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6 お引越しを終えたので食材を買いに行ったのですが……
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後日ライトさんは無事屋敷を購入し…私とミレーヌさんの引っ越しも終わりました。
私は両親に先立たれてからは一人暮らしだったというのと、もともとライトさんが購入された屋敷にはタンスやらの大型家具がある程度揃っていることもあり…特に大きな物を持っていくこともなく…手荷物程度で直ぐに引っ越すことができました。
一方ミレーヌさんの方はお父さんと一緒に住んでいるということで…ライトさんはミレーヌさんのお父さんに挨拶をする──ということでライトさんはミレーヌさんと出かけて行きました……
(なにが挨拶ですか!結婚するわけでもあるまいし……ミレーヌさんめ……こうやって外堀を埋めていく作戦ですね!ずるいです!!)
あ~…モヤモヤします……
一人で屋敷に居ても仕方ないですし……とりあえずいつでも食事ができるように買い物にでも行くとしましょう!気分転換は大事ですしね!
「こんにちは!ツダンさん!」
「おっ!アンナちゃん!らっしゃい!」
そう…私はお買い物のため、いつも私に優しくしてくれる八百屋さんの所に来ています!
「えっと……今日はレテスとブロリーとピクロスとドドリアとキウェイを下さい!」
と購入したい商品の名前を伝えると───ツダンさんは私を訝しがるように見て──
「こんなに買ってどうするんだい?一人じゃ食べきれないだろ?」と───ああ…心配してくれてたんですね!ツダンさんは優しいです!
「一人じゃないんですよ。それに私!引っ越ししたんです!街のちょっと外れた所のお屋敷です!」
と私が嬉しそうに言うと───ツダンさんの顔が急に険しくなり……
「ええ!それってどういうことだい?………まさか………昨日の男と!?」
「え?ええ。そうですよ?その…私の旦那様(予定)になられた方ですし……」
ツダンさんの質問に私もミレーヌさんみたく外堀対策!とちょっと恥ずかしかったけど別に嘘を言っているわけではありません!お屋敷で働くのですから…メイドと考えればライトさんは私の旦那様ですもんね!だからセーフです!異議は認めますが異論は認めません!
「な…な…ほほほホントに?」
「はい。」と私はツダンさんの質問に即答します!
その後私とツダンさんは見つめ合い───
「うしょだどんどこどーーん!」
となぜか泣き出して奥に走って行ってしまいました……
なぜ泣くのか…そして私の注文した野菜はどうなってしまうのか…しばらく待ってたのですが、なかなかツダンさんが戻って来ないので先に横のミグドさんの露店でお肉を買うことにします。
「ミグドさ~ん」
「おう!アンナ!なんか今ツダンの叫び声が聞こえた気がしたんだけど……あいつどーしたんだ?」
さすがは街の腐女子界隈で有名な仲良しhmカップルです……ミグドさんはどうやらツダンさんが心配で仕方がないみたいですね!
「えっと……私がお屋敷に引っ越しして……旦那様ができた───と言ったらなんか叫んで走っていっちゃいました。どうしてなんでしょう…」
「えええええ!ちょっと!アンナちゃん!もう一回!」
「え?ですから旦那様のお屋敷に引っ越ししたって話を───」
「旦那様って……アンナちゃんの旦那様?……なの?」
としつこく確認してくるミグドさんに少~しイラッとしつつも「そうですよ?」と即答で返します。
するとミグドさんも「おでのゴゴロはボドボドだーー!」とやはり意味不明な事を口走り──
「やい!ツダーーン!どーすんだよ!どーすんだよ!この状況!」
と奥に下がったと見せかけ裏からツダンさんのお店の中に突入したらしく───
「ぐすっ…諦めろよミグド…所詮俺たち貧弱一般人は一級廃人の足元にも及ばないのさ…」
「あきらめんなよ!俺たちの戦いはこれからだろ!」
「もうだめだよ…俺の精神はストレスでマッハだよ…」
「俺だって…深い悲しみに包まれてるんだ!だが!あきらめたらそこで試合終了なんだぞ!」
「ぐうう……ミグド……俺……頑張るよ!」
「おう!その意気だ!俺たちの戦いに横から割り込んで来た奴なんかに負けてたまるか!」
「「えい!えい!おーー!」」
───あ~…もうダメそうですね……今日は諦めて屋台で串焼きとかの出来合いを買って帰るとしましょう……
ホントに…二人とも急に変になっちゃって…なんなんでしょうね!
