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208 知恵熱。
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「本当に、すみま」
《いやシイラ、事情は聞いてる、お前のせいじゃ絶対に無い》
「どうしてそう言い切れますか、私は自分の過去を」
『シイラ、映像の中にも事実が有る、その事が決め手だよ』
《あぁ、俺もヒナから聞いた》
「その後です、まるで追撃したみたいに」
《なら俺だって同じ対応になってたかも知れない、ヒナの為に、ヒナの疑問に答えてくれただけだろ》
「だけじゃないんです、私の事を知って貰う必要が有るかと思って」
《頼む、シイラのせいじゃないと認めてくれ、じゃないとヒナの事を誰にも頼めなくなる》
「そんな極論を」
《偶々、シイラが面倒を見る日だっただけだ、いつか誰かと一緒に居る日に必ず起こった事》
『運命論が嫌いな君が言うとはね』
《それは、俺が巻き込まれる事に不慣れなだけで》
『シイラ、レンズの言う通り、いつか誰かとの会話の中で起こった事』
《アレはネネでも無理だ、寝る前の体温の高さと区別なんか付かない》
『君が不出来だからと言って、他人は万能じゃない。寧ろ、君と一緒の時で良かった筈だよ』
《あぁ、ヒナが話したんだろ、向こうの事》
「でも、もう熱で」
《だとしてもヒナはしっかりした子だ、ネネにも、遠慮する様な内容だった筈だ》
「あの察する感覚は」
『本人が制御しようとしない限り、手は出せないよ、甘やかすのと手助けは違うのだから』
「すみません、もうヒナちゃんの」
《納得してくれ、頼む、俺も落ち着かないんだ》
「後で、判断して下さい。動揺しているから、もしかしたら判断が」
《いや、絶対にシイラは間違って無い、何もだ》
「分かりました」
《嘘を言えとは言って無い》
俺もだが、シイラの動揺は、本当に凄いな。
石に棘でも生えてるのかって位に、反応して。
「私は大昔、とても間違って」
《学習して今は違う》
「どうして言い切れ」
《サレオスが居るからだ、それにヒナも懐いた、俺の警戒心が全く反応しないのが証拠だ》
「だとしても」
《信じてる、ヒナもだ、絶対に離れる決断をするなよ。ヒナが悲しむ、後悔させる事になる》
「そこは、徐々に」
《察する力が有る限り無理だろ》
「すみません」
《ヒナの為に頼む、誤解しないでくれ》
「せめて、保留にさせて下さい」
バカなら、直ぐに納得する。
だからこそ、シイラには賢さが有るんだが。
《分かった》
『さ、帰ろう』
「はい、失礼します」
《あぁ、またな》
「はい」
ヒナが知恵熱を出した。
しかも、コレが初めて。
あの前回ですら、熱は出ていない、と。
いや、多分、出る前に記憶を消しただけか。
《アズール》
「大丈夫です、今はお眠りになってます、シイラ様は如何でしたか」
《あぁ、今さっき帰った。ヒナが何か言ってたのか?》
「はい、シイラ様のせいでは無いと伝えくれと、誤解するかも知れないとしきりに仰っておりました」
《はぁ、コレが嫌だから、他人に任せない親も居るんだろうな》
俺と居る時なら、シイラは動揺しなかった。
俺だったら、問題は最小限に抑えられた。
「僕は、今、迷っています。ヒナ様が成長する事が、本当に良い事なのか分かりません」
《あぁ、正直、俺もだ》
何度も何度も、悲しい事実に気付く事になる。
そして徐々に、下らない親のせいで、如何に愛されていなかったかを知る事になる。
このまま。
幼く何も知らないままなら、ヒナは永遠に傷付かない。
あぁ、こうやって過保護になるんだろうな。
「レンズ」
《あぁ、おう、すまん》
「シイラさんは」
《取り敢えず、一時的に納得して、帰って貰った》
ネネ様から、沸々と怒りが湧いている。
