アイラーキャロライン2

みいん

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アルフレットの一目溺れ

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従兄弟の部屋に、呼び出されて行く彼。
「カーソン聞いてくれよ。」
「俺には、一目溺れした彼女がいるんだ。
その子は、きっと可愛く成長をしている
はずだ。」
「で、その子と、話しをした事は、あるのか?名前は?」と彼が聞く。
「同時小さな女の子だったからなあ。
名前は、知らないが、覚えているのが、
カーソンに、葬式について行った時に、
彼女に、カーソンが、言った一言が原因で話し掛けられなかった。」とアフレットが言った。

「アフレット、お酒を飲んでいるのか?」と彼が聞く。
「ああ、少しだけ、待っている間街くたびれたから、飲んでた。」
「そんな事、覚えてない。」
彼が考え混んでいると、アフレットは、床の上で、そのまま眠ってしまった。
「おい、寝たのか?」とクリスが声を掛けるが、アルフレットは、起きなかった。
アルフレットを、抱き上げ、ベッド上に寝かせ、布団を掛けて部屋を出た。

彼は、自分の部屋に戻り、アフレットが
言っていた。女の子の事を考える。
「女の子か?葬式てアルフレットが、言っていたが、思い出せないな。」と彼は、考えながら、そのまま眠ってしまった。
しまった、床の上で寝てしまった。と彼が
慌てて下に降りる。

いつものように、朝食を台所で作る。
「おはよう。」と言って、あくびをしながらアルフレットが、起きて来た。
「頭が痛い。」
「二日酔いだ。」と言って、冷蔵庫から
水のペットボトルを、渡した。
「ありがとう。」とアフレットが言う。
「それより、昨日、何の話しをしてたかな?」とアフレットが言う。
「一目惚れをした話しをしながら、寝てしまった。」と彼が言った。
「そんな、話しをしたのか?俺は…」
「そんな、事をしている。場合じゃなかった。仕事に行って来ないと、大事な、
依頼人に頼まれて、その人物と交渉しに行かないと行けないんだった。」とアフレットがそう言って、慌てて家を出て行った。

「食事いらないのなら、先に言えよ。」と
彼は、一人で怒っていた。
「おはよう」と彼のおばあちゃんが、
彼に、挨拶をした。
「おはよう、ございます。おばあちゃん」と彼も挨拶を返す。
「この家に、いてくれるんだね。」とおばあちゃんが言う。
「父親は、嫌いだけど、おばあちゃんの頼みなら、断れないよ。」と彼が言う。
「まあ、理由はどうでも、孫が側にいるて
いうのは、いいもんだね。」とおばあちゃんが言う。
彼のお父さんが、台所に座る。
彼は、朝食をお皿の上に、盛り付け、
机の上に並べて、コーヒーを入れる。
「俺は、ブラックでいい。」と父親が言う。
彼は、ムッとなりながらも、コーヒーを入れ、父親の机の上に、置いた。
「おばあちゃんは、ミルク多めの砂糖だね。」と彼が言う。
「さすがは、孫だね。ちゃんと好みも知ってる。」とおばあちゃんに、褒められる。

「もう、いいから、カーソンも席について、朝食を食べなさい。」とおばあちゃんが言う。
おばあちゃんに、コーヒーを机の上に置き
彼の父親は、新聞を読みながら、
コーヒーを飲んでいた。
朝食の片付けは、お手伝いさんが、来てくれていた。
大学生のアルバイトのメアリーが、学校が
休みの間だけ、手伝いに家に来てくれていた。
その間、彼は、仕事に行く荷物をカバンにまとめて、カッターシャツに、ネクタイをして、夏用の黒上着を着た。
そして、彼女の写真立てに、「行って来ます。」と言って、カバンを持って、下に降りる。
玄関を出ると、いつものように、父親は、車に乗って待っていた。

彼も、父親の車に乗り、車のドアを閉めた。

FBIの仕事場に、到着して、FBIの建物の中に入り、エレベーターのボタンを押した。
「ああ、い言わすれる所だったが、
今日は、朝の10時から、ミーティングだから、遅れずに来いよ。」と彼の父親が言う。
「そういえば、仕事場の時は、なんて呼んだらいい?」と彼が聞く。
「班長でも、ジェームスでも、どっちでもいいぞ。それとも、お父様なんてどうだ。」と冗談まじりに、彼の父親が言う。
「班長にします。」と彼が言う。
(最後のお父様なんて、誰が呼ぶか)とカーソンが心の中で思う。
「じゃ、10時に会議室の一番上の階だから、宜しくなあ。」とお父さんが言う。
彼は、エレベーターを降りて、
自分のオフィスに、向かって歩き、部屋のドアを、開けて入る。
(なんか、この部屋が広過ぎて、まだ馴染めそうにはない。)とカーソンが思う。
窓の外を眺めると、雨が振り出していた。
慌てて、傘をさす人が、見える。

