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医局 2
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「ところで今日は新患が来る訳だけど…誰に担当任せようか?」
朝いちの会議“カンファレンス”で真中は今日、出勤している医師らに尋ねた
「俺は今、フリーだがサブ担当だらけで手が回らん。誰がやったとしても同じクオリティーを出せないと駄目だと思うが…」
「硬いっすね、考えが。さすがおっさん」
「結城先生!!」
「怖。鬼の曽我部降臨」
「そう遊んでくれるな結城。長い付き合いだが実に冗談は通用しないぞ」
「菅谷主任!すみません…けど、オレは別に悪気は…。主任が受け持てば…」
「お前が頑張っているのは知ってる。手技や知識はまだまだだが、患者からの評判がお前はいい。けど、事前情報によると今回のはお前には荷が重いな」
「そんなに?やっぱり主任が受け持てば…」
「それは最終手段」
驚く結城の声と、断る菅谷の声に耳を傾け、篠宮はタブレット型の電子カルテを叩き
「名前、沢野永遠18歳。主訴、:Sub drop(Domからの分離不安や指令を達成できなかった時に陥いる鬱病のような症状をここでは言う)検査データでいうと1番悪いステージ4ですね。睡眠障害に食欲不振、意欲低下。コミュニケーションとれるでしょうか?」
篠宮の問いに対し、佐川は首をひねり
「難しいな、そいつ。けど、数値が悪いならゆかりの分野じゃないか?」
「まさか。勘弁してくださいよ、あなたこそ難しい時期の10代担当なんですから適任では?」
「おいおい。10代を全部回してくれるなよ」
「わー、ストップストップ。先輩たち、痴話喧嘩は家に帰ってから。ね?」
「「うるさい」」
「ハモってるし…。さすがカップル、、」
「まだカップルではありませんっ結城!」
「えー?おんなじ懐中時計ぶらさげて仲良しアピールしてんのに?」
「こらこら、結城。たったいま指導したとこだぞ。先輩をからかうな。お前もパートナーの話を出されたら気まずいだろ?」
「う…。内緒っす。同じクリニック仲間だけど医療側じゃないんで。ってわけでオレは巡回してきまーす」
そそくさと結城は逃げ、一同の患者の押し付け合いに真中は頭を抱えた
朝いちの会議“カンファレンス”で真中は今日、出勤している医師らに尋ねた
「俺は今、フリーだがサブ担当だらけで手が回らん。誰がやったとしても同じクオリティーを出せないと駄目だと思うが…」
「硬いっすね、考えが。さすがおっさん」
「結城先生!!」
「怖。鬼の曽我部降臨」
「そう遊んでくれるな結城。長い付き合いだが実に冗談は通用しないぞ」
「菅谷主任!すみません…けど、オレは別に悪気は…。主任が受け持てば…」
「お前が頑張っているのは知ってる。手技や知識はまだまだだが、患者からの評判がお前はいい。けど、事前情報によると今回のはお前には荷が重いな」
「そんなに?やっぱり主任が受け持てば…」
「それは最終手段」
驚く結城の声と、断る菅谷の声に耳を傾け、篠宮はタブレット型の電子カルテを叩き
「名前、沢野永遠18歳。主訴、:Sub drop(Domからの分離不安や指令を達成できなかった時に陥いる鬱病のような症状をここでは言う)検査データでいうと1番悪いステージ4ですね。睡眠障害に食欲不振、意欲低下。コミュニケーションとれるでしょうか?」
篠宮の問いに対し、佐川は首をひねり
「難しいな、そいつ。けど、数値が悪いならゆかりの分野じゃないか?」
「まさか。勘弁してくださいよ、あなたこそ難しい時期の10代担当なんですから適任では?」
「おいおい。10代を全部回してくれるなよ」
「わー、ストップストップ。先輩たち、痴話喧嘩は家に帰ってから。ね?」
「「うるさい」」
「ハモってるし…。さすがカップル、、」
「まだカップルではありませんっ結城!」
「えー?おんなじ懐中時計ぶらさげて仲良しアピールしてんのに?」
「こらこら、結城。たったいま指導したとこだぞ。先輩をからかうな。お前もパートナーの話を出されたら気まずいだろ?」
「う…。内緒っす。同じクリニック仲間だけど医療側じゃないんで。ってわけでオレは巡回してきまーす」
そそくさと結城は逃げ、一同の患者の押し付け合いに真中は頭を抱えた
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