離島の監獄で冤罪Ωと医師αが出会ったら、運命の番はそこにいました

さゆり

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がるがる

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一連の様子を椅子に座りモニターで見ていた天使あまつかは苦笑いを浮かべメガネの位置を直した
「青山皐月…ね。なかなか手がかかりそうだ」

重たい腰を持ち上げ立ち上がると準備室へと天使は入っていった
中にはぐったりとしながら最初の両足を開いた格好に戻された皐月と、やや疲れた様子の看護師2人が睨みあっていた

「痛いじゃん!なんであんなことするんだよっまじ変態」
「怒るな怒るな。痛かったよな?前も後ろも綺麗にされてびっくりしたよな?ななちゃん。でも大丈夫リラックス。先生来たから落ち着こう」
「先生、申し訳ございません。処置はクリアしたもののこの通り、がるがるになってます」
「想定内だ。気にするな。問題はこの後だ。まずはもう一度指で慣らすがΩの検診は初らしい」
「「あー…」」

看護師2人は口をそろえて嘆き、三神は薬棚へと走った
「先生、どれ使います?まさか検診未体験とは、、」
「ん?鎮静剤いるか?」
「だってはじめてなんですよね?摘便てきべんで悲鳴をあげるんですよ、彼。僕なら到底耐えられません」
「それは実体験によるものか?」
「う…は、はい。恥ずかしながら…僕は初期検査で失神してます」
「次の発情期はいつだ?」
「まだ1週間あります」
「変調に気づいたらすぐ来なさい。れいとともにな。うまくいけばご褒美に瑞稀みずきにも会わせてやれる」
「分かりました。勤務を合わせます」
「お。タイミングとるのか?三神。頑張れよ」
「分かってます。義務は消えても愛してる方の分身は欲しいですから」

どういうわけだ?さっき子どもが1人いるって

よっぽど不思議な顔をしていたのか、聞いてもいないのに三神が口を開いた
「はじめての子はハイレベルαの精子を使った体外受精です。相手がどこの誰だかは知りません」
「珍しいな?もう話すのか。三神」
「協力しなさそうですから。僕の経験談で少しでも協力的になるのならお安いご用です」

珍しがる天使を横目で見ながら、三神に夢中でいる皐月に隠れてにのまえは鎮静剤の注射を用意した

「零は当時の僕の担当看護師でβです。相性度が低いのかなかなか授からず」
「そ、そうなんだ。その…痛い?」
「何がですか?」
「…えっと、その子作り?」
「あー、セックスですか?まさか。はじめこそ痛かったとは思いますが忘れました。そういうものです。先生はどうですか?」
「くっ…あはは。αの俺に言われてもな?たまに天然だよな?三神。けど、はじめこそ痛がるやつも最後にはめろめろだからな」
「失礼な。まじめですよ、僕は。ニノ先輩は?」
「俺っ?ふはっ…笑いが止まんなくなる。受けてる俺を想像できるか?そう思いません?先生」
「んー…なんとも言えん。そういうのが好きなやつもいるからな」
「勘弁してくださいよ~」

思わず笑いそうな会話に油断していた皐月は左肩に感じた冷たい感触にすっとんきょうな声をあげた
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