147 / 255
145 海の魔獣と来訪者。2
しおりを挟む
僕は人種の感覚を得た。
とても心地良く、離れ難い感覚、それに味覚を得た。
そして人種に拘る意味を知った。
『対価に余りが出ただろう』
《うん》
「えっ」
『私もだ、経験は知識を凌駕する』
「対価の不平等が起きた場合、頭痛や体調不良が起こると伺ったのですが」
《今は未だ無い》
『あぁ、少しずつでも対価を支払えれば問題は起こらないが、あまりに乖離すればいずれ体調不良が起きるだろう。もう要望は無いか、全く』
「じゃあ、ココを、もう少し……」
対価が等価となったかどうか。
それは人種の満足度と、コチラの満足度を精霊と悪魔が査定する。
そして不適合な者に与えた場合、与え過ぎた場合、その全てが消される事になり。
不足は体調不良を招く。
『もう無いのか』
「ですね、今の所は」
『では与えよう、代替手段は幾らでも有るのだから』
繁殖を伴わない交尾や触れ合いは、人種にとっては意味が有る。
快楽は勿論、心地良さや穏やかさが得られる。
他では得られない良さが有る。
《与えると同時に得てしまっているのだけれど》
『もう少し回数を重ねれば、いずれ上回るだろう』
「ちょっと待って下さい、そろそろこの宿を出ないといけないので、コレからの事を話し合いましょう」
『同行するつもりだったのだが、置き去りにするつもりだったか』
「正直、叶えるだけ叶えて立ち去られる事以外は想定していなかったので、はい」
《返し足らない》
『だな、家はどうした』
「解約しました、外見も名も変更してから、再出発するつもりだったので」
『仕事はどうする』
「監督所の夜間勤務です、非常事態に備えて警備と補充等を担当していましたので、事情を説明し再度雇用して貰おうと思っていました」
『あの場にも悪魔は居た筈だが』
「仕事は仕事ですから、相談と言うより管理者、でしたので」
『つまり、家も仕事も無い、と』
「はい」
『人種は手間が掛かる、世話をし与える事も出来る。暫くは働くか』
「あ、いや、一応は貯金が有るので」
『それはお前のモノ、それにコレに知識を蓄えさせる必要が有る、働くとは何か分かるか?』
《分からない》
『先ずは、人種は役所に行く筈だろう、そこからだ』
「はい」
家を借りるにも働き口を探すにも、先ずは身分証。
外見の変更、使用可能言語が増えたなら、来訪者専用窓口へ。
コチラには戸籍が有る。
役所が有る。
《はいはいはい、はい、身分証の変更手続きですね》
「はい」
同い年位、だろうか。
人種なのか他の種属なのかは分からないけれど、取り敢えず外見は人種の壮年の女性に受付をして貰うと、そのまま彼女が受付となり。
個室へと案内された。
《はい。変更者は、彼、彼女かしらね?》
《うん、僕が変えた》
《あらー、可愛い子ねぇ、どっちだか分からないわ?》
《オスだよ》
《そうなのねぇ、はい、じゃあ変更手続きを開始しますね》
「はい、宜しくお願いします」
新しい名前は、ココに来るまでに考えた名前にした。
もう少し考える余裕が有るだろうと思っていたのに、全くそれどころでは無かった。
《クラム・カノンさんね》
「はい、変じゃないですか?」
《いえいえ、髪の色も相まって、素敵なお名前だと思いますよ》
《美味しそうで綺麗だって言われた》
《そうねぇ、貝なら美味しそうねぇ》
私は蛤さんの要望で、髪の色までもが大幅に変わった。
蛤さんは白い髪をベースに、黒や茶が混ざっているのに対し。
コチラは黒をベースに白や茶、赤毛のメッシュが入っている。
正直ココまでの道程で、ガン見された。
居るには居るが、あまり居ない髪色と言うか、配色と言うか。
「やっぱり、コレはもうちょっと」
《ダメ》
《そうよ、折角素敵なんだもの、ねぇ?》
《うん》
「いや、目立つのは、ちょっと」
《大丈夫よ、確かに見慣れないけれど、居るには居るのだし。コレも聖獣や魔獣の加護の印、コレで、舐められないで済むわよ》
「舐められるとか有るんですか」
《残念だけれど、有るのよぉ。あら、何の加護も無いなんて可哀想ね、って。私も良く言われたわぁ、まぁ、もう100年は前の事だけれどね》
となると、人種では。
いや、そもそも冗談?
