アイラーキャロライン2

みいん

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幸せを感じて

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クリスは、お父さんの書斎部屋を、ノックした。
「はい、どうぞ。」と彼のお父さんが
言う。
「カーソンか、珍しいな。部屋に来るなんて」と彼のお父さんが言う。
「頼みたい事があるんだ。」
「カルフォルニアに、行きたいんだろう?
違うか?」
「そうだけど、まだ、何も言ってないのに」と彼が、父親を怖い目つきで見つめる。
「息子の事は、親が一番わかるからなあ」と彼のお父さんが言う。
「なら、何で、息子がいるのに、友達の家ばかりいて、俺の事は、ほっ散らかしに、していたくせに」と彼が父親に言い放つ。

「なら、お前はどうだ?ろくにも知りもしない私の友達の相手だった。お嬢さんに、葬儀の場で、ひどい事が言えた者だな。
アルフレットが言っていたぞ。」と彼に言った。
「カルフォルニアに、行きたいのなら、行けばいい。」と彼のお父さんが、怒ったように言った。

彼は、父親の書斎部屋から出る。
「あれ、カーソンが珍しいなあ。
お父さんと、お話なんて」とアルフレットがカーソンを、からかうように言った。
「どうした?叔父さんに、叱られたのか?」と元気のない、彼を見て、アルフレットが心配する。
「なあ、アルフレット前に、俺に、女の子が葬儀の時の話しをしたよな。」と彼が言う。
「うん、したけど、どうかした?」とアルフレットが聞く。
「俺が、その子に葬儀の時に、何を言ったか?覚えてないか?」と彼が言う。
「それは、覚えてないな。家族がどうとか確か言っていたような。」とアルフレットが、彼に言った。
「そうか、俺は、昔の事は覚えてない。
そう言えば、アルフレットは、一目惚れした少女が今でも、好きなのか?」と彼が
聞くと、
「どうして、知ってるんだ。カー…カー…
カーソンは、エスパーか?」と聞いて来る。
「いや、アルフレットが、酒に酔いながら自分が、喋っていた。」と彼が言う。
「俺が、カーソンに、言ったのか?
まあ、いいや。」とアルフレットが言う。
「少女に一目惚れしたのは?いつだ?」と彼がアルフレットに尋ねる。
「それは、カーソンと叔父さんについて行った時に、誰かを亡くしたばかりの少女に、出会った。その時に、その子に一目惚れをしたんだ。
その彼女に、カーソンが、さっき言った、家族がどうこう言ってた。」とアルフレットが言った。
「そうか、それは、その…少女の父親が、亡くなって、父親だけ葬儀に行くのを、俺が、無理やりついて行って、その少女に、
俺が、不満だった気持ちを、少女に嫉妬して言って、思ってない事を、少女に言ってしまったようだ。」
「まさか、カーソン。好きになったりとかしてないよね。」とアルフレットが言う。
「まさか、それはない。ただあの時の事を、謝りたいとは、思っている。」
「今頃気にしてるの?でも、言われた方の少女が、許してくれるのかな?」とアルフレットが聞く。
「それでも、謝るつもりだ。許して貰えるまで!」と彼が、アルフレットに言った。

「俺は、明日、カルフォルニアに行って来る。」とアルフレットに彼が言う。
「えっまた、カルフォルニアに、行くの
ニューヨークに、戻って来るんだよね。」とアルフレットが聞く。
「もちろん、帰って来る。仕事場は、こっちだから、帰って来なければ、仕事がないからな。」と彼が、アルファベットに言った。
「まあ、気をつけて行って来いよ。そして、お土産を買って、早く帰って来て来いよ。」とアルフレットが、カーソンの肩を
ポンと叩く。

「おばあちゃんの事、頼むよ。」と彼が言う。
「わかった。」とアルフレットが、返事をした。

カーソンは、自分の部屋に戻り、スーツケースに、服などを詰め、アイラー(彼女)の写真を入れて、スーツケースのファスナーを閉めた。
その後で、台所に降りて、エプロンを付けて、久しぶりに、彼が調理場に立った。

