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第二章 そして舞台の幕が開く

83話 生物の本能

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 「お嬢様! ご無事ですか!?」

 デイジーの声に意識を戻す。いつの間にかルーファスとの会話に気を取られていた。
 頬を流れる涙を拭い、顔を上げる。

 見上げた先にいる彼女は、苦しげな表情を浮かべていた。無事だと告げるも、その表情が晴れることはない。

 「デイジー?」
 「申し訳ございません、お嬢様。お守りすると言ったのに」

 彼女は謝罪と共に深く頭を下げる。私がルーファスに庇われたのを見て、自身を責めているようだ。

 彼女では、私を抱えるのは困難だっただろう。背丈もさして変わらない。せいぜい壁になるしかできなかったはず。

 それでも、守れなかった自分に納得がいかないのだろうか。悔しさに顔を歪ませる姿は、見ている者の胸をも軋ませるものだった。

 「気にすることないわ。私はこのとおり、無事だもの」
 「ですがっ!」
 「デイジー、そこまでにしておけ」

 ルーファスは上体を起こすと、手で髪を払う。付着した砂が、払う度にパラパラと落ちていった。

 「気持ちは理解できるが、君に何ができた? 彼女を抱えることはできないだろう。二人揃って怪我でもするつもりか?」
 「そんなつもりは……!」
 「ならば割り切れ。君は君にできることをすればいい」

 話は終わりだ。そう締めくくり、彼は私を抱えたまま立ち上がる。
 突然の浮遊感に、慌てて彼の胸元を掴んだ。両足でしっかりと地面を踏みしめたのを確認し、身体の力を抜く。どうやら落ちることはなさそうだ。

 安堵の息を吐いた私に、頭上からくすりと笑う声が落ちる。
 先ほどまでの真剣な表情はどこへやら。ルーファスは楽しげな笑みを浮かべていた。

 「そんなに慌てなくても、落としたりはしないさ」
 「……それはありがたいけれど。もう下ろしてくれていいのよ?」

 先ほどは緊急事態ゆえ抱えられても気にしなかったが、今は別だ。差し迫った危険はなく、下ろしても問題はない。

 むしろ、早く下ろしてくれないか。抱えられている方が問題だ。
 今の体勢は、俗に言うお姫様抱っこ。どんな顔をすれば良いのかわからない。

 改めて自身の状況を認識し、頬がじわじわと熱くなっていく。気恥ずかしさと居た堪れなさがダブルで襲ってきた。
 可及的速やかに下ろしてもらいたいが、彼は微笑んだままこちらを見つめるだけ。私の嘆願は無視するつもりらしい。

 「さて、それでは街中を確認しに行こうか。イグニールのように侵入している魔獣がいたら困るしね」
 「え、このまま行くつもり!?」

 抱き上げたまま歩き出すルーファスに、私は抗議の声を上げる。勘弁してくれ。恥ずかしさで死んでしまう。そんな気持ちで抗議するも、ルーファスは微笑みを浮かべて却下した。

 「あれだけの爆風を受けたんだ。まだ自分で歩くのは止めた方がいい。気づいていないだけで怪我をしているかもしれないだろう?」
 「思考ならしっかりしているし、足に痛みもない! 歩くくらいはできるわ!」
 「そうは言うけれど、顔が赤いよ? 万全とは言えないのでは?」

 君に無理をして欲しくないんだ、分かってくれるね? 小首を傾げて問う彼に、私は両手で顔を覆う。下ろしてくれれば顔の赤さは解決するというのに! それが分かっていて指摘してくるのだからタチが悪い。

 恥ずかしさから唸る私とは裏腹に、彼はご機嫌な様子で笑っている。こちらの心情を慮る気はないようだ。

 内心で言葉の限り文句をこぼすも、大人しく口を噤む。何を言っても、今は言い返される気がしてならなかった。







 太陽が天高く昇り、夏の日差しが照り付ける時刻。
 私たちの目前には大きな森が広がっていた。ルーファスが怪しいと睨んでいた、ベント子爵領北部にある森だ。

 一夜が明け、私たちはこの森を訪ねることにした。
 襲撃を受けた際、50匹以上の魔獣を討伐済みだ。森に住まう魔獣も一定程度減っているだろうと判断した。
 また、あれほどの襲撃があった以上、悠長に構えている暇はないというのも理由の一つである。

 教会には既に応援要請を送っており、本来ならば応援部隊の到着を待つべきだろう。

 しかし、街は未だ予断を許さない状況だ。のんびりと構えることもできなくなった。

 もう一度襲撃を受ければ、被害は甚大なものになる。それが分かっていて、手をこまねいているわけにもいかない。
 街中には、至る所に襲撃の爪痕が残されているのだ。

 昨晩火災にあった家がいい例だ。イグニールによって燃やされた家は、戦闘終了後すぐに消火活動が行われた。

 中を検めると、三人の遺体が発見された。老夫婦と息子が暮らす家だったようだが、既に全員の死亡が確認されている。現場には、老夫婦の遺体と、片腕のない遺体が残されていたらしい。

