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101 騏驥の弁明
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二人は無言のまま——一人は無表情で、そしてもう一人はいくらかギョッとした顔で——ダンジァたちを見つめる。
上から下まで。ダンジァの手の短剣から、踏まれているシュウインまで。
彼は相変わらずヒイヒイと悲鳴を上げながら「助けて」と繰り返している。
だが、二人はそれには反応しない。
反応しないまま、顔色を変えない方の一人——ユーファは少年を振り返り、
「とりあえず信号石を」
と手短かに告げる。
少年は「そうだった」と、慌てた様子で頷くと、持っていた袋から取り出した石を夜空に向けて放り上げた。
途端、パァッ……と花が咲くように、細かな光が四方八方へ広がる。
それを見上げ、ユーファは「ん」と満足そうに頷いた。
二人のその一連の動作で、味方がやってくるに違いない、と感じたのだろうか。
シュウインが、いっそう喧しく声を上げる。それを聞きながら、ダンジァはため息をついた。
元々、突然悲鳴のような声をあげて助けを求めたのも、薬のせいで耳が上手く機能していないダンジァに比べ、いち早く二人の接近に——正確に言えば従者の少年の接近に気づいたためだろう。
(ユーファの歩みは全く音がしない。ここへ現れ出た時も全く無音で、それは彼女と初めて会ったときことを思い出させた。この騏驥は、「始祖の血を引く」と同時に、そうした特長を持っているのだろう)
ついさっきまで、ダンジァに向けて刃を向け、殺意を向け、殺してやると口走っていたとは思えない態度だ。
助けを求めることで二人の同情を引くつもりなのだろうが……。
彼らには、自分たちは一体どう見えているのだろう。
客観的に見れば、騏驥の一人が短剣を片手に王の騏驥の一人を踏みつけている図——だ。
しかも王の騏驥の腕が折れていることも、ダンジァの服のあちこちが切られて裂けていることも一目で知れる。
そして——。すぐそこに、もう一人、王の騏驥の遺体があることも。
なのに彼らは、それを眺めているだけだ。
いきなり彼らが姿を見せたときは驚いたが、こうなってみると、彼らがこの状況に動じていないことの方に驚く。
この騏驥と少年は、一体、どういう理由で——そしてどういう経緯でここへやってきたのだろう?
ダンジァは考えるが、二人は相変わらず何をする様子もない。
そうしていると、ユーファはおもむろに服の腰のあたりにあるポケットに手を突っ込んだ。そして、そこから取り出した小さな菓子(?)のようなものを食べ始める。
菓子……いや、違う。あれは待機場所に準備されていた軽食の一つだ。
煮た果物や焼いた肉を、薄く焼いたパンのようなもので挟み、小さく切り分けた軽食。
彼女はいつどこで入手したのだろう……?
