪失を受けてすぐ、撤退を始めていたらしい。基地には申し訳程度の防衛戦力しか残されておらず、物資や機材も、本隊が下りた頃には運び出された後だったようだ。
「連中、この雲に紛れてうまく逃げたやがったな」
「逃げた先はわかってるの?」
「こっちじゃ大方、赤道のマスドライバーベルトのどこかに逃げたと踏んでる。それでさっき、FSの三個中隊が全部、本隊追跡のために出て行っちまった。」
それを聞いて、エマはヘルメットを撫でて溜め息をついた。抑えようと努力するが、声が震えてしまう。
「……アシモフは?」
「第三は、確か北東、ノーザンレイク・マスドライバーに向かったはずだ」
「分かった、行ってくる」
「はぁ⁉おいちょっと」
通信を切って、方角を確認し、雲が濃くなったのを見計らって、一気にスラスターを吹かす。オーバーGの警告が流れるが、気にせずスラスターを吹かし続ける。
あと一歩だったのにと、エマは奥歯を食い縛った。
この曇天が、アシモフを遠ざけてしまったというのなら、エマはこの曇天を恨むだろう。
この戦争が、アシモフをこんな星に連れてきたというのなら、エマはこの戦争を恨むだろう。
あの教官が、アシモフを四年間の苦しみへ追いやったというのなら、エマはあの教官を恨むだろう。
現在とは過去の積み重ねの結果に過ぎない。とはよく言ったものだ。もしこれが本当なら、このアクシデントも定められたものなのだろう。ではいったい自分は、何を恨めばよいのだろうか?
一瞬、ふっと意識が遠のくのを感じて、オートパイロットに切り替え、シートにもたれかかった。それがオーバーGによるものなのか、懊悩の果ての眩暈なのか、張り詰めた緊張が、バケツから零れだしたからなのか。そんなことは、エマにはどうでもよかった。


「じゃあさ、私たち、お互いに必要になったときはさ」
「おい、バカなこと言うなって」
「もしもの話、冗談だよ」


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