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サンザニアの山
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朝起きて、サンザニアの山に向かうのに、
馬車を借りて、サンザニアに向かう。
「サンザニア行きの汽車てないの?」とアシュレイが言う。
「ない、汽車は」とハヤテが言う。
「ところで、アスラン王はどこに」とハヤテが聞く。
「アスラン王は、城じゃないの?」とリーサナが言う。
「そうですよ。城にいるはずですよ。」と
リュークも、同じ事を言う。
(そうか、あれは、やっぱり幻想だったのか?それにしては、かなり痛たかった。)とハヤテが、心の中で言う。
「誰に、殴られたんだ。その顔のあざ」と
マイトが、ハヤテに聞く。
「言ったら、笑い者にされるから、言わない。」とハヤテが、マイトに言った。
「それより、暖かい飲み物は、いかが?」とリュークが言う。
「私、飲みたい」とアシュレイが言うと、
その後、みんなに、リュークがポットから
ミルクティーを、みんなに入れて、あげて
コップを渡していた。
「とっても、美味しい。」とアシュレイが言う。
「温まるでしょう。」とリュークが言う。
ゆっくりと、ミルクティーを、みんなは、
堪能していた。
サンザニアの近くまで来ると、雪景色に
変わった。
みんなは、毛布に包まりながら、景色を
見つめたりしていた。
「冬は、寒いけど、この山の寒さは、かなり寒い。」とマイトが、毛布に包まれながらも、震えていた。
「もうすぐ、この峠を超えたら、村ですよ。」とリュークが、指をさして言う。
「リュークさんは、いつ?アシュレイざに、気持ちを伝えるのですか?」とリーサナが、リュークの耳元に、そっと伝えて来た。
「それは……そのうちに」とリュークが言うと、耳が赤くなっていた。
「ふふふ」とリーサナが、不気味な笑い方をしていた。
「何か、いい事あったの?」とアシュレイが聞く。
「何も」とリーサナが、誤魔化した。
そして、タンザニアに到着した。
「今夜、泊まる所あるのかな?」とリーサナが、心配して聞く。
「さあ、とにかく馬車から降りて、村を見て周りましょうか?」とリュークが、提案して、村をみんなで見て回った。
その頃、アスラン王は、仕事が手につかずにいた。
大広で、大臣の話しを聞かずに、考え事を
していた。
(確かに、アシュレイの元にいて、ハヤテを殴った。痛みも残ってるし、走って息も上がっていた。その前に、どうやって、
アシュレイの元に、一瞬だけだったけど、
行けたのか?不思議だ。)とアスラン王が
頭の中で考えていた。
「アスラン王殿」とふっと我に返ると、
大臣に、何回も名前を呼ばれていた。
「どうなさったのですか?」と大臣の一人が言う。
「ちょっと、考え事をしていた。」とアスラン王が言う。
「何だったかな?」とアスラン王は、大臣の話しを聞き直す。
「いいですか?民の病が、流行っていると
聞きます。薬の手配をされるのに、貿易を
しなければなりません。
どこと、貿易をしますか?と私は、お聞きしたのですよ。」と大臣が、怒ったように
アスラン王に言う。
「それは、すまなかった。」とアスラン王が謝る。
「オスカー王に、手紙を書いて、貿易の
ルートを探す。」とアスラン王が答える。
「他には?」とアスラン王が、大臣達に
訪ねた。
「婚約者は、もう、お決めになられましたか?」と大臣のジャカルが言う。
(やっぱり、この質問が来るのか)とアスラン王は、ため息をつく。
「前にも、言ったハズだ。私は、婚約は
しない。」とアスラン王が、はっきり大臣達に言い、大臣達よりも、今日は早く退場した。
アスラン王は、部屋に行き、荷物を詰め込んでいる所を、執事に見つかり、お叱りを
受けていた。
「王が、旅に出るなんてなりません。」と
執事に言われていた。
「みんなの安否が、気になるのだ。」と
アスラン王が言っても、執事には、通用しなかった。
(駄目か)とアスラン王は、ショックを受ける。
アシュレイは、雪に触るのは、初めてだったから、嬉しくて、雪だるまを作った。
それを見て、リーサナも雪だるまを作る。
「見てみてと、」リーサナが言う。
(ここは、当てないと)とマイトが、考え
ながら言う。
「ネズミかな」とマイトが言う。
「耳がまーるい生き物だよね。熊」とアシュレイが言う。
「二人とも、全然違う、これは犬よ。」と
リーサナが言う。
「えっ犬」とマイトが言う。
「リーサナに、聞こえるよ。」とアシュレイが、小声で言う。
「今夜泊めてくれる所を、見つけて来た。」とリュークが言う。
そこは、ログハウスの家に、トナカイが
繋いであった。