カーソンの父親が、探偵を息子に内緒で、
雇っていた。
その探偵に、彼のお父さんが、電話で話しをする。
「もしもし、例の件だけど、見つかりそうか?」と探偵に依頼していた。調査結果を
電話で聞いた。
「例の娘さんの子どもの時の写真だから、
探すのに、時間が掛かっている。
まあ、探偵料金を貰っている。
以上は探す。」と探偵が言う。
「頼んだぞ。」と探偵に彼のお父さんが
言った。

その一方で、彼女は、病院でゆっくり、
リハビリを開始していた。
アイラーは、少しずつ、歩く距離を伸ばせるように、歩く練習を手すりに、捕まりながら、やっていた。
油断したら、その場に、倒れてしまいそうになりながら、体を少しずつ、ならしていった。
彼女は、まだ、ミカエルが亡くなった事を、マック捜査官から、知らされていなかった。

まだ、彼女は完全には、身体が、治りきってないので、痛みと、戦っていた。
たまに、マック捜査官が様子を、見に病院にお見舞いに来てくれていた。

お見舞いの品物だよと、彼女に紙袋を渡す。
「これは、何?」とアイラーが聞く。
「大人が使う。おもちゃの第2段だ。」と
マック捜査官が言う。
(いらないけど、マック捜査官に、いらないとは、はっきり言えない。)と彼女は、心の中で呟く。
「どうかした?アイラー君も、年頃の女の子だから、きっと、気に入ると思う?」とマック捜査官が言った。
(全然、気いらないよ。お菓子とか、果物的物を普通持って来るのでは?)と心の中で言う。
「そうだ。ミカエルさんの具合は、どうなのですか?」と彼女は、マック捜査官に聞く。
「なんか、両親の以降で、違う病院に転移するそうだよ。」とマック捜査官は、彼女に嘘をつく。
「元気に、なったら、FBIに戻って来るかな?」と彼女が言う。
「そうだね。」とマック捜査官が言う。
彼女は、ジョナサンを目の前で、亡くして
いるのに、ミカエル君まで、亡くしたと、
なれば、また、立ち直れなくなるんじゃないかと、心配している。

病院の病室の部屋をノックする。
「はい、どうぞ。」というと、入ってきたのは、クリス捜査官だった。
「クリス君どうして?」とマック捜査官が彼を見て、びっくりして言う。
「それは、マック捜査官と、電話の途中で、切られたから、カルフォルニアに、彼女が、心配で来た。」と彼が本当の事を言う。
「それは、悪かった。まさか、ニューヨークから来るとは、思わなかったから、本当に悪かった。」とマック捜査官が、彼に謝る。
「彼女なら、今リハビリ中だよ。
でも、丁度良かった。
クリス君に、話したい事がある。
実は、彼女には、まだ、ミカエル君が亡くなった事は、言ってないというか、言えなくって」と、彼女の病室で、話しをしていると、彼女が、リハビリを終えて、部屋に
戻って来た。
「彼女戻って来た事らし、久しぶりの再会をじゃましたら、悪いから消えるよ。」とマック捜査官が言った。

沈黙が、しばらく流れた。
「怪我の具合は、どうだ?」と彼が彼女に聞く。
「まだ、痛いけど、リハビリを頑張ってます。」とアイラーが言った。
「ボスじゃなかった。クリスさんは、ニューヨークでの、仕事はもう、慣れましたか?元気そうで、良かったです。」とアイラーが言う。
「そんな事はない。俺も、この間体調を崩していた所だ。」と彼が彼女に言った。

「クリスさん、ミカエルさんは、本当に転移したのですか?」とアイラーは、クリスに問いかける。
「アイラー、その事だけど……。」とカーソンが話そうとした時、突然彼女が、涙を
流す。
「ミカエルさんは、本当は、亡くなったのですか?」と彼女は、彼に尋ねた。
「隠していても、いずれわかる事だから、言うが、ミカエル君は、亡くなったんだ。」と彼が彼女に伝えた。
「どうして、彼は、亡くならなければならなかったの?なぜ……なぜ」とアイラーは、自分を責め、身体を痛め付けるように
叩く、その手を彼が止める、
「そんな事をしても、余計に惨めになるだけだ。」と彼は、優しく彼女に言って、
クリスは、彼女を抱きしめた。
「自分を責めるなあ。お前のせいじゃない。」と彼女の涙を、ハンカチで拭いながら、優しい言葉を掛けた。

