幼い頃から虐げられた、彼女の流転の物語。

中谷 獏天

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第2章 王家。

第4話  最初の人。

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 お坊ちゃまのお耳に入れるべきかどうか、悩んだのですが。

《お坊ちゃま、少し、宜しいでしょうか》

『セバスチャン、改まってどうしたんだい、何か問題でも』
《クロエ様の事をお尋ねになる者が現れた、と、報告が入りました》

『それは』
《数日前で御座います、そしてお衣装からして、隣国の者。先日、我が国の公女様が問題を起こし、正妃を断罪した、かの国の者かと》

『そこにクロエが』
《分かりません、ただ、クロエ様だけでは無く、この家の事も尋ねられたそうで》

『もしかすれば、クロエに関係する者が』
《どう、なさいますか》

 迎えに行かれると言う事は、この国の王族に反旗を翻すと受け取られても致し方無い、そうした緊張状態は続いたままなのです。
 嘗てこの家に嫁いで来られた公女様は、未だに隣国で拘束されたまま、国家間でも緊張状態が続いており。

 かの国は大国、コチラは約半分の大きさの、謂わば小国。
 だからこそ、この国を出る事は王家へ警戒心を与える事になり。

 無事に、帰国が叶うかどうか。

『薄情なのかも知れないけれど、クロエは、僕が迎えに行ったらどう思うか、少し、分からないんだ』

《投げ出した、となれば、お嘆きになるかと》

『そうだね、けれど甥に継がせるかも知れないとは』
《確かに仰っておりました》

『なら、受け入れてくれるだろうか』

《そう計画されますと、今直ぐにお迎えに行く事が、難しくなりますが》
『コチラからも調べたい、何より、引き継ぎをしないとクロエをガッカリさせてしまうだろうし。そうか、生きててくれているかも知れないなら、良かった、本当に』

《お坊ちゃま、まだクロエ様が居るかどうかは決まってはおりません、ありとあらゆる策を考え講じて参りましょう》
『あぁ、そうだね』

 そしてお坊ちゃまは、かの国へ公式に向かう事を決め、人質にならない為にも領地を甥御様に引き継ぐ事になり。

 周囲の領地への根回しは勿論、領民への根回しも必須で御座いまして。
 情報がそれなりに揃った頃には、離縁から2年以上が過ぎておりました。



、で来て下さったんですか、成程」
『確かに僕は公女様の前の夫ですが、全く気持ちも興味も無いので、どうかご心配なさらないで下さい』

「何処まで知ってらっしゃるか探ろうと思ったんですが、どうやら知らないみたいですね、彼女が起こした事件の詳細を」

『あの、すみませんが』
「アナタの最初の奥様を刺したんですよ」

 僕は、どうして悠長にただ待っていたんだろうか。
 クロエはいつか、誰かに接触してくれる筈だ、と。

『クロエは、クロエは無事なんですか』
で来てらっしゃるんですよね、お伝えする義務がコチラに有るとでも?」

『どうか、せめて無事かどうかだけでも、お願いします』

「では聞かせて下さい。どうして、何故、彼女がただ去るのを黙って見逃したんですか」
『国に呼び出されていたんです!まさか、国がそこまでするだなんて、僕は』

「妾を取らせる様な国をまだ信じてたんですか」
『単なる気紛れだと、直ぐに飽きて家を出る筈だからと。クロエは、僕の爵位が上がった事を気にして、でも言い聞かせたんです、直ぐに終わる事だと、分かったと、だからまさか去るなんて』

「実際は、どうなんでしょうね」
『どう言う意味ですか』

「公女と上手く生活出来なかっただけで、単に良い様に言って」
『有り得ません!元は国に助力する為では無くクロエの為だったんです、クロエが安心出来る様に、あの家を潰す為に、でもその時には既に国が動いていて、僕はクロエの連座を避ける為に証拠を提出して』