「何で全て自分だけで対処しようとするんですか、私はそこまで無能ですか、それとも有害ですか」
《いや、すまん、シイラを頼む》
「はい、ですが次回からは自分から言って下さい、もう何回かで本当に怒りますからね」
《あぁ》
「ネネ様は、ヒナ様の成長に賛成なのですね」
「はい、ヒナちゃんが望んでいる、悪では無い行為だからです」
僕は、自身の不安から考えを歪ませてしまっていた。
生きているなら変化は当然、そして幼いモノには成長は当然の事、だと言うのに。
《すまん、だよな》
僕は、守ろう。
それだけ、を考えてしまった。
「すみません」
「いえ、私としては寧ろ身内は過保護な位で丁度良い、と思っている側ですから。寧ろその位で良いと思いますよ」
「ですが、動揺から、判断を鈍らせました」
「それも私は嬉しく思う側です、レンズも、あまり反省し過ぎないで下さい」
《おう、善処する》
「じゃあ、行ってきますね」
《おう、頼んだ》
どう言えば、誤解が解けるか。
どう言えば、分かって貰えるか。
「すみませんネネさん、お待たせ」
「ごめんなさい」
卑怯でも何でも良い。
それこそ誤解されても良い。
折角、知り合えたのに、行き違いで離れるなんて嫌だ。
「あの」
「関わった順なら、私が気付くべきでした」
「いや、アレは」
「そして年齢的には、多分、妙さんかと」
「いや、そもそも、いつからか」
「どの事象が欠けていれば知恵熱は出なかったのか、それは悪魔でも無い限り、判断は付かないのでは」
『そうだね』
「はい、ですので気にしないで下さい、でないと私も気にし続けます」
強引でも良い。
嫌われても良い、自分を責め続ける事だけはしないで欲しい。
「そんな、レンズさんみたいな」
「ヒナちゃんが懐く、そもそも関わりを持とうとするって、凄く稀有なんですよ」
『そうだね』
「それは、偶々、似た匂いを」
「なら私とも、レンズとも少し違う理由です、ヒナちゃんはシイラさんが必要だと判断したのだと思います」
「でも、私、追撃してしまったかも知れないんです」
「多分、私でもしたと思います、でも不可抗力です。今は難しいとは思いますが、シイラさんのせいでも、追撃が問題でも無いんです」
『だとしても、飲み下すには時間が掛かる』
けれど、自責の念を放置は出来無い。
アレは何処までも何処までも、落ちるモノだから。
「すみません、お手数掛けしていまい」
「私達はヒナちゃん連盟だと思っています、趣味も好みも合わないかも知れませんが、ヒナちゃんの事を心配している仲間の筈です」
レンズには負ける。
浅い事しか言えない自分が悔しい。
「はい、ありがとうございます」
『シイラ、お世辞じゃ無いよ』
「でも、本当の私を」
「ロリコンですか」
「いえ、そうじゃなくて」
「では、犯罪を犯したのでしょうか」
あぁ、沈黙が長く感じる。
でも信じてます、アナタは悪い人間じゃない、絶対に。
「はい、私は」
『シイラは、お金を貰っただけ、誰も害して無いよ』
「ではどうして、お金が必要だったのでしょうか」
今のシイラに、怖いモノは無い。
だから悪者になる事も厭わない、そして嘘も。
けれど、それは誰も望まない事。
「私は」
『シイラ、嘘はいけないよ、誰も幸せにならない』
僕ですら、こんな関係の破綻は認められない。
コレは単なる自傷行為。
「親から、逃げる為です」
「養護施設は、ダメでしたか」
「遠くて、お金が無くて、行けませんでした」
「なら責めませんし、寧ろ申し訳無いと思います。私は家族や、幸福自慢をした事に」
「いえ、有るんだな、凄いなと」
「私はこうなので、ヒナちゃんに共感出来る部分が少ない。でも、シイラさんは共感出来る、ヒナちゃんの為にご協力頂けませんか」
「私は、私なんて、そう思う様な人間で」
