7 / 96
オリジナル
⑦ヤリチン×一途(美形×平凡)
しおりを挟む幼少期ネグレクトを受けていた少年(朔夜)。
幸いにも保護され遠縁の老夫婦に引き取られる。養親は優しく大切にしてくれたが、幼心に負った傷は癒えることはなく、愛情に飢えたまま、見た目はかなりのイケメンに成長する。
心の隙間を埋めるため人肌を求めるようになり、かなりのヤリチンに。
そんな朔夜にある日、クラスメイトで名前も覚えてないような平凡(結)が告白してくる。朔夜は男でも女でもヤレれば気にしなかったから、
「付き合うとかは無理だけど……」
って身体だけの付き合いを了承。
他にも沢山のセフレがいたから、気が向いた時だけ結を呼び出して、自分本位で抱くように。
それでも結は何も言わない。むしろ嬉しそう。普通なら何回か寝たら恋人ヅラしてくる奴とか、もっと優しくして欲しいとか要求してくる人間がほとんどなのに、なんで?と不思議に思う朔夜。結に問うてみたところ
「好きだから」
の一言。
好きなら尚更欲張りにならないか?とまた思うも、結は
「付き合えただけで嬉しい。それにそうやって、僕のこと少しでも考えてくれただけで十分」
ってふんわり笑う。
それから何となく結のことを呼び出す頻度が増える朔夜。
見返りを求めてこないのも新鮮だし、わがままも言わない、常に自分のことを優先してくれる結に何かが満たされるのを感じる。
養親にまだ遠慮というかぎこちなさがあって、家の居心地もそんなに良くない朔夜が、いつしか結の傍が一番楽にいられる場所だと気づき、自分が結に惚れているのだと理解する。
それからの行動は早く、今まで体の関係を持っていた人達に別れを告げ、自分の気持ちを結に伝えようとする。
だがそのタイミングで結が学校を数日休んでしまう。どうした事かと思い会いに行きたいが、今まで結を呼び出すばかりで彼の家に行ったことなどないと思い至る。し、なんなら彼の事をほとんど知らないことに愕然とする。
今までの自分の愚かさを嘆いていたら、数日ぶりに結が登校してくる。
喜んだのも束の間。腕を骨折した痛々しい姿をしており、朔夜は慌ててしまう。
「そのケガどうしたんだ!?」
って駆け寄ると、弱々しい笑顔で
「心配してくれるの?嬉しい。ありがとう。でも大丈夫、ちょっとヘマして階段から落ちちゃった」
っていう結。
でも朔夜は絶対嘘って感じてる。幼少期ネグレクトだけじゃなく暴力も受けていたから、事故じゃなくてそっちだって直感してた。
自分の大切な人間を傷付けられたことに腸が煮えくり返りそうになる朔夜。犯人を見つけてボコボコにしないと気が済まないけど、まずは結の方が大事だと優しくしようとした矢先
「ちょっと話があるんだけど……」
って言われて教室から連れ出される。
学校でこんなに接触するの珍しい、と思いながらついて行けば空き教室で。
「話って……」
「もう、セフレ終わりにしよう?」
食い気味にそういう結。
「は?」
って表情を無くす朔夜も見ずに、結は続ける。
「僕こんな腕だし、しばらく相手出来ないと思うし。それに今までだって朔夜くんのこと気持ちよく出来てなかったし。もうやめた方がいいかなって」
笑いながらそう言うけど、声は震えてて。
それにキレる朔夜。
「ふざけんなよ!誰かにそう言うように命令されてんだろ!?なぁ!この怪我だって誰かにやられたんだろ?言えよ!そいつ誰だよ!!」
「……違うよ。誰にもなにも言われてないよ」
「なら、なんで今更……!」
「そんなに僕に構わなくても、朔夜くんには沢山友達とかいるじゃない。大丈夫、ただのクラスメイトに戻るだけだよ」
俯いたままの結。朔夜は詰め寄る。
「本気で言ってんのか?お前も、お前も俺を捨てるのか……?」
「…………ごめんね」
「っ、クソ!!」
結の意思が変わらないと分かるとそう吐き捨て、朔夜は教室を出ていく。
それから2人は話すこともなくなって、朔夜は以前のような生活に逆戻り。
それでも結のことは忘れられないし、アレが結の本心だとも思えないまま。
そんなある日、空き教室で授業をサボっていると、となりの教室から話し声が。
「あの平凡、朔夜の周りから居なくなったね」
「ホント。ボコってやったのが効いたのかも!」
聞き覚えがあるような女子の声。内容に自分の名前が出てきたので、恐らくセフレの1人だったのだろうが、聞き流すことの出来ない話だった。
聞き耳を立てていれば、どうやらその女たちが結に怪我をさせたらしい。しかも自分のせいで。
目の前が真っ赤になって、朔夜は隣の教室に行って思い切り扉を開けた。
その勢いに悲鳴が上がるが関係ない。
女たちに詰め寄って洗いざらい吐かせる。
「次アイツになにかしてみろ。お前たちタダじゃおかねぇ」
涙ぐむ女を睨みつけて、それから大急ぎで教室を飛び出す。
自分のクラスに戻ると結を捕まえてその場で
「っ、好きだ!」
って公開告白。教室中がざわめく中、朔夜は気にせず続ける。
「お前が嘘ついてるのわかってた!それなのにまた大事な人が俺から離れて行くかと思ったら怖くて。ゴメン、俺のせいで怪我までさせて。でも、好きなんだ。他の人間なんてどうでもいい、お前が、お前だけが好きなんだ!だから、離れていかないでくれ!」
ってなりふり構わず縋り付く。
……結局結もずっと朔夜のこと好きだからセフレから恋人に関係は変わるし、愛情に飢えてた朔夜は結の無償の愛を受けたことにより、結に依存ってかものすげー執着しだす。
ちな結が朔夜に惚れた理由は、
朔夜がお年寄りに優しくしてるとこ見かけてギャップにやられたみたいな?
朔夜は老夫婦に育てられたからお年寄りには優しいのだ。
CP名:許斐朔夜×平沢結
2
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる