我ガ奇ナル日常譚 〜夢とリアルと日々ホラー〜

羽瀬川璃紗

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130 夢、いろいろ

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 夢に関する不可解体験を中心に、紹介した今回の限定更新。最後は短編を幾つか。



 小学生の時のこと。

 酷い風邪を引いて寝込んでいる時に、母方祖父母宅に居る夢を見た。
 家の中には誰も無く、家人を探して私は仏壇のある部屋へ。ところがそこに仏壇は無く、代わりに黄金に輝く謎の階段が設置してあった。
 下から見上げても上の様子が分からないが、上からは誰かが楽しそうに談笑する声が聞こえる。行ってみようかと思ったが、一応よその家なので、遠慮してやめた。

 夢はそこで終わった。

 その後、酷かった風邪が治ったのだが、子供ながら『あの時階段を上らなくて本当に良かった』と思ったものだ。



 私は年間に2,3回、夢の中にある変化が訪れる時期が存在する。その変化とは『夢に登場する人物が増える』ことだ。

 場所はだいたい実家。年始の挨拶に親戚が入れ替わり立ち代わり来るような、地元に存在する庚申講(庚申の日に神仏を祀って酒宴する行事)の時のように、家の中の人口密度が高まり賑やかに何かをしている、そんな内容だ。

 その年間2,3回と言うのは何を隠そう、春彼岸・盆・秋彼岸のことだ。その各期間中、必ず1度は『家の中に人が集まる』夢を見るのが、10代の頃から続く私の謎ルーティンとなっている。

 夢の中でしか見れない、『帰省客』を見ているのか。
 起きている時は何も見えないのだが、その期間中の実家の中は、実は賑やかなのかもしれない。



 最近、同居している夫の母(義母)が体調を崩した。

 休日の夜間だったため、かかりつけの総合病院や夜間医と相談し、救急車を呼んで設備の整った病院へ行く事となった。

 義母は『救急車なんて大袈裟、きっと診た後ですぐ返されるから』と渋り、救急隊員も『軽症と判断されるかも』と言っていたが、夫の弟(義弟)が付き添い病院へ向かった。

 取りあえず家に残り、眠ることにした私は、夢を見た。

 夜更け。廊下の明かりが点き、誰かが話しているのに気づいた私は、部屋の外に出た。そこには義弟と義母の姿があり、義母は私を見ると言った。
『結局ねえ、入院するまでも無いって帰されたわよ。救急車、必要無かった!』

 夢はそこで終わり、目覚めた私は直感で思った。

(逆夢だ!入院確定だ)

 それから数十秒後、誰か帰宅したのか、玄関が開く音がした。起きていた義父が、階下で話しかけるのが聞こえた。

「どうだった?」
「検査の結果、入院することになった」

 義弟がそう答え、起こってしまった出来事に私はしばらく寝付けなくなった。


 直近の話を含む、夢にまつわる不可解な短いお話たち。

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感想 1

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