「すみません。さっきほどの旅の者です。」とリュークが言うと、家の中から
白い髭をはやした、お爺さんが玄関から
出て来た。
「先程の旅の方どうぞ、中に入って」と
お爺さんが言うと、部屋の中に入れてくれた。
中に入ると、木に飾りがしてあった。
その周りには、赤い靴下がぶら下がっていた。
「その靴下は?」とアシュレイが聞く。
「ああ、これかい、その靴下には、お菓子を入れる用の靴下だよ。」とお爺さんが言う。
「外にいた、トナカイは、飼っているのですか?」とハヤテが聞く。
「トナカイ達は、毎年一年に、一度の仕事のために、飼っている。」とお爺さんが言う。
「部屋に案内をしょう。」とお爺さんが言うと、二階に案内をしてくれた。
みんな一部屋ずつ、貸してくれた。
「いいのですか?一部屋ずつお借りしても」とお爺さんに、リュークが言う。
「一人で暮らしているから、お客は、滅多に来ない。今夜は、久しぶりの客人だ。」とお爺さんが言う。
「安心して、料理はコックが、ちゃんといるから」とお爺さんが言う。
「お爺さんは、ここに暮らして長いの?」
とアシュレイが聞く。
「もう何年も、ここにいる。」とお爺さんが椅子に座ったまま、話していた。
「そうそう、今夜は、オーロラが綺麗だよ。」とお爺さんが言う。
「夕食食べたら、是非見たい。」とアシュレイとリーサナが、同時に言った。
そして、夕食を長いテーブルを囲い、食事を食べる。
アシュレイは、まだ、ナイフとフォークの
使い方が、ぎこちないが、頑張って使いなせるように、努力していた。
チキンの骨付き肉に、アシュレイが、かじりついていた。
「美味しい。お肉にかじりつくのは、サイコ」とアシュレイが言う。
「まだ、まだ、お変わりありますよ。
遠慮なく言って下さい。」と料理人が言う
「ありがとう、ございます。」とリュークが言う。
食べて終わってから、オーロラを見た。
「これが、オーロラ、カーテンのように
動きながら、輝いている。」とアシュレイが言う。
「とっても、綺麗だけど…寒い。」とリーサナが言う。
二人は、部屋に入ると、だんどの前で、温まる。「あったかい。」とリーサナとアシュレイが、同じように言っていた。
男性達は、部屋で、くつろいでいた。
マイトは、ベッドで寝ている。
ハヤテは、お金を机の上に並べて数えていた。
リュークは、地図を広げて見ていた。
アシュレイとリーサナも、充分に温まってから、部屋に行く。
アシュレイは、眠りについた。
夢の中で、白い魔女に出逢う。
「ようこそ、アシュレイ•クラーク」と魔女が、アシュレイの名前を読んだ。
「なぜ?私の名前を、知っているの?」と
アシュレイが言う。
「何でも、知ってる。」と魔女が水晶玉を
白い服の袖から、取り出した。
「見てみるかい。」と魔女が、アシュレイを誘う。
「はい。」とアシュレイが言うと、水晶の
中を覗き込むと、アスラン王が、アシュレイが石に変えられた事に、ショックを受けていた。
「なぜ、石にされたんだ。俺が仕事を早く終わらせていれば、石に変えられずに済んだかも、しれないのに」とアスラン王は、
自分自身を、責めていた。
「そんな」とアシュレイが言うと、水晶玉から、離れた。
「何を、見たのか?私には、わかる。」と
魔女が言うと、リュークが、魔法で呪文を
唱え、魔女の水晶玉を割る。
「何て事をする。」と魔女が、リュークを
睨みつける。
「アシュレイ、魔女から、離れろ」とリュークが言う。
「これは、夢じゃないの?」とアシュレイが聞く。
「夢の中だけど、魔女は本物だ。」とリュークが言う。
「石になる力もあるの?」とアシュレイが
リュークに聞く。
「魔女は、何でも出来る。魔術師とは、違って」とリュークが言う。
アシュレイは、リュークの後ろに隠れた。
(とにかく、アシュレイさんを、守らなければ)とリュークが、心の中で言う。
魔女が、にこり不気味な笑みを、浮かべている。
「殺したりはしない。」と魔女が言う。
「じゃ目的は、何だ。」とリュークが聞く
「アスラン王は、アシュレイ•クラークに、魔法をかけて、まだ、魔法を解いては
いない。
勿論、それを解くことが、出来るのは、
かけた本人だけ」と魔女が言う。
「そういえば、ミランダ王女も同じ事を、なぜ、アスラン王は、私に魔法を…」とアシュレイが、魔女に訪ねる。
「さあ、それを知っているのは、かけた本人だけだから」と魔女が言う。
「こっちに、おいで」と魔女が言う。
「大丈夫、一瞬だけしか、私も魔法は使えない。」と魔女が、アシュレイに言うと、
アシュレイに、魔法を掛けると、アスラン王の寝ている上に、重なるようにのり、ドスンと布団の上に落ちる音がした。
アスラン王が、びっくりして目を覚ますが
アシュレイが、布団の上に乗っかっているために、身動きが取れずにいた。
アシュレイは、慌てて布団から降りた。
