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リクエスト
③イケおじ×元タチ専(美形×美形)
しおりを挟む顔が良くて昔っからモテていた男(漣)。大学に入って一人暮らしを始めてからは、夜の街に繰り出して適当に誰かをひっかけて食うのが楽しみに。
そんなある日のこと。行きつけのゲイバーに足を運んだ漣は、何人かに声をかけられるも何故かその気にならない。
酒だけ飲んで帰るか……と思っていたら、一人の男が店に入ってくる。
猫背で髪の毛はモッサリ。野暮ったそうな眼鏡をかけたスーツ姿の男(秀美)。周りをキョロキョロと見回している様子から、このような場に慣れていないのだと思った。
何となく気になって目で追っていれば、自分から二つ空けた席に腰掛けた。
チビチビと舐めるように酒を飲む姿を見て、漣は今日はこの男にしようと決める。
普段あまり相手にするタイプではないが、なんとなく興味を引かれる。たまには違うモノも食ってみるかと、秀美に話しかけた。
あれやこれやと話を聞けば、秀美はイケメンより15も上のオッサンで、会社で働くサラリーマンなんだとか。よく上司に叱られていて、今日は気晴らしに飲みに来たと。たまたま入ったこの店がゲイバーだとは知らなかったが、偏見は無いから許して欲しい、と彼は言った。
(なるほどノンケか……)
と思ったが、まあそれも悪くない。自分のテクでトロトロにしてやろう。
漣は違う場所で二人で飲みなおそうと声をかけ、秀美と一緒に店を出た。
歩きながら話していれば、秀美の家がゲイバーから近いことが分かった。彼も了承したことから、酒を買い込んで秀美の家に上がり込んだ。
初めて会っていきなり家に行くのもどうかとは思うが、そこは大学生の身の上。少しでもホテル代が浮くならいいかと深く考えなかった。
他愛もない話を秀美とする。根暗そうな見た目だが、意外と話が合うし、聞き上手でついついどうでもいい事まで喋ってしまう。
楽しくなって酒も進んで、そうしたらいつの間にか記憶が途切れていた。
そして気がついた時、自分の中に何かが埋まっていた。
「…………ぅ、あ?」
「あ、起きたんだ」
ぐちゅ、となにか濡れた音がする。それとやけに体が熱い。
何がどうなっているのかとぼんやりしていれば、
「おーい。しっかりしろよ。まだまだこれからだ、ぞっ……と!!」
「ッあ!?」
体の深いところをナニかで抉られた。瞬間バチッと視界が白く弾ける。
混乱する漣を置き去りにして、秀美(?)は好き勝手に動き出す。
ここでようやく、漣は自分がヤられていることに気づいた。
「て、めぇ!何してんだよ……!!抜け!」
「は、何言ってんだか。食いついて離さないのはお前の方だろ」
鼻で笑う声が聞こえて、ムカついた漣は揺さぶられながら顔を上げる。そこには。
「……は、え?誰だお前……」
モサモサの髪と野暮った眼鏡、草臥れた様子のオッサンがいると思っていたのに、目の前には色気ムンムンのイケおじが。かき上げられた前髪の下は、凛々しい眉毛に少し垂れた甘めの瞳、厚めの唇はなんとも言えずセクシーで、漣は驚きすぎて言葉を無くす。
「どうした?俺があんまりイケメンだから見蕩れたか?」
「ばっ、クソっ!!抜けよテメェ!ぜってえ許さねぇからな!!」
「おーこわ。反撃されそうだなー。でも殴られたくないし、そんな気が無くなるまで体力奪うしかないかなー」
「…………は?」
「イイ声で啼けよ?お前は今から俺のメスになるんだから」
ーーそれから漣は、イケイケな秀美にぐっちゃぐちゃにされて、彼のメスになったのでした。
「ふざけんな!俺はタチだっつーの!」
「はいはい。もう後ろでイクの癖になったくせに何言ってんのー」
「んぃぃい!!」
イケおじ×(元)タチ専イケメン
CP名:吾妻秀美×兵頭漣
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