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「第七話」命懸けの姉妹喧嘩①
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巨大な祟神の出現から一週間が経っただろうか。
未だに昨日のことのように思い返される様々な事柄は、どれもこれも実感の沸かないことだらけ。祟神との契約から始まり、巫女としての初めての相手がなんとあの【山神】……しかも祟神になっていると来た。
(よく考えてみたら、なんで私生きてるんだろ……)
苦笑いをしながら、おかゆを乗せたお盆を持って戸の前に立つ。
「フウカ、入るよ」
「はーい、どうぞ」
行儀は悪いが手が塞がっているため、やむなく足で戸を開ける。その向こう側には布団が一枚敷かれていて、それに包まったフウカが上体を起こそうとしていた。
「いいよいいよ起きなくて。たぶんまだ辛いでしょ?」
「いえいえ、少しずつでも動いていかないと。それに、ずっと布団の中に寝たきりというのは……気が滅入ってしまいそうで」
【山神】討伐後、フウカは暫く霊力が使えなかった。
あれだけの出力で神威を行使したのだから当然と言えば当然なのだが、それにしたってやはり無理をさせすぎた。今もニコニコしてはいるが、きっと不安に違いない。
ライカも親父もいない今、私がなるべく側にいてあげないと。
「……まぁ、それもそっか。ああ、おかゆここに置いとくから食べてね。後でお皿取りに来るから、食べ終わったらまぁその辺に──」
「あっ、あの! 姉さま!」
立とうとした瞬間、フウカの割とでかい声が屋敷の外にまで響く。
いや、びっくりした。普段はあんまり大きな声を出さないこの子が、いきなりこんなおっきな声を出すんだから。
「えっ、なに?」
聞き返す私に対し、フウカはモジモジしていた。言いにくいことなのだろうか? まさか、身体のことでなにかまた変なことでもあったのか? 不安になる。
「そ、その。ちょっとしたお願いがありまして」
「お願い?」
なぁんだそんなことか、と。安堵の息を吐く。
「いいけど、なにか他に食べたいものでもあるの?」
「そうじゃなくて、その」
いまいちハッキリしないその態度に、なんだかもどかしさというか痒いところに手が届かないようなあの感じを覚えた。
「なーによ、ハッキリ言いなさいよ。お姉ちゃんがなんでもしてあげるから言ってご覧なさいな」
「あっ、今なんでもって言いましたか!?」
ずいっ、布団から飛び出しそうな勢いで迫ってきた妹の目は輝いていた。
「う、うん」
多少気圧されながら、私はどんなお願いをされるんだろうとドキドキしていた。いやまぁ流石に常軌を逸したような類のアレがでてくるとは思えないが、それにしたってこの豹変ぶりは中々に不安を煽ってくる。
「じゃ、じゃあ……このおかゆを”あーん”ってしてほしいんです!」
「──なんて?」
なんて?
なんて言った? 今。
「……」
「……あ」
互いに沈黙が続く中、フウカの笑顔は萎れていき、徐々に布団を被って隠れていってしまう。そりゃあもう、涙目で。
「すみません気持ち悪いですよねなんでもないですおやすみなさい永遠にさようなら」
「あー待って待って別になんとも思ってないから! ほらおかゆ! あーんしてあーん!」
私としたことが思考が完全に停止していた。慌てておかゆを掬った匙を手に持ち、布団の中のフウカに近づける。
すると中から、恐る恐る小動物みたいに少し警戒してからフウカが顔を出す。ゆっくりと出てきたそいつは、私が差し出したスプーンを咥えてもむもむしてくる。
ごっくんしてからの顔は晴れ晴れとしていて……私は、また、掬ってあーんする。
それは安らぎと云うにはあまりにも泥沼で、しかし依存と云ってしまえるほどの危うさはない……だが、ただただ虚無の中で未知の癒やしを感じているのは確かだった。
「なにやってんだお前ら……気持ちわりぃ……」
声。聞き覚えのある、声。
