天使なぼくら SubによるSubのためのSub専門クリニック

さゆり

文字の大きさ
2 / 6

医局 2

しおりを挟む
「ところで今日は新患が来る訳だけど…誰に担当任せようか?」
朝いちの会議“カンファレンス”で真中は今日、出勤している医師らに尋ねた

「俺は今、フリーだがサブ担当だらけで手が回らん。誰がやったとしても同じクオリティーを出せないと駄目だと思うが…」

「硬いっすね、考えが。さすがおっさん」
結城ゆうき先生!!」

「怖。鬼の曽我部そかべ降臨」
「そう遊んでくれるな結城。長い付き合いだがみのるに冗談は通用しないぞ」

菅谷すがや主任!すみません…けど、オレは別に悪気は…。主任が受け持てば…」
「お前が頑張っているのは知ってる。手技や知識はまだまだだが、患者からの評判がお前はいい。けど、事前情報によると今回のはお前には荷が重いな」
「そんなに?やっぱり主任が受け持てば…」
「それは最終手段」

驚く結城の声と、断る菅谷の声に耳を傾け、篠宮はタブレット型の電子カルテを叩き
「名前、沢野永遠さわのとわ18歳。主訴、:Sub  drop(Domからの分離不安や指令を達成できなかった時に陥いる鬱病のような症状をここでは言う)検査データでいうと1番悪いステージ4ですね。睡眠障害に食欲不振、意欲低下。コミュニケーションとれるでしょうか?」

篠宮の問いに対し、佐川は首をひねり
「難しいな、そいつ。けど、数値が悪いならゆかりの分野じゃないか?」
「まさか。勘弁してくださいよ、あなたこそ難しい時期の10代担当なんですから適任では?」
「おいおい。10代を全部回してくれるなよ」

「わー、ストップストップ。先輩たち、痴話喧嘩は家に帰ってから。ね?」
「「うるさい」」

「ハモってるし…。さすがカップル、、」
「まだカップルではありませんっ結城!」

「えー?おんなじ懐中時計ぶらさげて仲良しアピールしてんのに?」
「こらこら、結城。たったいま指導したとこだぞ。先輩をからかうな。お前もパートナーの話を出されたら気まずいだろ?」
「う…。内緒っす。同じクリニック仲間だけど医療側じゃないんで。ってわけでオレは巡回してきまーす」

そそくさと結城は逃げ、一同の患者の押し付け合いに真中は頭を抱えた
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

ふたなり治験棟 企画12月31公開

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...