アイラーキャロライン

みいん

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生と死をさ迷う。

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アイラーの容態が、あまり良くはない。
(早くクリス、来て欲しい。血液の輸血が
間に合って欲しい。)とカールが願う。

その頃、アイラーは、生死をさ迷っていた。

「ここは、どこだろう?私は、死んだのだろうか?」とアイラーが言う。
「君は、まだ死んではいない。」と謎の声が
答える。
「ここは、死と生の間に今、君は立っている。」と謎の声。
「生と死の間?」とアイラーが言う。
「そして、生きるか?死ぬか?君次第で
決まる。生きたいと思えば、生きられる。
死にたいと思えば、死ぬ事が出来る。
ただし、もし、選択を謝ると二度と、大切な人にも、会えなくなるかも、
そこを、良く考えた方が、いい。」と謎の声が言う。

「私は…私は」とアイラーは、悩む。
「生きたいのか?死にたいのか?どっちを
撰べば、いいんだろう。」とアイラーが1人事を言う。

何だろう。急に身体が、暖かい。
何だろう。まるで抱かれているような、
感覚がする。

「アイラー、生きて欲しい。」とクリスの
声が、聞こえた。ような気がした。

「私は、生きてみんなに、会いたい。」と
アイラーは、強く願った。

「わかった。」と言って謎の声は、アイラーに光の杖で、アイラーは、元の世界に戻され
アイラー自信の身体に、魂が戻る。

クリスは、アイラーに輸血中だった。
「クリス大丈夫か?」かと、カールが訪ねる
「大丈夫だ。」とクリスが、答える。
「気分が悪くなったら、言え」とカールが
言う。
「ああ」とクリスが言う。
彼女は、そのあと、lCUの集中治療室に、
移動した。

クリスは、病院の廊下で、ふらふらになり
ながらも、椅子になんとか、座る。
「クリス。」とジョナサンが話し掛ける。
(クリスのふらふらする。様子を見てアイラーに何か?あった事は、わかる。)
「何で、ここに?」とジョナサンが、クリスに訪ねる。
「友達が、この病院で働いていて、連絡を
くれた。」とクリスが答える。
ジョナサンも、クリスが座っている隣に、
座る。
「どうして、こんな事になる。」とクリスが
ジョナサンに聞く。
「安斎とアイラーは、犯人の聞き込み捜査中だった。
安斎の話しでは、マック捜査官から、電話で撤収するように、言われて、日が暮れる前にFBIに戻る予定だった。
アイラーが、急に慌ててどこかに行って、そのまま戻って来なかった。と安斎が
言っていた。」とジョナサンは、クリスに
説明をした。

「安斎が、FBIに、1人で戻って来たから、聞いたら、アイラーは、戻って来てない事がわかってから、ニールにパソコンで、アイラーの追跡をした。」とジョナサンが言う。

「追跡をしてたのに、アイラーは、見つからないのか?」とクリスが訪ねる。

「アイラーは、携帯電話は安斎と、聞き込みに、回っていた近くで、発見した。
ペンダントのチップは、いつの間にか…
いつの間にか…壊れていて、アイラーを見つけられなかった。」とジョナサンが、涙だを
こらえながらも、話す。

「ジョナサン、大丈夫だ。」とクリスが、ジョナサンの背中を擦る。

しばらくして、ニールが病院に来る。
「アイラーさんは?」とクリスに訪ねる。
「アイラーは、ICUにいる。」とクリスが
答える。

「良かった。」とニールが、その場で座る。

「ジョナサンその顔、どうした?」とクリスが聞く。
「その前の朝方に、アイラーがスーツケースを持って、うちに来てしばらくたってから、窓ガラスが、何者かに割られて、その時に
ガラスの破片が、顔にかすって顔を、少し切った。」と二人に説明する。

(アイラーは、ジョナサンの家に戻っていたのか?)
「何で、お前の家に」とクリスが聞く。
「アイラーの、手紙を読んでいないのか?」とジョナサンが、聞く。

「手紙?」とクリスがジョナサンに、聞く
「机の上に、置いて来たて言ってたなあ。
内容が、お世話になりました。さようなら
だったかな?
一言だけ書いてから、俺の所に、来ていた
からなあ。」とジョナサンが言う。

