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第0章
チュートリアル 7 戦闘!勧善懲悪してみよう!
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さて、先程のゴロツキどもは、この世からドロップし、以降永久にフェードアウトするお仕置きを与えた後、事情を聞こうとレナートの服屋へと戻る。
「これはヒドイな。」
俺はゴロツキどもがやらかした惨状に改めて感想を漏らす。
この様な無法が許されていい訳がない!俺は体の内からくる憤りを隠せず──どうやら顔に出てしまっていたらしい。
「雷斗さん……顔が怖いですよ?どこかお怪我を?」
「雷斗様……大丈夫ですか?」
アンナとミレーヌの二人は俺がしかめっ面をしていたため、怪我をしたんじゃないかと心配してくれている。
《ただの変顔ですよね。怖いっていうより可笑しいです。》
(女神さま?俺達出会ってまだ2日ですよね?)
《そうですよ。その若さでボケたんですか?禿げるんですか?》
(禿げねーわ!ってか馴れ馴れしくないですか!まだ2日!まだ2日だから!俺達知り合ってまだ2日だから!)
《そんな……あんなに熱く抱き合ったじゃないですか!》
(おばあちゃんの時に背負っただけでしょ!なに言ってんの!)
《ほら、顔がいつものだらしない貴方に戻ってますよ。》
(……ああ、……女神さま、ありがとうございます気を使って頂いて。)
《ふふっ》
よし、もう大丈夫だ。
「済まない、2人には心配かけたね。」
「いえ……」
「雷斗様が無事ならそれで私は……」
「ところでレナート。話が聞きたいんだが──いいか?」
「はい……」
俺はレナートから事の真相を聞く──事の始まりは近くに大貴族御用達の服屋が出来たのがきっかけだった。
その服屋はこの街で人気のレナートの服屋があるせいで思うように売上が伸びずにいたのだろう。
数ヶ月が過ぎた頃、朝早く店の入り口に猫や鳥の死骸が置かれるようになった……誰かのイタズラだろうと思い気にしないでいると、次は店の壁に落書きをされるようになった……そしてゴロツキが度々来るようになった────という事らしい。
ふむ…その服屋、調査する必要があるな。
《というか今すぐ魔法で吹き飛ばしてしまいましょう!》
(まだ黒と決まった訳じゃないですよ。それなのに吹き飛ばしてしまったら、それは悪行ってことになりますよ?)
俺の至極全う、当たり前な反応に女神さまは──
《疑わしきは罰せろ!ですよ!大丈夫ですヤりましょう!今すぐに───》
(もういいから黙ってくださいよ……ああ、黙る前にこのレナートの服屋の惨状をどうにか元通りに出来ませんか?女神さまだけが頼りなんです。)
《私だけが頼り……ふふふっいいでしょう!では頭の中で元に戻るイメージ──あるいは時を戻すイメージを持って【リバイブ】と念じてください──あ、一応他の皆さんに注意を促さないと危険ですよ?周囲が巻き戻るので立ち位置に寄っては怪我もありえます。》
(わかりました!さすが女神さまですね!素敵すぎます!)
