我ガ奇ナル日常譚 〜夢とリアルと日々ホラー〜

羽瀬川璃紗

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71 金の欲望リアルレポ ~財布編~

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 おまじない・開運術の研究結果発表第2弾として、金運に関する話。
 こと財布に関しては時節柄、女性誌の占い特集でも目にする機会が多めである。



『財布は3年ごとに買い替えると金運アップ』

→〇。少なくとも負債は出なかった。

 私が毎回やっているルーティンの1つ。気になるのは、これを提唱している人に『オリジナル財布』を出している(購買促進のステマ?)方が多い事だが…。
 私が買う財布のメーカーは、中古市場でも割と買い手が付くので、毎回古くなった財布は一定期間休ませてから、感謝の気持ちを込めて売っている。
 あまりにも長期間使用し、破損や汚損があると価格が下がるため、個人的には3年程度の使用で丁度いい。
 冒険をあまりしない私の性格もあるが、これまでこの様な流れを取っていても、負債を抱える様な事態にはならなかった。

 ちなみに、周りに居た浪費家や金銭苦の人間に限って、ハイブランドなのに汚れている財布や破損した財布の愛用者が多い。
 安くてもキレイな財布を使う事が、金運に良いと私は思う。



『金色の財布は金運アップ』&『金色の財布は開運効果あり』

→○。金運が上がると言うより、お金を楽しく使えるようになる。開運効果は…、

 毎回無難な黒い財布を買っていたが、ある時店頭で一目ぼれして金色の財布を買った。
 収支は横ばいだが、長い付き合いとなる趣味や人に出会ったり、人付き合いが活発になり、支出の種類が変わった。
 それまでは何処か、お金を使う事に恐れや焦りがあったが、『課金した方がいい場合もある』と気づくきっかけになった。

 開運効果は参考までだが、外側だけ金色の財布を使っていた私の場合、夫との出会い~交際~結婚~妊娠のライフイベントが使用中の3年間に発生した。



『新しい財布を下す前に、大金を一晩(7日間の説もあり)入れて《これぐらいの大金を呼んでね》と記憶させると金運アップ』

→○。ただし、ライフステージが変わり、金額と金種に変化があった。

 妹から教えて貰ったのが、これ。こぞって有り金を詰めてから、使用開始した。
 金運アップかは別として、ライフステージの変化(学生→社会人→結婚)により、貰う金額も使う金額も増加(財布に入れる金額が増加)した。
 学生のお小遣いと一家の家計、では動く金銭の大きさも重要さも違うし、時に夫や家族のお金を預かる事もある訳で。



『新しい財布は春に買い、巳の日(寅の日の説もあり)におろすと金運アップ』

→〇。目立った増加は無いが、困窮も無い。

 春の財布はお金が沢山入って『張る』財布、との語呂合わせが発祥らしい。
 そして『巳』は干支の『蛇』=金運アップの象徴、『寅』に関しては『千里行っても必ず戻って来る』のが『天下の回り物であるお金の帰還』を表すという。

 そこで私の場合は立春である2/4から、立夏前日の5/5までの間の巳の日に購入していた。
 20歳頃からこのゲン担ぎで財布を購入し、途中に失業中の時期もあったが、幸運な事に特に困窮する事無く現在まで至る。



 たかが財布、されど財布。使い方や状態だけでも、持ち主の性格や生活実態が垣間見えるものだ。
 誰でも持っている物の選び方や扱い方一つで、自分の財政が好転するとしたら、試してみる価値はあるのではないだろうか。



※紹介したおまじないに関して、効果が無かったとしても、こちらは責任を負いかねますので、ご了承下さい。

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