振り返るとそこには見覚えのある赤髪の少女が立っていた。
「ライカ姉さま!」
「……ライカ」
考えるよりも先に体が動く。
抱きついたその体は痩せていて、でも確かにそこに”在る”ことがはっきりと分かる。亡霊でも、幻でもない。私のもう一人の妹は、確かに今ここにいるのだ。
「……おかえり」
「……ただいま」
もう十分だ、と。私はライカから一歩二歩下がって離れる。
すると、やはり目に付くのは彼女の包帯グルグル巻きの右腕だった。
「姉さま、もう身体は大丈夫なんですか? その、包帯が……」
「ああこれか。殆ど治ってるんだぜ? でも医者のジジイが顔真っ赤にして”まだ安静にしておれバカモン!”ってさ、仕方なくこんな感じってわけ」
「ええ……そりゃそうでしょうよ」
「うっせぇな。んなことより姉貴たちも大変だったんだろ? 父上から色々聞かされた時は泡吹くかと思ったぜ」
ははは、と。
カゲルのこととか面倒になりそうなので、私とフウカはとりあえず笑って誤魔化した。──ああ、そうそう。ライカが私のわざとらしい笑いを遮った。
「ちょっと、二人きりで話したいことがあるんだけどよ。……着いてきてもらっていいか?」
「えっ」
なんだなんだ、いきなり畏まって。
「えっと、その言い方だと家を出る感じだよね? ここじゃ駄目なの?」
「駄目だな。誰かに聞かれると色々と面倒だし」
「……別にいいけど、あんまり長く時間はかけられないかな。ほら、フウカの看病もあるし」
「あー大丈夫大丈夫。すぐに終わるよ、すぐに」
だったら尚更ここで話せばいいだろうが。……とは言いかけたものの、あの一件以来私たちはお互いまともに会っていないし話してもいない。
なにか、言いたいことが、しっかりと話したいことがあるのだろう。
私みたいに。
「分かったわ。んじゃ行きましょ」
「おう」
「……いってらっしゃいませ」
なんだか心配そうな声を出すフウカ。というより、こんな状態の自分を置いて私たちが何処かに出かけてしまうというのが怖いのだろう。
とっとと帰ってきてあげよう。私とライカは玄関口から外に出て、並んで歩いた。
河原辺りが丁度いいだろ、と。やや早歩きの彼女が道中で発したのはこれが最後だった。
私も私でなにか話すべきなのか、それとも相手からの切り込みを待つべきなのかを迷っていた。あれだけ無事を願っていて、さっきあれだけ再会を喜んだのに、私とこの子の間には未だに溝があるように感じてしまう。
(ううん、きっと大丈夫)
また、昔みたいに、三人で。
まだお母さんが生きてた頃みたいに、って。
「着いたぞ」
ライカの声にハッとし、俯いていた顔を上げるとそこはもう河原だった。こちら側は小石が散乱していて、皮を挟んだ向こう側には木々が林立している。……向こう側を見つめるライカの背中。今、彼女がなにを考えているのかが、分からない。
「ありがとな、助けてくれて」
「え?」
唐突の感謝。振り返ってくるライカの顔は穏やかだった。
「ほら、まだちゃんと礼言えてなかっただろ?」
「あ、ああ。当たり前よ! 私はお姉ちゃんなんだから」
「ははっ、言うと思ったよ」
ケラケラと笑うライカを見て、私は率直に元気がないなと思った。病み上がりだからなのかも知れないが、それにしてもなんか、変だ。
「母ちゃんに似てきたよな、姉貴って」
「へ? お母さんに?」
ぼんやりと遠くを見つめているようなライカが、唐突に言った。
「肌が白くて、真っ黒でつやつやの髪で……そうだな、あとは美人だったらウリ二つだ」
「私には私の良さがあるの。それが分からないってことはアンタもまだまだみたいね」
「ははっ」
また、らしくない笑い。
一体何がどうしたというのだろうか。というか、なんで急に死んだお母さんの話なんてしだしたんだろう。
「ホント、似てるよ。顔も性格も、危なっかしいどころじゃない、捨て身なところも」
「ライカ……?」
「だからきっと、このままじゃぜーんぶ同じになっちまう。──だから」
だから。
そう呟いた彼女の背後に、雷を従えた鬼神が顕現する。