《ふふっもっと誉めてくれてもいいんですよ?》
(はいはい)
俺はちょろ神さまとの会話を打ち切り皆へ声をかける。
「ちょっと、皆外へ出ていてくれないか?」
「雷斗さん?急にどうしたんですか?」
アンナのように声を出さないまでも皆一様に頭に?マークを浮かべ戸惑っている。
この惨状を魔法で元の状態に戻す──と伝えると皆は──特にミレーヌは興奮した様子で俺に説明を求めてくる──俺は仕方なく周囲の時を戻す魔法だと説明。
「元に戻す時に足場や立ち位置に何があるか解らないから、外で待っていて欲しいんだ。レナート達は店を開けて俺を一人にするのに不安かもしれないが──」
「信じます。貴方は何も利がないにも関わらずゴロツキを退治してくれました。貴方は信用に値します。」
そう言うとレナートは従業員を連れて外へと歩いていく。アンナとミレーヌも「外で待ってます!」「雷斗様頑張って!」と2人は外へと出ていく。
店の中には俺一人が残された。
よし──行くぞ!【リバイブ】
俺の念に周囲の景色がゆっくりと変わっていく……倒れた棚は元の位置へ戻り服も棚の中に戻っていく。俺が壁に開けた穴もついでとばかりに塞がっていく。
時間にして数分──2~3分だろうか、内部全てが元の……俺達が初めて入店した時と変わらぬキレイで清潔感のある店に戻った。
俺は念じて魔法を止める──突然景色が揺れる。
俺は片膝を付き肩で息をする。
《この魔法は大量の魔力を一気に放出するので疲労がすごいんです。一応死なない体になってますから死ぬ事はありませんが、消耗するとそれなりに苦しくはなりますから……余りこの魔法は多用しないようにしてください。》
(わかりました……ってかやっぱり使う前に教えてはくれないんですね……)
《ちょろ神ですし仕方ないですよ。》
ぐぬぬ……聞いていたばかりか根に持つなんて……でもまぁ、これでレナートも喜ぶだろうし善行をしたと思うとしよう。
俺は外で待機している皆を呼びに外へ出ようと歩く───と扉が開き皆が入ってきた───なぜ終わったと解ったのか──
《壁の穴が直りましたし……そもそも穴からずっと皆さん覗いてましたよ?》
そうでしたか~集中してて気が付かなかったな!
「すごい!雷斗さんすごすぎます!」
「雷斗様ってなんでもできるんじゃ……」
「おお……すごい……壁の穴まで全てが元通りに……」
ああ……レナートよ、壁の穴が一番心配だったのか……それは済まないことをしたね……
「んじゃ2人とも帰るよ!流石に魔力を使いすぎたからフラフラする。」
「ええ!それじゃあ帰ったらご飯が出来るまでゆっくり寝ててください。」
「アンナさん、私も手伝います!2人で雷斗様の疲れが吹き飛ぶような美味しいご飯を用意しましょう!」
2人はお互いの顔を見つめ、頷き合い「やるぞー!」「おー!」と掛け声。とてもさっきまでドレスを着ていたレディとは思えない活発さ───《ギャップ萌えですか?》──そうそうギャップがいいよね!って(女神さま……)《てへっ》誤魔化してもダメですよ……
その夜───食事を終え、夜も更け、皆が寝静まった頃──
「やってきました!」
そう、俺は夕方に目印を付けたゴロツキを常に地図で監視していた。
すると2時間位経った時、目印は動き出す。
動きを見ていると──ある地点で動きが止まる。そして、そこで数時間過ぎ→再度目印が移動→今に至る。
俺は最初に止まった場所──地図の所へ向かうと──
《なんの捻りもなく服屋ですね。》
(そうですね……普通にライバル店とか。なんという小並感!)
《吹き飛ばします?それとも爆破します?それとも──》
(ちょっと待ってください。ここをどうこうするのは、もう1つの地点も調べてからです!)
頭の中でそう言うと俺はもう1つの地点へと走る!
するとそこは──「金持ってそうな屋敷だな……」
ボソッと呟いた俺の目の前にあるのは如何にも貴族です!って位、門から建物まで……全てに高そうな装飾が施されいる建物。
なぜあんなゴロツキがこんな金持ちにコネがあるのか……さてどうやって潜入するか……よしここは1つ(猫型ロボット様~耳がない猫型ロボット様~)───《なんですか?大人になってものび太くんではしずかさんに見捨てられますよ?の~び~太~さん!》
ぐぬぬ……ムキー!なんて言っても言い負かされる!悔しい!──(と……とりあえず潜入に最適な魔法はないですかね?)
《そんな時は……ゴソゴソ……パカパカッパカーン!透明になる魔法~【シャドウハイド】透明になって他の人には見えなくなります。》
(やった!これで女神のふりしたジャイ子に一泡吹かせられますね!)