下に置いてあった。紙袋に、彼の足があたった。
「何だ?これは」と紙袋を持ち上げた。
「それは、駄目。」と彼女が言うと、
彼から、慌てて、紙袋を奪うように、
アイラーは、背中の後ろに隠した。
「誰に、貰ったのかは?知らないが、
そんなに、見られたくない物なのか?」と
彼が彼女に聞く。
「これは、マック捜査官から、貰った物だから」と、アイラーが彼に言った。
「そういえば、その紙袋前にも、アイラーの部屋で、見たような?」と彼が言う。
(何で、知ってるのだろう?)と、ドキッと彼女がする。
(紙袋の中身は、もしかして、前回と同じような物が、入ってたりするのか?)とクリスは勝手に、推測する。

「クリスさんは、いつまで、こっちにいるのですか?」と彼女が聞いて来る。
「明後日には、ニューヨークに、戻る予定だ。まだ、向こうでの仕事に、体調不良だったのと、慣れていないのとあって、帰らなければならない。」と彼が、アイラーに言うと、彼女は、下を向く。
「どうした、寂しいのか?」と彼が聞く。
「電話を、掛けてくればいいだろう。」と彼が、アイラーに言う。

「明日も、お見舞いに来てくれるよね。」と彼女は、彼を見つめたまま、彼に聞く。
「そのつもりだけど、ここに来る前に、
ミカエルのお墓と、ジョナサンの墓にも、寄るつもりだ。
ニューヨークに、引っ越しする前に、
ジョナサンのお墓に、行けなかったかな。
今回は、墓参りしてから、アイラーの顔を見に、お見舞いに来るよ。」と彼がアイラーに言う。
「クリスさん、今日は、何曜日ですか?」と、彼女がクリスに聞いた。
「今日は、土曜日。」と彼が、アイラーに教える。
「土…土曜日。」とアイラーが言う。
「それが、どうかしたのか?」と彼が、
彼女に言う。
彼女は、首を横に降って、
「ううん、何でもない」とアイラーがクリスに言う。
「そうか」と彼が言う。
「いつ退院するのか?主治医の先生に聞いて来る。」と彼女に言ってから、病室を出て行く。

看護婦さんに、
「すいませんが、アイラー・キャロラインさんの、主治医の先生に、お伺いしたい事があるのですが?」と彼が、看護婦に訪ねる。
「お待ち下さい。電話して聞いてみます。」と看護婦の方が、先生に電話をしてくれた。

しばらくして、主治医の先生が、姿を表した。
看護婦が、「こちらの方です。」と看護婦が言った。
「何の、ご用意ですか?」と訪ねる。
「アイラーさんは、いつ退院出来ますか?」と彼が聞く。
「それなら、後4週間ほど、経過を見てよければ、退院の予定ですよ。失礼ですが、彼女とどう言う関係ですか?」と先生が
彼に尋ねた。
「私は、彼女の彼氏でもあり、元上司です。」と彼が答えた。
「そうですか?他には聞きたい事は、ありますか?」と先生が聞く。
「いいえ、大丈夫です。」と彼が言うと、「次の患者が、待っているので、いいですか?」と聞かれる。
「はい。いいです。」と彼が言った。

その後、友達のカールが声を掛けて来た。
「あれ、クリス、久しぶり。」とカールが言う。
「献血には、もう、来ないのか?」とカールに聞く。
「今、ニューヨークにいるから、献血をしに、この病院には、もう、これなくなった。」と彼が、カールに言った。
「そうだったのか?知らなかったな。
そうなら、もっと早く言えよな。
じゃ、彼女も一緒に、ニューヨークに?」とカールが、彼に聞く。
「ニューヨークに、誘ったけど、断られた。それに、彼女は自動車事故で、この
病院で、今、治療を受けている所だ。」とクリスが、カールに言った。