「すみません、慣れて無くて」
《ふふふ、大丈夫よ、そう硬く考えなくても何とかなるわ。あ、彼らの戸籍は良いのかしら?》
「正直、迷ってまして」
《分かるわぁ、知識は有っても人種として生きる事は別。先ずは人種の生活に慣れてからじゃないと、一生の事だものね、良いの良いの》
《何故、慣れて無い事が分かったんだろうか》
《そうねぇ、オバちゃんともなると、その新しいお洋服だとか靴は全て新品でしょう?もうお返しは済んだのかしら?》
《まだ》
《あらー、じゃあ先ずは働いてお返しをしないとねぇ。そうそう、慣れた土地でなら戸籍が無くても大丈夫よ、海の子よね?》
《うん》
《じゃあ、新人です、日銭が稼ぎたいですって言えば大丈夫よ》
《分かった》
孫と祖母。
私も、こう見えてしまっているんでしょうか。
《はい、で、変更者はこの子と彼かしら》
『あぁ、水蛸の魔獣だ』
《蛤の聖獣》
《はい、それで登録しますね、少々お待ち下さいね》
《うん》
私も見られますが。
蛤さんは本当に良くガン見される。
蛸さんをベースにしたとしても、美形が過ぎる。
「はぁ」
《何処か痛いのか?》
「ド派手な変更に心が付いていかないだけです」
『恥を感じるなら、いっそ若返ってしまえば良かっただろうに』
散々請われましたが。
この変更ですらギリギリアウトだと言うのに、若返ってしまった日にはもう。
「何処かに謎の恐怖心が有るので無理です」
困った顔をされましても。
かなりの価値観の相違が有る事を、再認識している最中なんですよ。
若返りは寧ろ出会いが遅い事への帳尻合わせに過ぎず、妖精種の髪色が薄緑色等のファンタジー色が当たり前で、人種ですらココの者ならメッシュが入っちゃうのも当然。
監督所を1度は出るべきだと言われたんですが。
確かにそうですね、はい、慣れない。
『早く慣れてくれ、私達も出来るだけ慣れる』
「はい」
私達は対価を支払う為、海に出た。
労働に関して言えば蛤のには知見は有ったが、実際に具体的な事となると、私ですらも意外だった。
『どうだった』
《稼ぐのは大変だった》
私は漁へ。
蛤のは陸での海藻摘み。
身分証が無ければ、1日に稼げる額は限られてしまう。
だが、現物支給が行われる。
『カノン』
《貰った》
「海藻と、魚と、貝。良いんですか」
《うん、食べてみたい》
『私は肉食だ』
「あぁ、じゃあ、料理しますが。ご希望は」
『美味いモノ』
《うん》
「じゃあ、私が美味しいと思うモノ、にしますね」
『あぁ』
《うん》
カノンは監督所と呼ばれる場所で、住み込みで働く事となった。
私達も同行を許可され、且つ家賃が安いらしい。
「蛸さん、魚は捌けますか」
『知識だけなら有るが』
「ではお願いします、三枚おろし、身と骨と皮を取って下さい」
『分かった』
住むにも金のやり取りが発生する事に蛤のは驚き、それにカノンが驚いていたが。
正直、私も蛤のに驚いた。
人種を観察していた知識は有れど、興味を沸かせる程の知識が無い。
蛤のは、どうやらカノン自体に惹かれたらしい。
だが自覚が無い。
「おぉ、素晴らしいです、ありがとうございます」
《僕は何をすれば良い》
「んー」
『本でも読んでいると良い、役所で貰ったろう』
《分かった》
「では蛸さん、タマネギをこう、お願いします」
『分かった』
「怪我しない様にお願いしますね」
『あぁ』
タマネギの知識は有れど未体験だった。
私と蛤のは、初めて目に染みると言う体験をした。
《コレが毒じゃないのはおかしい》
「猫や犬には毒ですよ」
《でも人種に毒じゃない》
「ですが食べると美味しい、合わないかも知れないので、別添えにしておきます」
《うん、そうして》
カノンに言われ米を炊いていると、他の人種が現れた。
ココは共同の調理場、譲り合いや分け合う事が常らしい。
《あー、新人さんですかね》
「はい、クラム・カノンと申します、宜しくお願い致します」
《コチラこそ、アナタの、魔獣?》
「ですね」
《なのにココの寮に?》
「お醬油が有るので」
《あぁ、高いって聞いてるけど、本当なんだ》
「そうなんですよ、こんな小さな1瓶で、ケーキセット1回分」
《わぁ、高い、やっぱり外に出た方が良いですかねぇ》
「ですね」
《あ、私、川口って言います。元男です》