 イグニールの口元に付着した血は、男性の腕を噛み千切った跡だったようだ。食べるつもりはなかったのか、千切られた腕も見つかったという。

 あのような惨劇を繰り返してはならない。幸か不幸か魔獣の数は大幅に減らしている。過信は禁物だが、調査くらいなら可能だろうと判断した。

 森に魔獣の生き残りがいるならば、対応できる範囲は討伐する。
 他方、無理だと判断した際は、一時撤退だ。歯痒いことではあるが、無謀に突撃するわけにはいかない。討伐部隊との合流を待ち、再度向かうことになるだろう。

 あの街は、もう随分と疲弊している。7年以上も苦しめられてきたのだ。
 それに加えて、昨晩の大規模な襲撃。自警団から負傷者も出ている。

 彼らに残された時間はあまりにも少ない。解決を急がねば、街が壊滅してしまう。物理的な問題だけでなく、民の心もだ。長年苦しめられた心は限界が近い。これ以上の苦痛は耐えられないだろう。
 
 「まずは森の中を確認しましょう。街が心配ではありますが、問題の早期解決が望まれます。
 全員の安全に留意しつつ、先を急ぎましょう」

 魔獣がいる可能性もありますから、ご注意を。そう告げるカイルに、全員で頷く。黙したまま森の中へ足を踏み入れた。
 
 辺りには青々とした木々が立ち並び、美しい風景が広がっている。葉の隙間から漏れる木漏れ日が、一層幻想的な雰囲気を作り出していた。
 木陰の多いこの場所は、本来ならば夏の暑さから逃れる憩いの場になっただろう。人の目を楽しませるかのように、可愛らしい野花も咲いている。

 けれど、その美しさとは裏腹に、言いようのない薄ら寒さを感じた。目に見えた異変はないが、どうにもこの森は違和感がある。

 「可笑しいわね」
 「ああ、君もそう思うか」

 ルーファスはこちらへ視線を投げる。彼もまた、この森に違和感を覚えているらしい。

 一見すると、とても美しい空間。この風景を写真で見たのなら、きっと素敵な場所だと思えただろう。魔獣との遭遇もなく、静かな空気に包まれている。

 にもかかわらず、纏わりつくこの違和感は何と言えば良いのか。

 森へ入り、二時間ほどが経過した頃。私たちは状況整理も兼ねて、一度休憩を挟むことにした。
 幸いまだ日が高く、焚火は必要ない。何を準備するでもなく、その場に腰を下ろした。

 護衛の騎士は立ったまま周囲を警戒している。一部の者は周辺の確認に向かうようで、ペアを組み森の中へと消えていった。

 「状況を整理しましょう。聖女様、感じていた違和感について教えてもらえますか?」

 カイルが私に声をかける。それに一つ頷き、私は道中を思い出しながら口を開いた。

 「何というか……静かすぎると思うの」
 「静かすぎる?」

 ぱちりと目を瞬くカイルに、私は首肯する。これまで見てきた森には、分かりやすい異変はなかった。青々とした木々に、愛らしく咲く野花。よくある森の風景だ。
 けれど、森とはここまで静かなものだったかと首を傾げたくなる。

 「鳥の羽音もなければ、草が揺れる音もしない。あまり風が吹いていないというのもあるけれど、それにしても不自然だわ。
 より正確に言うのなら、生きた気配がしないのよ」
 「生きた気配、ですか」

 オーウェンは顎に手を添え、小さく呟く。彼も記憶を辿っているようだ。わずかばかりの間が空いて、納得したように口を開いた。

 「たしかに、生き物は一度も見ませんでしたね。鳥はおろか、虫すら目にしていない。普通ならあり得ないことでしょう」

 オーウェンの言うとおり、私たちは魔獣はおろか、虫にすら遭遇していない。
 単に散歩で訪れたなら理解はできる。興味のあるもの以外に目を向けないのはよくある話だ。

 しかし、私たちは調査のためにここにいる。全員見落としのないよう目を凝らしていたはずだ。
 だというのに、生き物一つ見つけられないのは不自然ではないか。虫でも蜘蛛でも、何らかの生き物を発見しても可笑しくないのに。