「所で、何の話し?」とニールが聞く。

「何の話して言われると、なあ。
アイラーは、泊まる家がなくって、クリスがアイラーの面倒見てたて事かな?」とジョナサンが、ニールに説明をする。

ニールは、クリス捜査官が、うらやましかった。

「じゃ今度は、アイラーさんを、僕の家に
泊める。」とニールが言う。

「はぁ、何でそういう話しになる。」とジョナサンが言う。
「そういえば、告白どうなった?」とジョナサンが聞く。
「それは、ジョナサンには、関係ない。
でも、何で僕が、告白をした事をしているんだ。」とニールが怒る。

「たまたま、聞いてしまった。だけら、」とジョナサンが、説明する。

「ここは、病院ですよ。静かにして下さい」
と看護師に注意を、受ける。

その後、アイラーは、まだ目覚めなかった。
「アイラーさん、まだ、目覚めない。」と
ニールが言う。
「そうだなあ。」とジョナサンが言う。
「犯人は、いまだに、見つけられないしなあ。」とジョナサンが言う。

「アイラーさんは、誰かに?刺されたの?」
とニールが聞く。
「さあ。」とジョナサンが言う。
「それより、あそこに置いてある。
「大きな熊のぬいぐるみ、誰が、持って来たんだろう?」とジョナサンが聞く。
「クリス捜査官じゃないの?」とニールが、言う。

病室から出て、待合室横で、クリスに電話する。
「はい。」とクリスが、電話に出る。
「クリス、アイラーの病室に置いてある。
熊のぬいぐるみは、クリスがアイラーに
プレゼントした物か?」と聞く。
「熊のぬいぐるみは?知らない。」とクリスが言う。
「アイラーの様子は、どうだ?」とクリスが
聞く。
「まだ、目覚めてない。」とジョナサンが言う。
「そうか」とクリスが言う。

「クリス、まだ、ミッシェルは家にいるのか?」とジョナサンが聞く。
「ああ、犯人が見つかるまでの間は、」と
クリスが答える。
「そうか」とジョナサンが、言う
電話を切る。

(犯人を見つければ、クリスの家から、ミッシェルを、追い出せるか)とジョナサンが
呟く。

ジョナサンは、ニールと一緒に、ジョナサンの家の窓ガラスは、誰が割ったのかを、調べる。

窓ガラスの欠片を、FBIの科学班に調べて
貰う。
「犯人が、分かりました。犯人はこのおとこ
です。」とタブレットに、写真付で情報が
載っていた。

身長は、小人型のおとこ。
だから、窓ガラスを投げられた時、身長が
低いから、見えなかったのか。

おとこが、警察の事情聴取される。
「確かに、窓ガラスは割ましたが、殺しは
してません。」と小人型男性は、答えた。
「窓ガラスの器物破損で、弁償代を払って
下さい。」と警察が言う。

クリスは、アイラーの病室にいた。
(アイラーは、いつ目覚めるてくれるのだろうか?)クリスは、心配だった。

クリスは、ジョナサンが言っていた。
大きな熊のぬいぐるみを、手に取る。
クリスは、熊のぬいぐるみの背中を見る。
熊のぬいぐるみの背中には、縫い直した
糸の解れに、気づく。

クリスは、足元に隠している。
小型ナイフで、糸を切る。
糸を切ると、熊のぬいぐるみの中から、
盗聴器が、見つかる。
やはり、誰かに仕込まれた物か?
クリス、盗聴器でアイラーが、目を覚ました
と嘘を、つきその仕掛けた。
犯人に、まざと聞こえるように、話した。