「あの、それは別に、言わなくても良いのでは?」
《良いんです良いんです、長い付き合いになるかも知れないんですし、そうした事が苦手な方だって居る筈ですから》
「私は、気にしませんが」
《ありがとうございます、何を作ってるんです?》
「魚の、南蛮漬けと、海藻の胡麻和えを」
《おぉ、払うからお裾分け無いかな?》
「あ、じゃあ、ご挨拶と言う事で」
《えー、じゃあ、ミネストローネ作るよ。合うかな?》
「はい、多分」
《じゃあ少し場所借りるねー》
『あぁ』
人種は不思議な行動をする。
カノンは敢えて知らないフリをし、この人種もまた、敢えて気付かないフリをした。
既に、互いが誰かを認識出来ていると言うのに。
とても心地良く、離れ難い感覚、それに味覚を得た。
そして人種に拘る意味を知った。
『対価に余りが出ただろう』
《うん》
「えっ」
『私もだ、経験は知識を凌駕する』
「対価の不平等が起きた場合、頭痛や体調不良が起こると伺ったのですが」
《今は未だ無い》
『あぁ、少しずつでも対価を支払えれば問題は起こらないが、あまりに乖離すればいずれ体調不良が起きるだろう。もう要望は無いか、全く』
「じゃあ、ココを、もう少し……」
対価が等価となったかどうか。
それは人種の満足度と、コチラの満足度を精霊と悪魔が査定する。
そして不適合な者に与えた場合、与え過ぎた場合、その全てが消される事になり。
不足は体調不良を招く。
『もう無いのか』
「ですね、今の所は」
『では与えよう、代替手段は幾らでも有るのだから』
繁殖を伴わない交尾や触れ合いは、人種にとっては意味が有る。
快楽は勿論、心地良さや穏やかさが得られる。
他では得られない良さが有る。
《与えると同時に得てしまっているのだけれど》
『もう少し回数を重ねれば、いずれ上回るだろう』
「ちょっと待って下さい、そろそろこの宿を出ないといけないので、コレからの事を話し合いましょう」
『同行するつもりだったのだが、置き去りにするつもりだったか』
「正直、叶えるだけ叶えて立ち去られる事以外は想定していなかったので、はい」
《返し足らない》
『だな、家はどうした』
「解約しました、外見も名も変更してから、再出発するつもりだったので」
『仕事はどうする』
「監督所の夜間勤務です、非常事態に備えて警備と補充等を担当していましたので、事情を説明し再度雇用して貰おうと思っていました」
『あの場にも悪魔は居た筈だが』
「仕事は仕事ですから、相談と言うより管理者、でしたので」
『つまり、家も仕事も無い、と』
「はい」
『人種は手間が掛かる、世話をし与える事も出来る。暫くは働くか』
「あ、いや、一応は貯金が有るので」
『それはお前のモノ、それにコレに知識を蓄えさせる必要が有る、働くとは何か分かるか?』
《分からない》
『先ずは、人種は役所に行く筈だろう、そこからだ』
「はい」
家を借りるにも働き口を探すにも、先ずは身分証。
外見の変更、使用可能言語が増えたなら、来訪者専用窓口へ。
コチラには戸籍が有る。
役所が有る。
《はいはいはい、はい、身分証の変更手続きですね》
「はい」
同い年位、だろうか。
人種なのか他の種属なのかは分からないけれど、取り敢えず外見は人種の壮年の女性に受付をして貰うと、そのまま彼女が受付となり。
個室へと案内された。
《はい。変更者は、彼、彼女かしらね?》
《うん、僕が変えた》
《あらー、可愛い子ねぇ、どっちだか分からないわ?》
《オスだよ》
《そうなのねぇ、はい、じゃあ変更手続きを開始しますね》
「はい、宜しくお願いします」
新しい名前は、ココに来るまでに考えた名前にした。
もう少し考える余裕が有るだろうと思っていたのに、全くそれどころでは無かった。
《クラム・カノンさんね》
「はい、変じゃないですか?」
《いえいえ、髪の色も相まって、素敵なお名前だと思いますよ》
《美味しそうで綺麗だって言われた》
《そうねぇ、貝なら美味しそうねぇ》
私は蛤さんの要望で、髪の色までもが大幅に変わった。
蛤さんは白い髪をベースに、黒や茶が混ざっているのに対し。
コチラは黒をベースに白や茶、赤毛のメッシュが入っている。
正直ココまでの道程で、ガン見された。
居るには居るが、あまり居ない髪色と言うか、配色と言うか。
「やっぱり、コレはもうちょっと」