アスラン王が、起き上がる。
「アア…アシュレイ」とアスラン王が、驚きながら、アシュレイの名前を呼んでいた
「なぜ、ここにいるのだ。」とアスラン王が言う。
「アスラン王に、お願いがあるの私に、かけた魔法を、解いて欲しい。」とアシュレイが、アスラン王に言う。
「何、魔法?」とアスラン王が言う。
「アスラン王は、私に魔法を昔かけられて、そのままになってるて、魔女が言ってた。」とアシュレイが、アスラン王に説明した。
「ごめん、魔法を掛けたとしても、どんな魔法を掛けたのか?思い出せない。」と
アスラン王が、アシュレイに言う。
「ミランダ王女がいれば、どんな魔法を、
俺が、掛けたのかを、過去を見られるその
物が、ミランダの城にはある。
その物があっても、ミランダ王女の魔法が
ないと、見る事が出来ないのだ。」とアスラン王が言う。
「俺も、アシュレイに掛けた魔法を、思い出してはみる。」とアスラン王が言うと、
アシュレイが、消えかかっていた。
「わかった。」とアシュレイが、そう言い
アスラン王から、姿を消した。
「どうでした?魔法は、解いて貰えましたか?」とリュークが、アシュレイに訪ねる
「ううん、駄目だった。かけた、アスラン王が、何の呪文を使ったのか?覚えてないと言っていた。」とアシュレイが言う。
「魔女さんは、この指輪を外す事は、出来ますか?」とアシュレイは、魔女に、アスラン王の王家の紋章の指輪を見せた。
「それは、無理だ。だけど一つ方法がある。」と魔女が言う。
リュークは、外し方を知っているから、焦り出す。
「ああ、そろそろ、アシュレイ起きたら
どうかな?」とリュークが言う。
「何で、指輪の外す方法聞いてないよ。」とアシュレイが言う。
「それじゃ、魔女さんまた。」とリュークがアシュレイを連れて行き、夢から覚めた
(ああ、リュークさんが、邪魔しなければ
指輪の外し方を聞けたのに)と、アシュレイは、頬っぺたを膨らませていた。
そして、起き上がり、服を着替えて、部屋から出る。
長いテーブルを囲み、みんなは、席についていた。
アシュレイも、席につくと、その後から
遅れて、リュークも来て席についた。
その後、朝食が運ばれて来た。
「あの今日は、お爺さんは?」とリーサナが聞く。
「ああ、昨日は、年に一度の仕事をしたから、疲れて眠りについているよ。」とこの
家の使えている、叔父さんが、教えてくれた。
「トナカイ達にも、餌を運んでやらないと」そう言って、この家に、使えている、
叔父さんは、餌を持って、外に行った。
みんなは、朝食を食べている。
あったかい、入れたてのコーヒーを、アシュレイとマイトは、飲んだりしていた。
その後は、帰る準備を初めていると、魔法書の使いの人がやって来て、ソリを片づける手伝いを、外でやっていた。
窓から、その様子をアシュレイが、見ていた。
「へー、魔法書の仕事て、こう言う仕事も
やっているのか?大変だな。」とアシュレイは、部屋で独り言を言っていた。
みんなは、支度をして、外で待っていた。
アシュレイも、遅れて後から、みんなの所に合流した。
「じゃ、お世話になりました。お爺さんにも宜しくお伝え下さい。」とリュークが、家に使えている。叔父さんに、お礼を言った。
その後は、馬車に乗って来た道を帰る。
途中に、リーサナが、「そう言えば、
この雪景色を見て思ったのですが、物語でこういう話しが、ありましたよね。」とリーサナが言う。
誰も答えないので、リーサナが話しを一人続ける。
「確か、雪の王女が好きになった。
男性を、雪の中に閉じ込める話しを、思い出しました。」とリーサナが言う。
「もっと、楽しい話しをしょうよ。」とマイトが言う。
「峠を越えると、魔物が実現するそうですよ。」とリーサナが言うと、みんな当たりを警戒する。
「嫌だな。名神ですよ。」とリーサナが言う。
「それは、名神ではないような。気がしますよ。」とリュークが言うと、突然叫び声が、山全体に響き渡って聴こえて来た。
「これって、もしかして、魔物の声」とリーサナが、急に怖がり出す。
「ハヤテさん、馬車を頼みます。
私は、魔物を引き付けます。」とリュークが言う。
「私も、手伝います。」とアシュレイが言う。
リュークとアシュレイは、魔法で宙に浮かび上がり、魔物に魔法を掛けて、時間稼ぎをした。
魔物は、かなり強い攻撃魔法を、唱えても
ダメージを、与える事もできなかった。
魔法を、使い過ぎて、リュークとアシュレイは、その場に横たわる。
そこに、アスラン王が、リュークを起こし
リュークが目を覚ました。
リュークは、アシュレイを起こす。
「アシュレイさん、起きて下さい。」と
言われて、周りをキョロキョロ見て、
「あれ、魔物はどこ?」とアシュレイが言う。
「何を言っているのですか?
魔法書の方が、ドラゴンで、魔法書まで
送ってくれていますよ。」とリュークが言う。
「そう、ドラゴンで送ってくれてるんだ。」とアシュレイが、寝ぼけじゃまに
言う。「ドラゴン」と繰り返し言って、
アシュレイは、今、ドラゴンの上に乗っている事を、思い出した。
魔物の声だと思っていたのは、実は、ドラゴンの鳴き声だった。
アシュレイは、ドラゴンの椅子に、シートベルトがつけられた、状態で座らされていた。
「ドラゴンて、早いね。」とリーサナが、
アシュレイに声を掛けた。
「そうだね。」とアシュレイが、苦笑いを
しながら、リーサナに答えていた。
「もうすぐ、魔法書に到着しますよ。」と
魔法書の人がいう。
「ドラゴンは、早いですね。普通なら二週間近く掛かる所を、一時間ぐらいで魔法書まで、帰って来られるなんて、凄い乗り物です。」とリュークが言う。
「このドラゴンて、新聞に載っていたあの、ドラゴンですか?」とアシュレイが、
魔法書に訪ねた。
「そうだよ。お嬢さん」と魔法書の人が答える。
「どうやって、手名付けたのですか?」と
リーサナが、魔法書の人に聞く。
「それは、企業秘密。」と魔法書の人に言われる。
「君たち魔法書から、どこに向かうの?」と魔法書の方が訪ねる。
「私達は、アルスタニャ王国に帰る途中です。」とリュークが言う。
「帰るのを辞めた方がいいな。」と魔法書の方に言われる。
「なぜですか?」とリュークとアシュレイが同時に、同じ事を言う。
「あの国では、今、流行り病いに苦しんでいる。国民がいるから、治す治療もまだ、見つかって、いないとか聞く。」と魔法書の方がそう言う。
「私こっちに、残ろうかな。」とリーサナが突然そう言う。
「俺は、元々こっち方面だったから」とハヤテが言う。
「僕も、リーサナが残るのなら、それに、女の子が一人でいるのは、危険だから」と
マイトが言う。
「アシュレイさんは、どうしますか?」と
リュークが、訪ねる。
「私は、アルスタニャ国に行きます。」と
アシュレイが言う。
「じゃ、私と一緒に」とリュークが言う。
魔法書に到着して、みんなが、ドラゴンから降りる。
「俺は、先に行くよ。じゃまたな。」と
ハヤテが荷物を肩にかつぎ、町の方に向かって歩いて行く。
「アシュレイさん、アシュレイさんは、
また、旅に出ますよね。」とリーサナが、
別れる前に聞いて来る。
「勿論、旅にでる。」とアシュレイが言う。
「下部妖精を飛ばすよ。」とアシュレイが
言う。
「了解です。」とリーサナがマイトと、一緒に、荷物を持って、町の方に歩いて行った。
「じゃ、私達も行きましょうか?」と、
リュークが言う、荷物を持って、駅に行き
汽車を待つ。
「アシュレイさんは、今ならまだ、引き返せますよ。」とリュークが言う。
「私は、それでも行きます。」とアシュレイが言う。
「それは、アスラン王に会いたいから、ですか?」とリュークが、アシュレイに訪ねた。
「それは、わからない。」とアシュレイが言う。
「えっ、わからないのですか?アシュレイさんは、アスラン王の事が、好きじゃないのですか?」とリュークが、アシュレイに
言う。
「好きか、嫌いかなんて、わからない。」とアシュレイが言う。
「ただ、友達ていうか、大切な仲間なんだよね。」とアシュレイが言う。
そうしていると、アルスタニャ国に向かう
汽車が駅のホームに、入って来ていた。
馬車を借りて、サンザニアに向かう。
「サンザニア行きの汽車てないの?」とアシュレイが言う。
「ない、汽車は」とハヤテが言う。
「ところで、アスラン王はどこに」とハヤテが聞く。
「アスラン王は、城じゃないの?」とリーサナが言う。
「そうですよ。城にいるはずですよ。」と
リュークも、同じ事を言う。
(そうか、あれは、やっぱり幻想だったのか?それにしては、かなり痛たかった。)とハヤテが、心の中で言う。
「誰に、殴られたんだ。その顔のあざ」と
マイトが、ハヤテに聞く。
「言ったら、笑い者にされるから、言わない。」とハヤテが、マイトに言った。
「それより、暖かい飲み物は、いかが?」とリュークが言う。
「私、飲みたい」とアシュレイが言うと、
その後、みんなに、リュークがポットから
ミルクティーを、みんなに入れて、あげて
コップを渡していた。
「とっても、美味しい。」とアシュレイが言う。
「温まるでしょう。」とリュークが言う。
ゆっくりと、ミルクティーを、みんなは、
堪能していた。
サンザニアの近くまで来ると、雪景色に
変わった。
みんなは、毛布に包まりながら、景色を
見つめたりしていた。
「冬は、寒いけど、この山の寒さは、かなり寒い。」とマイトが、毛布に包まれながらも、震えていた。
「もうすぐ、この峠を超えたら、村ですよ。」とリュークが、指をさして言う。
「リュークさんは、いつ?アシュレイざに、気持ちを伝えるのですか?」とリーサナが、リュークの耳元に、そっと伝えて来た。
「それは……そのうちに」とリュークが言うと、耳が赤くなっていた。
「ふふふ」とリーサナが、不気味な笑い方をしていた。
「何か、いい事あったの?」とアシュレイが聞く。
「何も」とリーサナが、誤魔化した。
そして、タンザニアに到着した。
「今夜、泊まる所あるのかな?」とリーサナが、心配して聞く。
「さあ、とにかく馬車から降りて、村を見て周りましょうか?」とリュークが、提案して、村をみんなで見て回った。
その頃、アスラン王は、仕事が手につかずにいた。
大広で、大臣の話しを聞かずに、考え事を
していた。
(確かに、アシュレイの元にいて、ハヤテを殴った。痛みも残ってるし、走って息も上がっていた。その前に、どうやって、
アシュレイの元に、一瞬だけだったけど、
行けたのか?不思議だ。)とアスラン王が
頭の中で考えていた。
「アスラン王殿」とふっと我に返ると、
大臣に、何回も名前を呼ばれていた。
「どうなさったのですか?」と大臣の一人が言う。
「ちょっと、考え事をしていた。」とアスラン王が言う。
「何だったかな?」とアスラン王は、大臣の話しを聞き直す。
「いいですか?民の病が、流行っていると
聞きます。薬の手配をされるのに、貿易を
しなければなりません。
どこと、貿易をしますか?と私は、お聞きしたのですよ。」と大臣が、怒ったように
アスラン王に言う。
「それは、すまなかった。」とアスラン王が謝る。
「オスカー王に、手紙を書いて、貿易の
ルートを探す。」とアスラン王が答える。
「他には?」とアスラン王が、大臣達に
訪ねた。
「婚約者は、もう、お決めになられましたか?」と大臣のジャカルが言う。
(やっぱり、この質問が来るのか)とアスラン王は、ため息をつく。
「前にも、言ったハズだ。私は、婚約は
しない。」とアスラン王が、はっきり大臣達に言い、大臣達よりも、今日は早く退場した。
アスラン王は、部屋に行き、荷物を詰め込んでいる所を、執事に見つかり、お叱りを
受けていた。
「王が、旅に出るなんてなりません。」と
執事に言われていた。
「みんなの安否が、気になるのだ。」と
アスラン王が言っても、執事には、通用しなかった。
(駄目か)とアスラン王は、ショックを受ける。
アシュレイは、雪に触るのは、初めてだったから、嬉しくて、雪だるまを作った。
それを見て、リーサナも雪だるまを作る。
「見てみてと、」リーサナが言う。
(ここは、当てないと)とマイトが、考え
ながら言う。
「ネズミかな」とマイトが言う。
「耳がまーるい生き物だよね。熊」とアシュレイが言う。
「二人とも、全然違う、これは犬よ。」と
リーサナが言う。
「えっ犬」とマイトが言う。
「リーサナに、聞こえるよ。」とアシュレイが、小声で言う。
「今夜泊めてくれる所を、見つけて来た。」とリュークが言う。
そこは、ログハウスの家に、トナカイが
繋いであった。
「すみません。さっきほどの旅の者です。」とリュークが言うと、家の中から
白い髭をはやした、お爺さんが玄関から
出て来た。
「先程の旅の方どうぞ、中に入って」と
お爺さんが言うと、部屋の中に入れてくれた。
中に入ると、木に飾りがしてあった。
その周りには、赤い靴下がぶら下がっていた。
「その靴下は?」とアシュレイが聞く。
「ああ、これかい、その靴下には、お菓子を入れる用の靴下だよ。」とお爺さんが言う。
「外にいた、トナカイは、飼っているのですか?」とハヤテが聞く。
「トナカイ達は、毎年一年に、一度の仕事のために、飼っている。」とお爺さんが言う。
「部屋に案内をしょう。」とお爺さんが言うと、二階に案内をしてくれた。
みんな一部屋ずつ、貸してくれた。
「いいのですか?一部屋ずつお借りしても」とお爺さんに、リュークが言う。
