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ダンジョンに向けて
第2話 過去に戻っていた。
しおりを挟む真っ暗で何も見えない。なぜか体の感覚もない。意識だけがあった。おそらくここは天国か地獄なんだろうか。にしては神様とかいないような。一生ここにいるのだろうか。
(そうか、俺は死んだのか。)
確かに俺は階段で死んだ.....はずだ。
あの血の量で生きているはずがない。
自分の人生の終わりはあっけなかったな。
ん?なんか光が見えてきた。
ん!光がどんどん眩しくなってくる!
▽
・・・・・・・・ん?目を開けれるぞ?
ここはどこだ?周りが柵のようなものに囲まれている。
しかも体を思うように動かすことができない。
待てよ?もしかしたら、ありえないかもしれないけどもしかしたら。
自分の手を確認してみるといつものゴツイ手ではなく、とても小さく、まるで赤ん坊のような手だった。
一旦情報整理してみよう。
・階段から落ちて死亡。
・目を開けたら柵のようなものに囲まれていた。
・からだを動かすことはできない。手も小さくなり、言葉が喋れなくなっている。←今
もしかしたらと思っていたが、これって
異世界転生ってことだよな⁈
▽
▽
とりあえず落ち着こう。深呼吸だ。
スーーーーーーーーはああああああ
だが、まさか転生するとは思わなかった。
けど、親や友達に最後ぐらい会いたかったな。
まぁそれはもう叶わないことだろうし、仕方ない。
そういえば転生したってことは魔法がある世界なのか?
だとしたら俺は何の魔法が使えるんだろうなあ~。個人的には水魔法とか氷魔法がいいな。
凡庸性もあるし使い勝手も良さそうだからな。そう考えるとめっちゃワクワクしてきたな。
そういえば目を開けてから結構経つけど誰も来ないな。お腹も減ってきたし、、まさか誰もいないなんてことはないよな?でもここから動けないしどうすれば....。あ、そうだ。
「おんぎゃあああああああああああ!!!」
必殺 ギャン泣き!これをすれば大抵の人は俺に気づいてくれるはず!さあ来い!
「あら~!大ちゃんもう起きたの~?お腹が減ったのね!ミルクを持ってくるわ~。」
ゑ?な、何で前世の母さんがいるんだ?しかも若くなってるし。
「はい、ミルクよ~!たくさん飲んで大きくなるのよ~。」
んぐ、お?結構美味しい気がする。幼児になってるからか?
ふうう!お腹いっぱい!
・・・・・さて、そろそろ現実を見ないとなあ。
階段から落ちて死亡。
目が覚めたら赤ん坊になっていた。
そして若い頃の母さんがいた。
これはもう確定といってもいいだろう。
俺、八神大地は過去に戻ってた。
しかも赤ちゃんの時から。
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