《ダメ》
《そうよ、折角素敵なんだもの、ねぇ?》
《うん》
「いや、目立つのは、ちょっと」
《大丈夫よ、確かに見慣れないけれど、居るには居るのだし。コレも聖獣や魔獣の加護の印、コレで、舐められないで済むわよ》
「舐められるとか有るんですか」
《残念だけれど、有るのよぉ。あら、何の加護も無いなんて可哀想ね、って。私も良く言われたわぁ、まぁ、もう100年は前の事だけれどね》
となると、人種では。
いや、そもそも冗談?
「すみません、慣れて無くて」
《ふふふ、大丈夫よ、そう硬く考えなくても何とかなるわ。あ、彼らの戸籍は良いのかしら?》
「正直、迷ってまして」
《分かるわぁ、知識は有っても人種として生きる事は別。先ずは人種の生活に慣れてからじゃないと、一生の事だものね、良いの良いの》
《何故、慣れて無い事が分かったんだろうか》
《そうねぇ、オバちゃんともなると、その新しいお洋服だとか靴は全て新品でしょう?もうお返しは済んだのかしら?》
《まだ》
《あらー、じゃあ先ずは働いてお返しをしないとねぇ。そうそう、慣れた土地でなら戸籍が無くても大丈夫よ、海の子よね?》
《うん》
《じゃあ、新人です、日銭が稼ぎたいですって言えば大丈夫よ》
《分かった》
孫と祖母。
私も、こう見えてしまっているんでしょうか。
《はい、で、変更者はこの子と彼かしら》
『あぁ、水蛸の魔獣だ』
《蛤の聖獣》
《はい、それで登録しますね、少々お待ち下さいね》
《うん》
私も見られますが。
蛤さんは本当に良くガン見される。
蛸さんをベースにしたとしても、美形が過ぎる。
「はぁ」
《何処か痛いのか?》
「ド派手な変更に心が付いていかないだけです」
『恥を感じるなら、いっそ若返ってしまえば良かっただろうに』
散々請われましたが。
この変更ですらギリギリアウトだと言うのに、若返ってしまった日にはもう。
「何処かに謎の恐怖心が有るので無理です」
困った顔をされましても。
かなりの価値観の相違が有る事を、再認識している最中なんですよ。
若返りは寧ろ出会いが遅い事への帳尻合わせに過ぎず、妖精種の髪色が薄緑色等のファンタジー色が当たり前で、人種ですらココの者ならメッシュが入っちゃうのも当然。
監督所を1度は出るべきだと言われたんですが。
確かにそうですね、はい、慣れない。
『早く慣れてくれ、私達も出来るだけ慣れる』
「はい」
私達は対価を支払う為、海に出た。
労働に関して言えば蛤のには知見は有ったが、実際に具体的な事となると、私ですらも意外だった。
『どうだった』
《稼ぐのは大変だった》
私は漁へ。
蛤のは陸での海藻摘み。
身分証が無ければ、1日に稼げる額は限られてしまう。
だが、現物支給が行われる。
『カノン』
《貰った》
「海藻と、魚と、貝。良いんですか」
《うん、食べてみたい》
『私は肉食だ』
「あぁ、じゃあ、料理しますが。ご希望は」
『美味いモノ』
《うん》
「じゃあ、私が美味しいと思うモノ、にしますね」
『あぁ』
《うん》
カノンは監督所と呼ばれる場所で、住み込みで働く事となった。
私達も同行を許可され、且つ家賃が安いらしい。
「蛸さん、魚は捌けますか」
『知識だけなら有るが』
「ではお願いします、三枚おろし、身と骨と皮を取って下さい」
『分かった』
住むにも金のやり取りが発生する事に蛤のは驚き、それにカノンが驚いていたが。
正直、私も蛤のに驚いた。
人種を観察していた知識は有れど、興味を沸かせる程の知識が無い。
蛤のは、どうやらカノン自体に惹かれたらしい。
だが自覚が無い。
「おぉ、素晴らしいです、ありがとうございます」
《僕は何をすれば良い》
「んー」
『本でも読んでいると良い、役所で貰ったろう』
《分かった》
「では蛸さん、タマネギをこう、お願いします」
『分かった』
「怪我しない様にお願いしますね」
『あぁ』
タマネギの知識は有れど未体験だった。
私と蛤のは、初めて目に染みると言う体験をした。
《コレが毒じゃないのはおかしい》
「猫や犬には毒ですよ」
《でも人種に毒じゃない》
「ですが食べると美味しい、合わないかも知れないので、別添えにしておきます」
《うん、そうして》
カノンに言われ米を炊いていると、他の人種が現れた。
ココは共同の調理場、譲り合いや分け合う事が常らしい。