「一人で暮らしているから、お客は、滅多に来ない。今夜は、久しぶりの客人だ。」とお爺さんが言う。
「安心して、料理はコックが、ちゃんといるから」とお爺さんが言う。
「お爺さんは、ここに暮らして長いの?」
とアシュレイが聞く。
「もう何年も、ここにいる。」とお爺さんが椅子に座ったまま、話していた。
「そうそう、今夜は、オーロラが綺麗だよ。」とお爺さんが言う。
「夕食食べたら、是非見たい。」とアシュレイとリーサナが、同時に言った。
そして、夕食を長いテーブルを囲い、食事を食べる。
アシュレイは、まだ、ナイフとフォークの
使い方が、ぎこちないが、頑張って使いなせるように、努力していた。
チキンの骨付き肉に、アシュレイが、かじりついていた。
「美味しい。お肉にかじりつくのは、サイコ」とアシュレイが言う。
「まだ、まだ、お変わりありますよ。
遠慮なく言って下さい。」と料理人が言う
「ありがとう、ございます。」とリュークが言う。
食べて終わってから、オーロラを見た。
「これが、オーロラ、カーテンのように
動きながら、輝いている。」とアシュレイが言う。
「とっても、綺麗だけど…寒い。」とリーサナが言う。
二人は、部屋に入ると、だんどの前で、温まる。「あったかい。」とリーサナとアシュレイが、同じように言っていた。
男性達は、部屋で、くつろいでいた。
マイトは、ベッドで寝ている。
ハヤテは、お金を机の上に並べて数えていた。
リュークは、地図を広げて見ていた。
アシュレイとリーサナも、充分に温まってから、部屋に行く。
アシュレイは、眠りについた。
夢の中で、白い魔女に出逢う。
「ようこそ、アシュレイ•クラーク」と魔女が、アシュレイの名前を読んだ。
「なぜ?私の名前を、知っているの?」と
アシュレイが言う。
「何でも、知ってる。」と魔女が水晶玉を
白い服の袖から、取り出した。
「見てみるかい。」と魔女が、アシュレイを誘う。
「はい。」とアシュレイが言うと、水晶の
中を覗き込むと、アスラン王が、アシュレイが石に変えられた事に、ショックを受けていた。
「なぜ、石にされたんだ。俺が仕事を早く終わらせていれば、石に変えられずに済んだかも、しれないのに」とアスラン王は、
自分自身を、責めていた。
「そんな」とアシュレイが言うと、水晶玉から、離れた。
「何を、見たのか?私には、わかる。」と
魔女が言うと、リュークが、魔法で呪文を
唱え、魔女の水晶玉を割る。
「何て事をする。」と魔女が、リュークを
睨みつける。
「アシュレイ、魔女から、離れろ」とリュークが言う。
「これは、夢じゃないの?」とアシュレイが聞く。
「夢の中だけど、魔女は本物だ。」とリュークが言う。
「石になる力もあるの?」とアシュレイが
リュークに聞く。
「魔女は、何でも出来る。魔術師とは、違って」とリュークが言う。
アシュレイは、リュークの後ろに隠れた。
(とにかく、アシュレイさんを、守らなければ)とリュークが、心の中で言う。
魔女が、にこり不気味な笑みを、浮かべている。
「殺したりはしない。」と魔女が言う。
「じゃ目的は、何だ。」とリュークが聞く
「アスラン王は、アシュレイ•クラークに、魔法をかけて、まだ、魔法を解いては
いない。
勿論、それを解くことが、出来るのは、
かけた本人だけ」と魔女が言う。
「そういえば、ミランダ王女も同じ事を、なぜ、アスラン王は、私に魔法を…」とアシュレイが、魔女に訪ねる。
「さあ、それを知っているのは、かけた本人だけだから」と魔女が言う。
「こっちに、おいで」と魔女が言う。
「大丈夫、一瞬だけしか、私も魔法は使えない。」と魔女が、アシュレイに言うと、
アシュレイに、魔法を掛けると、アスラン王の寝ている上に、重なるようにのり、ドスンと布団の上に落ちる音がした。
アスラン王が、びっくりして目を覚ますが
アシュレイが、布団の上に乗っかっているために、身動きが取れずにいた。
アシュレイは、慌てて布団から降りた。
アスラン王が、起き上がる。
「アア…アシュレイ」とアスラン王が、驚きながら、アシュレイの名前を呼んでいた
「なぜ、ここにいるのだ。」とアスラン王が言う。
「アスラン王に、お願いがあるの私に、かけた魔法を、解いて欲しい。」とアシュレイが、アスラン王に言う。
「何、魔法?」とアスラン王が言う。