椅子を引いて座り、パソコンを立ち上げて
昨日、父親が教えてくれた。
パスワードを、入力すると、情報がどんどん出て来た。
データが、一目でわかるように、項目が分けられていた。
腕時計を10時前にセットしてから、パソコンの情報を目で追う。

10時前に、セットした腕時計が鳴り出す。
そろそろ、時間かと、カーソルを閉じてから、パソコンの電源を落とした。

エレベーターに、向かい。
会議室の中に入ると、ミーティングの準備の用意をしていた、従業員がいた。
「あの、いつも、会議室の準備をしているのですか?」と彼が、男性に声を掛けた。
「はい。そうです。それが、仕事ですから」と男性が答えた。

「捜査長は、どこに座ればいいか?わかるか?」と彼は、その男性に尋ねた。
「すみません、席までは、わかりません。」と男性に言われる。
その時彼のお父さんが、会議室に来た。
「カーソン、君の席は、ここだ。」と彼のお父さんが、教えた。

そうしてると、大勢のエライ上の人達と、
一緒に、会議に参加をする。
副部長さんから、彼の紹介をした。
「クリス・カーソンです。宜しくお願いします。」と彼が挨拶をすると、暖かい、拍手で迎えられた。

「カーソン捜査長、一緒にランチでも、どう?」と自分の副部長に、誘われる。
「はい。行きます。」と彼が言う。
エレベーターを降りて、彼の副部長と昼のランチに行く。
FBIの近くにある。カフェレストランに行く。

水の入った、コップを机の上に置き、
「決まったら、お呼び下さい。」と言って
店員が、他のテーブルに行く。
彼は、メニューを見る。
ニューヨークは、食事代が高いような気がした。
「クリス君、決まったかい?」
「はい、決まりました。」と彼が言うと
副部長は、店員を呼んで、
「すいません。このランチを」と副部長が
店員に言った。
「このランチで」と彼が言う。
「入って、今日で2日目だけど、困っている事は、あるかな?」と副部長が、彼に聞く。
「今は、こっちらに、来たばかりで、まだ、仕事に戸惑っている、感じです。」と彼が答える。
「ところで、プライベートは、どうだ。
彼女とデートとか」と副部長が言う。

「彼女は、いますが、今は、カルフォルニアにいますので、デートは、無理ですが、電話では、話しはしています。」と彼が言う。

店員が、ランチを運んで来て、机の上に置いた。
「以上でしょうか?」と店員が聞く。
「はい。」と答えると、店員は、厨房の方に戻って行く。
「私の娘に会っては、みてくれないか?」と副部長が、突然彼にそう言った。
「すみません。彼女以外の人とは、考えて
いなくって」と彼が断る。
「君の出世も、手助けをするからと、言ったらどうする?」といい掛ける所に、彼のお父さんが来る。
「何の話しを、している?」と彼のお父さんが聞く。

「プライベートの話しだ。班長には、関係がない。」と副部長が答える。
「まさか娘さんを、紹介する。話しを息子にしているんじゃないだろうな?」と彼のお父さんが言う。
「言っておくが、俺の息子にこれ以上、
言い寄るのなら、俺も黙っては、いないからな。」と彼お父さんが、副部長を睨みつけるように言うと、慌てて、その場から、副部長は去っていた。
「大丈夫か?カーソン」と彼に言う。
「副部長の娘さん、見たら、驚くぞ。」と
彼のお父さんが、そう言って、椅子に座る。
店員が、近づいて来る。
「食べに来たわけじゃないから、いいよ。」と店員に言うと、厨房に戻って行く。
「副部長が、早く娘さんを、嫁に出したいから、焦っているんだ。」と彼のお父さんが、息子に話した。
「どんな娘さんなんだ?」とコップの水を飲む。
「今度、バーベキューを副部長の家で、するそうだ。その時に、副部長の娘さんを、
見る事が、出来ると思うぞ。」と彼のお父さんが、彼に言う。
「バーベキュー、俺も?」と彼が、お父さんに聞く。
「ああ、お前を呼んでくれる。ように、副部長に、頼んでおくよ。」と彼のお父さんが言う。
「そうだ、お前が言う、彼女には、いつ会える?」
「俺は、そろそろ、仕事に戻る。」と彼が
言うと、彼の父親も、その場を立ち上がり、息子と副部長の頼んだ、伝票を彼のお父さんが、伝票をもって行き、店員に渡して、お金を財布の中から、キャッシュカードで、支払いをした。