《あー、新人さんですかね》
「はい、クラム・カノンと申します、宜しくお願い致します」
《コチラこそ、アナタの、魔獣?》
「ですね」
《なのにココの寮に?》
「お醬油が有るので」
《あぁ、高いって聞いてるけど、本当なんだ》
「そうなんですよ、こんな小さな1瓶で、ケーキセット1回分」
《わぁ、高い、やっぱり外に出た方が良いですかねぇ》
「ですね」
《あ、私、川口って言います。元男です》
「あの、それは別に、言わなくても良いのでは?」
《良いんです良いんです、長い付き合いになるかも知れないんですし、そうした事が苦手な方だって居る筈ですから》
「私は、気にしませんが」
《ありがとうございます、何を作ってるんです?》
「魚の、南蛮漬けと、海藻の胡麻和えを」
《おぉ、払うからお裾分け無いかな?》
「あ、じゃあ、ご挨拶と言う事で」
《えー、じゃあ、ミネストローネ作るよ。合うかな?》
「はい、多分」
《じゃあ少し場所借りるねー》
『あぁ』
人種は不思議な行動をする。
カノンは敢えて知らないフリをし、この人種もまた、敢えて気付かないフリをした。
既に、互いが誰かを認識出来ていると言うのに。
0
あなたにおすすめの小説
【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?
山咲莉亜
ファンタジー
ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。
だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。
趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?
ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。
※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】
普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます)
【まじめなあらすじ】
主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、
「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」
転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。
魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。
友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、
「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」
「「「違う、そうじゃない!!」」」
これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。
※他サイトにも投稿中
※旧タイトル
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
執事なんかやってられるか!!! 生きたいように生きる転生者のスローライフ?
Gai
ファンタジー
不慮の事故で亡くなった中学生、朝霧詠無。
彼の魂はそのまま天国へ……行くことはなく、異世界の住人に転生。
ゲームや漫画といった娯楽はないが、それでも男であれば心が躍るファンタジーな世界。
転生した世界の詳細を知った詠無改め、バドムス・ディアラも例に漏れず、心が躍った。
しかし……彼が生まれた家系は、代々ある貴族に仕える歴史を持つ。
男であれば執事、女であればメイド。
「いや……ふざけんな!!! やってられるか!!!!!」
如何にして異世界を楽しむか。
バドムスは執事という敷かれた将来へのレールを蹴り飛ばし、生きたいように生きると決めた。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる