英雄の孫は見習い女神と共に~そしてチートは受け継がれる~

GARUD

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激闘!帝国武術大会

18 孫、親戚のネーチャンを口撃する!

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 今現在、第一ブロックのベスト4が決まり、俺達はvipルームで昼食を取っている。

「しかし、サーリアには驚かされるな」
「まさか舞台を粉々に吹き飛ばすなんてね。私でも出来ないわ」
「いやいや。お前でもあれくらい普通にやれるよね?」
「グレイブ?あんた私の事未だにアマゾネスかなんかだと思ってない?」
「ないないない!全然ないよ!」

 ギラッ!と眼光鋭く俺を睨みつけるカスミに、俺は全力で首を振って否定する。
 
「それにしても、カスミちゃんは随分と余裕で勝ったよね!」
「ええ。かなりご利益のあるおまじないをグレイブにしてもらったからかしらね」

 横でルカはもりもりとルームサービスに持ってこさせたサンドイッチを食べまくりながら、カスミに向かってそんな事を言っていると、カスミは一瞬ニヤリと口を歪めて俺に視線を送ると、まさかの爆弾を投下した。

「ええ!グレイブずるいよ!カスミちゃんだけそんなご利益のあるおまじないするなんて!私にもしてよ!」
「いや……それはだね……なんと言うか……そう!一日に一回しか出来ないんだよ!今日は使っちゃったから無理なんだ!それにほら、ルカのグループは別段目立つような強さのヤツは居なかったろ?俺のおまじないが無くったって大丈夫さ!」
「う~ん……だと良いけど。じゃあ、明日は私にそのおまじないしてよね!明日が大一番になるんだし!」
「う……むぅ……」
「なに?グレイブは私には出来ないって言うの?」
「あ……いや……そういう訳ではだね」
「じゃあ明日ね!決まりだよ!」

 俺がしどろもどろになりながら答えていたが、結局ルカにやり込まれてしまった。
 その間、カスミはずっとクスクスと笑いながらサンドイッチを食べていた。こいつ……後で絶対泣かしてやる!

「ってかルカ、この後試合だっていうのにそんなにバカスカ食べてて大丈夫か?お腹壊して試合中に漏らしても知らないぞ?」
「ばっ!ちょっと!最悪なんですけど!ご飯中だよ!」
「ほんと……グレイブって変態よね!」
「やーい!変態変態!」

 ルカが始めた変態コールに、カスミも乗っかって「へーんーたい!へーんーたい!」と合唱を始めたのに、少しイラッとした俺はカスミを懲らしめる事にした。

「ルカはともかく、カスミ!お前はそんな変態の嫁になるんだが?そこら辺は理解してるんだよな?」
「へッ?!」
「俺の嫁になるからには、色々な俺の行為に付き合わなければならないんだぞ?」
「──よ!よゆーよ!余裕!」

 俺は、普段見せないような真剣な表情を作り、そう言ってカスミを見つめると、カスミは何を想像したのか、一瞬目が上を向き、一拍置いて胸を反らして余裕だと宣う。
 バカめ!引っかかったな!
 俺はニヤリと口を三日月に裂き、トドメの一撃を放っ!

「そうかそうか。ではもし結婚したなら毎日毎晩、一緒に風呂に入ってイチャイチャし、そのままベッドに直行して明かりを灯した部屋で毎日毎晩、お前の裸を視姦してヤル事になるのだが問題がないと言うことだな?!」
「ッ~~~~~~」
「なんだ?顔をタコの様に真っ赤に茹で上げて。一体どんな姿を想像したというんだ?んん?」

 真っ赤に染めた顔を必死に手で隠し、イヤイヤと首を横に振っているカスミに俺は詰め寄って、顔を覆った手を握り、無理やり外して見つめると、カスミは「きゅぅぅ~……」と口から空気が抜けるような声を出して気絶してしまった。
 よし!勝ったぜがはは!

「超弩級の変態だ……」

 ルカのそんな呟きをスルーして、俺はカスミを抱き上げてソファーに寝かせ、静かに着席。

 ドン引きして別のテーブルに移動したルカをほっといて、食事を再開しようとサンドイッチを手に取ろうとした時──ニョキッ!と俺の後頭部から腕が二本も生えてきた。

「グレイブお兄ちゃんって結構変態さんなんだね」

 驚いている俺の耳元で囁かれた言葉に、グルン!と首を回すと、なんとサーリアが俺の首に腕を回して抱きついていた。

「いつの間に!」
「ほんの少し前だよ?お兄ちゃんを驚かせようと思ってこっそり入って来たら……お兄ちゃんが急にカスミちゃんに変態な妄想を爆発させてるから……」
「いや、あれは売り言葉に買い言葉ってやつだよ」
「ふぅん……お風呂でイチャイチャして、裸のままベッドで全身を余す事なく舐め回してヤルんでしょ?ほんと、お兄ちゃんは変態だね?」
「舐め回すとか言ってないから!勝手に盛るんじゃない!だいたいサーリアはまだ14才でそういった事はまだ早いんだぞ!」
「14才も15才も変わらないじゃない……いつもそーやって……私を妹扱いして……そんなに年増のカスミちゃんがいいの?!」
「年増っておまッ!カスミが聞いたら泣くぞ?!ショックで引き籠るかもしれないぞ?!」
「まぁいいよ。どーせ私が勝つんだもん。年増のおばちゃんなんかに……お兄ちゃんをゴニョゴニョ」
「……なんだって?」
「なんでもない!まったく、景品は景品らしく、カスミちゃんばっかり贔屓しないでよね!」

 サーリアは謎な癇癪を起こして部屋から飛び出して行ってしまった。

 まるで嵐のような女だよ。





  
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