その後、FBIの会社に戻り、エレベーターに乗り、上の階に行き、
彼は、自分のオフィスに戻った。
今日も、仕事をする事は、ほとんどなかったが、パソコンで指名手配の人物などのデータを読む。

時間が来ると、彼の父親が、息子のオフィスに、顔を出す。
「帰るよ。」と声を掛ける。
一緒に、車に乗って、家に帰る。
「お父さん、今日はありがとう。」と彼がお礼を言う。
「副部長の事を言っているのなら、
親だから、子供を心配するのは、当たり前だ。それより、いつその子に合わせてくれるんだ。」と彼の父親さんが聞く。
「それは‥…いつか?」と彼が言う。
「まさか遠距離恋愛なのか?それは、危険だな。」と彼の父親が言った。
「俺と彼女は、大丈夫だ。」と彼が、言い切る。
「そう言う事じゃなくって、何か事件に巻き込まれたりとか」と彼の父親が、彼女を
心配して、息子に言った。
彼は、そう言われて、彼女の事が心配になる。

彼女は昨日、久しぶりに、彼の声を
聞く事が、出来て嬉くて、なかなか寝付けなかったが、もっと、羨ましいのは、安斎さんとニールの関係だった。
FBIでは、いちゃつかないようにして、気をつけながら、お互い仕事をしていた。
彼女は、FBIに相談しに来る人の、悩みを聞いてあげたりしながら、仕事をしていた。
(今日、クリスさんから、電話掛けるて
言ってたけど、本当かな?)と彼女が思う。

今日は、仕事が少し早めに、終わったから
彼女は、町の中を、散歩して帰ていると、
信号が青に変わったのを、確認して、横断歩道を、渡っていると、車が、飛ばして彼女が、横断歩道を渡っている方に、車が近づいて来ていることに、彼女は、気がつかずに、交差点を渡ろうとしていた時、誰かが、突然腕を掴んだ。
車は、猛スピードで飛ばし、信号を無視して、ちょうど来ていた、対向車の車とぶつかった。
「ドーン」とブツかる音が、響いた。
周りが、事故現場に集まって来る。
「君は、大丈夫か?」と男性が尋ねる。
「はい。大丈夫です。危ないところを、
助けてくれて、ありがとう、ございました。」と言って、顔をあげると、助けてくれたのは、あの、あずみさんだった。
「あずみさん」とアイラーが、あずみさんの顔を見て言う。
「君は、あの時、病院の駐車場付近で、車にひかれそうに、なってた人か?」
とあずみさんが、言った。
「私は、アイラー・キャロラインて言います。」と彼女が言う。
「キャロラインさんか、可愛い名前だね。」あずみさんが言う。
「まさか、また、キャロラインさんに、
会えるなんて、思わなかったよ。」とあずみさんが、彼女に言う。
「私も、です。」と彼女が言う。
「電話番号を、せっかくだから、聞いても
いいかな?」とあずみさんが言う。
「はい。いいですよ。」とアイラーが言う
あずみさんと、携帯番号を交換して、登録
した。
「携帯に電話掛けていいかな?」とあずみさんに、聞かれる。
「はい。」と彼女が答える。
「今夜、早速電話するよ。」と言って、あずみさんと、別れる。

彼女は、その後、家についてから、
夕食を簡単に作って、食べる。
食器を片付けてから、布団の上で、暗号の解き方の勉強を始める。
そこへ、あずみさんから、携帯に電話が掛かって来た。
「はい。」と彼女が、携帯電話に出る。
「今、大丈夫?」とあずみさんが、彼女に聞く。
「大丈夫ですよ。」と彼女が答える。
「休みの日に、デートしない。」とあずみさんが、彼女を誘った。
「デートですか?」と彼女が聞く。
「カルフォルニアのディズニーランドなんて、どうかな?」とあずみさんが、言う。
「ディズニーランド。私初めて、」と彼女が言った。
「じゃ決まりだなあ。キャロラインさんの住所を、教えてよ。教えてくれたら、家まで、迎えに行くから」とあずみさんが、言った。
「わかりました。後でメールで、送って置きますね。」と彼女が言う。

その時彼から、電話が掛かって来ていたが、話し中で掛からなかった。
(おかしい。話し中なんて、まさか、浮気じゃないよな。)と彼が考える。

そのあとも、電話であずみさんと、連絡を
10時過ぎまで、電話で話をしていた。
その後、電話を切る。

(彼からの電話来てないよね。)と思いながらも、そのまま、ベッドの上で彼女は、寝むてしまう。











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