(これで、犯人が現れても、人を殺しているか)どうか?が問題だ。

アイラーは、目を覚ました。
ここ、どこだろう?と病室の天井を、眺めて
いた。

「彼女は、生きていたのか?」と盗聴器で
聞いていた。
その夜に、犯人は、彼女のいる病室に近寄っていた。
ドアを、開けて中に入ってくる。

アイラーは、その音に気づく、誰かが、
近づいてくる。恐怖の中で、布団の中に身をひそめる。

犯人は、ナイフを持ち、ベッドで寝ている。アイラーを、めがけてナイフを、
振りおろそうと、している時だった。
病室の電気がつく。

「そこまでだ。」と、犯人にクリスが言う。
「クッソ」と犯人が、悔しがる。
警察が、犯人を逮捕して病室から、出ていく

これで、無事に犯人を、捕まえる事が出来て
良かったと、クリスは思っていた。

しかし、アイラーのベッドを見ると、
クリスは、アイラーが目覚めている事を、
この時、初めて知る事になる。

クリスは、アイラーの布団をそっと、
めくり上げる。
彼女は、うずくまって、泣いている。
アイラーに、クリスは、声を掛ける。
「すまなかった。まさか、目覚めていると
思わず。怖い思いをさせてしまった。」と
クリスは、アイラーに謝る。

「ひどい。ボスなんか、嫌い。」とアイラーが言って、布団を被る。
クリスは、アイラーの一言に、心に釘が刺さる。

「目覚めて、良かったね。」とカールが言う
「そうだなあ。」とちょっと、不機嫌そうな
クリス。
「アイラーが、目覚めたのに、嬉しくないのか?」とジョナサンが、聞く。
「目覚めて、良かった。」とそっけない。
言い方をする。クリス。
「犯人は、クリス捜査官が捕まえたから、
良かったね。
それに、感謝状も送られるんだよ。」とアイラーに聞かせる。
「そうなの、良かったですね。」とアイラーがそっけなく言う。

「なんか?二人とも、様子が変だね。」と
ニールがジョナサンと、こそこそ声で話す。
「良かったなあ。アイラーも、クリスの
所に、引っ越しするよなあ。」とアイラーに
聞く。
「私引っ越しは、しない。」とアイラーが言う。
「それなら、それでいい。」とクリスが言う

「何で、二人はケンカをしているの?」と
ニールが、こそこそ声で、ジョナサンに、
聞く。
「知らない。」と答える。

アイラーは、まだ、刺し傷が痛くて、
痛みが走る。
「アイラー痛いのか?」とジョナサンが、
心配する。
「先生呼ぼうか?」とジョナサンが言う。
「大丈夫。」とアイラーが言う。

クリスは、アイラーの傷口が気になっていた。
「悪い二人とも、アイラーと二人にさせては、くれないか?」とクリスが言う。

「ケンカして…」と言おうとしていると、
ジョナサンが、ニールの口を手で抑えて、
言わさないようにした。
そのまま、病室を出る。
「あの二人を二人切りにして、大丈夫?」
とニールは、心配している。

(何で二人切りに、したのかな?)とアイラー
が、考える。
クリスは、アイラーの布団をめくろうとする。
アイラーは、必死で、抵抗する。
クリスは、アイラーが掴んでいる。
布団を離した。
「アイラー、俺は、アイラーの傷口を、
見たいだけら、別に、変な事をしょうと
思っているわけではない。」とアイラーに
言う。
「少しだけでも、いい。」とクリスが言う。

アイラーは、寝巻きを少し上に、上げて、
傷口が、貼ってある所が見えるようにした。
「痛いかも、知れないが、我慢して」と
言い。
クリスが、貼ってある。
テープをそっと、剥がして見る。
傷口部分が、化膿していた。
「これは、まずい。」
クリスは、すぐに、ナースコールを押す。
看護師と、主治医のカールが駆けつける。

彼女のナイフが、刺さっていた、切り口を見る。
「そりゃ、化膿もするよな。あの錆びたようなナイフじゃなあ。」とカールが言う。
化膿している所を、手術道具で切開する。
(アイラーは、痛いのを我慢した。)
「これで、大丈夫。」とカールが、消毒と脱脂綿でテープで、止めたあと、カールと看護師は、病室を後にする。

アイラーは、しばらくして、眠りについた
のを見て、大きな熊のぬいぐるみを、
こっそり、クリスの家に持ち帰り、
YouTuberを、見ながら、熊のぬいぐるみの
後ろを、犯人が盗聴器を隠していたため、
糸を小型なナイフで、糸をほどいてしまったのを、綿を入れて、ふかふかにしてから、
糸で、縫い直す、さいわいなんとか、糸は
良く見ると、縫い直したのが、わかるけど
遠くから、見でば、わからなかった。

(これで、朝カールに、頼んで、ぬいぐるみを
こっそり、元の位置に戻せば、大丈夫だろう。)













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