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28 王子、甲斐甲斐しく世話を焼く
しおりを挟む「う…………」
目が開いて、光を感じて、そこで初めて自分が寝ていたのだと気が付いた。
零した呻き声で、目覚めはより確かなものになる。
眩しい。
最初に思ったのはそれだった。
眩しい。
…………なぜ?
目元を擦りながら、ダンジァは考える。
いつもの自分の馬房はこんなに明るくはないはずで——。
「!?」
そう思った途端。
ここが自身の馬房ではないことに気がつき、ダンジァは飛び起きた。
「???」
混乱する。
目に映るものに混乱する。
馬房とは比べ物にならない広い部屋。緑の木々。点在する高そうな調度品。陽の射し込む大きな窓。そこから見える美しい庭に、キラキラと光る水面。
違う。ここは違う。
目に映る全部が違う。自分の馬房じゃない。
香りが。空気感が。何もかもが。
ここは……。
「……ん……ああ……起きたのか」
「——えっ!?」
途端、傍から声が聞こえ、ダンジァはひっくり返ったような声をあげて慄いた。
その目に映るのは、寝乱れた姿で髪をかき上げ、寝起きの顔で自分を見つめてくるシィンだ。
「え……で、で、で、殿下!?」
どうして彼がここに。どうして自分がこんなことに!?
狼狽えすぎてどうすればいいのかわからないダンジァをよそに、シィンは眩しそうに目を細めながら優雅に伸びをする。そのしなやかさと優美さは、とびきり美しい猫科の獣を連想させる。
そしてシィンは思い出したように、くすりと笑った。笑って、横臥して頬杖をつくと、そのままシィンを見上げてくる。
シィンは咄嗟に今いる場所から降りようとしたが(そこは長椅子の上のようだった)、それは伸びてきたシィンの手に阻まれた。空いている手で腕を掴まれ、動けなくなる。
困っていると、シィンは小さく苦笑する。
「お前、なんだその顔は。なぜそんな化け物を見るような顔をする。さっきの驚いたような声もだ。わたしの寝起きの顔は、そんなに醜いものなのか? 逃げたくなるほどの」
「い——いえ」
まさか。
とんでもない。
ダンジァはぶるぶると首を振った。
逆だ。
醜いどころか、こんな時ですら彼は麗々しく、だから混乱が深まってしまうのだ。しかも目の毒だからなおさら困る。これ以上ないほど驚いていて、戸惑っているのに、それら全てを放り出して彼に見入ってしまいそうになるから。
そう。シィンは寝起きでもシィンだった。髪は乱れ、寝起きの気だるさを漂わせているが、相変わらず彼は彼だ。王子らしく高雅で美しい。
だがどうして彼がここに。自分の横に?
——いやそうじゃない。どうして自分がここに……。
ここは……。
(あ……)
そうだ、ここは……。
蘇ってくる記憶。ダンジァは自分の血の気が引く音を聞いた気がした。
そうだ。ここはシィンに連れられてやってきた部屋。そして彼に手の傷の手当てをしてもらって、少し休んで行けと言われて横になって……。
なぜ今、朝になっている!?
自分は一体どれほど寝てしまったのか。
人の部屋で。
シィンの部屋で。
「あ……あの! 殿下……!」
ダンジァは狼狽えながら声をあげる。
謝罪だ。まず謝らなければ。
失態もいいところだ。疲れていたなんて言い訳にもならない。
シィンの厚意に甘えるにも程があるだろう。
(どうして……)
よりによって。
ダンジァはきつく眉を寄せる。
今まで、仮眠をとったとしてもこんなことはなかったのに。こんなに寝過ごすような、こんな……。
思い出し、ダンジァが平伏し長椅子に額を擦り付けて謝罪しようとしたその寸前。
音もなく伸ばされたシィンの手が、ひた、とダンジァのその額に触れた。
温かくしなやかな指。掌。労働を知らない手。けれどその手の決まった箇所に、少し硬くなった部分がある。
手綱を握る部分だ。剣を持つ部分だ。
騎士の手だ。
戸惑うダンジァにシィンは微笑むと、
「具合はどうだ」
ゆっくりと身を起こしながら言う。
ダンジァに向ける微笑みは、よく見ればどこか神妙そうな気配を含んでいる。穏やかだが心配そうな、こちらの様子を伺うような。
「具合……」
しかも問われた内容は、わかるようなわからないようなそれだ。
思いがけず長い「ひと休み」になってしまったが……それについてどう思うか訊かれていのだろうか。それとも体調を?