 この異様なほどの静けさは、生き物がいないために生じているのだろうか。

 「……まるで、墓場みたいですね」

 皆が思考する中、デイジーがぽつりと言葉をこぼす。声に出す気はなかったのか、ただぼんやりと森を眺めている。

 彼女に声をかけようとするも、不意に足音が耳を掠めた。どうやら足音の持ち主は走っているらしい。草を踏み鳴らす音が、忙しなく聞こえてくる。

 魔獣の襲撃ではなさそうだが、何かが起きてからでは遅い。全員が腰を上げて身構えると、木々の先から騎士たちが姿を現した。

 「どうかしましたか?」
 「カイル殿! あちらの方角に、洞窟を発見しました。魔獣の住処という可能性もあり、急ぎ戻った次第です」

 騎士の説明によると、ここから10分ほど歩いた場所に洞窟があるそうだ。中は暗く、明かりが無ければ見通すことは難しいとか。独断で動くわけにはいかず、判断を仰ぐため戻ったという。

 「洞窟ですか。住処になっている可能性はありますね。何か生き物が動く音はしましたか?」
 「いえ、音は一切ありませんでした。中に何かがいる様子もなさそうです」

 中が見えないため、確実とは言えませんが。そう答える騎士に、カイルは頷いて礼を述べた。その上で、私の方へ視線を向ける。

 「目に見えた危険はなさそうですが、絶対とは言えません。いかがいたしますか?」

 問いかける彼の瞳に、迷いは一切ない。何であれ、私の判断に従うつもりなのだろう。
 
 確実に安全とは言えない場所。普通なら、近づくべきではない。魔獣の住処であればなおさらだ。
 けれど、今は平時ではない。昨晩対峙した魔獣が全てなら良いが、その確認も取れていないのだ。他にも魔獣がいた場合、住処を放置した結果、新たな被害が出ることもあり得る。

 脳裏に壊された街並みが浮かぶ。私の答えは、一つしかなかった。

 「行きましょう。ただし、警戒を切らすことのないように。魔獣がいる前提で行動してください。
 騎士はいつでも剣を抜けるよう準備を。魔術師もすぐに術が展開できるよう備えなさい。
 洞窟の入口には、二名ほど騎士を残しましょう。万が一私たちの戻りが遅くなった際、助けを呼べるように」
 「かしこまりました」

 私の指示を受け、カイルが即座に騎士へ目配せをする。騎士たちも心得たのか、無言で頷いていた。

 「また、デイジーには私の護衛を外れてもらいます」
 「お嬢様!?」

 焦ったように声を上げる彼女に、私は穏やかに微笑みかける。何も彼女がダメだというわけではない。
 むしろ、彼女の力が必要だと判断してのことだ。

 「現在、火属性の魔術が使える者はあなただけ。だからこそ、騎士と共に先導してほしいの。あなたの火が頼りなのよ」
 「あ……」
 「騎士たちはデイジーの守りをお願いします。彼女は強いですが、今回は戦闘に参加できません。戦闘中に灯りを絶やすわけにはいきませんから。お願いできますね?」
 「かしこまりました。必ずお守りします」

 騎士はそう言うと、デイジーに一礼する。彼女はあたふたとしながら、深々と礼を返した。普段護衛をしている彼女は、自分が守られる状況に慣れていないらしい。恐縮しきっているようだ。

 そんな彼女の姿に空気が和んだところで、私たちは洞窟を目指し歩き始めた。
 先導は洞窟を見つけた騎士二名に、デイジーだ。

 「こちらです」

 生い茂る木々をかき分けた先に、その洞窟はあった。入口には蔓性の植物が這っている。

 中は暗く、外からでは内部を見ることができない。自然光のおかげで入口部分は見えるだろうが、奥まで確認するのは不可能だ。

 手の上に火の玉を浮かべたデイジーが、騎士へ声をかける。三名は頷き合うと、ゆっくりと洞窟へ入っていく。

 数十秒ほどの間が空いて、中から呼びかける声が聞こえた。
 どうやら、近くに異変はないらしい。差し迫った危険はなさそうだと、私たちも洞窟の中へと足を踏み入れた。

 ひんやりとした空気が肌を撫でる。洞窟内は岩肌が露出し、先ほどまでの緑溢れる空間とは大違いだ。
 日の光が入らず、闇に包まれた空間。それがどうにも心を騒めかせた。視界が悪いせいか。それとも、この先に何が待つのか分からない不安ゆえか。

 無言のまま歩を進めると、開けた空間に出た。行き止まりというわけではなく、先に道が続いているのが見える。
 偶然できた空間だろうか。ぐるりと壁を見回すと、ある一点で視線が止まった。そこには異様な跡が残されており、私は訝しげに眉を寄せる。

 「これは、爪で抉ったのか?」

 ルーファスは指でその跡をなぞる。彼が言うとおり、壁には大きな爪の跡が残っていた。
 彼がわずかに見上げるほどの高さから、真下に振り下ろされたようだ。おそらく、イグニールのように上背のある魔獣がつけたのだろう。ニーヴウルフたちでは、もっと下の方に跡が残るはずだ。

