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あなたは『誰かが遠くに行く・居る』的な夢を、見た事があるだろうか。
夢占いでは、『自分が孤独を感じている』など不安感や、『自立心が芽生え、行動力に溢れている』など決別を表すとか、出てきたその誰かから孤立する予知ともされている。
だが私の場合、上記とは全く違う意味合いで『誰かが遠くに行く・居る』の夢を見た事がある。
1度目は中学生の時のこと。
夢の中で私は、自宅のベランダからある場所を眺めていた。そこは近所にある生活道路で、道路に面した家の住民しか使わない、狭い通りであった。
夢の中は現実と違い、沢山の人が行き交っていた。私と一緒に見ていた誰かが、指し示した。
『ほらあれ。おじいちゃんだ』
父方祖父は、寝る前によく着ていたガウン姿で、こちらに背を向け歩いていく。私は言った。
『そっか。おじいちゃん、あっちに行くんだね』
夢から覚めた私はすぐ思った。
(おかしいな。命日でなけりゃお盆でも彼岸でもないのに)
父方祖父が亡くなり、10か月くらいの頃の事だった。
母に報告すると、『死んだ人は急にあの世に行かず、少しずつこの世から遠ざかっていくらしいよ』と言われた。成仏には段階があるのかもしれない。
2度目は昨年春先のこと。
夢の中で私は、いつもの通り義祖母と総合病院へ来ていた。診察が長引いたので、院内の食堂で昼食を食べる事になった。
義祖母は車椅子なので、料理受け渡し口に近い席を取り、先に出来上がった義祖母の分を取りに私は向かった。
受け取って席に戻ろうとすると、義祖母は先の座席ではなく、そこより2,3列向こうの席に座っていた。
『あれ? あっちじゃなくこっちが良かった?』
尋ねたが耳が遠い義祖母は、何も言わない。そして私の分を受け取りに行き振り返ると、義祖母は更に遠い座席に移動していた。
『どうしたの、誰かに移動するように言われたの?』
尋ねても義祖母はニコニコするばかり。私は義祖母の分を置いてた先程の場所へ、車椅子の義祖母と戻ると、昼食を食べ始めた。
夢はそこで途切れた。
義祖母は半月後、加齢で落ちていた心機能が更に弱まり、入院の必要が出て来た。だが様子見中に回復し、何とか入院を回避する事となった。
もし私が夢の中で、義祖母の座席を移動させなかったら、次に目を離した時は追跡できないくらい『遠く』に行っていたかもしれない。
遠くとは、行けそうにない場所だから『遠く』なんだな、と思った話。
夢占いでは、『自分が孤独を感じている』など不安感や、『自立心が芽生え、行動力に溢れている』など決別を表すとか、出てきたその誰かから孤立する予知ともされている。
だが私の場合、上記とは全く違う意味合いで『誰かが遠くに行く・居る』の夢を見た事がある。
1度目は中学生の時のこと。
夢の中で私は、自宅のベランダからある場所を眺めていた。そこは近所にある生活道路で、道路に面した家の住民しか使わない、狭い通りであった。
夢の中は現実と違い、沢山の人が行き交っていた。私と一緒に見ていた誰かが、指し示した。
『ほらあれ。おじいちゃんだ』
父方祖父は、寝る前によく着ていたガウン姿で、こちらに背を向け歩いていく。私は言った。
『そっか。おじいちゃん、あっちに行くんだね』
夢から覚めた私はすぐ思った。
(おかしいな。命日でなけりゃお盆でも彼岸でもないのに)
父方祖父が亡くなり、10か月くらいの頃の事だった。
母に報告すると、『死んだ人は急にあの世に行かず、少しずつこの世から遠ざかっていくらしいよ』と言われた。成仏には段階があるのかもしれない。
2度目は昨年春先のこと。
夢の中で私は、いつもの通り義祖母と総合病院へ来ていた。診察が長引いたので、院内の食堂で昼食を食べる事になった。
義祖母は車椅子なので、料理受け渡し口に近い席を取り、先に出来上がった義祖母の分を取りに私は向かった。
受け取って席に戻ろうとすると、義祖母は先の座席ではなく、そこより2,3列向こうの席に座っていた。
『あれ? あっちじゃなくこっちが良かった?』
尋ねたが耳が遠い義祖母は、何も言わない。そして私の分を受け取りに行き振り返ると、義祖母は更に遠い座席に移動していた。
『どうしたの、誰かに移動するように言われたの?』
尋ねても義祖母はニコニコするばかり。私は義祖母の分を置いてた先程の場所へ、車椅子の義祖母と戻ると、昼食を食べ始めた。
夢はそこで途切れた。
義祖母は半月後、加齢で落ちていた心機能が更に弱まり、入院の必要が出て来た。だが様子見中に回復し、何とか入院を回避する事となった。
もし私が夢の中で、義祖母の座席を移動させなかったら、次に目を離した時は追跡できないくらい『遠く』に行っていたかもしれない。
遠くとは、行けそうにない場所だから『遠く』なんだな、と思った話。
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