体調なら悪くはない……と思う。
手の傷ももう痛みはない。身体も別に……。
ただ、初めての場所だったために、寝ている最中の体温の調節が上手くできなかったのか、汗をかいた感覚がある。
匂うだろうか、とダンジァは羞恥に身体が熱くなる思いだったが、シィンの様子を見ればそういう感じでもないようだ。
むしろ、答えに戸惑っているダンジァを見て満足そうに目を細める。そして、ふ、と口の端を上げて言った。
「そういう返事をするということは、もう大丈夫ということだな。よかった」
「あ、あの……自分は、一体……」
「食事をして帰れ。朝食を摂って薬を飲んで……あとは……そうだな、水浴びでもしてさっぱりとして帰るといい」
「ぁ、あの殿下。自分は、一体何を」
不安と動揺に、ついつい身を乗り出して尋ねてしまう。
と、シィンは小さく苦笑を見せた。
「案ずるな。きちんと説明はしよう。だからまずは食事だ。それから、そう——そうだ。いいか、謝るなよ」
「え……?」
「謝るな、と言ったのだ。これは命令だ。言っておかないとお前はすぐに恐縮するからな……。礼儀正しいのはいいことだが、今は不要だ」
「……」
「少なくとも……そうだな、この部屋を出るまでは一切謝罪をするな。できれば丸一日はするな。わたしには必要ない。——いいな」
「……」
「ダン、返事を」
「畏まり……ました……」
何がなんだかわからない。とはいえ「命令」と言われれば従うしかない。
すると、シィンはホッとしたようニッコリ微笑み、
「ああ、ちょうど運ばれてきたようだな」
そう言ったかと思うと、すらりと立ち上がり扉の方へ向かう。よく見れば彼は薄着だ。内衣だけの姿だ。彼もここで眠っていたと言うことか? ずっと? 自分の隣で??
(いや……確かに隣でお目覚めになられたが……)
同衾……。
——同衾!!
考え至ると、頭がくらくらした。
命令を破って謝罪してしまいそうになる。
やましいことは絶対に絶対に絶対に何もしていない——つもりだが。
(なぜ……)
(お休みになるなら自分など起こして構わなかったのに……)
ダンジァは混乱するばかりだ。
思い出そうとしても、記憶が全くない。
城の——王の騏驥たちと揉めて、騒ぎになってしまってシィンたちにも知られてしまって。そしてここへ連れてこられてての怪我の治療をしてもらって……。
(休んでいけと言われて横になって……)
ダンジァは再び記憶を遡る。
けれど、どうしてもそれからが全く記憶にないのだ。
疲れすぎていたためだろうか。そのせいで、深く眠りすぎた、と?
「……」
感情を抑えきれず揉め事を起こした上に、体調管理もできずにこんな失態を……。
かつてないほど落ち込み、項垂れていると、
「どうした。まだ具合が悪いのか?」
不安そうな声が降ってくる。
はっと顔を上げると、気遣うような顔でダンジァを見つめていた。だが彼は、両手で椀の乗った盆を持っている。
「殿下!?」
その姿に、ダンジァは驚きを隠せなかった。
確かに彼は、「ちょうど運ばれてきたようだな」と言った。言ったが、まさか彼が自分で食事を取りに行くとは思っていなかった。
ではこの食事は、部屋の外に置かれていたと言うことか。
どうして誰も中に入ってこない?
王子のもとに食事を運んでこない?
ダンジァはますます混乱する。この部屋は、一体どういうところなのだ?