と屋台で串焼きを多めに購入してお屋敷に戻ると、そこには話を終えて帰宅しているライトさんとミレーヌさんの姿がありました。
「お帰りだったんですね。とりあえず手軽に食べれそうな串焼きを購入しておきましたが…召し上がりますか?」
と尋ねると──「あ~…それじゃ軽く食べたら食器とかの小物を買いにでようか」
ということで私達三人は軽く食事を済ませ街へと繰り出しました。
「二人とも屋敷に必要な物や足りない物を買いに来たけど、何か思い付く?」
そうライトさんが尋ねてきたので、私は「食器と調味料」ミレーヌさんは「メイド服!」と力いっぱい答えます────確かに…必須だと私も思いました!ミレーヌさん…敵ながら素晴らしいです!
とミレーヌさんを見れば…お互いの視線が交差し───バチバチ!と火花が飛びます!(気持ち的に)
「んじゃとりあえず食器と調味料を買って、それから二人の服を見に行こうか。」
「「えっ!」」
「やだなーメイド服とか冗談ですよ!本気にしないでくださいよ!」
もう!とライトさんの肩を軽く叩いてくいるミレーヌさん……ボディータッチをあんなに普通にするなんて…やはり侮れません!
「いや別にメイド服って訳じゃなくて…俺の手伝いをするってことはそれなりの服装が必要になるだろうから、一式揃えようってこと!」
「一式ってどういう──」私は意味が分からず困惑───ミレーヌさんは「それなりってやだぁ!どうしよう!」と頬をピンクに染め…ニヨニヨしてますね…けしからん妄想でもしてるんじゃないでしょうか……
と、そこでライトさんが手をパンパンと叩き──
「はいはい、とりあえず食器と調味料を買いに行くよー!」
「「はーい!」」と私達は返事をすると店に向かって歩き出すのでした───
私は両親に先立たれてからは一人暮らしだったというのと、もともとライトさんが購入された屋敷にはタンスやらの大型家具がある程度揃っていることもあり…特に大きな物を持っていくこともなく…手荷物程度で直ぐに引っ越すことができました。
一方ミレーヌさんの方はお父さんと一緒に住んでいるということで…ライトさんはミレーヌさんのお父さんに挨拶をする──ということでライトさんはミレーヌさんと出かけて行きました……
(なにが挨拶ですか!結婚するわけでもあるまいし……ミレーヌさんめ……こうやって外堀を埋めていく作戦ですね!ずるいです!!)
あ~…モヤモヤします……
一人で屋敷に居ても仕方ないですし……とりあえずいつでも食事ができるように買い物にでも行くとしましょう!気分転換は大事ですしね!
「こんにちは!ツダンさん!」
「おっ!アンナちゃん!らっしゃい!」
そう…私はお買い物のため、いつも私に優しくしてくれる八百屋さんの所に来ています!
「えっと……今日はレテスとブロリーとピクロスとドドリアとキウェイを下さい!」
と購入したい商品の名前を伝えると───ツダンさんは私を訝しがるように見て──
「こんなに買ってどうするんだい?一人じゃ食べきれないだろ?」と───ああ…心配してくれてたんですね!ツダンさんは優しいです!
「一人じゃないんですよ。それに私!引っ越ししたんです!街のちょっと外れた所のお屋敷です!」
と私が嬉しそうに言うと───ツダンさんの顔が急に険しくなり……
「ええ!それってどういうことだい?………まさか………昨日の男と!?」
「え?ええ。そうですよ?その…私の旦那様(予定)になられた方ですし……」
ツダンさんの質問に私もミレーヌさんみたく外堀対策!とちょっと恥ずかしかったけど別に嘘を言っているわけではありません!お屋敷で働くのですから…メイドと考えればライトさんは私の旦那様ですもんね!だからセーフです!異議は認めますが異論は認めません!