「そうだったのか?知らなかった。」とカールが、驚く。
「彼女は、退院はいつ?」とカールが彼に訪ねる。
「週4日立て、経過が良ければ、退院出来るらしい。」と彼が、カールに言った。
「そっか」とカールが、クリスに言う。
「明日また、お見舞いに来るよ。」とクリスがカールに言う。
「明日か残念だ。俺は、その日は休暇なんだ。いつまで、こっちに」とカールが彼に聞くと、
「明後日まで、こっちにいる」と彼がカールに答える。
「まだ、仕事の途中だから、そろそろ行くよ。」とカールが、彼に言った。
「まあ、頑張れよ。」と彼が、カールに言ってカールは、仕事に戻る。


安斎とニールは、安斎さんの両親に、
結婚するのに、挨拶をしに、飛行機に乗って、日本に来ていた。
ニールは、外国人だったので、断られるん
じゃないかと、心配と緊張が入り混じっている中。
「娘を、宜しく頼みます。」と安斎のお父さんから、ニールに結婚の許可を出してくれた。
「本当に、いいの?」と美保が両親に尋ねた。
「お前も、いい年だ。」と安斎のお父さんが、娘に言った。
ニールは、「娘さんを大切にします。」と日本に来る前に、一緒懸命、日本語を勉強して覚えて来ていた。
乗って来た、飛行機の中でも、メモ帳を取り出して、日本語の文明を、書いたりして、覚えている所を、安斎さんは、見ていた。
「日本語お上手ですね。」と安斎の母親に
ニールが、言われる。
「ありがと、ございます。」と安斎さんのご両親に、ニールがお礼を言う。
「今日は、どちらに、お泊まりに」と安斎のお父さんが、ニールに尋ねた。
「一度泊まってみたくて、旅館に泊まっています。」とニールが、お父さんに答える。
「日本の事を、知りたくって」と安斎の両親に、ニールが言った。

「こっちに、ゆっくりくつろいでから、
旅館でゆっくりしてね。」と安斎さんの母親が、ニールに言った。
「ところで、あなた達は、結婚式はどこで、上げるのつもり?」と安斎の母親が、どうしても、気になって、ニールと美保に聞いた。

「日本で結婚式を、挙げるのが、一番いいとは、思うのですが、私の両親が日本に行く事が、出来そうにないので、すみません。」とニールは、言葉を考えながら、安斎さんの両親に、思いを伝えた。
「私達は、カルフォルニアまで、行っても、構わないと思っています。」と安斎さんのお父さんが、ニールに伝える。
「本…本…本当ですか?」と、ニールは驚きで声に、出来ないほど、だった。
机に安斎さんのお母さんが、入れてくれていた、熱いお茶を飲んだ。
「あ…熱い」とニールが、英語で言う。
「大丈夫?はい、水」と言って、安斎さんが慌てて、ニールに水を台所で、汲んで来て、水の入ったコップを渡した。
「大丈夫?熱いから、気をつけてと言う前に、飲んでしまうから」と安斎さんのお母さんが言う。

少し落ちついてから、ニールは、安斎さんの両親に、
「嬉しいです。カルフォルニアに来てくれる事が」とニールが安斎さんの両親に言う。
「そうだ。忘れる所でした。これは、
つまらない物ですが、みなさんで、召し上がって下さい。」と
ニールが、一緒懸命覚えた。日本語をゆっくり話し、安斎さんの両親に言った。
なんとか、言えたので、ニールは、肩の荷が下りた。
「手土産まで、頂いて、ありがとう。」と
安斎さんのお母さんに、お礼を言われる。
「そろそろ、行かないと、行けないから、
旅館で、彼をゆっくりさせて、あげたいから」と美保が、両親に言う。
「そうか、気をつけて」と安斎のお父さんがニールと美保に、向かって言う。
「怪我をしないように、気をつけて下さいね。」と安斎のお母さんが、美保とニールに向かって、話し掛けた。
「また、家に遊びにおいで」とニールの手を握って、彼女のお父さんが言う。
「はい。もちろんです。」とニールが、安斎の両親に答える。
その後、4拍5日旅館を日本で、過ごした後に、カルフォルニアに、安斎とニールは飛行機に乗り帰った。



























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