「構いません、ヒナちゃんに必要なのは完璧な人間では無いんです、なら悪魔が全て教えれば良い」
『そうだね』
道理も理屈も全て、僕らなら正解だけ、答えだけを提示出来る。
けれど、それでは単なる悪魔のコピー。
彼女、では無く、単なる悪魔のコピーにしかならない。
それは誰も、望んではいない事。
「良い面しか無い、そんな事は本来は無い筈です。ただ言わないだけ、忘れてるだけ、気付かないだけで問題や間違いは誰にでも有ります」
『そうかな、君には』
「レヴィア」
「妥協して体を許して、浮気されて」
「ネネさん」
「聞いて下さい、私は完璧だと思われたく無いんです」
「分かりましたから」
「自暴自棄になって、内定を蹴って独り暮らしも止めた程度です。結局は親や兄弟姉妹に世話になる、甘ったれの愚か者なんです」
『そして比べればキリが無い』
「はい、なのでお願いします、ヒナちゃんの為にも」
『彼女は賢い、しかもシイラの内情も理解した、だから離れる事も認める筈』
「ですが」
『僕は彼女が1番、けれど君は』
「ごめんなさい、もう少し、考えさせて下さい」
シイラは優しい。
けれど、誤解が怖い、だからこそ引く事に遠慮が無い。
「すみません、ですが誤解しないで下さい」
「はい、私の為にも、ですよね。すみません、ありがとうございます」
出来るなら、説得より、ただ伝えるだけに留めるべきだった。
けれど、気持ちは分かる。
折角出会えた者と、こんな事で離れたくない、そうした気持ちなのだと。
「すみません、疎遠になりたくなくて失礼しました、また来ます」
「はい、ありがとうございました」
傷付く事は勿論、傷付けてしまう事にも経験が有る。
だからこそ、自暴自棄との境に身を置き、最も安全な場所を選択する。
『シイラ』
「暫く、誰とも関わらない様に、したいです」
『今は、そうしよう、休もう』
問題が嫌なら、関わらなければ良い。
向こうでもココでも、誰かと関わらない程度では、死にはしないのだから
《いやシイラ、事情は聞いてる、お前のせいじゃ絶対に無い》
「どうしてそう言い切れますか、私は自分の過去を」
『シイラ、映像の中にも事実が有る、その事が決め手だよ』
《あぁ、俺もヒナから聞いた》
「その後です、まるで追撃したみたいに」
《なら俺だって同じ対応になってたかも知れない、ヒナの為に、ヒナの疑問に答えてくれただけだろ》
「だけじゃないんです、私の事を知って貰う必要が有るかと思って」
《頼む、シイラのせいじゃないと認めてくれ、じゃないとヒナの事を誰にも頼めなくなる》
「そんな極論を」
《偶々、シイラが面倒を見る日だっただけだ、いつか誰かと一緒に居る日に必ず起こった事》
『運命論が嫌いな君が言うとはね』
《それは、俺が巻き込まれる事に不慣れなだけで》
『シイラ、レンズの言う通り、いつか誰かとの会話の中で起こった事』
《アレはネネでも無理だ、寝る前の体温の高さと区別なんか付かない》
『君が不出来だからと言って、他人は万能じゃない。寧ろ、君と一緒の時で良かった筈だよ』
《あぁ、ヒナが話したんだろ、向こうの事》
「でも、もう熱で」
《だとしてもヒナはしっかりした子だ、ネネにも、遠慮する様な内容だった筈だ》
「あの察する感覚は」
『本人が制御しようとしない限り、手は出せないよ、甘やかすのと手助けは違うのだから』
「すみません、もうヒナちゃんの」
《納得してくれ、頼む、俺も落ち着かないんだ》
「後で、判断して下さい。動揺しているから、もしかしたら判断が」
《いや、絶対にシイラは間違って無い、何もだ》
「分かりました」
《嘘を言えとは言って無い》
俺もだが、シイラの動揺は、本当に凄いな。
石に棘でも生えてるのかって位に、反応して。
「私は大昔、とても間違って」
《学習して今は違う》
「どうして言い切れ」
