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129 守り人と娘
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今年になってから見た、怖かった夢。
前回、念を飛ばされ見たかもしれない妙な夢と体調不良について紹介したが、その後に見た夢と第113話でも紹介した、実家にまつわる夢との妙なシンクロニシティについて。
ある日曜日、私は短い夢を見た。
寝室から窓越しにベランダを見ていた。
ベランダに3個、狸の置物の様なものがある事に気づいたが、置物の形はグニャグニャしていて、形が定まらない。目を凝らすと、それは30センチほどある巨大な蠅へと姿を変えていた。
3体の内1体が、窓の隙間から室内へと高速で飛び込んできた。
(危ない!)
蠅は私にぶつかったか掠めていって、夢から覚めた。
同じ週の火曜日、私は妙な夢を見た。
自宅の玄関でセールスマンと対峙しているのだが、妙な事に私が扉側、セールスマンがあがり口側に腰かけ、話をしていた。
『お子さん、方程式で躓いたりしてませんか?』
『(うちの子、まだ幼稚園なんだけどな…)ええ、そんなことないですよ』
セールスマンは40代くらいで、会話中に不自然に目をかっぴろげる癖のあるのが、印象に残っていた。
夢から覚め、私は思った。
(家の中に知らない人が居るか…。この前の『蠅』かな?やだな、早く出て行って欲しいな)
てっきり第128話の彼女の再来かと思ったが、雰囲気も違う男の姿なのが腑に落ちない。
そして同じ週の金曜日。私はこんな夢を見た。
実家の玄関先。私は娘と、何故か中学生時代の妹と3人で夜に花火をしていた。すると、何者かがやって来た。
『すみませーん!!○○家に居る△さんは□ですかー?』
托鉢僧が大声を出しながら、暗闇からこちらへやって来る。内容は意味不明で、ふと見えた顔は火曜日の夢のセールスマンと同じだった。
(何で同じ顔なんだよ…)
私は凍り付き妹は半泣き、娘も恐怖で固まっていた。私は咄嗟に、玄関からリビングへ呼びかけた。
『ねえ!全員来て!!』
リビングには、父、母、父方伯母、父方祖母、現在の弟と末弟ら総勢8人くらいが居て、私の呼びかけに全員が瞬時に立ち上がった。その瞬間、夢から覚めた。
その夢以降、謎の侵入者や男が出て来ることはなく、現在に至る。
興味深いのは、実家のリビングに居た8人。彼らが立ち上がった=臨戦態勢?で、托鉢僧に扮した何かを追い払ったのか。
この8人は実家やその土地を守る何かの象徴で、だからこそ私は夢の中で強固な結界の様な物を感じ取れているのか。
嫁いで数年。それでも尚、実家の守り人は家を出た私を守ってくれた。
私にとって、実家が『唯一無二の安住の地』であるように、守り人らにとって、私は『永遠に娘』なのかもしれない。
嫁いだ身なのに、実家のお世話になった話。
前回、念を飛ばされ見たかもしれない妙な夢と体調不良について紹介したが、その後に見た夢と第113話でも紹介した、実家にまつわる夢との妙なシンクロニシティについて。
ある日曜日、私は短い夢を見た。
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ベランダに3個、狸の置物の様なものがある事に気づいたが、置物の形はグニャグニャしていて、形が定まらない。目を凝らすと、それは30センチほどある巨大な蠅へと姿を変えていた。
3体の内1体が、窓の隙間から室内へと高速で飛び込んできた。
(危ない!)
蠅は私にぶつかったか掠めていって、夢から覚めた。
同じ週の火曜日、私は妙な夢を見た。
自宅の玄関でセールスマンと対峙しているのだが、妙な事に私が扉側、セールスマンがあがり口側に腰かけ、話をしていた。
『お子さん、方程式で躓いたりしてませんか?』
『(うちの子、まだ幼稚園なんだけどな…)ええ、そんなことないですよ』
セールスマンは40代くらいで、会話中に不自然に目をかっぴろげる癖のあるのが、印象に残っていた。
夢から覚め、私は思った。
(家の中に知らない人が居るか…。この前の『蠅』かな?やだな、早く出て行って欲しいな)
てっきり第128話の彼女の再来かと思ったが、雰囲気も違う男の姿なのが腑に落ちない。
そして同じ週の金曜日。私はこんな夢を見た。
実家の玄関先。私は娘と、何故か中学生時代の妹と3人で夜に花火をしていた。すると、何者かがやって来た。
『すみませーん!!○○家に居る△さんは□ですかー?』
托鉢僧が大声を出しながら、暗闇からこちらへやって来る。内容は意味不明で、ふと見えた顔は火曜日の夢のセールスマンと同じだった。
(何で同じ顔なんだよ…)
私は凍り付き妹は半泣き、娘も恐怖で固まっていた。私は咄嗟に、玄関からリビングへ呼びかけた。
『ねえ!全員来て!!』
リビングには、父、母、父方伯母、父方祖母、現在の弟と末弟ら総勢8人くらいが居て、私の呼びかけに全員が瞬時に立ち上がった。その瞬間、夢から覚めた。
その夢以降、謎の侵入者や男が出て来ることはなく、現在に至る。
興味深いのは、実家のリビングに居た8人。彼らが立ち上がった=臨戦態勢?で、托鉢僧に扮した何かを追い払ったのか。
この8人は実家やその土地を守る何かの象徴で、だからこそ私は夢の中で強固な結界の様な物を感じ取れているのか。
嫁いで数年。それでも尚、実家の守り人は家を出た私を守ってくれた。
私にとって、実家が『唯一無二の安住の地』であるように、守り人らにとって、私は『永遠に娘』なのかもしれない。
嫁いだ身なのに、実家のお世話になった話。
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