不思議に思うダンジァの視線の先で、ユーファはそれを次々と口に放り込む。
まるで、もう自分の仕事は終わった、と言うように。
食べ物は右のポケットと左のポケット両方に入っているようだ。
しかしポケットは全く膨らんでおらず、その黒く優雅な衣装は、彼女のほっそりとしなやかな身体を、綺麗に包んでいる。
この間見た服とはまた少し違うが、可愛らしい印象だった以前のものに比べ、これは少し大人っぽい雰囲気だ。
どちらもとても似合っている。そして、あのポケット。
魔術がかけられているのだとしたら、一体どうやってこの服を作っているのだろう。
この騏驥の食欲同様、纏う服もまた謎だ。
考え込むダンジァをよそに、ユーファはその軽食を美味しそうに食べ続けている。
少年は少年で、彼女の様子は気にしていない顔で周囲をキョロキョロしているだけだから、「そういうもの」と理解しているのだろう。
騒いでいるのは、相変わらず足の下のシュウインだけだ。
痛い。助けて。なぜこんな目に——。
ダンジァにしてみれば「何を今更」としか言いようのない泣き言と文句を、さも被害者のように繰り返している。
(こんなことなら、声も出せなくなるぐらいのことはしておくべきだったかな……)
流石のダンジァも、そろそろうんざりし始めたとき。
大勢が近づいてく足音、そして、彼らが携えているだろう武器の音が聞こえてくる。
剣、あとは捕縛用の魔術の込められた縄や金鎖だ。衛士たちだろう。
程なく、予想通り数十人の衛士が、次いで、彼らを率いていると思しきツェンリェンが、そして少し遅れてウェンライが姿を見せた。
流石に予想していなかった光景なのか、彼らは顔を顰めてダンジァたちを見る。
しかし素早く衛士たちに指示すると、彼らはあっという間にダンジァとシュウインを取り囲んだ。
ダンジァはシュウインを踏んでいた足を退けると、騎士に向け——ツェンリェンとウェンライに向けて、その場に片膝をついて頭を下げる。
途端、「助かった!」と思ったのだろう。シュウインは胸部の痛みに顔を顰めながらも、転がるように身を起こして後ずさる。
そして辺りの衛士に、必死になって「何があったか」を訴えている。泣かんばかりの声で。もちろん彼に都合のいいことだけを。
「……どういうことですか」
それには耳を貸さず、しかし二人に向けて鋭く問うてきたのはウェンライだった。
彼は、ユーファと従者の少年を労っているツェンリェンをチラと見たのち、こちらへ歩み寄ってくると、ダンジァとシュウインを等分に見る。否——。睨む。
ダンジァが口を開くより早く、
「お聞きください!!」
シュウインが声を上げたかと思うと、彼は「衛士たちではなくこちらに聞いてもらわなければ」と言わんばかりの勢いで、ウェンライの足に取り縋るようにしながら話し始める。
そしてその内容はといえば、「なるほどそういう筋書きだったのか」というものだ。
曰く——。
自分たちが医館へ向かっていると、ダンジァたちの飲み物に薬を混入したのではと疑われ、捜索されていた王の騏驥が不意に姿を見せ、ダンジァに話があると持ちかけた。行かないほうがいいと引き止めたが、ダンジァは話を聞かなければ気が済まないと彼についていき、仕方なく自分もここまでやってきた。
しかし自分が着いた時には二人は争い、揉み合っており、王の騏驥が持っていた短剣でダンジァが王の騏驥を殺してしまった。
それを見ていた自分も、殺されそうになっていた……。
——そんな話を、シュウインは時に涙ながらに、そして時には落ち着こうとしても落ち着けない、といった様子で、そして時には、あろうことか、まるでダンジァを庇うかのようにして話す。
(曰く「王の騏驥を殺してしまったのは決してわざとではないと思うのです。彼はそんなことをする騏驥ではありません。おそらく揉み合っているうちの事故だったのでしょう。けれどその後、彼は動揺したのか、わたしを——」)