《サレオスが居るからだ、それにヒナも懐いた、俺の警戒心が全く反応しないのが証拠だ》
「だとしても」
《信じてる、ヒナもだ、絶対に離れる決断をするなよ。ヒナが悲しむ、後悔させる事になる》
「そこは、徐々に」
《察する力が有る限り無理だろ》
「すみません」
《ヒナの為に頼む、誤解しないでくれ》
「せめて、保留にさせて下さい」
バカなら、直ぐに納得する。
だからこそ、シイラには賢さが有るんだが。
《分かった》
『さ、帰ろう』
「はい、失礼します」
《あぁ、またな》
「はい」
ヒナが知恵熱を出した。
しかも、コレが初めて。
あの前回ですら、熱は出ていない、と。
いや、多分、出る前に記憶を消しただけか。
《アズール》
「大丈夫です、今はお眠りになってます、シイラ様は如何でしたか」
《あぁ、今さっき帰った。ヒナが何か言ってたのか?》
「はい、シイラ様のせいでは無いと伝えくれと、誤解するかも知れないとしきりに仰っておりました」
《はぁ、コレが嫌だから、他人に任せない親も居るんだろうな》
俺と居る時なら、シイラは動揺しなかった。
俺だったら、問題は最小限に抑えられた。
「僕は、今、迷っています。ヒナ様が成長する事が、本当に良い事なのか分かりません」
《あぁ、正直、俺もだ》
何度も何度も、悲しい事実に気付く事になる。
そして徐々に、下らない親のせいで、如何に愛されていなかったかを知る事になる。
このまま。
幼く何も知らないままなら、ヒナは永遠に傷付かない。
あぁ、こうやって過保護になるんだろうな。
「レンズ」
《あぁ、おう、すまん》
「シイラさんは」
《取り敢えず、一時的に納得して、帰って貰った》
ネネ様から、沸々と怒りが湧いている。
「何で全て自分だけで対処しようとするんですか、私はそこまで無能ですか、それとも有害ですか」
《いや、すまん、シイラを頼む》
「はい、ですが次回からは自分から言って下さい、もう何回かで本当に怒りますからね」
《あぁ》
「ネネ様は、ヒナ様の成長に賛成なのですね」
「はい、ヒナちゃんが望んでいる、悪では無い行為だからです」
僕は、自身の不安から考えを歪ませてしまっていた。
生きているなら変化は当然、そして幼いモノには成長は当然の事、だと言うのに。
《すまん、だよな》
僕は、守ろう。
それだけ、を考えてしまった。
「すみません」
「いえ、私としては寧ろ身内は過保護な位で丁度良い、と思っている側ですから。寧ろその位で良いと思いますよ」
「ですが、動揺から、判断を鈍らせました」
「それも私は嬉しく思う側です、レンズも、あまり反省し過ぎないで下さい」
《おう、善処する》
「じゃあ、行ってきますね」
《おう、頼んだ》
どう言えば、誤解が解けるか。
どう言えば、分かって貰えるか。
「すみませんネネさん、お待たせ」
「ごめんなさい」
卑怯でも何でも良い。
それこそ誤解されても良い。
折角、知り合えたのに、行き違いで離れるなんて嫌だ。
「あの」
「関わった順なら、私が気付くべきでした」
「いや、アレは」
「そして年齢的には、多分、妙さんかと」
「いや、そもそも、いつからか」
「どの事象が欠けていれば知恵熱は出なかったのか、それは悪魔でも無い限り、判断は付かないのでは」
『そうだね』
「はい、ですので気にしないで下さい、でないと私も気にし続けます」
強引でも良い。
嫌われても良い、自分を責め続ける事だけはしないで欲しい。
「そんな、レンズさんみたいな」
「ヒナちゃんが懐く、そもそも関わりを持とうとするって、凄く稀有なんですよ」
『そうだね』
「それは、偶々、似た匂いを」
「なら私とも、レンズとも少し違う理由です、ヒナちゃんはシイラさんが必要だと判断したのだと思います」
「でも、私、追撃してしまったかも知れないんです」
