〇〇をしないと出られない世界

神の刹那

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『…貴方は人を愛したことがありますか?──』


─────起き上がると私は見知らぬ部屋にいた。
「なんだここ……」
それもそうだ、夜布団に入り寝て、朝起きたら知らない部屋にいるんだもの。そりゃあ人間ですからビックリしますよ…
一見普通の世界に見えたが、何かが違うらしい。勘というやつだろうか。
「何時だ?……」
ポケットに入っていた携帯を取りだし、時間を確認する。携帯といってもスマートフォンだ。
「インターネットは……使えるのか…」
おかしな話だな…朝起きて見知らぬ世界に来たってのに、インターネットとかは使えるのか…
もうめちゃくちゃだな、おい…
「……ん?」
気が付くと知らないアプリが入っていた。
「こんなのあったっけな?」
「まぁいいか」
とりあえずアプリを開く。説明……?まぁそんな感じのものが書かれていた。
『1.インターネットは使えるが、この世界のことは配信できない
2.この世界から出たければ〇〇をしろ
3.この世界を出るときは二人で。』
と書かれてあった。
「……〇〇?」
私的にはインターネットは嬉しかったが、どうも〇〇の意味がわからない…
まぁ、そんなことはさておいて…誰か要るかな。
そう考えながらこの家のリビングと思われるところに向かう。

「……!!」
リビングに向かうと一人の女の子がいた。
私と歳が近いのかな?
制服を着て朝食を食べているところらしい。
「…あっ」
私が声を発すると、椅子から立ちあがり銃を向けてきた。
(あれ?この世界って銃刀法ないのかな)
よく見ると
『対象年齢10歳以上』
と書かれたシールが貼ってある。
事情を話さないと、と思い、手を上に上げる。
「すまない、勝手に入った訳じゃないんだ」
「…………本当?」
「本当ですよ…嘘言うように見えますかね?」
「見える」
うわぁ、ストレートに……傷ついたな(´・ω・`)
私がしょんぼりしていると、
「座って…」
と声を掛けられる。その声にデジャヴを感じたような気が……まぁいいか。
(あれ?そういや大人がいないな。一人で住んでるのかな?)
「親は居ないよ…気が付いたらここにいて学生に勤めてた」
まるで心が読まれたみたいだな…
あれ、でもやっぱり聞いたことあるぞこの声……
すると、機嫌が直ったような声で喋り掛けられる。
「あ、ごめんね。私の名前いってなかった……
春美、はるみぃって呼んで。」
機嫌直るのはやくないですか?
それだけ言って、春美ことはるみぃはスマホを見だした。
『ピコーン』
「おわっ…ちょ、」
ビビった…突然スマホが鳴るんだもの
「なんだ、LINEか」
ポチッポチッと軽快な音と共に、トーク画面が開かれる。
中には
『おはよー(*´ω`*)
学校行ってきます』
と送られてきた。
「……え?」
スマホを弄りだしたタイミングでのLINE…
そして同じ名前…
どこかで聞いたことのある声……
「嘘……だろ…」
私は唖然としたまま動けなくなった
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