《……不能にしましょうそうしましょう!あぁ、いっそ腐って取れるってのもいいかもしれません。》
(すいませんでしたーーーー!)俺は脳内で器用にジャンピング土下座をイメージして伝える!ホントに器用だな俺!
《では神罰は後日に~ということで、乗り込みましょう。》
(えええ!勘弁してくださいよ……うう……【シャドウハイド】)
俺は念じて透明になり──後は超強化された身体能力でジャンプ一番塀を飛び越え屋敷内部へと……突入できないから【サンドストーム】を応用して壁に穴を開け内部へと潜入する。
しばらく屋敷内部を散策すると──
「しかし、あの店には強い魔法使いが……」
おっ!ゴロツキの声が聞こえた!
その部屋へと近付く……部屋の中にはゴロツキと……貴族風の男とその横に立つ男──どうやらこいつらが黒幕か。
貴族風の男が「うぬ……このままでは店を出すのに出資した金が取り戻せん。」と言うと横に居る男が「ご安心を、次は更に人数を。そして魔法使いを用意して乗り込ませましょう。これでこの街一番の服屋は私の店に。」というと「ククク」と笑う。
「服屋よ……お主も悪よのう」
「なんのなんの、貴族の貴方様には敵いません。」
そう言うと二人は顔を見合せ笑い出す
「「ククク……ハーッハッハッハ!」」
こいつら……レナートの店をそんなことの為に潰そうだなんて!
絶対許せん!!
俺は透明化を解き勢いよく扉を開け放つ!
「貴様らの悪事悪行の数々、しかと聞き届けた!俺が成敗してやるからそこに直れい!」
3人は突然入ってきた俺に驚き一瞬の間があったが、貴族の男がすぐさま「貴様!何者だ!ええい!衛兵どもは何をしている!怪しい奴だ!誰かおらんかーーー!」と大声で叫ぶ。
奥の通路から大量の兵士達が現れ──「クククッ飛んで火に入るとはまさにこの事よ!者共!こやつを殺せい!」──その掛け声と共に激しい戦闘が始まった!
《たーたーた~たたた・たたた・たーたーた~》
無視だ無視。
俺は正面から振り下ろされる刃をかわし、横からの突きを刃の腹を撫で起動を逸らす。
背後から斬り付けられた剣を振り返り様に白羽取り、剣を奪い斬り伏せる!
しばらく奪った剣で戦闘していると悪の親玉たち3人は奥の部屋へと逃げていく──逃がすものかよ!──俺は正面を塞ぐ者共を斬り伏せ、殴り飛ばしながら逃げる3人を追いかける。
貴族の男がゴロツキを嗾け更に逃げる!
俺は嗾けられたゴロツキを一刀の元に斬り伏せ、更に残りの2人を
追いかける!
いよいよ観念したのか男2人──服屋は魔法を、貴族の男は剣を、それぞれが打ち込んで来る!───が、剣は剣で受け止め、魔法は空いた片手で弾き返す!
服屋の男は自分の魔法で自分に火を付け、そのまま消し炭に
貴族の男も斬り合いの中、俺は剣の腹を剣で叩き斬り武器破壊、返す剣で──「成敗!」──斬り伏せた。
《たーたた~たら~たたーた~たたたた~たた~》
その後俺はうるさい女神さまに火の魔法を教えてもらい、屋敷に火を放つ───こうして全てが終わったのが明け方だった。
俺が屋敷に帰るとアンナとミレーヌが既に起きていて──
「雷斗さん……私達が一緒に住んでいるのに朝帰りだなんて……」
「雷斗様は釣った魚には餌を与えないんですね~」
……なにか2人とも朝から不機嫌だな。
《ぷぷ~っ外で女を買う変態だと思われてますねこれ。》
な、なぜだ!
《それは二人の夢に干渉して歓楽街に繰り出す貴方の夢をリアルに……そして濃密に見せてあげましたから。》
なんてことを!
