〇〇をしないと出られない世界

神の刹那

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#2 無題

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呆然と立ち尽くした私を見て、はるみぃは声を掛けてきた。
「どうしたの?」
あれ、この子人慣れ早くない?ってそんな場合じゃない!
「い、いや…ちょっとね」
「ふーん……」
「あ、とりあえず休むなら適当に部屋使っていいよー」
「…あ、あぁ、ありがとう…」
助かった…このままバレるより少し部屋に籠って考え事してた方がましだ。
おっと、LINE返してないな。
『おk!行ってらっしゃい~』
……っと。よし、さっきと部屋行くか。
そしてリビングを出た。

「……ふーっ」
私はため息をつきながらベッドに横になる。
(なんなんだ?え?LINEのはるみぃと名前が一緒!?
しかもタイミング……まぐれだよな?)
ヤバい…ほんとに私ヤバい…
バレてないよね?もし本人でもバレてないよね!?
ほんとに私はこんなことを考えてないとパニックになりそうだ。
LINEのはるみぃとの共通点はいくつかある。
まずは声。声があまりにも似すぎだ。
そして名前。呼ばれかた、名前。それらが一致していた。最後にタイミングだ。はるみぃが携帯を開いたらタイミングでLINEのはるみぃから連絡がきた。どのみち確認はとらなければならない。
その前に…あいつは学校いったらしい。
その間、私は一眠りすることにした……
「……なんなんだ?」
そう呟いて眠りについた。


『ピコーン』
LINEの着信音で目を覚ました。
「……は?」
嘘だろ?…17:36分…
寝すぎた。せめてお昼頃には起きるつもりだったのだが…
それよりLINE誰からだ?もうお察しの通りはるみぃからである。
『ただいま~』
ただいま…ってことは帰ってきてるのか。
もしこれで朝のはるみぃが帰ってきてれば、同一人物の可能性が高くなった。
それに、この事は本当だろうと本当じゃなくても話さなければならないと思ったから、一度リビングに降りる。

…ガチャ
案の定、帰ってきてた。
「お帰り」
「ただいま」
うーん…やはりはるみぃの声に似てる。
と、ここで私はLINEにてとある賭けに出る。
『はるみぃが今何してるか当ててみようか?
今家事してるだろ?それも晩飯の』
見た事をそのまま送った。
あ、私の分まである……優し……
「ん?……え?」
チラッと私の方を見たあと携帯に文字を打ち込んでいる姿が見える。
『え?どうしてわかったの?』
………やっぱりか…あれがはるみぃなんだな。
正解だった。今、晩飯の用意をしてくれてるはるみぃと、LINEのはるみぃは同一人物だった。
そんなことを考えてると後ろから声をかけられる。
「夕食ですよ」と。


無言で夕食を食べている空気を打破するように私が第一声を発した。
「あのですね……少しお話があるんですが…」
本人は少し勘づいてるようで勘づいてないような顔でこちらを見てくる。
「あなた、春美さんですよね?」
そう言って彼女のLINEのプロフィールを見せる。
「え?………」
カチャンと、アニメにあるかのようにフォークを落とした。
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