「そこで見初められてしまった、と」
『はい、後から聞かされました、ですが彼女とは何も有りません。僕は仕事で家を空け、決して2人にもならず、作ったのだとされる物は何も受け取らず。そうしてる間に干ばつが来て、そのまま引き取って頂きました。クロエとの離縁は知らなかったそうで、交換条件として、爵位の降格と王族に関わる一切を無しにして頂きました』

「その手口でコチラに外交に来た、と」
『一応、元夫ですから』

「女運が無いのか、使用人が無能か」
『使用人達も騙されていたんです、其々にクロエが居る場所を誤認させられていて、替え玉が居たんです』

「相当の手の込み具合ですね」
『離縁状が受理されたと突き付けられ、そこで初めてクロエが居ないと知ったんです。その時にはもう、領地内には居らず、王族からも説明が無いまま、ただ探すしか無くて』

「流石に公女を拷問は難しいですからね、何処かの侍女の様に」

『はい、今となっては後悔しています』

「おや、コチラに寝返りますか」
『いえ、そうでは無くて、僕は、甘かったと痛感しているんです』

「ご無事ですよ、お体もかなり戻って体調も問題は有りません」

『そう、ですか、良かった、クロエは重たいと量が食べられないので』
「回数を多く、ですね」

『はい、けど』
「甘い物がお好きで良くお食べになる、好きなクッキーはナッツ入り、甘過ぎないのが好み、ですね」

『あの、もしかしてお世話に』
「寧ろ僕がお世話になっていますね、色々と」

『あの、彼女は』
「はい、4度目の婚姻をしておりますが、何か問題でも?」



 流石に、侯爵から更に高い地位にまで就けただけは有りますね。
 謀反や企みを疑われれば即座に否定し、感情的になりながらもクロエ様が既婚者だと知れば、名で呼ぶ事を控えた。

 レウス様よりは幼いので、頼りなさは有りますが。

『その、彼女は』
「未だに幸せについては疎いですが、穏やかに過ごして頂いておりますよ」

『会う事は』
「会ってどうなさるんですか?元奥様に元奥様の事を謝罪するんですか?それともあんなクソみたいな国に連れ戻して泣かせる気ですか?」

『彼女が、泣いたんですか?』

「あぁ、アナタの前では泣きませんでしたか」

 さぁ、ココから、どう出ますかね。

『彼女は、泣く事は悪い事だと』
「そうですね」

 場合によっては、ですが。

『彼女を泣かせたのは』
「アナタですよ」

『僕が?』
「平穏や幸せを教えたのはアナタだと聞いてますよ、随分と余計な事をしてくれましたよね。幸福を知れば不幸を知る事になる、常に悪い環境に居れば悪い環境だとは分からない、なのに。幸せを知ってしまった事で、彼女は泣いているんです、知ってしまったから泣いてるんです」

『さっきは、穏やかに過ごしていると』
「ええ、穏やかに過ごしていても急に泣き出すんですよ、困ったものですね」

『なら僕に下さい、返して下さい』

「成程、泣き顔がお好きですか」
『違います、彼女が泣いても僕は困りません、だから僕に下さい、返して下さい』

 返して下さい。
 自分のモノだと主張し続けますか、4度の婚姻について驚いていたにも関わらず。

「返す、ですか、そもそも彼女がアナタの元に帰りたがるとでも?」
『僕の元に戻って良かったと、思わせます、泣かせない様にします、だから、どうか、返して下さい』

 そう泣きそうになられてしまうと。

『おい、もう良いだろう』
「もー、レウス様、どうにかもう少し堪えられませんでしたかね」

『俺はお前と違って意地悪じゃないんでな』
「いや泣かせて楽しんでるのはアナタですよね」
『アナタがクロエの』

『おう、クロエは俺の側室だ』
「コチラ、王族のレウス様です。少し前に元正妃を断頭台に上げ見世物にし、正妃候補を追い込み自害させ、この度正式に正妃様を迎えられました」