「多分、私でもしたと思います、でも不可抗力です。今は難しいとは思いますが、シイラさんのせいでも、追撃が問題でも無いんです」
『だとしても、飲み下すには時間が掛かる』
けれど、自責の念を放置は出来無い。
アレは何処までも何処までも、落ちるモノだから。
「すみません、お手数掛けしていまい」
「私達はヒナちゃん連盟だと思っています、趣味も好みも合わないかも知れませんが、ヒナちゃんの事を心配している仲間の筈です」
レンズには負ける。
浅い事しか言えない自分が悔しい。
「はい、ありがとうございます」
『シイラ、お世辞じゃ無いよ』
「でも、本当の私を」
「ロリコンですか」
「いえ、そうじゃなくて」
「では、犯罪を犯したのでしょうか」
あぁ、沈黙が長く感じる。
でも信じてます、アナタは悪い人間じゃない、絶対に。
「はい、私は」
『シイラは、お金を貰っただけ、誰も害して無いよ』
「ではどうして、お金が必要だったのでしょうか」
今のシイラに、怖いモノは無い。
だから悪者になる事も厭わない、そして嘘も。
けれど、それは誰も望まない事。
「私は」
『シイラ、嘘はいけないよ、誰も幸せにならない』
僕ですら、こんな関係の破綻は認められない。
コレは単なる自傷行為。
「親から、逃げる為です」
「養護施設は、ダメでしたか」
「遠くて、お金が無くて、行けませんでした」
「なら責めませんし、寧ろ申し訳無いと思います。私は家族や、幸福自慢をした事に」
「いえ、有るんだな、凄いなと」
「私はこうなので、ヒナちゃんに共感出来る部分が少ない。でも、シイラさんは共感出来る、ヒナちゃんの為にご協力頂けませんか」
「私は、私なんて、そう思う様な人間で」
「構いません、ヒナちゃんに必要なのは完璧な人間では無いんです、なら悪魔が全て教えれば良い」
『そうだね』
道理も理屈も全て、僕らなら正解だけ、答えだけを提示出来る。
けれど、それでは単なる悪魔のコピー。
彼女、では無く、単なる悪魔のコピーにしかならない。
それは誰も、望んではいない事。
「良い面しか無い、そんな事は本来は無い筈です。ただ言わないだけ、忘れてるだけ、気付かないだけで問題や間違いは誰にでも有ります」
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「聞いて下さい、私は完璧だと思われたく無いんです」
「分かりましたから」
「自暴自棄になって、内定を蹴って独り暮らしも止めた程度です。結局は親や兄弟姉妹に世話になる、甘ったれの愚か者なんです」
『そして比べればキリが無い』
「はい、なのでお願いします、ヒナちゃんの為にも」
『彼女は賢い、しかもシイラの内情も理解した、だから離れる事も認める筈』
「ですが」
『僕は彼女が1番、けれど君は』
「ごめんなさい、もう少し、考えさせて下さい」
シイラは優しい。
けれど、誤解が怖い、だからこそ引く事に遠慮が無い。
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「はい、私の為にも、ですよね。すみません、ありがとうございます」
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「すみません、疎遠になりたくなくて失礼しました、また来ます」
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傷付く事は勿論、傷付けてしまう事にも経験が有る。
だからこそ、自暴自棄との境に身を置き、最も安全な場所を選択する。
『シイラ』
「暫く、誰とも関わらない様に、したいです」
『今は、そうしよう、休もう』
問題が嫌なら、関わらなければ良い。
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