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最恐!!悪霊に乗っ取られたクローゼット ※動物の死亡表現あり
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我が家のクローゼットに、悪霊が取り憑いてしまった。
開けると某ホラー邦画の貞○みたいな奴が顔を出してきたり、手足を掴んできたり、夜な夜な悲鳴を上げたりと昼夜を問わず怪奇現象が起こる。
そのせいでこのクローゼットには何もしまえないし、中の物を出す事も出来ないデッドスペースとなってしまった。
心理的(怪奇現象)にも物理的(収納不可)にも迷惑を被っていたので、家族会議の上で心霊番組に出てた霊能力者に依頼をする事にした。
すると、除霊の様子をテレビ番組で取材する前提で、承諾を得た。
当日、悪霊の抵抗はこれまでにない程に凄まじかった。カメラリハ中も家中の電気を点滅させたり、お祓いの為の祭壇を設営中にお供えを落としたり…。
一向に進まないどころか、スタッフも『ここまで酷いと取材はおろか、除霊も無理かも』と顔を見合わせる有様だった。私はそれを耳にして、愕然とした。
(除霊も無理だなんて…。毎日うるさくて睡眠不足なのが、今日でやっと解消されると思ったのに…!)
私はブチ切れた。
「誰に断ってここに住んどるんじゃボケ!!! 固定資産税ぐらい払え!」
私は叫びながらクローゼットを開けると、悪霊の悲鳴をもろともせず、中身を外へ引きずり出した。一同は驚きのあまり、動きが止まる。
カメラマンが慌てて、カメラを回す。
≪突如、クローゼットを開けて長女が大声を出し暴れだす≫
「お前なんか! お前なんか、ここに住めないようにしてやる!!」
埃を被った段ボール、劣化した衣装ケースを次々と部屋の中へ。悪霊は私の髪を掴んだり、耳元で喚くが、私は手を止めない。何故か他の誰も私を止めない。
≪次々と外へ出される荷物、そして霊の妨害がお分かりいただけるだろうか?≫
「恥を忍んでテレビ取材受けてんだぞ⁈ 全部お前のせいだク○が!!」
いつの間にか、霊能力者は念仏を唱えてる。
≪霊能力者☓☓も、加勢する≫
(いやいや、圧倒的に効いてるのは物理の力だよ)
抵抗していた悪霊だったが、クローゼットに残ったのは、古ぼけたクーラーボックスが1つ。悪霊はシュルシュルと萎み、その中へと吸い込まれる。
≪悪霊は謎の小箱へ消えていった。この箱は一体⁈≫
霊能力者、家族、カメラマンらが、クーラーボックスを手にした私へ近寄ってくる。
「この中には何が?」
「いや、中には何も入れてないと思うけど…」
所有者である父は、青ざめた顔で答えた。
≪中身は一体…⁉≫
恐る恐る開けてみると…。
中にはミイラ化して、化石の様になった小さな魚が1匹。一同の目は点になる。父が手を打つ。
「あ!! そうだ。だいぶ前に付き合いで釣りに行って、1匹だけ釣れたんだ。帰って来てすっかり忘れて、しかも釣りなんてあれ以来行ってないから、そのまま…」
私は念の為尋ねた。
「何処で釣りしたの? あんな悪霊になったなんて、神社とか心霊スポットとか?」
「いや、すぐそこの用水路」
≪皆様のお宅には、釣ったのにそのままになった魚が放置されたクーラーボックスは無いだろうか≫
≪たかが魚でも、放置していると…≫
≪大変な事になるかもしれません≫
開けると某ホラー邦画の貞○みたいな奴が顔を出してきたり、手足を掴んできたり、夜な夜な悲鳴を上げたりと昼夜を問わず怪奇現象が起こる。
そのせいでこのクローゼットには何もしまえないし、中の物を出す事も出来ないデッドスペースとなってしまった。
心理的(怪奇現象)にも物理的(収納不可)にも迷惑を被っていたので、家族会議の上で心霊番組に出てた霊能力者に依頼をする事にした。
すると、除霊の様子をテレビ番組で取材する前提で、承諾を得た。
当日、悪霊の抵抗はこれまでにない程に凄まじかった。カメラリハ中も家中の電気を点滅させたり、お祓いの為の祭壇を設営中にお供えを落としたり…。
一向に進まないどころか、スタッフも『ここまで酷いと取材はおろか、除霊も無理かも』と顔を見合わせる有様だった。私はそれを耳にして、愕然とした。
(除霊も無理だなんて…。毎日うるさくて睡眠不足なのが、今日でやっと解消されると思ったのに…!)
私はブチ切れた。
「誰に断ってここに住んどるんじゃボケ!!! 固定資産税ぐらい払え!」
私は叫びながらクローゼットを開けると、悪霊の悲鳴をもろともせず、中身を外へ引きずり出した。一同は驚きのあまり、動きが止まる。
カメラマンが慌てて、カメラを回す。
≪突如、クローゼットを開けて長女が大声を出し暴れだす≫
「お前なんか! お前なんか、ここに住めないようにしてやる!!」
埃を被った段ボール、劣化した衣装ケースを次々と部屋の中へ。悪霊は私の髪を掴んだり、耳元で喚くが、私は手を止めない。何故か他の誰も私を止めない。
≪次々と外へ出される荷物、そして霊の妨害がお分かりいただけるだろうか?≫
「恥を忍んでテレビ取材受けてんだぞ⁈ 全部お前のせいだク○が!!」
いつの間にか、霊能力者は念仏を唱えてる。
≪霊能力者☓☓も、加勢する≫
(いやいや、圧倒的に効いてるのは物理の力だよ)
抵抗していた悪霊だったが、クローゼットに残ったのは、古ぼけたクーラーボックスが1つ。悪霊はシュルシュルと萎み、その中へと吸い込まれる。
≪悪霊は謎の小箱へ消えていった。この箱は一体⁈≫
霊能力者、家族、カメラマンらが、クーラーボックスを手にした私へ近寄ってくる。
「この中には何が?」
「いや、中には何も入れてないと思うけど…」
所有者である父は、青ざめた顔で答えた。
≪中身は一体…⁉≫
恐る恐る開けてみると…。
中にはミイラ化して、化石の様になった小さな魚が1匹。一同の目は点になる。父が手を打つ。
「あ!! そうだ。だいぶ前に付き合いで釣りに行って、1匹だけ釣れたんだ。帰って来てすっかり忘れて、しかも釣りなんてあれ以来行ってないから、そのまま…」
私は念の為尋ねた。
「何処で釣りしたの? あんな悪霊になったなんて、神社とか心霊スポットとか?」
「いや、すぐそこの用水路」
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≪大変な事になるかもしれません≫
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