我ガ奇ナル日常譚 〜夢とリアルと日々ホラー〜

羽瀬川璃紗

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80 天使

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 誰でも1度は買った事があるだろう、『当たりくじ付きお菓子』の話。


 実在するお菓子なので、名称の一部を伏せさせていただくが、某M社の看板商品の1つに、『チョ○ボール』という物がある。
 『嘴』と呼ばれる開口部分に、『エンゼルマーク』が書いてあれば当たり、というやつだ。

 さて、皆さまはこれまでに何個購入し、何回当たっただろう?


 『チョ○ボール』との出会いは幼少期のおやつだったと記憶する。その当時から、『エンゼルマークが金なら1枚、銀なら5枚でおもちゃの〇詰プレゼント』という企画がやっており、テレビではとんねるずがCMに出演していた。

 幼少期~10代半ばまでの約10年間、多分数えきれないほどチョ○ボールを食べてきたが、1度もエンゼルマークを見ぬままだった。

 転機が訪れたのは、私が中学2年の時。おやつで母が買って来たものを4兄弟で食べた際、末弟の物に『銀のエンゼル』が出現した。
 初めての事だったので家族みんな驚き、夜に帰宅した父にも見せたのを、鮮明に覚えている。


 それを皮切りに、我が家に『エンゼルマーク運』が宿った。
 当時、4人兄弟だったため、母がおやつとして1度に4つずつ買ってきていた。勿論、チョ○ボールの購入頻度もそこまで多くなく、ひと月に1~2回だったと思う。
 ひと月に8個しか買ってなかった筈なのだが、うち、1個は必ずエンゼルが出るぐらいに当選するようになったのだ。

 半年ほどで銀が5枚揃ったので、おもちゃの〇詰と引き換えるようになった。
 初の〇詰は『いちご缶』だった。その後も銀は出続け、『過去缶』、『未来缶』、『太陽の缶詰』、『月の缶詰』、『キョ○缶イチゴ』、『黄金のキョ〇缶』、『魔法缶』、『おでかけキョ〇ちゃんず缶』と、次々と引き換えた。

 いつぞやは4個中3個が当たり(外れたのは私だけ)、その次の回は4個中1個(前回外れた私が当たった)という快挙もあった。その時は少々恐怖も覚えた。

 『黄金の~』の時は、記憶では『季節限定品』のエンゼルマーク3枚無いとダメだったのだが、前述の3個当たりを達成したので、無事引き換える事が出来た。
 買って来た母の話では、売り場に限定品が4つしかない状態で購入したという。うち3個が当たりとは、二重の意味で恐怖である。


 そしてこれはある意味『家宝』なのだが、『キョ○ちゃんサンタがやってくる!』という企画にも応募(確かエンゼルマークではなくバーコードでの応募だったかと)したら、それも当選したのだ。

(当時のガラケーなので画素粗め…)


 現在、4兄弟はそれぞれ実家を離れてしまい、チョ○ボールを4つ買ってくる事はなくなってしまった。
 それに伴い、引き換えもしなくなったのだが、あの15年間近く続いた『エンゼルマーク運』は何だったのだろう、と店頭でチョ○ボールを見かける度に思い出すのである。


(缶詰をコンプしたので、新作出るまで待機していた時の写真…)


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