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貴方と私は一つになる
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クツクツ…
「美味しくなぁ~れ」
お鍋の中のビーフシチューがいい感じに出来てきたわ
今日は旦那早く帰って来るかしら?
この所、仕事が忙しいって帰りが遅いのよね…
早く帰って来ないかしら…
この特製のビーフシチュー彼の大好物なのよね彼は喜んでくれるかしら
……………
………
……
旦那は帰って来ない…
仕事大変なのかしら…
もう夜も遅いわ…
先に寝ていよう……
ビーフシチュー多く作り過ぎちゃったから少しお隣さんにお裾分けでもしようかしらね…
「ふうっ…」
シャワーを浴び
私は彼の事を想いながら眠りにつく…
愛しい愛しい彼…
キスして欲しい…
抱きしめて欲しい…
全てを忘れる位烈しく抱いて欲しい…
ガチャ…
妻を起こさないよう静かに家に入る…
今日も仕事が忙しいと嘘をついてしまった…
俺は寝室で眠る妻を見ながら、ため息をつく
――愛しい愛しい妻――
学生の頃から見つめていた愛しい人…
妻を手に入れる為、俺はあらゆる努力をした
おかげで有名商社に入り、俗にエリートと呼ばれるようになった…
妻と結ばれた日は天にも昇る思いだった…
でも…
妻が欲しかったのは俺のエリートという肩書きと金だけだった…
妻は他の男を愛している…
今日も妻特製のビーフシチューをお裾分けと称して、男の元に行っていた…
妻は俺が贈った指輪をはめたまま、2人は激しく求め合い、愛し合っていた…
俺が聞いた事もない甘い声をだしながら
妻に贈った物には盗聴器がつけてある…
仕事の最中でも、いつでも妻を感じられるように……
初めて妻の浮気の最中の声を聞いた時は血の涙を流しながら、震えながら最後まで聞いていたよ
妻を愛してはいるが、あの男と激しく愛し合っている妻と顔を合わせ辛く今日も嘘をついた……
それでも俺は妻と別れるつもりはない…
俺は妻を愛している! それこそ妻と一つになりたい位に…
「スゥスゥ…」
妻はよく寝ている…
あの男と激しい運動をしたから疲れたんだろう
俺はハンカチにある液体を浸し、寝ている妻に嗅がせる…
「これで暫くは大丈夫だろう…」
深い眠りについた妻は大概のことでは起きはしない
俺はいつものように妻の上に乗り、衣類を剥ぎ取っていく…
「ふぅ~」
妻のナカに何度も俺の欲望を注ぎ込み俺は満足気に嘲笑う
妻があの男と愛し合った夜は、旦那である俺が妻の身体に上書きする…
その後、妻の腕に隠し持っている注射器の針を刺す
それが俺の最近の日課だ…
「うん、美味い!」
妻特製のビーフシチューは今日も美味いな~
例えそれがあの男の為に作られた物であっても…
でも、隠し味も入れたし今のビーフシチューの方が美味いな!
明日の朝食は妻と一緒にビーフシチューを食べよう
俺は何度も御代わりをして全部平らげよう!
妻があの男に再びお裾分けしないように!
あの男にこのビーフシチューは食わせるものか…
この特別な隠し味の入ったビーフシチューは自分と貴方の身体の中で血肉となり、栄養となり、一つとなる…
特別な隠し味【妻と俺の血が入った】ね……
「美味しくなぁ~れ」
お鍋の中のビーフシチューがいい感じに出来てきたわ
今日は旦那早く帰って来るかしら?
この所、仕事が忙しいって帰りが遅いのよね…
早く帰って来ないかしら…
この特製のビーフシチュー彼の大好物なのよね彼は喜んでくれるかしら
……………
………
……
旦那は帰って来ない…
仕事大変なのかしら…
もう夜も遅いわ…
先に寝ていよう……
ビーフシチュー多く作り過ぎちゃったから少しお隣さんにお裾分けでもしようかしらね…
「ふうっ…」
シャワーを浴び
私は彼の事を想いながら眠りにつく…
愛しい愛しい彼…
キスして欲しい…
抱きしめて欲しい…
全てを忘れる位烈しく抱いて欲しい…
ガチャ…
妻を起こさないよう静かに家に入る…
今日も仕事が忙しいと嘘をついてしまった…
俺は寝室で眠る妻を見ながら、ため息をつく
――愛しい愛しい妻――
学生の頃から見つめていた愛しい人…
妻を手に入れる為、俺はあらゆる努力をした
おかげで有名商社に入り、俗にエリートと呼ばれるようになった…
妻と結ばれた日は天にも昇る思いだった…
でも…
妻が欲しかったのは俺のエリートという肩書きと金だけだった…
妻は他の男を愛している…
今日も妻特製のビーフシチューをお裾分けと称して、男の元に行っていた…
妻は俺が贈った指輪をはめたまま、2人は激しく求め合い、愛し合っていた…
俺が聞いた事もない甘い声をだしながら
妻に贈った物には盗聴器がつけてある…
仕事の最中でも、いつでも妻を感じられるように……
初めて妻の浮気の最中の声を聞いた時は血の涙を流しながら、震えながら最後まで聞いていたよ
妻を愛してはいるが、あの男と激しく愛し合っている妻と顔を合わせ辛く今日も嘘をついた……
それでも俺は妻と別れるつもりはない…
俺は妻を愛している! それこそ妻と一つになりたい位に…
「スゥスゥ…」
妻はよく寝ている…
あの男と激しい運動をしたから疲れたんだろう
俺はハンカチにある液体を浸し、寝ている妻に嗅がせる…
「これで暫くは大丈夫だろう…」
深い眠りについた妻は大概のことでは起きはしない
俺はいつものように妻の上に乗り、衣類を剥ぎ取っていく…
「ふぅ~」
妻のナカに何度も俺の欲望を注ぎ込み俺は満足気に嘲笑う
妻があの男と愛し合った夜は、旦那である俺が妻の身体に上書きする…
その後、妻の腕に隠し持っている注射器の針を刺す
それが俺の最近の日課だ…
「うん、美味い!」
妻特製のビーフシチューは今日も美味いな~
例えそれがあの男の為に作られた物であっても…
でも、隠し味も入れたし今のビーフシチューの方が美味いな!
明日の朝食は妻と一緒にビーフシチューを食べよう
俺は何度も御代わりをして全部平らげよう!
妻があの男に再びお裾分けしないように!
あの男にこのビーフシチューは食わせるものか…
この特別な隠し味の入ったビーフシチューは自分と貴方の身体の中で血肉となり、栄養となり、一つとなる…
特別な隠し味【妻と俺の血が入った】ね……
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