「アスラン王は、私に魔法を昔かけられて、そのままになってるて、魔女が言ってた。」とアシュレイが、アスラン王に説明した。
「ごめん、魔法を掛けたとしても、どんな魔法を掛けたのか?思い出せない。」と
アスラン王が、アシュレイに言う。
「ミランダ王女がいれば、どんな魔法を、
俺が、掛けたのかを、過去を見られるその
物が、ミランダの城にはある。
その物があっても、ミランダ王女の魔法が
ないと、見る事が出来ないのだ。」とアスラン王が言う。
「俺も、アシュレイに掛けた魔法を、思い出してはみる。」とアスラン王が言うと、
アシュレイが、消えかかっていた。
「わかった。」とアシュレイが、そう言い
アスラン王から、姿を消した。
「どうでした?魔法は、解いて貰えましたか?」とリュークが、アシュレイに訪ねる
「ううん、駄目だった。かけた、アスラン王が、何の呪文を使ったのか?覚えてないと言っていた。」とアシュレイが言う。
「魔女さんは、この指輪を外す事は、出来ますか?」とアシュレイは、魔女に、アスラン王の王家の紋章の指輪を見せた。
「それは、無理だ。だけど一つ方法がある。」と魔女が言う。
リュークは、外し方を知っているから、焦り出す。
「ああ、そろそろ、アシュレイ起きたら
どうかな?」とリュークが言う。
「何で、指輪の外す方法聞いてないよ。」とアシュレイが言う。
「それじゃ、魔女さんまた。」とリュークがアシュレイを連れて行き、夢から覚めた
(ああ、リュークさんが、邪魔しなければ
指輪の外し方を聞けたのに)と、アシュレイは、頬っぺたを膨らませていた。
そして、起き上がり、服を着替えて、部屋から出る。
長いテーブルを囲み、みんなは、席についていた。
アシュレイも、席につくと、その後から
遅れて、リュークも来て席についた。
その後、朝食が運ばれて来た。
「あの今日は、お爺さんは?」とリーサナが聞く。
「ああ、昨日は、年に一度の仕事をしたから、疲れて眠りについているよ。」とこの
家の使えている、叔父さんが、教えてくれた。
「トナカイ達にも、餌を運んでやらないと」そう言って、この家に、使えている、
叔父さんは、餌を持って、外に行った。
みんなは、朝食を食べている。
あったかい、入れたてのコーヒーを、アシュレイとマイトは、飲んだりしていた。
その後は、帰る準備を初めていると、魔法書の使いの人がやって来て、ソリを片づける手伝いを、外でやっていた。
窓から、その様子をアシュレイが、見ていた。
「へー、魔法書の仕事て、こう言う仕事も
やっているのか?大変だな。」とアシュレイは、部屋で独り言を言っていた。
みんなは、支度をして、外で待っていた。
アシュレイも、遅れて後から、みんなの所に合流した。
「じゃ、お世話になりました。お爺さんにも宜しくお伝え下さい。」とリュークが、家に使えている。叔父さんに、お礼を言った。
その後は、馬車に乗って来た道を帰る。
途中に、リーサナが、「そう言えば、
この雪景色を見て思ったのですが、物語でこういう話しが、ありましたよね。」とリーサナが言う。
誰も答えないので、リーサナが話しを一人続ける。
「確か、雪の王女が好きになった。
男性を、雪の中に閉じ込める話しを、思い出しました。」とリーサナが言う。
「もっと、楽しい話しをしょうよ。」とマイトが言う。
「峠を越えると、魔物が実現するそうですよ。」とリーサナが言うと、みんな当たりを警戒する。
「嫌だな。名神ですよ。」とリーサナが言う。
「それは、名神ではないような。気がしますよ。」とリュークが言うと、突然叫び声が、山全体に響き渡って聴こえて来た。
「これって、もしかして、魔物の声」とリーサナが、急に怖がり出す。
「ハヤテさん、馬車を頼みます。
私は、魔物を引き付けます。」とリュークが言う。
「私も、手伝います。」とアシュレイが言う。
リュークとアシュレイは、魔法で宙に浮かび上がり、魔物に魔法を掛けて、時間稼ぎをした。
魔物は、かなり強い攻撃魔法を、唱えても
ダメージを、与える事もできなかった。
魔法を、使い過ぎて、リュークとアシュレイは、その場に横たわる。
そこに、アスラン王が、リュークを起こし
リュークが目を覚ました。
リュークは、アシュレイを起こす。
「アシュレイさん、起きて下さい。」と
言われて、周りをキョロキョロ見て、
「あれ、魔物はどこ?」とアシュレイが言う。
「何を言っているのですか?