「アタシは姉貴に、母ちゃんと同じ轍は踏ませねぇ……!」
「ライ──」
バチィ。
目が眩むような閃光が、眼前にて炸裂した。
未だに昨日のことのように思い返される様々な事柄は、どれもこれも実感の沸かないことだらけ。祟神との契約から始まり、巫女としての初めての相手がなんとあの【山神】……しかも祟神になっていると来た。
(よく考えてみたら、なんで私生きてるんだろ……)
苦笑いをしながら、おかゆを乗せたお盆を持って戸の前に立つ。
「フウカ、入るよ」
「はーい、どうぞ」
行儀は悪いが手が塞がっているため、やむなく足で戸を開ける。その向こう側には布団が一枚敷かれていて、それに包まったフウカが上体を起こそうとしていた。
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「いえいえ、少しずつでも動いていかないと。それに、ずっと布団の中に寝たきりというのは……気が滅入ってしまいそうで」
【山神】討伐後、フウカは暫く霊力が使えなかった。
あれだけの出力で神威を行使したのだから当然と言えば当然なのだが、それにしたってやはり無理をさせすぎた。今もニコニコしてはいるが、きっと不安に違いない。
ライカも親父もいない今、私がなるべく側にいてあげないと。
「……まぁ、それもそっか。ああ、おかゆここに置いとくから食べてね。後でお皿取りに来るから、食べ終わったらまぁその辺に──」
「あっ、あの! 姉さま!」
立とうとした瞬間、フウカの割とでかい声が屋敷の外にまで響く。
いや、びっくりした。普段はあんまり大きな声を出さないこの子が、いきなりこんなおっきな声を出すんだから。
「えっ、なに?」
聞き返す私に対し、フウカはモジモジしていた。言いにくいことなのだろうか? まさか、身体のことでなにかまた変なことでもあったのか? 不安になる。
「そ、その。ちょっとしたお願いがありまして」
「お願い?」
なぁんだそんなことか、と。安堵の息を吐く。
「いいけど、なにか他に食べたいものでもあるの?」
「そうじゃなくて、その」
いまいちハッキリしないその態度に、なんだかもどかしさというか痒いところに手が届かないようなあの感じを覚えた。
「なーによ、ハッキリ言いなさいよ。お姉ちゃんがなんでもしてあげるから言ってご覧なさいな」
「あっ、今なんでもって言いましたか!?」
ずいっ、布団から飛び出しそうな勢いで迫ってきた妹の目は輝いていた。
「う、うん」
多少気圧されながら、私はどんなお願いをされるんだろうとドキドキしていた。いやまぁ流石に常軌を逸したような類のアレがでてくるとは思えないが、それにしたってこの豹変ぶりは中々に不安を煽ってくる。
「じゃ、じゃあ……このおかゆを”あーん”ってしてほしいんです!」
「──なんて?」
なんて?
なんて言った? 今。
「……」
「……あ」
互いに沈黙が続く中、フウカの笑顔は萎れていき、徐々に布団を被って隠れていってしまう。そりゃあもう、涙目で。
「すみません気持ち悪いですよねなんでもないですおやすみなさい永遠にさようなら」
「あー待って待って別になんとも思ってないから! ほらおかゆ! あーんしてあーん!」
私としたことが思考が完全に停止していた。慌てておかゆを掬った匙を手に持ち、布団の中のフウカに近づける。
すると中から、恐る恐る小動物みたいに少し警戒してからフウカが顔を出す。ゆっくりと出てきたそいつは、私が差し出したスプーンを咥えてもむもむしてくる。
ごっくんしてからの顔は晴れ晴れとしていて……私は、また、掬ってあーんする。
それは安らぎと云うにはあまりにも泥沼で、しかし依存と云ってしまえるほどの危うさはない……だが、ただただ虚無の中で未知の癒やしを感じているのは確かだった。
「なにやってんだお前ら……気持ちわりぃ……」
声。聞き覚えのある、声。
振り返るとそこには見覚えのある赤髪の少女が立っていた。
「ライカ姉さま!」
「……ライカ」
考えるよりも先に体が動く。