《ジャイ子からの神罰です♪》
ぐぬぬ! 「くそぉぉぉ!俺は無実だあああああ!」
俺の慟哭は朝焼けの街へと響き渡る───
「これはヒドイな。」
俺はゴロツキどもがやらかした惨状に改めて感想を漏らす。
この様な無法が許されていい訳がない!俺は体の内からくる憤りを隠せず──どうやら顔に出てしまっていたらしい。
「雷斗さん……顔が怖いですよ?どこかお怪我を?」
「雷斗様……大丈夫ですか?」
アンナとミレーヌの二人は俺がしかめっ面をしていたため、怪我をしたんじゃないかと心配してくれている。
《ただの変顔ですよね。怖いっていうより可笑しいです。》
(女神さま?俺達出会ってまだ2日ですよね?)
《そうですよ。その若さでボケたんですか?禿げるんですか?》
(禿げねーわ!ってか馴れ馴れしくないですか!まだ2日!まだ2日だから!俺達知り合ってまだ2日だから!)
《そんな……あんなに熱く抱き合ったじゃないですか!》
(おばあちゃんの時に背負っただけでしょ!なに言ってんの!)
《ほら、顔がいつものだらしない貴方に戻ってますよ。》
(……ああ、……女神さま、ありがとうございます気を使って頂いて。)
《ふふっ》
よし、もう大丈夫だ。
「済まない、2人には心配かけたね。」
「いえ……」
「雷斗様が無事ならそれで私は……」
「ところでレナート。話が聞きたいんだが──いいか?」
「はい……」
俺はレナートから事の真相を聞く──事の始まりは近くに大貴族御用達の服屋が出来たのがきっかけだった。
その服屋はこの街で人気のレナートの服屋があるせいで思うように売上が伸びずにいたのだろう。
数ヶ月が過ぎた頃、朝早く店の入り口に猫や鳥の死骸が置かれるようになった……誰かのイタズラだろうと思い気にしないでいると、次は店の壁に落書きをされるようになった……そしてゴロツキが度々来るようになった────という事らしい。
ふむ…その服屋、調査する必要があるな。
《というか今すぐ魔法で吹き飛ばしてしまいましょう!》
(まだ黒と決まった訳じゃないですよ。それなのに吹き飛ばしてしまったら、それは悪行ってことになりますよ?)
俺の至極全う、当たり前な反応に女神さまは──
《疑わしきは罰せろ!ですよ!大丈夫ですヤりましょう!今すぐに───》
(もういいから黙ってくださいよ……ああ、黙る前にこのレナートの服屋の惨状をどうにか元通りに出来ませんか?女神さまだけが頼りなんです。)
《私だけが頼り……ふふふっいいでしょう!では頭の中で元に戻るイメージ──あるいは時を戻すイメージを持って【リバイブ】と念じてください──あ、一応他の皆さんに注意を促さないと危険ですよ?周囲が巻き戻るので立ち位置に寄っては怪我もありえます。》
(わかりました!さすが女神さまですね!素敵すぎます!)