それは、ついさっきまで彼の憎しみの刃に晒され、殺されかけていたダンジァでさえ聞き入ってしまうほどの現実味のある話だ。
聞きながら、ある意味感心するとともに、ある意味哀れにも思った。
彼が少し前に言っていた事を思い出したのだ。
『そんな風に、役に立たないことをして過ごすしか、時間の潰しようがないんだよ。……王の騏驥は』
『来る日もくる日もずっとずっと、陛下や殿下のためだけにこの城の中で過ごすしかないんだ……』
これは想像に過ぎないけれど、この城の中で、限られた世界の中で、彼ら王の騏驥がせめて出来たことといえば、想像することや空想することだけだったのではないだろうか。ここではないどこかいる自分。違う生活をしている自分……。
王の騏驥に比べれば比較的自由のあるダンジァだって、ふと想うことはあるのだ。自分が騏驥になっていなければどうなっていただろう、どんな人生を送っていただろう、と。
過去の「あの遠征」の後は特に思ったものだ。あの事件に巻き込まれることがなかったなら、自分はどんなふうに暮らしていただろう——と。
彼らも——彼もそんな風に思い巡らせることが多かったのではないだろうか。
それこそ——何が現実なのか自分でもわからなくなってしまうほどに。
上から下まで。ダンジァの手の短剣から、踏まれているシュウインまで。
彼は相変わらずヒイヒイと悲鳴を上げながら「助けて」と繰り返している。
だが、二人はそれには反応しない。
反応しないまま、顔色を変えない方の一人——ユーファは少年を振り返り、
「とりあえず信号石を」
と手短かに告げる。
少年は「そうだった」と、慌てた様子で頷くと、持っていた袋から取り出した石を夜空に向けて放り上げた。
途端、パァッ……と花が咲くように、細かな光が四方八方へ広がる。
それを見上げ、ユーファは「ん」と満足そうに頷いた。
二人のその一連の動作で、味方がやってくるに違いない、と感じたのだろうか。
シュウインが、いっそう喧しく声を上げる。それを聞きながら、ダンジァはため息をついた。
元々、突然悲鳴のような声をあげて助けを求めたのも、薬のせいで耳が上手く機能していないダンジァに比べ、いち早く二人の接近に——正確に言えば従者の少年の接近に気づいたためだろう。
(ユーファの歩みは全く音がしない。ここへ現れ出た時も全く無音で、それは彼女と初めて会ったときことを思い出させた。この騏驥は、「始祖の血を引く」と同時に、そうした特長を持っているのだろう)
ついさっきまで、ダンジァに向けて刃を向け、殺意を向け、殺してやると口走っていたとは思えない態度だ。
助けを求めることで二人の同情を引くつもりなのだろうが……。
彼らには、自分たちは一体どう見えているのだろう。
客観的に見れば、騏驥の一人が短剣を片手に王の騏驥の一人を踏みつけている図——だ。
しかも王の騏驥の腕が折れていることも、ダンジァの服のあちこちが切られて裂けていることも一目で知れる。
そして——。すぐそこに、もう一人、王の騏驥の遺体があることも。
なのに彼らは、それを眺めているだけだ。
いきなり彼らが姿を見せたときは驚いたが、こうなってみると、彼らがこの状況に動じていないことの方に驚く。
この騏驥と少年は、一体、どういう理由で——そしてどういう経緯でここへやってきたのだろう?
ダンジァは考えるが、二人は相変わらず何をする様子もない。
そうしていると、ユーファはおもむろに服の腰のあたりにあるポケットに手を突っ込んだ。そして、そこから取り出した小さな菓子(?)のようなものを食べ始める。
菓子……いや、違う。あれは待機場所に準備されていた軽食の一つだ。
煮た果物や焼いた肉を、薄く焼いたパンのようなもので挟み、小さく切り分けた軽食。
彼女はいつどこで入手したのだろう……?