『お前』
「この位は許して下さいよ」

 僕の嫁候補を奪われるかも知れないんですから、この位は許して下さいよ、レウス様。



『クロエは元気ですか、無事ですか、どうしていますか』

 俺より幼くて、ある意味でお似合いと言えばお似合いだが。

『あの国に連れ帰るつもりなら、俺は答えない』

『分かります、仰りたい事はご尤もですが、僕は他国を情報でしか知りません。ココは大国で我が国は小国、強固な王制に守られた豊かな国だと知ってはいますが、どちらが良いかまでは僕には判断出来かねます、ただ』
『なら少し居ろ、ただその合間に騒動に巻き込んでやるが、音を上げたら送り返す。あの公女と共にな』

『信頼した上で尋ねさせて頂きます、どうして処断なさらないのでしょうか』
『クロエは俺の側室、なら答えは分かるだろう』

『いえ、クロエは、興味が無いかと』

 正解だ、流石に少しは分かってるな、コイツ。

『1度聞いたが、本気で俺に任せる、と。恨みは特に無いらしいが、お前は本当に好かれてたのか?』
『クロエから好意を感じ取った事は、殆ど有りません。ただ、少しは気を許してくれていたのに、あの騒動で、僕は』

 悔し泣きをするか。

『不思議なんだがな、男は悔し泣きを嘘で出来ないんだそうだ、他に何が悔しい』
『最初からです、始めから全て後悔しています。どうしてあんな女に引っ掛かったのか、どうして見抜けなかったのか、どうして最初に直ぐ信じなかったのか、どうして直ぐに関わろうとしなかったのか。全部です、全て、もっと、度胸が有ったら、もっと知恵や経験が有ったら、もう少し、クロエを楽にしてあげられたのに』

『愛だ恋だと、お前みたいな者に領主は難しいだろう』
『ですね、なので甥に全て引き継ぎました』
「それで良く国外に出られましたね」

『僕の家族が人質だと、流石に僕でも理解していますから、帰国は必ずします』

『で、俺の可愛いクロエが、また悲惨な目に遭うかも知れない、と』
『失礼ですが、本当にクロエは』
「残念ですが、レウス様とクロエ様は清く白い婚姻です」

『幼過ぎるし肉付きが足りなさ過ぎる』
『今はどうか分かりませんが、最初よりも家を出た時の方が』
「今はその程度だそうです」

『あぁ、良く食べれてるんですね』
「因みにお子様もいらっしゃいます」
『お前、俺の知らない事を』

「はい、僕だけにと教えて頂いた事ですから」
『あの、その子は』
『どうしてるんだ』

「お知り合いにお渡しした、としかお伺い出来ませんでした。多分、2回目か3回目の婚姻相手のお子様かと」

『お前の子かも知れない、とは言わないんだな』

『僕は、出産でクロエを失いたくなくて、日付や薬、道具を使い、出来無い様にしていたんです』
『お前、クロエに内密にか』

『はい』
「だけ、ですかね、暫く蜜月を味わいたかっただけでは?」

 まさか、本当に。

『そうした下心が全く無かったとは、言い切れません』
『おい、お前』
「クロエ様、どうしますかこの男」

「どうして言ってくれなかったんですか」
『クロエ』

「どうして言ってくれなかったんですか」
『ごめん、君が気にしていたのを知ってて、だからこそ言えなくて、ごめん』
『だけか』

『君との子供は欲しかった、けどクロエを失いたく無かった、細くてか弱いクロエが、出産に、耐えられないかも知れないと。医者が大丈夫だと言っても、失いたくなくて、でも、僕は、長く、ずっと、一緒に、居たくて』