《ふふっもっと誉めてくれてもいいんですよ?》
(はいはい)
俺はちょろ神さまとの会話を打ち切り皆へ声をかける。
「ちょっと、皆外へ出ていてくれないか?」
「雷斗さん?急にどうしたんですか?」
アンナのように声を出さないまでも皆一様に頭に?マークを浮かべ戸惑っている。
この惨状を魔法で元の状態に戻す──と伝えると皆は──特にミレーヌは興奮した様子で俺に説明を求めてくる──俺は仕方なく周囲の時を戻す魔法だと説明。
「元に戻す時に足場や立ち位置に何があるか解らないから、外で待っていて欲しいんだ。レナート達は店を開けて俺を一人にするのに不安かもしれないが──」
「信じます。貴方は何も利がないにも関わらずゴロツキを退治してくれました。貴方は信用に値します。」
そう言うとレナートは従業員を連れて外へと歩いていく。アンナとミレーヌも「外で待ってます!」「雷斗様頑張って!」と2人は外へと出ていく。
店の中には俺一人が残された。
よし──行くぞ!【リバイブ】
俺の念に周囲の景色がゆっくりと変わっていく……倒れた棚は元の位置へ戻り服も棚の中に戻っていく。俺が壁に開けた穴もついでとばかりに塞がっていく。
時間にして数分──2~3分だろうか、内部全てが元の……俺達が初めて入店した時と変わらぬキレイで清潔感のある店に戻った。
俺は念じて魔法を止める──突然景色が揺れる。
俺は片膝を付き肩で息をする。
《この魔法は大量の魔力を一気に放出するので疲労がすごいんです。一応死なない体になってますから死ぬ事はありませんが、消耗するとそれなりに苦しくはなりますから……余りこの魔法は多用しないようにしてください。》
(わかりました……ってかやっぱり使う前に教えてはくれないんですね……)
《ちょろ神ですし仕方ないですよ。》
ぐぬぬ……聞いていたばかりか根に持つなんて……でもまぁ、これでレナートも喜ぶだろうし善行をしたと思うとしよう。
俺は外で待機している皆を呼びに外へ出ようと歩く───と扉が開き皆が入ってきた───なぜ終わったと解ったのか──
《壁の穴が直りましたし……そもそも穴からずっと皆さん覗いてましたよ?》
そうでしたか~集中してて気が付かなかったな!
「すごい!雷斗さんすごすぎます!」
「雷斗様ってなんでもできるんじゃ……」
「おお……すごい……壁の穴まで全てが元通りに……」
ああ……レナートよ、壁の穴が一番心配だったのか……それは済まないことをしたね……
「んじゃ2人とも帰るよ!流石に魔力を使いすぎたからフラフラする。」
「ええ!それじゃあ帰ったらご飯が出来るまでゆっくり寝ててください。」
「アンナさん、私も手伝います!2人で雷斗様の疲れが吹き飛ぶような美味しいご飯を用意しましょう!」
2人はお互いの顔を見つめ、頷き合い「やるぞー!」「おー!」と掛け声。とてもさっきまでドレスを着ていたレディとは思えない活発さ───《ギャップ萌えですか?》──そうそうギャップがいいよね!って(女神さま……)《てへっ》誤魔化してもダメですよ……
その夜───食事を終え、夜も更け、皆が寝静まった頃──
「やってきました!」
そう、俺は夕方に目印を付けたゴロツキを常に地図で監視していた。
すると2時間位経った時、目印は動き出す。
動きを見ていると──ある地点で動きが止まる。そして、そこで数時間過ぎ→再度目印が移動→今に至る。
俺は最初に止まった場所──地図の所へ向かうと──
《なんの捻りもなく服屋ですね。》
(そうですね……普通にライバル店とか。なんという小並感!)
《吹き飛ばします?それとも爆破します?それとも──》
(ちょっと待ってください。ここをどうこうするのは、もう1つの地点も調べてからです!)
頭の中でそう言うと俺はもう1つの地点へと走る!
するとそこは──「金持ってそうな屋敷だな……」
ボソッと呟いた俺の目の前にあるのは如何にも貴族です!って位、門から建物まで……全てに高そうな装飾が施されいる建物。
なぜあんなゴロツキがこんな金持ちにコネがあるのか……さてどうやって潜入するか……よしここは1つ(猫型ロボット様~耳がない猫型ロボット様~)───《なんですか?大人になってものび太くんではしずかさんに見捨てられますよ?の~び~太~さん!》
ぐぬぬ……ムキー!なんて言っても言い負かされる!悔しい!──(と……とりあえず潜入に最適な魔法はないですかね?)
《そんな時は……ゴソゴソ……パカパカッパカーン!透明になる魔法~【シャドウハイド】透明になって他の人には見えなくなります。》
(やった!これで女神のふりしたジャイ子に一泡吹かせられますね!)