抱きついたその体は痩せていて、でも確かにそこに”在る”ことがはっきりと分かる。亡霊でも、幻でもない。私のもう一人の妹は、確かに今ここにいるのだ。
「……おかえり」
「……ただいま」
もう十分だ、と。私はライカから一歩二歩下がって離れる。
すると、やはり目に付くのは彼女の包帯グルグル巻きの右腕だった。
「姉さま、もう身体は大丈夫なんですか? その、包帯が……」
「ああこれか。殆ど治ってるんだぜ? でも医者のジジイが顔真っ赤にして”まだ安静にしておれバカモン!”ってさ、仕方なくこんな感じってわけ」
「ええ……そりゃそうでしょうよ」
「うっせぇな。んなことより姉貴たちも大変だったんだろ? 父上から色々聞かされた時は泡吹くかと思ったぜ」
ははは、と。
カゲルのこととか面倒になりそうなので、私とフウカはとりあえず笑って誤魔化した。──ああ、そうそう。ライカが私のわざとらしい笑いを遮った。
「ちょっと、二人きりで話したいことがあるんだけどよ。……着いてきてもらっていいか?」
「えっ」
なんだなんだ、いきなり畏まって。
「えっと、その言い方だと家を出る感じだよね? ここじゃ駄目なの?」
「駄目だな。誰かに聞かれると色々と面倒だし」
「……別にいいけど、あんまり長く時間はかけられないかな。ほら、フウカの看病もあるし」
「あー大丈夫大丈夫。すぐに終わるよ、すぐに」
だったら尚更ここで話せばいいだろうが。……とは言いかけたものの、あの一件以来私たちはお互いまともに会っていないし話してもいない。
なにか、言いたいことが、しっかりと話したいことがあるのだろう。
私みたいに。
「分かったわ。んじゃ行きましょ」
「おう」
「……いってらっしゃいませ」
なんだか心配そうな声を出すフウカ。というより、こんな状態の自分を置いて私たちが何処かに出かけてしまうというのが怖いのだろう。
とっとと帰ってきてあげよう。私とライカは玄関口から外に出て、並んで歩いた。
河原辺りが丁度いいだろ、と。やや早歩きの彼女が道中で発したのはこれが最後だった。
私も私でなにか話すべきなのか、それとも相手からの切り込みを待つべきなのかを迷っていた。あれだけ無事を願っていて、さっきあれだけ再会を喜んだのに、私とこの子の間には未だに溝があるように感じてしまう。
(ううん、きっと大丈夫)
また、昔みたいに、三人で。
まだお母さんが生きてた頃みたいに、って。
「着いたぞ」
ライカの声にハッとし、俯いていた顔を上げるとそこはもう河原だった。こちら側は小石が散乱していて、皮を挟んだ向こう側には木々が林立している。……向こう側を見つめるライカの背中。今、彼女がなにを考えているのかが、分からない。
「ありがとな、助けてくれて」
「え?」
唐突の感謝。振り返ってくるライカの顔は穏やかだった。
「ほら、まだちゃんと礼言えてなかっただろ?」
「あ、ああ。当たり前よ! 私はお姉ちゃんなんだから」
「ははっ、言うと思ったよ」
ケラケラと笑うライカを見て、私は率直に元気がないなと思った。病み上がりだからなのかも知れないが、それにしてもなんか、変だ。
「母ちゃんに似てきたよな、姉貴って」
「へ? お母さんに?」
ぼんやりと遠くを見つめているようなライカが、唐突に言った。
「肌が白くて、真っ黒でつやつやの髪で……そうだな、あとは美人だったらウリ二つだ」
「私には私の良さがあるの。それが分からないってことはアンタもまだまだみたいね」
「ははっ」
また、らしくない笑い。
一体何がどうしたというのだろうか。というか、なんで急に死んだお母さんの話なんてしだしたんだろう。
「ホント、似てるよ。顔も性格も、危なっかしいどころじゃない、捨て身なところも」
「ライカ……?」
「だからきっと、このままじゃぜーんぶ同じになっちまう。──だから」
だから。
そう呟いた彼女の背後に、雷を従えた鬼神が顕現する。
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