魔法書の方が、ドラゴンで、魔法書まで
送ってくれていますよ。」とリュークが言う。
「そう、ドラゴンで送ってくれてるんだ。」とアシュレイが、寝ぼけじゃまに
言う。「ドラゴン」と繰り返し言って、
アシュレイは、今、ドラゴンの上に乗っている事を、思い出した。
魔物の声だと思っていたのは、実は、ドラゴンの鳴き声だった。
アシュレイは、ドラゴンの椅子に、シートベルトがつけられた、状態で座らされていた。
「ドラゴンて、早いね。」とリーサナが、
アシュレイに声を掛けた。
「そうだね。」とアシュレイが、苦笑いを
しながら、リーサナに答えていた。
「もうすぐ、魔法書に到着しますよ。」と
魔法書の人がいう。
「ドラゴンは、早いですね。普通なら二週間近く掛かる所を、一時間ぐらいで魔法書まで、帰って来られるなんて、凄い乗り物です。」とリュークが言う。
「このドラゴンて、新聞に載っていたあの、ドラゴンですか?」とアシュレイが、
魔法書に訪ねた。
「そうだよ。お嬢さん」と魔法書の人が答える。
「どうやって、手名付けたのですか?」と
リーサナが、魔法書の人に聞く。
「それは、企業秘密。」と魔法書の人に言われる。
「君たち魔法書から、どこに向かうの?」と魔法書の方が訪ねる。
「私達は、アルスタニャ王国に帰る途中です。」とリュークが言う。
「帰るのを辞めた方がいいな。」と魔法書の方に言われる。
「なぜですか?」とリュークとアシュレイが同時に、同じ事を言う。
「あの国では、今、流行り病いに苦しんでいる。国民がいるから、治す治療もまだ、見つかって、いないとか聞く。」と魔法書の方がそう言う。
「私こっちに、残ろうかな。」とリーサナが突然そう言う。
「俺は、元々こっち方面だったから」とハヤテが言う。
「僕も、リーサナが残るのなら、それに、女の子が一人でいるのは、危険だから」と
マイトが言う。
「アシュレイさんは、どうしますか?」と
リュークが、訪ねる。
「私は、アルスタニャ国に行きます。」と
アシュレイが言う。
「じゃ、私と一緒に」とリュークが言う。
魔法書に到着して、みんなが、ドラゴンから降りる。
「俺は、先に行くよ。じゃまたな。」と
ハヤテが荷物を肩にかつぎ、町の方に向かって歩いて行く。
「アシュレイさん、アシュレイさんは、
また、旅に出ますよね。」とリーサナが、
別れる前に聞いて来る。
「勿論、旅にでる。」とアシュレイが言う。
「下部妖精を飛ばすよ。」とアシュレイが
言う。
「了解です。」とリーサナがマイトと、一緒に、荷物を持って、町の方に歩いて行った。
「じゃ、私達も行きましょうか?」と、
リュークが言う、荷物を持って、駅に行き
汽車を待つ。
「アシュレイさんは、今ならまだ、引き返せますよ。」とリュークが言う。
「私は、それでも行きます。」とアシュレイが言う。
「それは、アスラン王に会いたいから、ですか?」とリュークが、アシュレイに訪ねた。
「それは、わからない。」とアシュレイが言う。
「えっ、わからないのですか?アシュレイさんは、アスラン王の事が、好きじゃないのですか?」とリュークが、アシュレイに
言う。
「好きか、嫌いかなんて、わからない。」とアシュレイが言う。
「ただ、友達ていうか、大切な仲間なんだよね。」とアシュレイが言う。
そうしていると、アルスタニャ国に向かう
汽車が駅のホームに、入って来ていた。
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