 壁を抉るかのように残された跡は、どこか不気味だ。爪を研ぐのであれば、ここまで大きく深い跡を残す必要はない。

 これでは、まるで――

 「……先へ向かいましょう」

 壁から視線を外し、デイジーたちへ声をかける。深い穴に嵌りそうになる思考を振り払った。
 このままここにいても、なんの解決にもならない。違和感はあるものの、まずは先に進むべきだろう。考えるのは後でもできる。

 こつん、こつんと足音を響かせ、奥へと進んでいく。響く音に耳を傾けながら、私は静かに息を吐いた。

 先ほどの不気味な痕跡を見たせいか、肌が粟立っているのを感じる。
 このまま何もなければそれでいい、そう言いたいけれど。今となっては、その言葉が適切かも分からない。

 「ここが最奥のようです」

 デイジーの言葉に、思考を切り替える。彼女は左側に寄り、全体が見えるよう火を宙に浮かべた。照らされた先には何もなく、がらんとした空間が広がっている。

 慎重に目を凝らすも、目立つものは何もない。魔獣の生き残りもいなければ、彼らが生活していた跡もなかった。

 街に攻めてきた魔獣が全てだったのだろうか。森の中でも魔獣に出くわすことはなかった。人里へ姿を現すほどに食べ物が不足しているのなら、攻撃してくるはずなのに。

 姿一つ現さない魔獣。隠れているのではなく、存在しないのだと見て間違いないだろう。

 ゆっくりと息を吐き出し、私は皆に視線を向ける。昨晩から疑問に思っていたことを、口に出すタイミングが来たようだ。

 「あの魔獣たちは、自然に生息していたのかしら」

 私のこぼした言葉が、洞窟内に響き渡る。誰も口を開くことはなかった。ある者は表情一つ動かすことなく耳を傾け、またある者は驚愕の表情を浮かべている。

 「疑問に思う箇所はいくつかあったわ。
 一つは、イグニールが男性の腕を食べなかったこと。飢えが原因で街に来たのなら、その場で食べていたはずよ」

 燃え尽きた家の中から、三人の遺体が発見された。欠損箇所も見つかっている。わざわざ噛み千切ったはずなのに、丁寧にその部位は残されていた。

 「二つ目は、イグニールの瞳が驚くほど冷静だったこと。
 対峙した当初は獰猛な瞳をしていたのに、いつの間にか落ち着きを取り戻していた。興奮状態にあった獣が、あれほど早く冷静になれるものかしら」

 口元を血で染めて、姿を現したイグニール。そのときは間違いなくぎらついた瞳をしていたというのに。
 いつからだろうか。獰猛さがなりを潜め、瞳に落ち着きが見えたのを覚えている。

 「三つ目は、魔獣が爆発したこと。
 イグニールなら自害だと言える。炎を操る魔獣だもの、自身を燃やすのは容易いでしょう。
 あのときは自害を選ぶという異質さに驚いていたけれど、より厄介な問題が出てきてしまった。
 ニーヴウルフ、炎を扱えないはずの彼らも爆発したせいでね。どうやら、全てが爆発したわけではないようだけど」
 「そうだね。周りにはわずかながら原型を留めていた遺体もあった。全てが爆発したのなら、当然跡形もなく散っていただろう」

 ルーファスの言うとおり、ほんの数体ではあったが、わずかに原型を留めている遺体があった。どれも群れの外れにあったもので、距離があったために衝撃を免れたのだと思われる。

 「私の魔術で多くは絶命していたけれど、わずかに息のあるものたちがいた。残りの命を使って自害したというのなら、被害状況にも納得がいく。絶命したものは自害なんてできないから、あの程度の爆発で済んだのでしょう。
 自害した理由も、その方法も、まだ謎のままだけれど」

 魔獣が自害を選ぶなどあり得るのだろうか。生存欲こそ生き物の本能だろうに。
 それでも、あの状況を見る限り、自害以外には考えられないのだ。

 しかし、これを認めると、ある問題が浮上する。

 「生存本能を無視してまで、魔獣が自害を選ぶとは思えない。ニーヴウルフに至っては、炎を扱う能力すらない。
 だというのに、なぜあんな行動をとったのか。何もかもが不確かだけれど、一つだけ言えることがある」

 ゆっくりと視線を周囲へ向ける。皆の表情が張り詰めたものへ変わっていた。
 おそらく、結論を察しているのだろう。事の重大さに、自然と口を閉ざしているようだ。

 「魔獣だけでこの結果は生じない。間違いなく、人間が関与しているでしょうね」

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