「な…な…ほほほホントに?」
「はい。」と私はツダンさんの質問に即答します!
その後私とツダンさんは見つめ合い───
「うしょだどんどこどーーん!」
となぜか泣き出して奥に走って行ってしまいました……
なぜ泣くのか…そして私の注文した野菜はどうなってしまうのか…しばらく待ってたのですが、なかなかツダンさんが戻って来ないので先に横のミグドさんの露店でお肉を買うことにします。
「ミグドさ~ん」
「おう!アンナ!なんか今ツダンの叫び声が聞こえた気がしたんだけど……あいつどーしたんだ?」
さすがは街の腐女子界隈で有名な仲良しhmカップルです……ミグドさんはどうやらツダンさんが心配で仕方がないみたいですね!
「えっと……私がお屋敷に引っ越しして……旦那様ができた───と言ったらなんか叫んで走っていっちゃいました。どうしてなんでしょう…」
「えええええ!ちょっと!アンナちゃん!もう一回!」
「え?ですから旦那様のお屋敷に引っ越ししたって話を───」
「旦那様って……アンナちゃんの旦那様?……なの?」
としつこく確認してくるミグドさんに少~しイラッとしつつも「そうですよ?」と即答で返します。
するとミグドさんも「おでのゴゴロはボドボドだーー!」とやはり意味不明な事を口走り──
「やい!ツダーーン!どーすんだよ!どーすんだよ!この状況!」
と奥に下がったと見せかけ裏からツダンさんのお店の中に突入したらしく───
「ぐすっ…諦めろよミグド…所詮俺たち貧弱一般人は一級廃人の足元にも及ばないのさ…」
「あきらめんなよ!俺たちの戦いはこれからだろ!」
「もうだめだよ…俺の精神はストレスでマッハだよ…」
「俺だって…深い悲しみに包まれてるんだ!だが!あきらめたらそこで試合終了なんだぞ!」
「ぐうう……ミグド……俺……頑張るよ!」
「おう!その意気だ!俺たちの戦いに横から割り込んで来た奴なんかに負けてたまるか!」
「「えい!えい!おーー!」」
───あ~…もうダメそうですね……今日は諦めて屋台で串焼きとかの出来合いを買って帰るとしましょう……
ホントに…二人とも急に変になっちゃって…なんなんでしょうね!
と屋台で串焼きを多めに購入してお屋敷に戻ると、そこには話を終えて帰宅しているライトさんとミレーヌさんの姿がありました。
「お帰りだったんですね。とりあえず手軽に食べれそうな串焼きを購入しておきましたが…召し上がりますか?」
と尋ねると──「あ~…それじゃ軽く食べたら食器とかの小物を買いにでようか」
ということで私達三人は軽く食事を済ませ街へと繰り出しました。
「二人とも屋敷に必要な物や足りない物を買いに来たけど、何か思い付く?」
そうライトさんが尋ねてきたので、私は「食器と調味料」ミレーヌさんは「メイド服!」と力いっぱい答えます────確かに…必須だと私も思いました!ミレーヌさん…敵ながら素晴らしいです!
とミレーヌさんを見れば…お互いの視線が交差し───バチバチ!と火花が飛びます!(気持ち的に)
「んじゃとりあえず食器と調味料を買って、それから二人の服を見に行こうか。」
「「えっ!」」
「やだなーメイド服とか冗談ですよ!本気にしないでくださいよ!」
もう!とライトさんの肩を軽く叩いてくいるミレーヌさん……ボディータッチをあんなに普通にするなんて…やはり侮れません!
「いや別にメイド服って訳じゃなくて…俺の手伝いをするってことはそれなりの服装が必要になるだろうから、一式揃えようってこと!」
「一式ってどういう──」私は意味が分からず困惑───ミレーヌさんは「それなりってやだぁ!どうしよう!」と頬をピンクに染め…ニヨニヨしてますね…けしからん妄想でもしてるんじゃないでしょうか……
と、そこでライトさんが手をパンパンと叩き──
「はいはい、とりあえず食器と調味料を買いに行くよー!」
「「はーい!」」と私達は返事をすると店に向かって歩き出すのでした───
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