 泣くと体力を凄く消耗すると、大きくなってから私は知りました。
 一緒に泣いて、気が付いたら寝てしまっていて。

『おう、浮気だな、クロエ』

「申し」
『冗談だ、謝るな。どうする、コレと国に帰るか?』

「私は、無知で愚かなので、直ぐに答えが出せず」
『コレだけ複雑な事情だ、お前だって直ぐに答えは出ないだろ』
「いえ、僕は既に出してますよ」

「あの、少しでも教えて頂けませんでしょうか」

「戦争しましょう」
『だな、それは俺も考えていた』
「あ、いや、暴力は、争い事は」

「僕の作戦なら大丈夫ですよ、さして民に被害は出ずに国を吸収出来ますから」
『よし、王に伝えてこい』
「あ、ちょっ、まっ」

『落ち着けクロエ、お前の2番目の夫の弔い合戦だとでも思え』
「そ、でも私の子が巻き込まれるのは嫌です、ダメです」

『そうはならない、大丈夫だ、アレはお前を好いてる、お前に嫌われる様な事はしない』

「レウス様の、側近の方が?」
『お前は本当に。良いか、俺がお前を抱く気が無いのは、分かってくれているだろうか』

「そこははい、妹か子供か猫かと、はい」
『おい、狸寝入りを続けるなら刺すぞ』

『すみません、いつ起きれば良いか考えてまして』
「あ、何処まで覚えてますか?私、いっぱい泣いて」
『先ずは水でも飲ませてやれ、それからゆっくり話せ、良いな?』

「はい、ありがとうございますレウス様」
『俺は隣に居るからな、まだ手は出すなよひよっこが』
『はい』

「あの、お水です」
『ありがとう』

「あの、先ずは婚姻の事なんですが、4回しました」
『うん』

「2人目の方は戦死しました」
『良いのかどうか分からないけれど、僕はその戦争には関わっていないんだ』

「あ、はい、少し安心しました」

『その、子供は』
「はい、良いご家庭に差し上げました」

『その子を取り戻す気は』
「無いです、そのご家庭の子として、お腹で育てて、産んでからも良く言い聞かせました。あの子はもうあの家の子です」

『君が信じられる家なんだね』
「はい、とても良い方々ですし、後妻で揉めたりとか姉妹兄弟で揉める事は絶対に無いので、はい、大丈夫です」

『なら、僕も会って良いかな』

「それは、ちょっと、少し、難しいので、側近の方と相談させて下さい。彼は凄い頭が良いんです、凄く」
『僕より?』

「はい、多分、はい」
『このまま、ココで彼らと過ごしても良いんだよ、クロエ』

「そうしたら、アナタはどうするんですか?」
『僕は国に帰って、甥に使われながら一生独身のまま、孤独に死のうと思う』

「貴族位が無くてもご結婚出来ると思います、優しいですから」

『僕は本当に優しいんだろうか、クロエに幸せや平穏を教えて、逆に辛い思いを』
「もう知ってしまったので、もう、遅いかと」

『すまない、ごめん』
「あ、いえ、今は幸せです、元気そうで安心しました」

『あ、刺されたのは』
「背中です、皮が良く伸びるので、こう、そんなに傷は深く無かったそうです」

『今は?』
「特に何も問題は無いです」

『傷以外、正妃の事は』
「あ、大丈夫です、レウス様みたいに私を妹だと可愛がってくれる方ですから」

『可愛がる』

「何か変ですか?」
『僕は、僕もクロエを可愛がっていた筈なんだけれど。僕を恋しいとか、会いたいとか、寂しいと思ってくれた事は有るんだろうか』

「はい、皆さんのお陰で好きがかなり分かりましたし、可愛がるも、恋しいと思いましたし、だから会いたいと言うか、お話し合いがしたいと思いました、もしかしたら結婚してらっしゃるかも知れないので。それで、それは少し寂しいなと思いました」

『なら僕を、好いてくれてるんだろうか』
「それは、その、一応私はレウス様の側室なので」

『あぁ、すまない』
「いえ」

 もっと話したかったんですが、私のお腹が限界で。

『あ、ごめん、お腹が空いてるんだね』
「あの、多分、レウス様の居る部屋に、用意が有るかと」

『あぁ、じゃあ、行こうか』
「はい」
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