戸惑うダンジァをよそに、シィンは持っていた盆を置く。そして椀の一つを取ると、ダンジァに向けてにっこりと笑った。
「食べさせてやる。お前は熱くても平気か?」
「え……」
「まあ、平気だとしても少し冷ました方が食べやすいだろう」
そしてそう言うが早いか、入っている粥のようなものをひと匙掬うと、ふうふうと息を吹きかけて冷まし始める。
「——ほら」
そして差し出された匙に、ダンジァは絶句するしかなかった。
え。
——え?
「殿下? あ、あの、これは」
「食べろ。厩舎の者と城の厨房の者とで作らせたものだ。騏驥でも食べられるはずだが」
「そ——そうではなく。あの」
「あまり冷めると美味しくないだろう。——ほら」
そしてさらにズイと差し出される匙。
運ばれてきた食事は、煮込まれた燕麦のようだ。燕麦自体は食べ慣れているが、これは料理法が違うのだろうか。食欲をそそる香りだ。確かに美味しそうだが……。
なんなのだ、この状況は。
(どうして殿下がこんな……)
どうして自分はこんなに面倒を見てもらっているのか。
もしかして、自分はとても体調が悪いのだろうか?
少し疲れただけだと思っていたけれど、自分が思っていた以上に、もっと……。
だから具合を訊かれたのだろうか。
(だがそれなら、「医師に診てもらえ」と命令していただければそれで済むはず……)
騏驥への対応なら、それが妥当だろう。いや、シィンの立場を思えば妥当以上だ。そこまで気遣ってもらえるだけで。
なのにこれは……。
考えれば考えるほど戸惑いはますます大きくなるものの、ここまでされて断るわけにはいかない。
ダンジァは意を決すると、「い——いただきます」と、些か震える声で言い、差し出された匙に口をつけた。
「!」
途端に瞠目する。口にしたそれは、それはそれは美味だったのだ。
普段食べている燕麦が、まるで違ったもののように感じられる。甘くてとろりとしてして、いくらでも入りそうだ。
「どうだ?」
興味深そうに瞳を眩かせて尋ねてくるシィンに「美味しいです」と返せば、彼は嬉しそうに目を細める。
「そうか。それはよかった。ほら——もう一口食べろ。食べただけ元気になる」
そしてそう言うと、またひと匙掬い、ダンジァの口の前に差し出してくる。
ダンジァはもう考えることは止め「ままよ」とそれも食べた。
とんでもないことをしているとはわかっていたが、現状、自分ではどうすることもできない。となればシィンに全てを委ねるしかないだろう。
彼がこれを良しとしているなら、彼がこれを望んでいるならそれに従うまでだ。
目が合うと、シィンは嬉しそうに笑う。
なんだか、彼はこの状況を楽しんでいるようだ。
そう思っていると、彼が「ふふ」と小さく笑った。
「たまには人の世話をするのも楽しいな。いつもは世話されてばかりだから新鮮だ」
その笑みは、本当に楽しそうな笑みだ。
見ているとなんだか……なんだか勘違いしてしまいそうなほど。
ダンジァは、なんとなく胸が苦しくなるのを感じてそっと視線を外した。
シィンの貌は、見ているとこちらまで楽しく幸せになってしまう。だから胸がいっぱいになる。いっぱいになって苦しくなる。
けれど同時に、どうしてか堪らなく切なくなって、胸が苦しくなる。こんな風に二人でいると、シィンが楽しそうにしているのを見ていると、「もしかしたら」と思ってしまうから。
もしかしたら、単に「騏驥の世話をしている」以上の「何か」があるのでは思えてしまうから。
身の程知らずに、あさましく想像してしまうのだ。そんなことを。
そんなことあるわけがないのに。
騏驥の身で、この国の王子を相手に一体自分は何を期待しているのか。
「あの、殿下……あとは自分が……。どうか殿下はご自分の……」
気を逸らすように、ダンジァはシィンにそう申し出る。
ダンジァに食べさせてばかりで、シィンは自分の分に手をつけていないのだ。
だがシィンはクスリと笑って首を振った。
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