《……不能にしましょうそうしましょう!あぁ、いっそ腐って取れるってのもいいかもしれません。》
(すいませんでしたーーーー!)俺は脳内で器用にジャンピング土下座をイメージして伝える!ホントに器用だな俺!
《では神罰は後日に~ということで、乗り込みましょう。》
(えええ!勘弁してくださいよ……うう……【シャドウハイド】)
俺は念じて透明になり──後は超強化された身体能力でジャンプ一番塀を飛び越え屋敷内部へと……突入できないから【サンドストーム】を応用して壁に穴を開け内部へと潜入する。
しばらく屋敷内部を散策すると──
「しかし、あの店には強い魔法使いが……」
おっ!ゴロツキの声が聞こえた!
その部屋へと近付く……部屋の中にはゴロツキと……貴族風の男とその横に立つ男──どうやらこいつらが黒幕か。
貴族風の男が「うぬ……このままでは店を出すのに出資した金が取り戻せん。」と言うと横に居る男が「ご安心を、次は更に人数を。そして魔法使いを用意して乗り込ませましょう。これでこの街一番の服屋は私の店に。」というと「ククク」と笑う。
「服屋よ……お主も悪よのう」
「なんのなんの、貴族の貴方様には敵いません。」
そう言うと二人は顔を見合せ笑い出す
「「ククク……ハーッハッハッハ!」」
こいつら……レナートの店をそんなことの為に潰そうだなんて!
絶対許せん!!
俺は透明化を解き勢いよく扉を開け放つ!
「貴様らの悪事悪行の数々、しかと聞き届けた!俺が成敗してやるからそこに直れい!」
3人は突然入ってきた俺に驚き一瞬の間があったが、貴族の男がすぐさま「貴様!何者だ!ええい!衛兵どもは何をしている!怪しい奴だ!誰かおらんかーーー!」と大声で叫ぶ。
奥の通路から大量の兵士達が現れ──「クククッ飛んで火に入るとはまさにこの事よ!者共!こやつを殺せい!」──その掛け声と共に激しい戦闘が始まった!
《たーたーた~たたた・たたた・たーたーた~》
無視だ無視。
俺は正面から振り下ろされる刃をかわし、横からの突きを刃の腹を撫で起動を逸らす。
背後から斬り付けられた剣を振り返り様に白羽取り、剣を奪い斬り伏せる!
しばらく奪った剣で戦闘していると悪の親玉たち3人は奥の部屋へと逃げていく──逃がすものかよ!──俺は正面を塞ぐ者共を斬り伏せ、殴り飛ばしながら逃げる3人を追いかける。
貴族の男がゴロツキを嗾け更に逃げる!
俺は嗾けられたゴロツキを一刀の元に斬り伏せ、更に残りの2人を
追いかける!
いよいよ観念したのか男2人──服屋は魔法を、貴族の男は剣を、それぞれが打ち込んで来る!───が、剣は剣で受け止め、魔法は空いた片手で弾き返す!
服屋の男は自分の魔法で自分に火を付け、そのまま消し炭に
貴族の男も斬り合いの中、俺は剣の腹を剣で叩き斬り武器破壊、返す剣で──「成敗!」──斬り伏せた。
《たーたた~たら~たたーた~たたたた~たた~》
その後俺はうるさい女神さまに火の魔法を教えてもらい、屋敷に火を放つ───こうして全てが終わったのが明け方だった。
俺が屋敷に帰るとアンナとミレーヌが既に起きていて──
「雷斗さん……私達が一緒に住んでいるのに朝帰りだなんて……」
「雷斗様は釣った魚には餌を与えないんですね~」
……なにか2人とも朝から不機嫌だな。
《ぷぷ~っ外で女を買う変態だと思われてますねこれ。》
な、なぜだ!
《それは二人の夢に干渉して歓楽街に繰り出す貴方の夢をリアルに……そして濃密に見せてあげましたから。》
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