不思議に思うダンジァの視線の先で、ユーファはそれを次々と口に放り込む。
まるで、もう自分の仕事は終わった、と言うように。
食べ物は右のポケットと左のポケット両方に入っているようだ。
しかしポケットは全く膨らんでおらず、その黒く優雅な衣装は、彼女のほっそりとしなやかな身体を、綺麗に包んでいる。
この間見た服とはまた少し違うが、可愛らしい印象だった以前のものに比べ、これは少し大人っぽい雰囲気だ。
どちらもとても似合っている。そして、あのポケット。
魔術がかけられているのだとしたら、一体どうやってこの服を作っているのだろう。
この騏驥の食欲同様、纏う服もまた謎だ。
考え込むダンジァをよそに、ユーファはその軽食を美味しそうに食べ続けている。
少年は少年で、彼女の様子は気にしていない顔で周囲をキョロキョロしているだけだから、「そういうもの」と理解しているのだろう。
騒いでいるのは、相変わらず足の下のシュウインだけだ。
痛い。助けて。なぜこんな目に——。
ダンジァにしてみれば「何を今更」としか言いようのない泣き言と文句を、さも被害者のように繰り返している。
(こんなことなら、声も出せなくなるぐらいのことはしておくべきだったかな……)
流石のダンジァも、そろそろうんざりし始めたとき。
大勢が近づいてく足音、そして、彼らが携えているだろう武器の音が聞こえてくる。
剣、あとは捕縛用の魔術の込められた縄や金鎖だ。衛士たちだろう。
程なく、予想通り数十人の衛士が、次いで、彼らを率いていると思しきツェンリェンが、そして少し遅れてウェンライが姿を見せた。
流石に予想していなかった光景なのか、彼らは顔を顰めてダンジァたちを見る。
しかし素早く衛士たちに指示すると、彼らはあっという間にダンジァとシュウインを取り囲んだ。
ダンジァはシュウインを踏んでいた足を退けると、騎士に向け——ツェンリェンとウェンライに向けて、その場に片膝をついて頭を下げる。
途端、「助かった!」と思ったのだろう。シュウインは胸部の痛みに顔を顰めながらも、転がるように身を起こして後ずさる。
そして辺りの衛士に、必死になって「何があったか」を訴えている。泣かんばかりの声で。もちろん彼に都合のいいことだけを。
「……どういうことですか」
それには耳を貸さず、しかし二人に向けて鋭く問うてきたのはウェンライだった。
彼は、ユーファと従者の少年を労っているツェンリェンをチラと見たのち、こちらへ歩み寄ってくると、ダンジァとシュウインを等分に見る。否——。睨む。
ダンジァが口を開くより早く、
「お聞きください!!」
シュウインが声を上げたかと思うと、彼は「衛士たちではなくこちらに聞いてもらわなければ」と言わんばかりの勢いで、ウェンライの足に取り縋るようにしながら話し始める。
そしてその内容はといえば、「なるほどそういう筋書きだったのか」というものだ。
曰く——。
自分たちが医館へ向かっていると、ダンジァたちの飲み物に薬を混入したのではと疑われ、捜索されていた王の騏驥が不意に姿を見せ、ダンジァに話があると持ちかけた。行かないほうがいいと引き止めたが、ダンジァは話を聞かなければ気が済まないと彼についていき、仕方なく自分もここまでやってきた。
しかし自分が着いた時には二人は争い、揉み合っており、王の騏驥が持っていた短剣でダンジァが王の騏驥を殺してしまった。
それを見ていた自分も、殺されそうになっていた……。
——そんな話を、シュウインは時に涙ながらに、そして時には落ち着こうとしても落ち着けない、といった様子で、そして時には、あろうことか、まるでダンジァを庇うかのようにして話す。
(曰く「王の騏驥を殺してしまったのは決してわざとではないと思うのです。彼はそんなことをする騏驥ではありません。おそらく揉み合っているうちの事故だったのでしょう。けれどその後、彼は動揺したのか、わたしを——」)
それは、ついさっきまで彼の憎しみの刃に晒され、殺されかけていたダンジァでさえ聞き入ってしまうほどの現実味のある話だ。
聞きながら、ある意味感心するとともに、ある意味哀れにも思った。
彼が少し前に言っていた事を思い出したのだ。
『そんな風に、役に立たないことをして過ごすしか、時間の潰しようがないんだよ。……王の騏驥は』
『来る日もくる日もずっとずっと、陛下や殿下のためだけにこの城の中で過ごすしかないんだ……』
これは想像に過ぎないけれど、この城の中で、限られた世界の中で、彼ら王の騏驥がせめて出来たことといえば、想像することや空想することだけだったのではないだろうか。ここではないどこかいる自分。違う生活をしている自分……。
王の騏驥に比べれば比較的自由のあるダンジァだって、ふと想うことはあるのだ。自分が騏驥になっていなければどうなっていただろう、どんな人生を送っていただろう、と。
過去の「あの遠征」の後は特に思ったものだ。あの事件に巻き込まれることがなかったなら、自分はどんなふうに暮らしていただろう——と。
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