嫌われ者は異世界で王弟殿下に愛される

希咲さき

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番外編

②※

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「はっ、ァう……ん、ふ」

 荒い息をつく枢。
 それを見やってサラリと髪を梳くと、頬に触れたアシュレイの手のひらに擦り寄る。

「少しは落ち着いたか?」
「ッ、ん……」
「じゃあ続けるぞ」

 言うや否や、アシュレイはまた枢の股間に手を伸ばす。
 くったりと萎れているモノを握り込むと、やわやわと刺激を与える。根元の双球もコリリと優しく揉めば、すぐに元気を取り戻して反り返るソレ。

「ゃ、アぁ‼︎ あっ……んぅ、むッ」
「ふ、ン……」

 嬌声を上げる枢の唇を己のそれで塞ぐと、角度を変えながら何度も咥内をまさぐる。舌の表面をざらりと舐め、口蓋をくすぐり、唾液を流し込む。
 枢は必死にその全部を受け止め、トロリとしたそれを喉を鳴らしてコクコクと飲み込んだ。
 ぷは、と息をついて離れた二人の唇を銀糸が繋ぐ。
 その間もずっとくちくちと音を立てて広げられていた後孔は、すっかりゆるみ切っていた。

「っは、挿れるぞ……」
「ぁ、はァ、ん……、きてっ」

 両手を伸ばして目の前の首にしがみつくと、アシュレイは大きく枢の足を開かせる。
 窄まった場所に触れた灼熱の楔が、ゆっくりと肉襞を押し広げながら挿入されると、ゾワゾワとした快感が腰から全身へと伝播する。

「んンンッ‼︎ ぃ、ひあっ! き、もち……ぃ‼︎」
「ッ、ふ。気持ちいいな……。私も、最高だっ」
「ア、シュレっ! もっと……ぉ‼︎」
「あぁ……ッ」

 促されるまま奥まで押し込むと、次の瞬間にはズルリと入り口近くまで引き抜く。
 張り出したカリ首がヒダをこそぎながら行き来を繰り返し、ぽっちりと存在を主張する敏感なしこりをいたずらに掠め、枢は喘ぐことしかできない。

「あっ、あァンッ‼︎ そこ、ダメっ……! きもちぃから、またイっちゃ……ぁ‼︎」
「まだ、だ……っ‼︎ 私と一緒にイこうな?」
「っ‼︎ ん! ぅん……‼︎」

 荒い息遣いと、肌と肌がぶつかる音。それから接合部から響く淫らな水音。
 聴覚から、しっかりと掴まれた腿から、穿たれるナカから。アシュレイに犯されて快楽の坩堝から抜け出せない。

 そうしていると一際強い刺激が枢を襲う。

「ぅ、ひぃ……あぁあッ‼︎ ァ、シュレイ……‼︎」
「っカナメ、カナメ……ッ‼︎」
「アシュレイ、っ‼︎ きてッ、いっしょに……!」
「はっ、いくぞ……ッ‼︎」
「ア、アッぁ‼︎ ぁう、ゃ! くる、来ちゃ……っぃ、ひ‼︎ あ、あァァン……ッ‼︎」
「っく……‼︎」

 ゴリっと最奥を突き上げられた瞬間、甲高い声を上げて枢は絶頂する。ぎゅうっと収縮した内壁に追い立てられ、アシュレイも一拍置いて吐精した。

「ん、は……ぁ」
「……大丈夫か?」
「んぅ。……だいじょぶ」

 胸を大きく上下させながら、トロリとした表情で答える枢。全身を薔薇色に染め色香を漂わせるその様子は、アシュレイの雄を刺激する。

 ポヤポヤしたままの枢の頬に手を当て、薄く開かれた唇を親指でなぞると、カプリと指先に噛み付かれた。

「っ、カナメ?」
「む、ぅん……?」

 軽く歯を立てたかと思うと、れる……と舐められる。それから咥内に含むと、ちゅぷちゅぷと音をもらしながら吸い付き出した。

「ンッ、ん……ふ、ぁむ……」

 鼻にかかった声を零しながらも夢中でアシュレイの指を舐める枢。
 その口端から唾液がタラリと垂れるのを見た瞬間、アシュレイの中の獣が唸りを上げた。

「ん⁉︎ ふぅ、っン⁉︎ あ、しゅ……ッ‼︎」
「今のはお前が悪い」

 ガブッと噛み付くようなキスをされて、ふわふわとしていた意識がハッキリとする。
 見開いた瞳に飛び込んできたのは、獲物を仕留めようとする狼の眼光。
 射抜かれた途端、背筋に怖気とも歓喜ともつかぬ震えが走る。

 ぐるりとうつ伏せにひっくり返され、うなじにかかる吐息を感じた瞬間、"食われるのだ"と理解した。
 やわく歯を立てられると同時に、胎の奥がキュゥと寂しさを訴える。
 "早くここを埋めろ""腹を満たせ"と。

 ……枢は本能に従うことにした。

 ーーーー本日は枢の誕生日。いつもより貪欲になっても誰にも咎められはしないのだ。
 そうしてつがいは、心ゆくまで互いを貪り合ったのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

てことで枢の誕生日(5/20)のお話でした。
一応番外編は、本編終了後から時系列順で進めていってるので、現実の季節感とは全くリンクしてません。

イチャイチャラブラブしている二人は健康にいいですね!(??)
もっと二人の糖度を上げたい作者でした。
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